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会社名 |
変な商社株式会社 |
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業界 |
ツーリズム |
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業種 |
旅行系専門商社 |
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従業員規模 |
26名(2026年7月現在) |
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システムの種類 |
発注管理システム |
インタビュー担当者
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変な商社 |
CTO 青島 新様 |
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Jitera |
プロジェクトマネージャー 藤野 祐子 |
ツーリズム業界の専門商社として2017年に創業した変な商社株式会社。
ホテル・旅館等の宿泊施設に向けた備品・消耗品の卸売や、ロボットの導入やシステム開発といったテクノロジーの力で業務効率化や業界のDXに貢献してきました。
そんななか、消耗品・備品の受発注業務は未だに電話やFAXを多用する環境から脱却ができず、属人的かつ非効率な処理業務や受発注管理が課題となっていました。
このような課題を、受発注システムの開発によって解決し、レガシーなホテル業界の業務効率化を目指したのがホテル・宿泊業界のDXプラットフォーム「Rakuder(ラクダー)」です。
Rakuderの開発会社にJiteraを選んだ背景や、ユーザー視点に立ったシステム開発、利便性の追求について取り組んできた内容を、変な商社株式会社 CTOの青島さんとJitera PMの藤野にインタビューしました。
課題
・電話やFAX、メールが主流の属人的な受発注業務
・非効率な処理業務や受発注管理
解決策
・ホテル、商社、サプライヤーの受発注〜検品作業まで管理できるシステム開発
期待される効果
・誰でも受発注業務ができる
・検品作業がスマホででき、検品漏れを防ぐ
・ホテル、商社、サプライヤーが同一システム上で受発注管理ができる
一歩踏み込んだシステムの「提案」がJiteraを選んだ決め手に
― レガシーなホテル業界で抱えておられた課題と、それを「Rakuder」を用いて解決しようと思った背景について教えてください。
青島氏: ホテル業界の受発注業務は、未だに電話かFAX、メールを使うのが主流となっていて、データについても一元管理がされていないなど、言ってしまえば“勘と経験”で発注を行っているのが課題でした。
ホテルによって、業務効率化を狙ったシステム自体は導入しているものの、あまり業界に浸透しておらず、煩雑かつ個人の経験や勘に頼ったオペレーションに依存しているところも多いのが現状です。
また、ホテル業界は人手不足の深刻化が課題とされています。本当に業界全体で受発注の仕組みを変えていかないと、この先立ち行かなくなるほど人手が足りていません。
こうしたなか、我々はツーリズム業界の専門商社だからこそ「業界の抱える大きな課題を解決したい」という思いから、「受発注の統合システム」を作り、それをプラットフォーム化していくプロジェクトを立ち上げました。
その流れでコンペを実施させていただき、数社の応募の中でJiteraは「提示いただいた予算であれば、頂いた要件に加えて、こんなことも開発できる」と積極的な提案をくださったので、開発パートナーに選ばせていただきました。

業界特有の課題やニーズに合わせたプロダクトの磨き込み
― Rakuderの開発で苦労した部分はどのような点ですか?
藤野: Rakuderを開発していく上では、「ホテル」、「商社」、「サプライヤー」という3つのユーザーを意識する必要がありました。
変な商社さんには業界の課題解決に向けた強い思いがあったからこそ、当初の想定よりも規模の大きい開発プロジェクトになり、あれもやりたい、これもやりたいと要件がどんどん増えていく——。開発する機能の取捨選択や優先順位決めなど、全体最適を考えながら要件定義していくのはかなり大変な作業でしたね。

青島氏: 初期リリースの段階では、現場で最低限使える水準のシステムにすることを心がけていましたが、その後、ユーザーの意見をヒアリングしつつ、プロダクトの改善を進めていくなかで、「チャットで連絡をしたい」という要望があり、さらに機能を追加していきました。 ホテルの現場では、電話やメールでのやりとりが主流ですが、若い世代を中心にチャットでのコミュニケーションに慣れていることや、どんな時間でも手軽に送信できるという話があり、チャット機能を開発していただきました。ホテルには夜勤があり、電話したいタイミングが商社の営業時間外となることも多々あるので、いつでも送信できるメリットは大きいと感じています。
藤野: 加えてホテルの現場では、パソコンの前ではなく倉庫などに行き検品や発注を行うことが多くあります。その際にスマホで確認する必要があったため、ユーザーから「モバイルレスポンシブにも対応してほしい」という要望をいただきました。そこで、モバイル端末でもRakuderが使いやすい仕様に改善しました。
これまで、商社側では検品の確認手段が限られていましたが、ホテルでの検収作業をシステム上で即時確認できるようになったため、コミュニケーションコストの削減に繋がっています。
また、実装している帳票だけで見積、発注、伝票、納品書、請求書の5種類があるのですが、これらをユーザー自身がダウンロードできる機能も入れています。今後はそこに領収書も追加するプランもあります。あらゆるホテル業務の効率化を図れるように、Rakuderのブラッシュアップを続けていきたいですね。

ユーザー起点で必要な機能追加やプロダクト改善をスピーディに行う
― 現在はいくつかのホテルでRakuderが導入され、実際に現場で使われているとのことですが、どのような評判や反響がありますか。
青島氏: 現在いくつかのホテル様にモニター利用をしていただいておりまして、不具合や改善点があればどんどん要望を出してほしいと伝えています。
実際にRakuderを使っているホテル様からは、「この部分をこうしてほしい」とか「こんな機能があったら便利になる」といういろいろな意見やフィードバックをもらうことができています。
しっかりとツールを使ってくれているからこそ、我々では気づけない改善点が見つかり、より良いプロダクトにしていくためのヒントを得ることができています。
― Jiteraが開発支援させていただくなかで、現時点における仕上がりの感想があればお聞かせください。
青島氏: システム全体的に、結構無理を言って機能をたくさん入れてもらったのですが、とても使いやすさを感じています。また、受発注業務に必要な機能が網羅されているので、今の段階でも十分に自信を持ってプロダクトを世の中に出せる状態だといえるのではないでしょうか。

藤野: ご評価いただきありがとうございます。ただ、もっとやりたいことはたくさんあって。
現状はホテルが変な商社さんに消耗品・備品を発注していますが、それ以外にECサイトを通じた発注もあり、ホテル側の請求書管理が煩雑になっています。それに対し、外部のECサイトにRakuderを連携させて注文書を作れば、受発注が一元的にRakuderで管理ができるようになる。そんな機能などの実現に向けて、今後もプロダクト改善を進めたいと考えています。
プロダクトづくりに関しては、受発注に際して必要な基本的な機能を実装したことや、ホテルが注文したデータの集計結果をグラフィカルに表示するデザインなど、随所にこだわりを持って開発しました。
なかでも、変な商社さんが持っている管理機能を切り出し、外部の商社にも商社機能を解放していく機能をリリースしたときは、開発フェーズの大きな山場だったと感じています。備品の発注時に想定しうるパターンを、いくつも考えながら開発を進めていったので、正直かなり工数のかかる作業でした。
青島氏: ホテルは、弊社だけから物を調達しているわけではなく、多くの商社と取引されています。Rakuderで一元的に受発注管理をするために必要なシステム開発でしたが、3ヶ月くらいかかるのではないかと想定していた改修作業を、Jiteraのエンジニアは1ヶ月という短いリードタイムで終わらせたのは本当にすごいなと思いました。あらためて、技術力と実装力の高さに驚いています。
Jiteraの開発支援は「伴走」を超えた“情熱”や“絆”がある
― 他の会社へJiteraを薦めるとしたら、どのようなメリットや強みがあると思いますか?
青島氏: Rakuderというプロダクトへの理解がすごく深いなと感じています。いわゆるシステム開発を依頼する開発会社ではなく、一緒にプロダクトを作っていくスタンスで関わってくれているのが、非常に助かっています。
単なる伴走支援にとどまらない、我々と共に「ホテル業界のDXに貢献したい」という情熱を注いでくれているような気概を感じます。
事業理解や提案力もさることながら、プロダクトのあるべき姿を考え、開発をリードしてくれるのは、まさにJiteraの大きな強みだと思います。
― 最後に、今後の展望として描いている目標を教えてください。
青島氏: ホテル業界のデジタル変革を牽引する“DX商社”のような立ち位置になっていきたいと考えています。
最近では「モノ売り」から「コト売り」へというように、売っているのはシステムやモノだったりしますが、我々が提供するものはDXだからコト売りです。
Rakuderのブラッシュアップを重ねて、ホテルに価値提供し続けるために、我々も伝統的な「商社」から変わっていく必要性を強く感じています。
また、今は受発注がメインですが、将来的にはホテル経営にも活用できるプラットフォームへと進化させていきたいですね。例えば、データ分析を生かして需要予測するとか、Rakuderの提供する付加価値を拡充していくビジョンを持っています。
ホテルが何か欲しいとか、何かしたいと思ったら、Rakuderを使って全部できるという世界観を目指していきたいと思っています。
Rakuderホームページ: https://rakuder.jp/

