おすすめのECカートシステム18選!機能や種類、ショップに合った選び方を解説

「自社のECサイトを始めたいが、カートシステムの選び方がわからない」そんな悩みをお持ちの経営者様は多いのではないでしょうか。

この記事では、ECカートシステムの特徴を種類別に詳しく解説するとともに、事業規模や予算に合わせたシステムの選び方についても詳しく解説します。

さらにおすすめのECカートシステムを18選ピックアップして紹介します。

ぜひこの記事を参考に自社のサイトにECカートシステムを取り入れてみてください。きっとニーズに合わせたECシステムが見つかるはずです。

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監修者 米谷

国立の情報系大学院で情報工学、主にUI/UXを学んだあと、NTT子会社に勤務。 退社後はフリーランスとして、中小規模事業者様のIT化、業務自動化を支援しています。 DX推進の提案やPythonなどを用いた専用RPAツール開発のほか、市営動物園の周年企画などにもITエンジニアとして参画させていただきました。

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    ECカートシステムとは?

    ECカートシステムとは、ECサイトにおける商品の展示からカートへの追加、決済に至るまでの一連のプロセスを支えるシステムのことです。
    オンラインショップを運営するためには、このECカートシステムの導入が必要不可欠となります。

    またECカートシステムには、売上数や売上金額はもちろん、月間トレンドや顧客からの評価、リピート購入の履歴やターゲットの年齢層など、様々なマーケティングデータが蓄積されていきます。
    ECカートシステムを導入することで、これまで以上に多角的に売上を分析し、より高度なマーケティング戦略を練ることができるようになります。

    例えば、20代女性に人気のある商品を把握できれば、その商品を使ったプロモーションを実施できます。週末に買い物のピークがあることが分かれば、そのタイミングでクーポンを配信する等の施策が可能です。
    また、各商品のレビューを分析することで、満足度が低い商品を改善したり、不人気な商品をリストから外したりといった品揃えの見直しにも活用できます。

    ECカートは単なるネットショップ機能にとどまらず、自社のブランド工場や売上拡大、顧客満足度の向上にも繋げられる重要なシステムなのです。

    また、一言にECカートシステムと言っても、その機能はベンダーによって千差万別です。多くのECカートシステムの代表的な5つの機能について紹介します。

    商品情報の表示機能

    商品情報の表示機能

    ECサイト上に商品の画像、名称、価格、詳細説明などを表示します。表示方法はレイアウトのカスタマイズが可能です。

    商品の詳細ページでは、大きなメイン画像のほかにサブ画像を複数表示したり、商品スペック、サイズ表、適応機種等の詳細情報を表示することもできます。

    文字だけでなく必要に応じて画像や動画を効果的に使うことで、より細かく商品の魅力を伝えることができます。

    カート機能

    カート機能

    カート機能では、商品を選んでカートに追加していくとカートの中身が表示され、小計や合計金額がリアルタイムに計算されます。

    商品の数量を変更したり、カート内の商品を削除したりすることもできます。カート内の商品と詳細情報は、決済処理を行うまでサーバー上に保持されるので、商品追加後にショップを移動してもカートの内容は消えません。

    カート内の商品を保存して後で購入する、ウィッシュリスト機能もあるシステムもあります。

    会員登録、ログイン機能

    会員登録、ログイン機能

    ほとんどのECカートは会員登録を搭載しています。登録すれば、次回からはログインするだけでスムーズに購入できます。

    会員専用ページでは過去の購入履歴の確認ができ、注文状況もリアルタイムに追跡できます。登録住所やクレジットカード情報も編集できるので、購入のたびに入力する手間が省けます。

    ログイン画面では、IDとパスワードに加え、セキュリティ向上のために2段階認証を設定することも可能です。

    決済機能

    決済機能

    決済機能では、クレジットカード、銀行振込、代金引換等、様々な支払方法に対応しているものが多いです。

    最近ではApple PayやGoogle Pay、LINE Payなどのモバイル決済に対応しているシステムも出てきました。

    決済情報はすべてSSL暗号化通信で保護され、信頼できる決済代行サービスを利用するので、セキュリティ面でも安心です。

    顧客データ管理機能

    顧客データ管理機能

    ECカートにはCRM機能がついているものもあります。会員情報や購買履歴データを蓄積し、CSV出力などデータの取り出しができ、分析することで販促に活用が可能です。

    顧客データには氏名、住所、メールアドレス、電話番号、生年月日等の属性情報に加え、購入商品の名称、価格、購入日時等の詳細な情報が含まれます。

    これらを可視化することで、ターゲット顧客の絞り込みや効果的なプロモーションが実施できるのです。

    ECカートシステムの種類

    ECカートシステムには、大きく分けてパッケージ型、オープンソース型、ASP型、ECモール型の4つの種類があります。それぞれの特徴を理解した上で、自社の業態や商品、予算等に合わせて最適なシステムを選ぶことが重要です。以下、それぞれのカートシステムについて詳しく解説していきます。

    概要 特徴 メリット デメリット 適するケース
    パッケージ型 ECサイト構築会社が開発した完成されたシステム 導入しやすく即戦力になる 品質が高く迅速に構築できる カスタマイズに制限がある 中小~大手企業全般
    オープンソース型 無料で利用できるシステム カスタマイズ自由度が高い コストが抑えられ機能拡張しやすい セキュリティや操作性に不安がある プログラミング知識を持つ中小企業
    ASP型 月額課金制のレンタルシステム 低コストで開始できる 初期コストが低く柔軟に拡張できる ブランド力の構築が難しい 小規模企業
    ECモール型 ECモールが提供するシステム 個別開発が不要で導入がしやすい プロモーション効果が高い 個性表現が制限される 即時の販路拡大を重視する事業
    フルスクラッチ型 既存のシステムを使わずにゼロから作る、自社専用の独自ECシステム 独自に要望を柔軟に取り入れ、ECサイトを自由に設計できる オリジナリティのあるECサイトが作れ、自社のブランド性をアピールしやすい 構築や運用にかかるコストが高く、開発期間も長くなる 多くの費用、開発期間、運用コストをかけられる大規模事業者

    パッケージ型

    パッケージ型は、ECサイト構築会社が長年のノウハウを活かして開発した完成された商品です。専門家の手でデザイン、機能面、セキュリティ面がしっかり作られているので、素人が個別に開発するよりも品質が高く、迅速に堅実なシステムを構築できます。

    • メリット:比較的安価で導入が容易、機能が一通り揃っている、対面でのサポート体制が手厚い
    • デメリット:カスタマイズ性に乏しい、セキュリティ更新が追従しづらい

    パッケージ型は、中小から大手まで幅広い業種・規模のEC事業者に適しています。スピーディな開業を目指すなら格好の選択肢といえます。

    オープンソース型

    オープンソース型は無料で利用できるため、開発コストを大幅に抑えられるメリットがあります。有志の開発者が常に改善を重ねているので、バグ修正や新機能の追加が続々と行われています。

    • メリット:無料で導入可能、カスタマイズ性が高い
    • デメリット:初期導入と運用にスキルが必要、セキュリティ責任が自身にある

    オープンソース型は、開発力を持った中小企業向けといえます。コストと機能面を優先するなら検討に値しますが、十分な検討が必要不可欠でしょう。

    ASP型

    ASP型は月額課金のレンタル形式ですので、大きな初期投資が不要で、低コストで開業をスタートできます。利用している間のみ料金が発生するので、事業拡大に合わせて機能を追加することもできます。

    • メリット:初期費用が不要でスムーズな導入が可能、運用を業者に委託できる
    • デメリット:月額費用が永続的にかかる、カスタマイズに制限がある

    サーバー管理やセキュリティ対策といった運用面の手間が省けるのも魅力的な点です。ECサイト構築会社がクラウド上でシステムを提供するので、自社サーバーを用意する必要がありません。
    機能面では、在庫管理や顧客管理等の基本機能に加え、配送連携、メルマガ配信、SNS連携等を追加できるケースが多く、柔軟な拡張が可能です。

    ASP型は、資金力に余裕がない個人事業主や小規模企業に最適な選択肢といえます。低コストで機能を必要に応じて追加できるのが大きなメリットです。

    ECモール型

    ECモール型は、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonマーケットプレイス等の大手ECモールが提供するシステムを利用する形式です。個別にシステムを構築する必要がないので、導入コストと運用コストを大幅に抑えられます。サーバー管理等の手間も不要で、商品登録するだけで簡単に開業できます。

    • メリット:既に集客が見込める大手モールに簡単に出店可能
    • デメリット: 売上げの一部を手数料として支払う必要がある、独自ブランディングが難しい

    ECモール型は、ブランド力よりも即時の販路拡大を重視する場合に適した選択肢といえます。

    フルスクラッチ型

    フルスクラッチとは、既存のシステムを流用せず、ゼロから新規に専用システムを開発することを指します。
    スクラッチ型のECシステムでは、ECシステム開発の雛形やテンプレートを用いず、自社専用のオリジナルのECカートシステムを開発することになります。

    • メリット:完全にオリジナルの構築が可能で自由度が高い
    • デメリット:開発費用が高額、運用スキルが必須

    ゼロベースで組み上げ、拡張性も高く、自社の要望を100%取り入れる形でECサイトを自由に設計できる点が魅力です。

    ですがフルスクラッチ型は他のタイプと比べて非常に大規模かつ多くのコストが必要となり、インフラの保守や運用も自社内で行うことが一般的です。メンテナンスや改善活動も頻繁に行う必要があるため、継続的な運用には専門知識とノウハウを持った開発チームが欠かせません

    もちろん外部ベンダーに委託する事もできますが、その場合柔軟性が低くなり、更に運用コストも増大します。

    そのためフルスクラッチ型は、年商が数十億を超えるような大規模なECサイトを構築する際に検討されます。

    【導入実績豊富】おすすめのECカートシステム5選を比較
    【無料】おすすめのECカートシステム3選を比較
    【定期通販】おすすめのECカートシステム5選を比較

    【導入実績豊富】おすすめのECカートシステム5選を比較

    ITシステムを導入するならば、多くの企業に愛され導入実績が豊富なシステムを選ぶのが安心ですよね。
    まずは国内の導入実績が豊富なECカートシステムを5選紹介します。

    種類 対象 月額費用 特徴
    Eストアー ショップサーブ
    Eストアー ショップサーブ
    ASP型 中小規模店舗向け 初期費用 30,000円
    月額 23,000円別途オプション費用あり
    国内シェアNo.1の安定感のある低価格帯システム
    ecforce
    ecforce
    パッケージ型 中〜大企業向け 非公開(問合せ後に決定) 売上最大化に特化した高機能システム。パーソナライズ対応等の機能が充実。
    SI Web Shopping
    SI Web Shopping
    パッケージ型 大企業向け 非公開(問合せ後に決定) 基幹システム連携が強みの大企業向け高機能システム
    おちゃのこネット
    おちゃのこネット
    ASP型 個人、中小企業向け 月額 3,300円
    ※Basicプラン
    個人から法人まで対応する国産の低価格帯システム
    メルカート
    メルカート
    ASP型 中小企業向け 初期費用 190,000円

    月額 99,000円

    老舗国産ECシステム「ecbeing」をベースに、より手軽に扱えるよう改良されたクラウド型ECシステム

    Eストアー ショップサーブ

    Eストアー ショップサーブは、国内シェアNo.1のASP型のECカートシステムです。低価格帯で導入しやすく、豊富な機能が特徴です。

    プレミアム回線やSSD採用などにより、安定稼働が保証されています。

    API連携も100以上可能で、カスタマイズ性が高いのが強みです。中小規模のEC事業者に適しています。

    月額プランはスタンダードプランとプレミアムプランの2つがあり、受注規模に合わせて選ぶことができます。

    スタンダードプランは月額10万円程度で利用でき、プレミアムプランは大規模ECにも対応します。

    24時間365日のサポート体制が充実しており、専任の担当者が商材の選定やプロモーションなど、売上向上のためのアドバイスもしてくれます。成功事例を共有するセミナーも頻繁に開催されているのが魅力です。

    安定稼働とサポート力を求める中小EC事業者にとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。

    種類 対象 月額費用 特徴
    Eストアー ショップサーブ ASP型 中小規模店舗向け 初期費用 30,000円
    月額 23,000円別途オプション費用あり
    国内シェアNo.1の安定感のある低価格帯システム

    Eストアー ショップサーブ

    ecforce


    ecforceは、ECサイトの売上と利益を最大化することに特化したEC構築システムです。

    顧客データを活用したパーソナライズ対応や、アクションオファー機能によるLTV最大化、セット販売による商品バリエーション拡大など、売上成長のための特徴的な機能が揃っています。

    導入実績は1,000件以上にのぼり、ショップの平均年商は2億円を超えています。

    2022年に導入したショップの売上は、導入前と比べて平均244%UPするなど、確かな実績を積んでいます。

    月額プランはスタンダードとエキスパートの2つがあり、受注規模に合わせて選択できます。

    スタンダードは2,000件/月までの小規模向けで、エキスパートは大規模ショップにも対応します。

    カスタマーサポートなどサービス内容も充実しているのが特徴です。

    種類 対象 月額費用 特徴
    ecforce パッケージ型 中〜大企業向け 非公開(問合せ後に決定) 売上最大化に特化した高機能システム。パーソナライズ対応等の機能が充実。

    ecforce

    SI Web Shopping


    SI Web Shoppingは、大手EC構築会社が提供する大企業向けの高機能なECカートシステムです。

    基幹システムとの連携が強みで、OMOやユニファイドコマースを実現できます。

    導入実績は1,100件以上にのぼり、大規模ECサイトを支える実績があります。

    月額プランは受注規模に合わせて選択でき、大規模ショップにも対応しています。ソース公開による内製化支援も特徴です。

    価格帯は高額な位置づけですが、機能面は業界最高峰です。

    種類 対象 月額費用 特徴
    SI Web Shopping パッケージ型 大企業向け 非公開(問合せ後に決定) 基幹システム連携が強みの大企業向け高機能システム

    SI Web Shopping

    おちゃのこネット

    おちゃのこネットは、個人事業主や中小企業向けの国産ASP型ECカートシステムです。

    月額プランは無料から11,000円と設定されており、低価格帯の製品です。

    導入実績は9万店舗以上と実績が豊富です。レスポンシブデザイン、豊富な決済方法、顧客管理機能など、基本機能が揃っているのが特徴です。

    月額プランはスタートアップ、ベーシック、アドバンスドの3つがあり、無料から利用できます。

    プラン別に利用できる機能が異なりますが、レスポンシブデザインや豊富な決済方法はすべてのプランで利用可能です。

    カート離脱フォローやステップメール、メルマガ配信など顧客管理機能も充実しています。

    独自ドメインを取得する場合は別途費用がかかりますが、シンプルなシステム構築から本格的な法人向けECサイトまで多様なニーズに対応できるのが強みです。

    操作性がシンプルで個人でも開業しやすい一方、実績が豊富で信頼性も高く、低コストな国産ASPカートとして、中小規模のEC事業者におすすめです。

    種類 対象 月額費用 特徴
    おちゃのこネット ASP型 個人、中小企業向け 月額 3,300円
    ※Basicプラン
    個人から法人まで対応する国産の低価格帯システム

    おちゃのこネット

    メルカート

    メルカートは非常に人気の高い国産ECパッケージ「ecbeing」をベースに開発された、より手軽に利用できるクラウド型のECカートシステムです。

    20年以上洗練され続けたecbeingの標準機能がクラウド上で利用でき、コストを抑えつつECサイトに必要な機能を簡単に構築することが可能です。

    また、マーケティング分析やバックオフィス機能はもちろん、外部ツールとの連携にも対応しています。

    充実したサポート体制を取っていることもあり、EC事業の運営が未経験の企業でも安心して利用できるECカートシステムと言えるでしょう。

    種類 対象 月額費用 特徴
    メルカート ASP型 中小企業向け 初期費用 190,000円

    月額 99,000円

    老舗国産ECシステム「ecbeing」をベースに、より手軽に扱えるよう改良されたクラウド型ECシステム

    メルカート

    【無料】おすすめのECカートシステム3選を比較

    EC事業を初めて手掛けるという企業や予算が限られるスタートアップ企業ならば、まずはお試しで導入しやすい基本料金無料のECカートシステムがおすすめです。

    人気の無料ECカートシステムを3選ご紹介します。

    種類 対象 無料プランの料金形態 特徴
    BASE
    BASE
    ASP型 中小企業向け サービス利用料 販売金額の3% 高い国内シェアを誇る日本発の汎用ECプラットフォーム
    STORES
    STORES
    ASP型 個人、小規模事業者向け 決済手数料 5%
    ※有料プラン利用者は決済手数料3.6%
    個人商店経営者に人気のECプラットフォーム
    easy my shop
    easy my shop
    ASP型 個人、小規模事業者向け 基本機能無料 格安かつ多機能な小規模ECプラットフォーム

    BASE

    BASEは圧倒的な国内シェアを誇る初期費用無料のECショップ開設サービスです。

    売れるまで無料」を掲げ、BASE AIアシスタントや国内向けの豊富な決済機能など様々な機能が月額無料で利用できます。

    ただし無料プランでは販売金額の3%が手数料としてかかるため、売上が伸びてくると有料プランへの乗り換えが必要となります。

    また、決められたフォーマットを用いて手軽にECサイトを解説できる反面、独自の要望などには対応できないことには注意が必要です。

    種類 対象 無料プランの料金形態 特徴
    BASE ASP型 中小企業向け サービス利用料 販売金額の3% 高い国内シェアを誇る日本発の汎用ECプラットフォーム

    BASE

    STORES

    STORESは小規模事業者、特に実店舗をもつ個人事業主に高く支持されている無料ECサイトサービスです。

    スマホアプリでの利用や、実店舗の予約機能連携、テイクアウト対応など、ECサイトにとどまらない実店舗営業との連携が魅力です。

    また、有料プランも月額2,980円と手頃で、個人商店の店主が段階的にEC運営を拡大したい場合に最適なサービスと言えるでしょう。

    種類 対象 無料プランの料金形態 特徴
    STORES ASP型 個人、小規模事業者向け 決済手数料 5%
    ※有料プラン利用者は決済手数料3.6%
    個人商店経営者に人気のECプラットフォーム

    STORES

    easy my shop(イージーマイショップ)

    easy my shop(イージーマイショップ)は、格安で始められる個人事業主向けECサイトサービスです。

    予算が限られる個人事業でも多機能なECサイトを格安で構築でき、小規模でもネットショップの運営を維持しやすいです。

    また、格安でECカート機能を利用できるカートプラン(月額1,980円)も魅力で、自身のサイトにカートを埋め込めるため、サービス維持費を抑えながら独自性の強い商品をアピールしやすいです。

    種類 対象 無料プランの料金形態 特徴
    easy my shop ASP型 個人、小規模事業者向け 基本機能無料 格安かつ多機能な小規模ECプラットフォーム

    easy my shop

    【定期通販】おすすめのECカートシステム5選を比較

    ECサイトを立ち上げるならば、やはり定期通販・定期購入機能でリピーターを増やしたいという企業も多いのではないでしょうか。

    この記事では、定期通販機能が充実したおすすめのECカートシステムを5選ご紹介します。

    種類 対象 月額費用 特徴
    楽楽リピート
    楽楽リピート
    ASP型 個人、小規模店舗 月額 49,800 円 定期通販に特化したシンプル&低価格システム
    リピスト
    リピスト
    ASP型 中〜大企業向け 非公開(問合せ後に決定) D2C/定期通販に特化したECカートシステムで、食品/美容系のビジネスに人気
    W2 Repeat
    W2 Repeat
    ASP型 中〜大企業向け 非公開(要資料請求) D2C/リピート通販に特化したECカートシステムで、1,000以上の高機能ツールが備わっている
    MakeShop
    MakeShop
    ASP型 中〜大企業向け 初期費用 11,000円
    月額 12,100
    ※プレミアムプラン
    顧客エンゲージメント率に力を入れたECカートシステムで、業界最大規模の機能数を誇る
    easy my shop
    easy my shop
    ASP型 個人、小規模事業者向け 初期費用 3,300円
    月額 2,970円
    ※Standardプラン
    格安かつ多機能な小規模ECプラットフォーム

    楽楽リピート

    楽楽リピートは、定期通販・D2C事業者向けのECカートシステムです。

    LP一体型フォームやステップメール、顧客管理など、定期通販に特化した機能が揃っています。月額4万9800円からの料金設定で、低価格帯の製品です。個人事業主や小規模企業に適していると言えます。

    月額プランはライトプラン、スタンダードプラン、エキスパートプランの3つがあり、受注規模に合わせて選択できます。ライトプランから専用サーバーが提供される点も魅力的です。

    レビュー管理機能や再入荷管理機能など、顧客対応に必要な機能が揃っています。

    ステップメールとCRM機能でLTV最大化を図ることもできます。

    操作性がシンプルで手軽に利用できる一方、定期通販に特化した専門的な機能も備えているため、リピート型のEC事業者に適したシステムといえます。

    種類 対象 月額費用 特徴
    楽楽リピート ASP型 個人、小規模店舗 月額 49,800 円 定期通販に特化したシンプル&低価格システム

    楽楽リピート

    リピスト


    リピストは、1700社以上のEC/定期通販向けのカートシステムを提供している老舗企業です。

    リピーター獲得率や顧客満足度が高く、安心と信頼のカートシステムとして知られています。

    特徴としては、D2C/定期通販に特化した機能を持ち、マーケティング施策の最大化、業務効率化を実現できる点が挙げられます。

    定期購入機能、キャンペーンツール、顧客分析ツール、管理画面といったリピーター獲得のためのツールが使いやすく多機能であることが評価されており、美容/健康食品/食品など様々な業種の支持を集めています。

    種類 対象 月額費用 特徴
    リピスト ASP型 中〜大企業向け 非公開(問合せ後に決定) D2C/定期通販に特化した機能を持ち、マーケティング施策の最大化、業務効率化を実現できる

    リピスト

    W2 Repeat

    W2 RepeatはD2Cとリピート通販に特化した高機能のECカートシステムです。

    リピーター獲得のための1000を超える高度な機能を備え、自社サイトの分析、レビュー分析、受注業務の自動化・効率化などが行えます。

    また、煩雑なマーケティング活動やバックオフィス業務の手間を大幅に削減できるほか、ステップメール機能やサンクスページでの追加購入促進なども備え、あらゆる面で売上拡大をサポートします。

    種類 対象 月額費用 特徴
    W2 Repeat ASP型 中〜大企業向け 非公開(要資料請求) D2C/リピート通販に特化したECカートシステムで、1,000以上の高機能ツールが備わっている

    W2 Repeat

    MakeShop

    MakeShopは、1万店舗以上が導入しているオンラインショップ作成サービスです。

    MakeShopの最大の特徴は、業界最大規模の多機能なツールを持ち、様々な業種の定期通販に対応している点です。

    リピーター獲得のための機能も充実しており、例えば会員制のシークレット販売ページを作成できるため、特別な顧客に対するエンゲージメントを高めることが可能です。

    あまりにも多機能なため使いこなすためのハードルは高いですが、上位プランでは専用のアドバイザーがサポートにつき、各企業の事情に合わせた提案を行ってくれます。

    種類 対象 月額費用 特徴
    MakeShop ASP型 中〜大企業向け 初期費用 11,000円
    月額 12,100
    ※プレミアムプラン
    顧客エンゲージメント率に力を入れたECカートシステムで、業界最大規模の機能数を誇る

    MakeShop

    easy my shop(イージーマイショップ)

    無料のECカートシステムでもご紹介しましたが、easy my shopはリピーター獲得のための格安ECサイトとしても人気があります。

    有料プランでは会員機能が強化され、「会員限定のクーポン」や「ポイントサービス」などのサービスを手軽に実施できるようになります。

    また、発売前の予約販売や売切商品の取寄せ受付など、ショップのファンを増やすための機能が充実しており、リピーターを逃さないマーケティングが可能です。

    種類 対象 月額費用 特徴
    easy my shop ASP型 個人、小規模事業者向け 初期費用 3,300円
    月額 2,970円
    ※Standardプラン
    格安かつ多機能な小規模ECプラットフォーム

    easy my shop

    【カスタマイズ可能】おすすめのECカートシステム5選を比較

    自社製品の独自の魅力を顧客へ伝えたいならば、ECサイトのレイアウトや機能を柔軟にカスタマイズできなければなりません。
    この記事では、高いカスタマイズ性を誇るおすすめのECカートシステムを5選ご紹介します。

    種類 対象 月額費用 特徴
    侍カート パッケージ型 中小規模企業 初期費用 150,000円
    月額 120,000円
    ※カスタマイズプラン
    国産の安価でシンプル操作のECシステム
    フルスクラッチ開発にも対応
    e-shopsカートS ASP型 中小規模企業 初期費用 11,000円
    月額 3,960円
    ※スタンダードプラン
    格安かつカスタマイズ機能やオプションが豊富なECシステム
    カラーミーショップ ASP型 中小規模企業 初期費用 3,300円
    月額 4,950円
    ※レギュラープラン
    SEO対策に強く、Wordpress製自社サイトに後付もできるECカートシステム
    通販マーケッターEight! パッケージ型 個人、中小規模企業 非公開(要資料請求) EC/ネット通販業務に必要な機能を統合したワンストップ型 EC・通販総合パッケージシステム
    Eストアー ショップサーブ ASP型 中小規模企業 初期費用 30,000円
    月額 23,000円別途オプション費用あり
    国内シェアNo.1の安定感のある低価格帯システム

    侍カート


    侍カート
    侍カートは、定期通販やD2C事業者向けに特化した機能が充実しています。

    フォーム一体型LP、アップセル機能、定期購入機能など、通販の肝となる機能が揃っており、RFM分析や定期購入分析など、強力なデータ分析機能も搭載しています。

    また機能を絞った低価格プランから、多種多様な機能を扱えるフルスクラッチプランまで幅広いプランが用意されているため、事業内容と予算に合わせてプランを選択できます。

    月額費用はリーズナブルで、機能面でも堅実な国産ソリューションとして、中小EC事業者におすすめです。

    種類 対象 月額費用 特徴
    侍カート パッケージ型 中小規模企業 初期費用 150,000円
    月額 120,000円
    ※カスタマイズプラン
    国産の安価でシンプル操作のECシステム
    フルスクラッチ開発にも対応

    e-shopsカートS

    e-shopsカートS
    e-shopsカートSは、ASP型ECカートシステムです。月額プランは3,960円からで導入しやすく、機能が豊富なのが特徴です。

    インスタグラムショッピング連携など最新機能にも対応しています。カスタマイズ性が高く、中小規模のEC事業者に適していると言えます。

    API連携数が100以上と豊富で、既存システムとの連携もスムーズです。サポート体制も整っていて、専任の担当者が商材選びやプロモーション提案などを行ってくれるのが好評です。

    低価格帯ながら機能面で満足でき、サポート体制も手厚いため、中小規模のEC事業者に最適なECソリューションといえます。

    種類 対象 月額費用 特徴
    e-shopsカートS ASP型 中小規模企業 初期費用 11,000円
    月額 3,960円
    ※スタンダードプラン
    格安かつカスタマイズ機能やオプションが豊富なECシステム

    カラーミーショップ

    カラーミーショップ

    カラーミーショップは、独自デザインのネットショップを運営したい小中規模事業者向けのECサイト制作サービスです。

    特に、「どこでもカラーミー」機能によってすでにWordPressなどで構築したサイト内に物販のページを簡単に追加できるため、既存の自社サイトを利用したい方にはおすすめのECカートシステムです。

    またSEO対策や豊富なテンプレートを用いたHTML/CSSの独自編集も可能なため、独自のサイトレイアウトや内部SEOに力を入れたい方にも適しています。

    ただし、決済手段が限られている点には注意が必要です。

    種類 対象 月額費用 特徴
    カラーミーショップ ASP型 中小規模企業 初期費用 3,300円
    月額 4,950円
    ※レギュラープラン
    SEO対策に強く、Wordpress製自社サイトに後付もできるECカートシステム

    通販マーケッターEight!

    通販マーケッターEight!

    通販システム開発の老舗である東通メディアが提供するEC/通販システム統合パッケージです。

    ECカート、販促、CRM、業務効率化などEC業務に関わる1,300以上の機能を備え、あらゆる規模の事業者向けに安定したECサイトサービスを提供しています。

    長年蓄積したノウハウや、パッケージ型だからこそ行える充実した基幹システム連携機能によって、高いカスタマイズ性と幅広い拡張性を両立しています。

    種類 対象 月額費用 特徴
    通販マーケッターEight! パッケージ型 個人、中小規模企業 非公開(要資料請求) EC/ネット通販業務に必要な機能を統合したワンストップ型 EC・通販総合パッケージシステム

    Eストアー ショップサーブ

    Eストアー ショップサーブ
    最初に導入実績豊富なECカートシステムとして紹介しましたが、ショップサーブは非常に豊富なカスタマイズ機能を持つことでも有名です。

    様々なツールとオプションがあり、自由にサイトスタイルをカスタマイズできるため販売の規模を問わず自社に合わせたサイト制作が可能です。

    種類 対象 月額費用 特徴
    Eストアー ショップサーブ ASP型 中小規模店舗向け 初期費用 30,000円
    月額 23,000円別途オプション費用あり
    国内シェアNo.1の安定感のある低価格帯システム

    ECカートシステムの選び方

    ECカートシステムには様々な特徴があり、自社の要件に合わせて選ぶことが重要になります。事業の規模や商品の種類、予算、ユーザーインターフェースの使いやすさ、カスタマイズの可能性、データ管理と分析機能の重要性など、ECカートシステムを選ぶ際のポイントを解説します。

    事業規模との整合性

    個人で開業するのであれば、機能がシンプルで導入が簡単な低価格のASP型システムを選択するのが良いでしょう。これなら月額数千円程度で開業できます。

    小規模企業の場合は、月額1万円程度のリーズナブルなASP型システムがおすすめです。在庫や顧客管理等の基本機能に加え、配送連携機能などを追加できるとよいでしょう。

    中小企業になると、パッケージ型の本格的なシステムが適切です。数十万円の初期投資と月額2万円から3万円程度の運行コストが必要になりますが、きめ細かな在庫管理や顧客管理が可能になります。

    大手企業の場合は、自社の規模・要件に特化した高機能なパッケージ型か、自社開発のシステムを選択するのが一般的です。運用コストは月額100万円超になることもあります。
    このように、事業規模に応じたシステムの選択が不可欠です。

    商品の種類に合った機能性

    取り扱う商品の性質に合わせ、細やかな機能がシステムに搭載されているか確認するのが重要です。

    衣料品を扱うECサイトの場合、サイズと色のバリエーションを商品詳細で正しく表示できる機能が必須となります。

    例えば、シャツはS・M・Lといったサイズと、白・黒・赤といった色展開を選択できるようにすることが求められます。

    生鮮食品のECサイトでは、賞味期限や保存方法の表示はもちろん、在庫数と紐付けて賞味期限も自動管理できる機能が重要です。賞味期限切れの在庫品を発生させないよう、適切な発注と在庫管理ができるシステムが不可欠です。

    家電やPCなどの場合は、メーカー名や商品スペック(CPU、メモリ、HDD等)を詳細に登録できる必要があります。また適合機種を表示するために、カテゴリー分類やタグ機能が充実していることが望まれます。

    予算とコストパフォーマンス

    ECカートシステムを選ぶ際には、システム導入時の初期コストと運用時のランニングコストの両方を考慮しましょう。

    初期コストを抑えたい場合は、ASP型の月額課金サービスがおすすめです。数万円程度の初期費用で開始でき、月額料金は1万円前後で済みます。

    パッケージ型のシステムは、導入時に数十万円の初期投資が必要になりますが、月額料金は数万円程度とASP型に比べて抑えられます。

    自社開発の場合、初期投資は1,000万円以上かかることもありますが、月額料金はゼロに近くできるため、長期的にはコストメリットが大きいと言えます。

    予算規模にあわせ、初期投資額と月額料金のバランスを見極めることが大切です。投資できるならコスト面で有利なパッケージ型や自社開発を選択することを検討しましょう。

    インターフェースの使いやすさとカスタマイズ性

    ECカートシステムの操作画面は、社員がストレスなく使える直感的なデザインが大切です。特に頻繁に使用する商品登録やオーダー管理の UI はシンプルで分かりやすいことが重要視されます。
    パッケージ型のシステムは一定レベルの使いやすさが担保されていますが、カスタマイズの範囲が限られていることが難点です。一方、オープンソース型は自由にカスタマイズできる反面、UI 設計に無頓着なものもあり操作性に難がある場合があります。

    自社の商品特性や業務動線に合わせて、画面デザインをある程度変更できるシステムを選ぶことをおすすめします。使いにくいUIでは、業務効率の低下につながりかねません。カスタマイズ範囲とコストを確認し、自社ニーズに適合したシステムを選択することが大切です。

    データ管理と分析機能の充実

    ECカートシステムに蓄積される販売データや顧客データは、マーケティング施策を立案する上での宝の山と言えます。売上トレンドの分析、顧客属性の把握、商品の人気度調査等に活用できます。

    しっかりしたデータ分析機能を持つシステムを選択することで、自社ならではの販促施策を科学的に導き出すことが可能となります。単にデータをCSV出力するだけでなく、ウェブ上でグラフ化やクロス集計が簡単にできるものを選ぶことをおすすめします。

    大手ECモールのシステムでは、このデータ分析機能が不十分な場合があります。自社のアクセス解析と連携できず、マーケティング力の向上に限界がある点に注意が必要です。自社ニーズに適合したデータ解析機能を持つシステムを選択しましょう。

    まとめ:ECカートは自社のショップに合ったものを選びましょう


    ECカートシステムには、パッケージ型やASP型などさまざまな種類や機能があり、事業内容に合わせて検討しなくてはなりません。

    本記事では、主に国産のパッケージ型及びASP型のECカートシステムをご紹介しました。
    用途別に分けても、月額数万円のものもあれば、数千円のサービスも有り、その規模は非常に幅広いです。
    顧客管理機能を重視するのか、決済方法を重視するのか、リピーター獲得機能を重視するのかなど、予算や用途に合わせてECカートシステムを検討してみてください。

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