現代社会では、個人情報や機密情報など、重要なデータが大量に扱われていますが、これらのデータが漏えいや改ざんされた場合、企業の信用失墜や顧客の離反につながる重大な問題となります。
そこで必要なのが、データ暗号化ソフトです。
データ暗号化ソフトを使えば、重要なデータを安全に保護、やりとりすることができます。
この記事では、おすすめのデータ暗号化ソフトを20選を紹介します。
データ暗号化ソフトの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
高校からHTML/CSS/COBOL/C++/Rubyに触れ、システム管理やCMSなど幅広く網羅。建築士から転身し、Webメディアの制作を主軸とした会社を設立。ITパスポート所有。趣味は建築物巡り。
データ暗号化とは?
データ暗号化とは、データの情報を第三者が読めないように、暗号化することで、情報漏えいを防ぐためのセキュリティ対策です。
暗号化を行うことで、データが意味不明な文字列に変換され、第三者が内容を解読することができなくなります。
データ暗号化の必要性は、現代社会においてますます高まっています。個人情報や機密情報などの重要なデータは、パソコンやスマートフォン、クラウドなど、さまざまな場所で扱われています。
これらのデータが、盗難や紛失、不正アクセスなどの被害に遭った場合、企業の信用を失う可能性が高いのです。
データ暗号化は、このようなデータ漏えいのリスクを低減するために、有効な手段のひとつです。
データ暗号化を導入することで、データの安全性を高め、情報漏えいのリスクを軽減することができます。
データ暗号化の仕組み
データ暗号化の仕組みは、対象暗号化と非対称暗号化の2つの方法があります。
対称暗号化
対称暗号化は、同じ鍵を使って暗号化と復号を行う方法です。
暗号化と復号を行うための鍵を、事前に共有しておく必要があります。
対称暗号化は、暗号化と復号の処理が高速で、比較的容易に実装できるというメリットがあります。
しかし、鍵が漏洩した場合、暗号化されたデータもすべて解読されてしまうというデメリットもあります。
非対称暗号化
非対称暗号化は、異なる鍵を使って暗号化と復号を行う方法です。
暗号化用の鍵と復号用の鍵の2種類の鍵を用意する必要があります。
非対称暗号化は、鍵が漏洩しても、暗号化されたデータは復号できないというメリットがあります。
しかし、暗号化と復号の処理が遅いというデメリットがあります。
データ暗号化の方法
データ暗号化の方法は、暗号化するデータの種類や、暗号化を行う目的によって異なります。
ファイル暗号化
ファイル暗号化は、ファイル単位で暗号化する方法です。
個人情報や機密情報が含まれるファイルを暗号化することで、データ漏えいを防ぐことができます。
ファイル暗号化は、比較的簡単に導入できるというメリットがあります。
また、特定のファイルだけを暗号化したい場合に適しています。
ディスク暗号化
ディスク暗号化は、ドライブ全体を暗号化する方法です。
パソコンのハードディスクやSSDを暗号化することで、データ漏えいを防ぐことができます。
ディスク暗号化は、ファイル暗号化よりも強固なセキュリティを実現することができます。
また、パソコンを紛失・盗難した場合でも、データが第三者にアクセスされるリスクを軽減することができます。
通信暗号化
通信暗号化は、通信経路上のデータを暗号化する方法です。
インターネットやVPNなどの通信経路上でデータを暗号化することで、データ漏えいを防ぐことができます。
通信暗号化は、パソコンやスマートフォンのデータを、インターネット経由で送受信する場合に適しています。
データ暗号化の仕組みや方法を理解し、適切なデータ暗号化ソフトを選ぶことで、データの安全性を高めることができます。
データ暗号化ソフトの種類
データ暗号化ソフトは、暗号化対象や機能によって、さまざまな種類があります。
ここでは、データ暗号化ソフトの種類について解説していきます。
データ暗号化ソフトは、大きく分けて、3つのカテゴリに分けることができます。
エンドポイント暗号化
エンドポイント暗号化とは、PCやスマートフォンなどの端末のデータを暗号化する方法です。
端末を紛失したり、盗難に遭ったりした場合に、データの漏洩を防止することができます。
エンドポイント暗号化ソフトは、主に以下の機能を備えています。
- ファイル単位、フォルダ単位、ディスク全体の暗号化
- ファイルの暗号化履歴管理
- 暗号化キーの管理
エンドポイント暗号化ソフトは、さまざまなメーカーから提供されており、製品によって機能や価格が異なります。
自社のニーズに合わせて、適切な製品を選びましょう。
クラウドデータ暗号化
クラウドデータ暗号化とは、クラウド上のデータを暗号化する方法です。クラウドサービスを利用してデータを保管している場合、データ漏洩のリスクを高めてしまいます。
クラウドデータ暗号化ソフトを導入することで、クラウド上のデータを保護することができます。
クラウドデータ暗号化ソフトは、主に以下の機能を備えています。
- ファイル単位、フォルダ単位の暗号化
- 暗号化キーの管理
- データの復号
クラウドデータ暗号化ソフトは、クラウドサービスごとに対応製品が用意されています。
自社で利用しているクラウドサービスに対応した製品を選びましょう。
クラウドの導入に関しては、こちらの記事で解説しています。ぜひこちらもご覧ください。
データベース暗号化
データベース暗号化とは、データベースのデータを暗号化する方法です。データベースには、企業の重要な情報が蓄積されています。
データベース暗号化ソフトを導入することで、データベースのデータを保護することができます。
データベース暗号化ソフトは、主に以下の機能を備えています。
- データベースの暗号化
- 暗号化キーの管理
- データの復号
データベース暗号化ソフトは、データベースの種類や管理方法によって、さまざまな製品があります。
自社の環境に合わせて、適切な製品を選びましょう。
ファイル共有暗号化
ファイル共有暗号化とは、ファイルを他者と共有する際にデータを暗号化する方法です。
ファイルを共有する相手だけが閲覧できるようにすることで、不正なアクセスや情報漏洩のリスクを軽減できます。
ファイル共有暗号化ソフトは、主に以下の機能を備えています。
- ファイルやフォルダの暗号化
- 共有時の認証とアクセス制御
- 暗号化キーの管理と共有
ファイル共有暗号化ソフトは、各種ファイル共有サービスと連携できる製品も多く、企業間のやり取りにも便利です。
自社のファイル共有方法やセキュリティ方法に合った製品を選びましょう。
その他の種類
その他にも、さまざまな種類のデータ暗号化ソフトがあります。例えば、以下のような種類があります。
- 通信データ暗号化:通信中のデータを暗号化する方法です。VPNやTLSなど、さまざまな方式があります。
- メール暗号化:メールの本文や添付ファイルを暗号化する方法です。PGPやS/MIMEなど、さまざまな方式があります。
【エンドポイント暗号化】おすすめデータ暗号化ソフト4選!
ここからは、おすすめのデータ暗号化ソフトをご紹介します。
まずは、エンドポイント暗号化が可能なソフトをご紹介します。
ツール名 | 機能 | 習得の難易度 | 料金 | 拡張性 |
Check Point Full Disk Encryption | ・ハードディスク全体を暗号化 ・シングルサインオンとの連携 ・スクリーンセーバーロック ・ポリシー作成・管理機能 ・パスワード再設定機能 ・リカバリファイルの管理 |
中 | 要問い合わせ | 低 |
Trellix Endpoint Security | ・ファイアウォール ・Web管理 ・適応脅威対策 |
高 | ・51-100アカデミック:9,172円/年 ・251-500アカデミック:7,795円/年 |
高 |
PGP Desktop | ・電子メールの暗号化と送信 ・デジタル署名 ・ファイルの暗号化 |
中 | 要問い合わせ | 高 |
BitLocker | ・フルディスク暗号化 ・ファイルベースの暗号化 |
低 | 要問い合わせ | 中 |
Check Point Full Disk Encryption
- 強固な暗号化
- 柔軟な運用
- 統合管理
Check Point Full Disk Encryptionは、チェックポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社が提供する、ハードディスク全体を暗号化するソリューションです。
AES-256bitの強固な暗号アルゴリズムを使用して、ハードディスク全体を暗号化します。また、暗号化キーの管理方法や、暗号化の適用範囲を細かく設定することができます。
Check Point Full Disk Encryption
Trellix Endpoint Security
- 多層防御でエンドポイントを保護
- 機械学習による高度な脅威検知
- シンプルな管理で運用負荷を軽減
Trellix Endpoint Securityは、McAfee EnterpriseとFireEyeが統合されたTrellixが提供する次世代エンドポイントセキュリティソリューションです。
マルウェア対策やエンドポイント保護、脆弱性管理など、さまざまな機能を提供しています。
高度なセキュリティ機能を備えており、情報漏洩を防止します。
PGP Desktop
- 強固な暗号化アルゴリズム
- 使いやすいインターフェース
- 幅広い対応プラットフォーム
PGP Desktopは、株式会社日本システムディベロップメント提供しているデータ暗号化ソフトです。
電子メールやファイル、ディスクなどの暗号化することができます。
強力な暗号化アルゴリズムを使用してデータを暗号化。
初心者でも簡単に使用できるように設計されており、WindowsやMac、Linuxなどの幅広いプラットフォームに対応しています。
BitLocker
- ボリューム全体の暗号化
- 自動ロック解除可能
- データ保護の簡便性が高い
BitLockerは、Windowsに備わるセキュリティ機能で、パソコンやデバイスのデータ全体を暗号化する仕組みです。
BitLockerを使用することで、デバイスが紛失したり盗難に遭ったりしても、不正なアクセスから情報を守ることができます。
デバイスが意図せず持ち出されたり、ハードドライブを別の機器に移されたりした場合でも暗号化されているため、情報が簡単に見られることはありません。
不要になったデバイスを処分する場合もデータの復元を防ぐことができるため、安心してリサイクルや廃棄が可能です。
【クラウドデータ暗号化】おすすめデータ暗号化ソフト4選!
ここからは、クラウドデータ暗号化のおすすめソフトを4つご紹介します。
ツール名 | 機能 | 習得の難易度 | 料金 | 拡張性 |
DirectCloud-SHIELD | ・ファイルの自動暗号化 ・アクセス権限管理 ・リモート削除機能 ・DLPエリアからの文書の持ち出し制限 ・ユーザー利用の制限 ・透かし機能 ・電子透かしによる著作権の保護・不正コピー制限 |
中 | 要問い合わせ | 高 |
DataClasys | ・ファイル暗号化による情報の保護 ・情報漏洩に繋がる操作の制御 ・共有フォルダの自動暗号化 ・なりすましを防止する認証機能 ・USBドングルによる二要素認証 |
中 | 要問い合わせ | 高 |
Boxcryptor | ・インターネット経由のデータ送信 | 中 | 要問い合わせ | 中 |
Vormetric Cloud Encryption | ・ポリシーや暗号鍵の管理 ・データへのアクセスをトラック ・ダッシュボード機能 ・クラウドストレージの利用状況確認 |
低 | 12,300円/年 | 高 |
DirectCloud-SHIELD
- 強固な暗号化
- 多層防御
- クラウドネイティブ
DirectCloud-SHIELDは、株式会社ダイレクトクラウドが提供するクラウドストレージ向け情報漏洩対策ソリューションです。
データの暗号化に加えて、ファイルのアクセス制御やファイルの持ち出し制御、ファイルの閲覧制御などの機能を組み合わせることで、多層防御を実現しています。
DataClasys
- 強固なセキュリティ
- 柔軟な運用性
- 豊富な実績
DataClasysは、株式会社データクレシスが提供する情報漏洩を防止するデータ暗号化ソフトです。
強固なセキュリティとファイルの適用範囲やアクセス権限を細かく設定可能で柔軟な運用性を両立し、さまざまな企業や組織のニーズに対応しています。
Boxcryptor
- 幅広いクラウドサービスに対応
- ユーザーによる鍵管理
- シームレスな操作性
Boxcryptorは、OneDriveやSharePoint、Dropbox、Google Driveなど、さまざまなクラウドサービスでのデータを暗号化して保護するツールです。
クラウド上に保存するファイルを暗号化することで不正アクセスや情報漏洩のリスクを低減し、より安全にファイルを共有できます。
Boxcryptorはクラウドサービスに依存することなく、企業や個人が自分で暗号化の鍵を管理できる点が特徴です。
これにより、暗号化されたファイルを自分が信頼する人だけが見られるようにコントロールすることができます。
また、暗号化と復号の操作はスムーズに行えるため、クラウド利用がより安心してできるようになります。
Vormetric Cloud Encryption
- 堅牢で継続的コントロール
- 可視化と監査
- アジャイルなパフォーマンス
Vormetric Cloud Encryptionは、企業がクラウドストレージ上のデータを安全に保つためのソフトです。
Amazon S3やBox、Caringoといったクラウドサービスに保存する前に機密データを暗号化することで、外部からの不正アクセスやデータ漏洩のリスクを軽減します。
Vormetric Cloud Encryptionの特徴は、暗号化に使用する鍵を企業が自社で管理できる点です。
この鍵管理は、Vormetricの「Data Security Manager(DSM)」という管理ツールで行い、ユーザーがクラウド上の情報資産をしっかりと管理できるようになっています。
これにより、クラウドサービス提供者に暗号鍵の管理を任せる必要がなく、自社のデータがクラウドプロバイダの管理を離れることがありません。
【データベース暗号化】おすすめデータ暗号化ソフト5選!
ここからは、データベース暗号化のおすすめツールをご紹介します。
ツール名 | 機能 | 習得の難易度 | 料金 | 拡張性 |
SafeNet ProtectDB | ・Databaseグループマッピング機能 ・データベース |
中 | 要問い合わせ | 低 |
MyDiamo | ・暗号化機能 ・アクセス制御機能 ・監査機能 |
低 | ・Standard Edition:年額174,000円以上 ・Enterprise Edition:年額434,000円以上 |
高 |
Server-GENERAL | ・権限分離 ・256ビットの対象鍵 ・暗号鍵のローテーション ・24時間のデータ監視 |
低 | ・月額35,000円/2レポジトリ(税抜) ・年額350,000円/2レポジトリ(税抜) |
中 |
IBM Guardium | ・データの検出と分類を自動化 ・アクティビティー監視とデータ保護 ・データ・コンプライアンスを迅速化 ・セキュリティー体制の管理 |
中 | 要問い合わせ | 中 |
Oracle Advanced Security | ・透過的なデータ暗号化 ・柔軟なキー管理 ・エクスポートの暗号化 ・バックアップの暗号化 ・データ・リダクション |
中 | 要問い合わせ | 中 |
SafeNet ProtectDB
- 強固な暗号化
- ハイパフォーマンス
- 柔軟な運用
SafeNet ProtectDBは、タレスDISジャパン株式会社が提供するデータベースを暗号化するソリューションです。
ハードウェアベースの暗号化処理を採用することで、ハイパフォーマンスを実現します。
これにより、データベースのパフォーマンスへの影響を最小限に抑えることができます。
MyDiamo
- 暗号化の導入が簡単
- 必要なデータだけを暗号化
- アクセス制御と監査機能が付属
MyDiamoは、ペンタセキュリティ株式会社が提供するデータベースのデータを暗号化するソリューションです。
データベースのエンジンレベルで暗号化を実現しているため、アプリケーションのコードやクエリーを改修する必要がありません。
そのため、システムの改修や運用コストを抑えることができます。また、データベースへのアクセス権限を細かく設定可能で、データへのアクセス履歴を記録・保存することができます。
Server-GENERAL
- 強固な暗号化
- 多様な暗号化対象
- 柔軟な運用
Server-GENERALは、株式会社ソフトエイジェンシーが提供するサーバー向けの暗号化ソリューションです。
ファイルやディレクトリ、データベースやメール、仮想マシンなど、さまざまなデータを暗号化することができます。
また、暗号化キーの管理方法や、暗号化の適用範囲を細かく設定が可能です。
IBM Guardium
- 広範囲の可視性と監視
- 脆弱性の特定とコンプライアンス対応
- オンプレミスとクラウドの両方をサポート
IBM Guardiumは、重要なデータを保護するために設計されたセキュリティプラットフォームです。
オンプレミスとクラウド環境の両方で機密データをしっかりと守り、外部からの脅威だけでなく内部からの不正アクセスも監視します。
特徴は、データ保護のライフサイクル全体にわたって、コンプライアンスの要件に応じた管理ができる点です。
データの不正アクセスをリアルタイムで検知することで、企業のセキュリティ体制を強化します。
Oracle Advanced Security
- 透過的データ暗号化(TDE)
- 動的データマスキング
- シンプルな設定
Oracle Advanced Securityは、データベースに保存された機密情報を安全に管理するためのツールです。
データの暗号化やデータマスクといった機能が組み込まれており、設定もシンプルで使いやすい点が特徴です。
まず、透過的データ暗号化(TDE)機能によって、データベースの表領域に保存された機密データを自動的に暗号化します。
これにより、データベースにアクセスできる権限を持つ人でも、暗号化された情報に簡単にはアクセスできなくなります。
また、データ・リダクション機能を利用することで、データベースから取り出された機密データを動的にマスクし、必要に応じてデータの一部だけを見せることが可能です。
【ファイル共有暗号化】おすすめデータ暗号化ソフト6選!
ここからは、ファイル共有暗号化のソフトを6つご紹介します。
ツール名 | 機能 | 習得の難易度 | 料金 | 拡張性 |
FileCapsule | ・ファイルの暗号化 ・多様な暗号化方法が選択可能 ・自動変換機能 ・柔軟なファイル作成 ・アプリケーションとの連携 |
中 | 無料 | 中 |
アタッシェケース4 | ・ファイル暗号化 ・公開鍵暗号(RSA)に対応 |
低 | 550円/1ユーザー (商用利用のみ) |
低 |
InterSafe FileProtection | ・CADファイルの暗号化 ・個別の権限設定 ・ファイル自動復号 ・自動暗号化 ・ランサムウェア対策 ・ウイルス検知 ・全文検索 ・セキュアファイル変換申請 ・自動暗号化フォルダー機能 ・スタンドアロン管理 |
中 | 【ライセンス数による(税抜)】 ・5〜99:8,040円 ・100~499:7,440円 ・500~999:7,440円 ・1,000〜:要問い合わせ |
高 |
NonCopy2 | ・ファイルの暗号化 ・ファイルの持ち出し制限 ・ネットワーク制御 |
高 | ・NonCopy2 デバイス制御:ライセンス料12,000 円、年間保守料1,800 円 ・NonCopy2 フォルダ制御:ライセンス料15,000 円、年間保守料2,250 円 ・NonCopy2 セキュリティスイート:ライセンス料20,000 円、年間保守料3,000 円 ・NonCopy2 サーバー:ライセンス料700,000 円、年間保守料105,000 円 |
中 |
SecretX | ・全てのファイルへの対応 ・VPN的対策 ・複数キーの発行、運用 ・過剰な設備投資を必要としない ・ハイアベイラビリティー ・秘匿処理の自動化 |
中 | 要問い合わせ | 中 |
CFKeeper | ・同期フォルダ外へのコピー・アップロードの禁止 ・ファイルの保存先をクラウドストレージに限定 ・同期フォルダ内のファイルを自動的に暗号化 |
中 | 480円/ 1ユーザー(月額) | 高 |
FileCapsule
- 世界標準の暗号化アルゴリズム(AES)採用
- 主要なプラットフォームに対応
- 無料で利用可能
FileCapsuleは、ファイルやフォルダを暗号化するための無料のソフトです。
世界標準の暗号化アルゴリズム(AES)を採用しており、大切なファイルを安全に送受信できます。
主要なプラットフォームに対応しており、手軽に利用できます。
アタッシェケース4
- シンプルで使いやすい
- 強固な暗号化でデータを保護
- さまざまなファイル形式に対応
アタッシェケース4は、ファイルやフォルダを暗号化するソフトウェアです。
日常的な使用を想定し、見た目のシンプルさと簡便な操作性に注力しながらも、世界標準の暗号アルゴリズムを採用した強力なファイル/フォルダ暗号化ソフトです。
InterSafe FileProtection
- ファイルの自動暗号化
- 強固な暗号化でデータの安全性を確保
- 幅広い環境と高い利便性
InterSafe FileProtectionは、株式会社アルプスシステムインテグレーションが提供するファイル暗号化ソリューションです。
ファイルを自動で暗号化するため、特別な操作やパスワード管理が不要。
独自開発の次世代型暗号化エンジンの搭載しており、パフォーマンスが向上し、幅広い環境対応を実現しています。
NonCopy2
- 強固な暗号化でデータを保護
- コピー禁止機能で持ち出しを防止
- ネットワーク制御機能で外部への持ち出しを防止
NonCopy2は、サイエンスパーク株式会社が提供するファイル持ち出し禁止・暗号化・ネットワーク制御で多重防御する情報漏洩対策ソリューションです。
コピー禁止機能により、ファイルの持ち出しを禁止することができます。
これにより、USBメモリや外付けハードディスクへのコピー、メールやSNSへの添付ファイルなどによる情報漏えいを防止。
また、ネットワーク制御機能により、外部ネットワークへの持ち出しを禁止することができ、VPNやリモートデスクトップなどのネットワーク経由による情報漏えいも防止できます。
SecretX
- 強固な暗号化機能
- さまざまな機能やオプション
- 拡張性と柔軟性
SecretXは、株式会社DTS WESTが提供するファイルやフォルダを暗号化するソフトウェアです。
強固な暗号化機能と、さまざまな機能やオプションを備えた、企業や組織向けの暗号化ソフトです。
ファイルの暗号化方法やパスワードの管理方法を細かく設定することができます。
また、カスタマイズ可能なAPIも提供しています。
CFKeeper
- コピーガード機能で同期フォルダ外へのコピーを禁止
- 強固な暗号化でデータを保護
- クラウドストレージとの連携で運用負荷を軽減
CFKeeperは、サイエンスパーク株式会社が提供するクラウドストレージの同期フォルダからの情報漏えいを防止するセキュリティソリューションです。
同期フォルダ内のファイルを暗号化して保護するだけでなく、コピーガード機能で同期フォルダ外へのコピーを禁止できます。
USBメモリや外付けハードディスクへのコピー、メールやSNSへの添付ファイルなどによる情報漏えいを防止します。
データ暗号化ソフトを比較・選定する際のポイント
データ暗号化ソフトを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 機能
- 暗号化キーの管理方法
- 暗号化キーの復元方法
- セキュリティを強化するための機能
- 価格
ここでは、上記5つについて詳しく解説します。
機能
データ暗号化ソフトには、暗号化機能の他に、暗号化キーの管理や復元、セキュリティを強化するための機能など、さまざまな機能が備わっています。
自社のニーズに合わせて、必要な機能を備えた製品を選びましょう。
暗号化キーの管理方法
暗号化キーは、データの復号に必要な重要な情報です。暗号化キーを紛失したり、盗まれたりした場合、データの復号ができなくなり、データの漏洩につながる可能性があります。
そのため、暗号化キーの管理方法は、十分に検討する必要があります。
暗号化キーの管理方法には、以下のようなものがあります。
- ファイルに保存する
- クラウドサービスに保存する
- ハードウェアデバイスに保存する
暗号化キーの復元方法
暗号化キーを紛失したり、盗まれたりした場合に、データの復号を行うための方法です。
暗号化キーの復元方法は、暗号化キーの管理方法と合わせて検討する必要があります。
暗号化キーの復元方法には、以下のようなものがあります。
- バックアップから復元する
- リカバリーキーを使用する
セキュリティを強化するための機能
データの漏洩を防ぐために、セキュリティを強化するための機能が備わっている製品もあります。
例えば、以下のようなものがあります。
- 二要素認証
- データの改竄防止機能
- なりすまし防止機能
価格
データ暗号化ソフトは、製品によって価格が異なります。自社の予算に合わせて、適切な価格の製品を選びましょう。
例えば、以下の点を考慮して選ぶとよいでしょう。
- 暗号化対象となるデータの量
- 必要な機能
- サポートの有無
自社の目的に合わせて、適切な製品を選ぶことで、データの漏洩を防止することができます。
まとめ:適切なデータ暗号化ソフトを使って情報漏洩を未然に防ぐ!
データ暗号化ソフトとは、データを読み取ることができないように、特別な方法で変換するソフトウェアです。
データの漏洩を防止するために、企業や個人で利用されています。
データ暗号化ソフトを導入することで、以下のメリットがあります。
- 機密情報の漏洩を防止できる
- 情報セキュリティの強化につながる
- 顧客や取引先からの信頼を高められる
データ漏洩は、企業にとって大きな損害をもたらす可能性があります。
データ暗号化ソフトの選定に迷ったときは、株式会社Jiteraにお問い合わせください。
貴社の目的に対する的確なアドバイスが提供されると期待できます。
自社のデータを守るために、データ暗号化ソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。