法人向けクラウドストレージおすすめ15選!選び方や料金・特徴まで徹底比較!

クラウドストレージは、ビジネスのデジタル化に不可欠なツールとなっています。インターネットを介してリモートサーバーにデータを保存し、いつでもどこからでもアクセスできる利便性は企業の業務効率を大きく向上させています。

本記事では、法人向けクラウドストレージの活用に興味がある方に向けてその特徴、メリット・デメリット、選び方のポイントを詳しく解説します。さらに人気のクラウドストレージサービスを15種類を紹介しますので、ぜひ最適なクラウドストレージ選びの参考にしてみてください。

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監修者 猫暮 てねこ

システムエンジニア(SE)、プログラマー、ウェブサイト作成業務、ネットワークエンジニアなどを経験。 現在、フリーマルチライターとして活動中。最近はAI活用方面に没頭中。

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    法人向けクラウドストレージとは

    法人向けクラウドストレージは、企業のデータ管理ニーズに特化したオンラインストレージサービスです。一般的なクラウドストレージと比べ、セキュリティ、容量、機能面で大きな違いがあります。

    主な特徴は以下の通りです。

    高度なセキュリティ機能

    法人向けクラウドストレージは、企業のデータを保護するために高度なセキュリティ機能を提供します。以下のようなセキュリティ対策が含まれています。

    データの暗号化

    データの保存時および転送時に強力な暗号化技術を使用します。これにより、不正アクセスやデータ漏洩のリスクが大幅に減少します。

    多要素認証

    ユーザーがシステムにアクセスする際に、パスワードに加えて追加の認証手段を要求することで、セキュリティを強化します。

    詳細なアクセス権限管理

    すべてのデータアクセスおよび操作が記録され、定期的に監査可能です。これにより、不正行為の早期発見と対策が可能になります。

    大容量のストレージオプション

    テラバイト単位の容量提供

    テラバイト(TB)やペタバイト(PB)単位のストレージプランが提供され、大量のデータを長期間保存することができます。

    スケーラブルな拡張性

    企業の成長に合わせて、ストレージ容量を柔軟に増減できる機能。必要なときに即座に容量を追加することが可能です。

    ビジネス向け特別機能

    チーム協働ツールとの統合

    複数のユーザーが同時に同じファイルにアクセスし、編集、コメントを行うことができる機能。Google DriveやMicrosoft OneDrive for Businessのように、リアルタイムでの共同作業が可能です。

    自動バックアップ

    企業のデータを定期的に自動でバックアップし、データの消失リスクを最小限に抑える機能です。

    統合ツール

    既存の企業システムやソフトウェアとシームレスに統合するためのAPIやコネクタが提供され、業務フローをスムーズにします。

    コンプライアンス対応

    データ保持ポリシー

    企業の法的義務に応じて、データを一定期間保持し、その後安全に削除する機能です。

    規制準拠

    HIPAA、GDPR、ISO/IEC 27001などの規制に対応するためのセキュリティ対策とデータ管理機能を提供。これにより、法的リスクを軽減します。

    さらに、24時間365日のテクニカルサポートや導入・移行支援など、専門的なサポート体制も整えています。これらの特徴により、法人向けクラウドストレージは企業の重要データを安全に保管しつつ、業務効率の向上とコスト削減を実現する強力なツールとなっています。

    一般向けのクラウドストレージの概要は下記リンク先の記事をご覧ください。

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    法人向けにクラウドストレージを選ぶ際のポイント

    企業がクラウドストレージを選ぶ際には、セキュリティ、ストレージの容量、利用可能な機能といった3つの要素を考える必要があるといえます。

    適切なサービスを利用することで、利便性と安全性を保ちつつ費用を抑えられます。現在のニーズだけでなく、将来的な事業計画やデータ量の増加といった長期的な視点で考慮することも大切でしょう。

    セキュリティ面

    企業データの保護は、クラウドストレージ選びにおいて最も重要な課題です。高度なセキュリティ機能を備えたサービスを選択することで、外部の脅威から重要データを守り、安全なデータ管理を実現できます。

    セキュリティ面で確認すべき主なポイントは以下の通りです。

    • データの暗号化(保存時と送信時の両方)
    • アクセス管理機能(多要素認証、詳細な権限設定)
    • コンプライアンス対応(GDPR、HIPAAなど)
    • セキュリティ更新の頻度と対応の迅速性
    • インシデント対応プランの整備状況

    プロバイダーが定期的にセキュリティシステムを更新しているか、新たな脅威に対する対応策を講じているかも確認しましょう。データセンターの物理的なセキュリティ対策も重要な判断材料となります。

    さらに、万が一の情報漏洩やサイバー攻撃時の対応プランが整備されているかも重要なチェックポイントです。企業の機密データを扱う以上、セキュリティ要項に妥協をせずに選ぶことが賢明でしょう。

    容量

    クラウドストレージの容量選択は、現在と将来のデータ需要を見据えて慎重に行う必要があります。適切な容量設計により、コスト効率の良いデータ管理が可能になります。

    容量選択時の主なポイントは下記の通りです。

    • 現在のデータ量の正確な把握
    • 将来の成長予測(ビジネス拡大、新規プロジェクトなど)
    • スケーラビリティ(需要に応じた容量の増減)
    • ストレージのパフォーマンス(I/O性能)
    • コスト効率(使用量に応じた料金体系)

    まず、現在の全社的なデータ量を正確に把握し、余裕を持った容量を選択することから始めましょう。同時に、ビジネスの拡大やデータ集約型プロジェクトなど、将来の成長予測も考慮に入れる必要があります。

    大容量データの高速転送や処理が必要な場合は、ストレージのI/O性能も考慮しましょう。ただし、高性能なストレージは往々にしてコストが高くなるため、データの重要度や頻度に応じて最適なストレージクラスを選択していくとよいでしょう。

    もちろん、一時的に大容量のプランを選択し、定期的な利用状況の見直しの結果ダウングレードを行う、といった調整も有効です。

    機能

    法人向けクラウドストレージの機能は、業務効率と生産性に直結します。企業の特定のニーズやワークフローに適した機能を提供するサービスを選ぶことで、業務プロセスの最適化と生産性の向上が期待できます。

    主要な機能チェックリスト:

    • ファイル共有・コラボレーション
      • リアルタイム共同編集
      • バージョン管理
      • コメント・フィードバック機能
    • リモートアクセス
      • マルチデバイス対応
      • オフライン編集と同期
    • データ保護
      • 自動バックアップ
      • ポイントインタイム復元
      • 災害復旧プラン
    • 管理ツール
      • ユーザー管理
      • アクセス権限設定
      • 使用状況レポート
    • システム連携
      • 社内システムとの連携
      • ビジネスアプリケーションとのAPI連携

    リモートワークが一般化する中、マルチデバイス対応やオフライン編集と同期機能がまず欠かせません。これらの機能の充実度により、場所や時間を選ばずにプロジェクトを効率的に遂行できるでしょう。データ保護の観点から、自動バックアップや復元機能を備え、不測の事態までを想定したクラウドストレージサービスを選択することが大切です。

    【データ容量課金制】法人向けクラウドストレージ5選

    データ容量課金制の法人向けクラウドストレージサービスを5つご紹介します。それぞれのサービスの特徴やメリット、活用方法について順番に見てきましょう。

    firestorage


    firestorageは、セキュリティとユーザビリティを両立させた法人向けクラウドストレージサービスです。企業の重要データを保護するため、高度な暗号化とアクセス管理機能を提供しています。直感的なインターフェースにより、ユーザーは簡単にデータの管理や共有ができ、業務効率の向上に貢献します。

    企業での活用例:

    • 機密文書の安全な保管と共有
    • チーム間でのプロジェクトファイルの共同編集
    • クライアントとの大容量データのセキュアな受け渡し

    小規模ビジネスから大企業まで幅広い規模の企業に対応する料金プランが用意されています。専用サーバーや充実したカスタマーサポートとデータのバックアップ・復旧機能によりやや割高な料金体系になっていますが、信頼性は随一といえます。

    項目 内容
    サービス名 firestorage
    プランと料金
    • プラン1:18TB/月額98,780円~(初期費用110,000円)
    • プラン3:18TB/年額999,350円~(初期費用0円)
    • プラン5:1TB/月額54,780円~(初期費用55,000円)
    主な機能
    • 高度なデータ暗号化
    • 詳細なアクセス管理
    • 直感的なユーザーインターフェース
    • データバックアップと復旧機能
    特徴 セキュリティと使いやすさのバランスが取れており、幅広い企業に適している

    firestorage

    Dropbox

    Dropboxは、特にファイル共有やコラボレーションを重視するチームに適しています。シンプルな操作性と安定した同期機能が魅力です。また、バージョン管理機能により、ファイルの変更履歴を簡単に追跡できます。

    企業での活用例:

    • ソースコードのバージョン管理(Gitとの連携も可能)
    • デザインファイルの共有と反復作業の効率化
    • クライアントとの大容量ファイルのやり取り

    セキュリティ面では、エンドツーエンドの暗号化やリモートワイプ機能など、高度な機能を提供しています。ただし、無料プランでは容量がかなり制限されるため、ビジネス利用の場合は有料プランの検討をおすすめします。

    項目 内容
    サービス名 Dropbox
    プランと料金
    • 無料: 2GB
    • 個人プロプラン:3TB/月額2,400円
    • 小規模プラン:9TB(3名以上)/月額1,800円
    • 大規模プラン:15TB(3名以上)/月額2,880円
    主な機能
    • シンプルなインターフェース
    • 強力なファイル同期機能
    • サードパーティアプリとの連携
    • セキュアなファイル共有
    特徴 使いやすさと安定性が魅力
    ファイル共有やコラボレーションに優れている

    Dropbox

    Google Drive

    Google Driveは、特にGoogleのエコシステムを活用している企業や個人に適しています。文書作成やデータ分析など、幅広い用途に対応できる点が強みです。また、AIを活用した検索機能により、大量のファイルの中から必要な情報を素早く見つけ出すことができます。

    企業での活用例:

    • プロジェクト計画書やスケジュール管理をGoogle Sheetsで共有
    • 仕様書やドキュメントをGoogle Docsで共同編集
    • プレゼンテーション資料をGoogle Slidesで作成し、チームでレビュー

    セキュリティ面でも、二段階認証やデータの暗号化などの基本的な機能を備えています。ただし、機密性の高いデータを扱う場合は、追加のセキュリティ対策を検討することをおすすめします。

    項目 内容
    サービス名 Google Drive
    プランと料金
    • 無料: 15GB
    • 2TB: 月額1,360円
    主な機能
    • Google Docsとの連携
    • 高度な検索機能
    • AIを活用したファイル管理
    • モバイルアプリでのオフライン編集
    特徴 Googleのシステムとの統合が強み
    文書作成やデータ分析に適している

    Google Drive

    iCloud

    iCloudは、Appleが提供するクラウドストレージサービスです。主に個人向けに設計されていますが、小規模なチームや法人でも利用可能です。Appleのエコシステムとシームレスに統合されており、iPhone、iPad、Macからの容易なアクセスができる点が特徴といえます。

    企業での活用例:

    • iPhoneやiPadの写真や動画の自動バックアップ
    • Macでの文書作成と他のAppleデバイスでの継続作業
    • 小規模チームでのカレンダーや連絡先の共有

    Appleデバイスユーザーにとって使いやすく設計されており、バックアップやファイル同期が自動的に行われます。ただし、他のクラウドストレージサービスと比べるとコラボレーション機能や高度な管理機能は限定的です。

    項目 内容
    サービス名 iCloud
    プランと料金
    • 無料: 5GB
    • 50GB: 月額130円
    • 200GB: 月額400円
    • 2TB: 月額1,300円
    主な機能
    • Appleデバイス間でのシームレスな同期
    • 写真や動画の自動バックアップ
    • iCloud Driveでのファイル保存と共有
    • Find Myデバイス機能
    特徴 Appleのエコシステムに最適化されている
    個人ユーザーや小規模チームに適している

    iCloud

    OneDrive

    OneDriveは、特にMicrosoft製品を多用する企業環境に適しています。Office 365との連携によりビジネス文書の管理が効率化されます。また、SharePointとの統合により、より高度な文書管理やワークフロー構築が可能です。

    企業での活用例:

    • Excelを用いたプロジェクト管理表の共同編集
    • PowerPointでのプレゼン資料の作成と共有
    • Teamsとの連携によるコミュニケーションの効率化

    セキュリティ面では、多要素認証やデータ損失防止(DLP)などの機能を提供しています。また、ビジネス向けプランではコンプライアンス対応や高度な管理機能も利用可能です。料金は基本的に年額であることに留意しておきましょう。

    項目 内容
    サービス名 OneDrive
    プランと料金
    • 無料:5GB
    • Basic:100GB/年額2,440円
    • Personal:1TB/年額14,900円
    主な機能
    • Microsoft Office製品との統合
    • Windows OSとの互換性
    • 高度なセキュリティ機能
    • AIを活用したコンテンツ検索
    特徴 Microsoft製品との連携が強み
    ビジネス文書の管理に適している

    OneDrive

    【ユーザー課金制】法人向けクラウドストレージ5選

    ユーザー課金制の法人向けクラウドストレージサービスを5つご紹介します。それぞれのサービスの特徴やメリット、活用方法について順番に見てきましょう。

    Dropbox Business

    Dropbox Businessは、基本機能をそのままにユーザー課金制を採用した法人向けクラウドストレージサービスです。シンプルで使いやすいインターフェースと高度なセキュリティ機能を兼ね備え、チーム協業を効率化します。大容量のストレージと柔軟なファイル共有機能により、ビジネスのニーズに応じたデータ管理が可能です。

    企業での活用例:

    • チーム間でのプロジェクトファイルの共有と同期
    • クライアントとの大容量ファイルの安全な受け渡し
    • 社内ドキュメントのバージョン管理と共同編集

    高度な管理機能とセキュリティ機能を提供し、企業のデータ保護ニーズに対応します。また、多数のサードパーティアプリケーションとの連携が可能で、既存のワークフローに簡単に組み込むことができます。

    項目 内容
    サービス名 Dropbox Business
    プランと料金
    • 小規模プラン:9TB(3名以上)/月額1,800円
    • 大規模プラン:15TB(3名以上)/月額2,880円
    主な機能
    • 高度なセキュリティと管理機能
    • リモートワイプ
    • 詳細な利用ログ
    特徴 使いやすさと高度な機能のバランスが取れており、幅広い規模の企業に適している

    Dropbox Business

    Box


    Boxは、エンタープライズレベルのセキュリティと柔軟なコラボレーション機能を提供する法人向けクラウドストレージサービスです。ユーザー課金制を採用し、企業規模に応じた柔軟な導入が可能です。特に大規模組織や規制の厳しい業界向けに高度なコンプライアンス機能を備えています。

    企業での活用例:

    • 部門横断的な文書管理とワークフロー自動化
    • 外部パートナーとのセキュアなファイル共有
    • AI機能を活用したコンテンツの自動分類と検索

    高度なセキュリティ機能と豊富な管理ツールにより企業の重要データを保護しつつ、効率的な協業環境を提供します。また、多数のビジネスアプリケーションとの連携により、既存のITインフラストラクチャと円滑に統合できます。

    項目 内容
    サービス名 Box
    プランと料金
    • Business::月額1,881円~/ユーザー
    • Business Plus:月額3,135円~/ユーザー
    • Enterprise:月額4,620円~/ユーザー
    主な機能
    • 無制限のストレージ
    • 高度なセキュリティとコンプライアンス機能
    • AI搭載のコンテンツ管理
    • カスタマイズ可能なワークフロー
    特徴 大規模組織や規制の厳しい業界向け
    高度なセキュリティと管理機能を提供

    Box

    OneDrive for Business


    OneDrive for Businessは、Microsoftが提供するユーザー課金制の法人向けクラウドストレージサービスです。Microsoft 365と緊密に統合されており、Officeアプリケーションとのシームレスな連携が特徴です。企業の規模に関わらず、効率的なファイル管理と共同作業を実現します。

    企業での活用例:

    • Officeドキュメントのリアルタイム共同編集
    • SharePointと連携したチーム単位のファイル管理
    • Teamsを活用したプロジェクトベースのファイル共有

    また、近年ではAIを活用した機能が順次実装されており、必要な情報へのアクセスや資料の自動作成やインデックスなど情報処理が進化を遂げている期待のクラウドサービスといえるでしょう。

    項目 内容
    サービス名 OneDrive for Business
    プランと料金
    • Business:月額749円/ユーザー
    • 365 Basic:月額899円/ユーザー
    • 365 Standard:月額1,874円/ユーザー
    主な機能
    • Officeアプリケーションとの統合
    • ファイルのオンデマンド機能
    • 高度なデータ損失防止(DLP)機能
    特徴 Microsoft製品を使用している企業に最適
    Officeスイートとの緊密な連携が強み

    OneDrive for Business

    Google Workspace


    Google Workspaceは、Googleが提供するユーザー課金制の法人向けクラウドストレージサービスです。Google Driveを中心に、Gmail、Google ドキュメント、スプレッドシートなどの生産性ツールが統合されています。直感的なインターフェースと強力な検索機能により、効率的な情報管理と共同作業を実現します。

    企業での活用例:

    • Google ドキュメントを使用したリアルタイムの文書共同編集
    • Google Meetを活用したビデオ会議とファイル共有の統合
    • Gmailとドライブの連携による効率的なファイル管理

    こちらもgoogle開発のAI「Gemini」を活用した高度な検索と柔軟なコラボレーションツールにより、機能が向上しつつある注目のクラウドストレージサービスです。

    項目 内容
    サービス名 Google Workspace
    プランと料金
    • Business Starter: 月額680円/ユーザー
    • Business Standard: 月額1,360円/ユーザー
    • Business Plus: 月額2,040円/ユーザー
    主な機能
    • 30GB~5TBのストレージ(プランにより異なる)
    • Googleアプリケーションスイートとの統合
    • AIを活用した検索機能
    • 高度なセキュリティと管理ツール
    特徴 直感的なインターフェースと強力な検索機能
    Googleツールを活用する企業に最適

    Google Workspace

    Egnyte


    Egnyteは、オンプレミスストレージ(自社内ストレージ)とクラウドストレージをシームレスに統合するユーザー課金制の法人向けクラウドストレージサービスです。高度なセキュリティ機能と柔軟なオプションにより、特にハイブリッドなクラウド環境を求める企業に適しています。

    企業での活用例:

    • オンプレミスサーバーとクラウドストレージの統合管理
    • 地理的に分散したチーム間でのファイル同期と共有
    • コンプライアンス要件の厳しい業界向けのデータガバナンス

    高度なセキュリティ機能とデータ分析ツールを提供し、企業のデータ管理とガバナンスニーズに対応します。上位のプランに移行するほど、利用できる機能が豊富になります。

    項目 内容
    サービス名 Egnyte
    プランと料金
    • Business : 月額20ドル/ユーザー
    • Enterprise Lite: 月額38ドル/ユーザー
    • Enterprise: 100ユーザー以上、要問い合わせ
    主な機能
    • ハイブリッドクラウドストレージ
    • 高度なセキュリティとコンプライアンス機能
    • リアルタイムのデータ分析
    • カスタマイズ可能なワークフロー自動化
    特徴 オンプレミスとクラウドのハイブリッド環境に強み
    大規模組織や規制の厳しい業界に適している

    Egnyte

    【ファイル転送機能】法人向けクラウドストレージ5選

    ファイル転送機能に長けた法人向けクラウドストレージサービスを5つご紹介します。それぞれのサービスの特徴やメリット、活用方法について順番に見てきましょう。

    Dropbox Transfer


    Dropbox Transferは、Dropbox Businessの一機能として提供される、大容量ファイル転送サービスです。セキュアで使いやすいインターフェースにより、社内外問わず大容量ファイルを簡単に送信できます。

    企業での活用例:

    • 大容量の動画ファイルやデザインデータの顧客への納品
    • 機密性の高い財務レポートの社内共有
    • 大規模なプレゼンテーション資料の外部パートナーへの送付

    Dropbox Transferは、パスワード保護や有効期限設定などのセキュリティ機能を備え、ファイル転送の安全性を高めています。また、カスタムブランディング機能により企業のイメージに合わせた送信ページを作成できます。

    項目 内容
    サービス名 Dropbox Transfer
    プランと料金 Dropbox Businessの一部として提供(別途料金なし)
    主な機能
    • 最大100GBまでのファイル転送
    • パスワード保護と有効期限設定
    • ダウンロード通知
    • カスタムブランディング
    特徴 Dropbox Businessユーザー向けの高機能ファイル転送サービス。
    セキュリティと使いやすさを両立。

    Dropbox Transfer

    WeTransfer Pro


    WeTransfer Proは、シンプルで直感的なインターフェースが特徴の大容量ファイル転送サービスです。法人向けに拡張された機能により、ビジネスに適したファイル共有を実現します。

    企業での活用例:

    • 大容量の写真や動画ファイルのクライアントへの送信
    • 複数の大型ファイルを含むプロジェクト資料の共有
    • 社内外のチーム間での大容量データの効率的な受け渡し

    WeTransfer Proは、パスワード保護やアクセス管理などのセキュリティ機能を提供し、ファイル転送の安全性を確保します。また、転送履歴の管理や転送通知機能により、ファイルのやり取りを効率的に管理できます。

    項目 内容
    サービス名 WeTransfer Pro
    プランと料金
    • Pro:月額10ドル(年間プランの場合は割引あり)
    • Premium:月額19ドル
    主な機能
    • 最大プランで無制限のファイル転送
    • ユーザーごとに1TBのストレージ
    • パスワード保護とアクセス管理
    • 転送履歴の管理
    特徴 シンプルで使いやすいインターフェースが特徴
    デザイン業界などクリエイティブ分野に最適

    WeTransfer Pro

    Hightail


    Hightail(旧称YouSendIt)は、ファイル共有とコラボレーション機能を統合した法人向けクラウドサービスです。大容量ファイルの転送に加え、オンラインでのファイルレビューや承認プロセスをサポートします。

    企業での活用例:

    • 大容量のデザインファイルや動画の共有とフィードバック収集
    • 複数の部門にまたがるプロジェクトファイルの共有と進捗管理
    • クライアントとのファイルやり取りとバージョン管理

    セキュアなファイル転送機能に加えコメント機能や承認ワークフローなど、プロジェクト管理に役立つ機能を提供します。これによりファイル共有からコラボレーションまで一元的に行うことができます。

    項目 内容
    サービス名 Hightail
    プランと料金
    • Pro: 月額12ドル/ユーザー
    • Teams: 月額24ドル/ユーザー
    • Business: 月額36ドル/ユーザー
    主な機能
    • 無制限のファイル転送サイズ(Businessプラン)
    • オンラインファイルプレビューとコメント
    • バージョン管理
    • 承認ワークフロー
    特徴 ファイル転送とプロジェクト管理機能を統合
    クリエイティブチームやプロジェクトベースの業務に適している

    Hightail

    Citrix ShareFile


    Citrix ShareFileは、エンタープライズレベルのセキュリティを備えた法人向けファイル転送・共有サービスです。高度なセキュリティ機能と柔軟なストレージオプションにより、規制の厳しい業界にも対応します。

    企業での活用例:

    • 医療記録や財務データなど機密性の高い大容量ファイルの安全な転送
    • 複数のクライアントとの大容量ファイルの受け渡しと追跡管理
    • 社内外のユーザーとのセキュアなファイル共有とコラボレーション

    エンドツーエンドの暗号化やカスタマイズ可能なセキュリティ設定により、高度なデータ保護を実現します。また、既存のストレージシステムとの統合や、詳細な利用ログ管理機能も提供しています。

    項目 内容
    サービス名 Citrix ShareFile
    プランと料金
    • Advanced: 月額16ドル(3ユーザから)
    • Advanced: 月額25ドル(3ユーザから)
    • Premium: 月額67.50ドル(5ユーザから)
    主な機能
    • 無制限のファイル転送サイズ
    • カスタム導入オプション(オンプレミス/クラウド)
    • 詳細なセキュリティ設定と監査機能
    • 電子署名機能(高級プラン)
    特徴 エンタープライズレベルのセキュリティを備え
    金融や医療など規制の厳しい業界に適している

    Citrix ShareFile

    IBM Aspera


    IBM Asperaは、超高速のファイル転送技術を提供する法人向けクラウドサービスです。特に大容量データの長距離転送に強みを持ち、グローバルな事業展開を行う大企業向けに設計されています。

    企業での活用例:

    • 大容量の科学データや研究結果の国際的な共有
    • 映画や放送業界での大容量メディアファイルの転送
    • グローバルに展開する製造業での設計図面や3Dモデルの共有

    独自のFASP転送プロトコルにより、従来の転送方法よりも高速かつ安定したファイル転送を実現します。また、強力な暗号化とアクセス制御機能により、データのセキュリティを確保している点も特徴でしょう。

    項目 内容
    サービス名 IBM Aspera
    プランと料金 カスタム見積もり(企業規模とニーズに応じて)
    参考までに:基本プラン:年額250ドル/ユーザー
    主な機能
    • 超高速ファイル転送技術(FASP)
    • グローバルな大容量データ転送
    • 強力な暗号化とセキュリティ機能
    • API連携による自動化
    特徴 大容量データの高速転送に特化。
    グローバル展開する大企業やメディア・エンターテインメント業界に適している。

    IBM Aspera

    クラウドストレージのまとめ

    ここまで法人向けのクラウドストレージサービスについて解説してきました。データの柔軟なアクセスとコスト効率の高さから、現代のビジネスに不可欠なツールとなっています。

    高度なセキュリティと効率的な共同作業機能により、生産性向上に大きく貢献します。一方でセキュリティレベルやカスタマイズ性を考慮するなど、オプションによりコストがかさんでいくという課題もあります。

    導入時は、自社のニーズを十分に分析し最適なサービスを選択していくことが重要です。

    当メディアを運営する株式会社Jiteraでは、実績豊富なコンサルタントが、御社の課題やニーズに合わせた最適なソリューションをご提案いたします。

    法人向けクラウドストレージを活用したシステムをご検討の方は、システムの選定から導入、カスタマイズ、アフターフォローまで、トータルでサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

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