無料で使えるチャットボット作成ツール14選!特徴や有料版と比較

AIチャットボットは現在幅広い分野で活躍しており、生活や仕事で見かける機会も少なくありません。顧客対応、データ分析と活用シーンは多種多様です。自動で返答をする便利さから、開発をしてみたい方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、AIチャットボットの概要や選び方、活用事例について詳しく説明します。開発に役立つおすすめの作成ツールも合わせて14種類紹介していくので、導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。中には無料のツールも存在するため、開発の手助けとなるでしょう。

監修者 めだか

IT関連の会社でWebコーダー、某携帯キャリアでネット回線や携帯販売を行っていました。現在はライターを中心に、仕事で得た知識を活かして幅広く活動中。音声や動画の制作など、もの造りが好きです。

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    無料で使えるAIチャットボットツール14選!

    現在使用できるチャットボットのサービスは、多岐にわたり普及しています。下記にサービスと特徴を解説していきます。

    サービス名 運営会社 特徴
    xAIML SUNABA NTTドコモ株式会社 非商用の使用無料
    意図解釈エンジン
    ChatPlus チャットプラス株式会社 業界の導入実績No.1
    低価格
    Sinclo 株式会社エフ・コード オートメッセージ機能
    幅広い外部連携
    Ai-FAQボット 株式会社L is B CSVインポート
    FAQボタン自動生成
    CLOVA Chatbot LINE株式会社 各種LINE機能連携
    hitobo アディッシュ株式会社 CSVインポート
    単語設定不要
    Neurox チャットボット 株式会社SPJ 高い回答精度
    幅広い外部連携
    FirstContact 株式会社バイタリフィ 音声認識機能
    即日導入可能
    ekubot 株式会社ベルシステム24
    ホールディングス
    音声認識機能
    充実したサポート
    HubSpot HubSpot マーケティング特化
    生成AI活用
    チャットディーラーAI 株式会社ラクス CSVインポート
    充実したサポート
    GoQSmile 株式会社GoQSystem 直観的な操作
    高度な学習機能
    RICOH Chatbot Service 株式会社リコー 充実したサポート
    幅広い外部連携
    Dialogflow グーグル合同会社 低価格
    各種Google機能連携
    多国語対応

    xAIML SUNABA

    NTTドコモが提供する安心信頼のチャットボット

    xAIML SUNABAは「あいさつ」「天気検索」「知識検索」「乗換案内」「Q&A」の一般的なチャットボットのスキルに加え、意図解釈機能をチャットボットに持たせられます。

    意図解釈機能とは、NTTドコモが提供していたサービス「しゃべってコンシェル」で培ってきた機械学習技術です。ユーザーの入力した会話からユーザーが求めているタスクを判定し、必要な情報を抽出します。

    機能は全て自然対話プラットフォームの意図解釈エンジンにより実現されるため、xAIMLに大量のパターンタグを書く必要がありません。もちろん独自でプログラミングの記述も可能です。そのため、カスタマイズ性に優れています。

    金額 非商用:無料
    商用利用:要問合せ
    無料トライアル 要問合せ
    機能一覧 意図解釈機能
    xAIMLエディタ
    シナリオ設定
    対話機能
    音声認識
    Wikipedia検索
    単位変換
    Excelインポート
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    LINE(非商用目的のみ)
    導入実績 公開なし

    xAIML SUNABAの詳細はこちら

    ChatPlus(チャットプラス)

    業界最安で豊富な導入実績

    ChatPlusチャットボット導入実績が業界でNo.1のサービスです。

    競合他社と比べてもイニシャル・ランニング含め群を抜いて安い点が特徴で、初期費用無料・月額1500円からと低コストで利用できます。最安プランだとAIが非搭載のため注意が必要です。全てのプランでサポートを受けられるので、不明点が発生してもすぐに解決できます。

    お客様からの質問を自動回答、ヘルプデスク業務の問い合わせを自動で解決、自社ホームページにチャットボットを設置し資料請求やお申込みまでをスムーズに対応可能です。IT/サービス、EC、小売業、金融業、学校、官公庁と幅広く利用されています。

    金額 ・ミニマムプラン
      年契約 ¥1,500 / 月
      月契約 ¥1,980 /月
    ・ビジネスライトプラン
      年契約 ¥5,800 / 月
      月契約 ¥6,800 / 月
    ・ビジネスプラン
      年契約 ¥15,800 / 月
      月契約 ¥16,800 / 月
    ・プレミアムプラン
      年契約 ¥28,000~ / 月
      月契約 ¥30,000~ /月
    ・AIチャットボットプラン
      年契約 ¥150,000~ / 月
      月契約 ¥170,000~ / 月
    無料トライアル 10日間
    機能一覧 AI会話機能
    シナリオ設定
    Q&A予測表示
    ウィンドウデザイン
    Excel管理
    レポート・データ分析
    ファイル添付機能
    有人チャット 他
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    Chatwork
    Slack
    LINE WORKS 他
    導入実績 株式会社オープンアップITエンジニア
    株式会社GOESWELL
    野村不動産株式会社

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    Sinclo

    ユーザーに合わせて行動するチャットボット

    sincloはサイト訪問者に合わせて適切に話しかける「オートメッセージ機能」が実現可能です。サイト訪問者の各々に適切な情報の提供で、離脱率の軽減、コンバージョン率の増加とサイトの効果上昇を見込めます。

    チャットボットとオペレータ対応のどちらも利用できるため、よくある質問や資料請求は「完全自動化」、その他の質問はオペレーターが対応するといった使い分けができます。

    合わせて「kintone」「slack」「Googleカレンダー」など様々な外部サービスとシームレスな連携が可能で、普段利用しているサービスとの連携で業務効率化も実現します。

    金額 コスト重視プラン:¥10,000 / 月~
    成果重視プラン:¥30,000 / 月~
    無料トライアル 14日間
    機能一覧 有人チャット
    履歴・統計レポート
    その他の注目機能
    外部サービス連携
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    kintone
    slack
    Google 他
    導入実績 株式会社つぼ八
    株式会社モード・プランニング
    株式会社サガシキ

    Sincloの詳細はこちら

    AI-FAQボット

    Excelデータで簡単運用

    AI-FAQは導入する際に面倒なシナリオ作成や事前学習が不要で、ExcelでQAデータを作成するだけで導入ができます。管理画面よりExcelファイルをアップロードをし、自社のホームページにチャットボットを組み込むだけで利用が可能です。

    入力した言葉の表現の揺れをAIが自動解析し学習するため、アップロードしたExcelファイルにない単語も1度の質問で次回以降はスムーズに回答を行います。チャット画面のデザインやキャラクター変更と、カスタマイズ性が高い点も魅力です。

    導入のシンプルさから、チャットボットを扱う会社を対象としたブランド名イメージ調査にて「導入しやすいと思うチャットボット」でNo.1を獲得しています。

    金額 QA数1~100問:¥30,000 / 月
    ※QAが100問増えるごとに月額¥10,000ずつアップ
    無料トライアル 30日間
    機能一覧 文章理解
    自動学習
    FAQボタン自動生成
    ヒアリング機能
    受付機能
    CSVインポート
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    LINE WORKS
    Teams
    Slack 他
    導入実績 イオン九州株式会社
    関電サービス株式会社
    株式会社ミニミニ

    AI-FAQボットの詳細はこちら

    CLOVA Chatbot

    LINEの機能をフル活用したチャットボット

    CLOVA Chatbotは、株式会社LINEが提供するAIチャットボットです。LINEが提供しているので、「LINE」関連のサービスとの親和性が高い特徴をもちます。LINE WORKSをはじめ、「LINE Pay」「Facebook」など多数のコミュニケーションツールと連携が可能です。

    世界最高水準で進化するAIエンジンを搭載しているため、精度の高い正答率や多言語対応を実現し、顧客満足の向上に繋げられます。また、日本語に対応したAIの開発を中心に行っているため、国内において利用しやすいチャットボットです。

    金額 Commercial:¥50,000 / 月
    無料トライアル 30日間
    機能一覧 多言語対応
    チャットボット決済
    シナリオ設定
    ユーザー分析
    他チャットボットからの乗り換え
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    LINE各種
    Facebook
    導入実績 公開なし

    CLOVA Chatbotの詳細はこちら

    hitobo

    自動で回答内容を生成するチャットボット

    hitoboは少ない労力でスムーズに導入ができるAIチャットボットです。シナリオの構築はFAQ画面上での入力かCSVデータのアップロードで可能なため、リリースを最短3日で実現します。

    言語の表現ゆれにも自動で対応するので、担当者が単語の設定作業をする必要はありません。hitoboならではの機能に問い合わせの一時振り分けが存在します。対応履歴がある質問はチャットボット、履歴がない質問は生成AIがその都度回答を生成して対応します。

    そのため柔軟性が高く、問い合わせ業務の負担を大幅に削減可能です。

    金額 エコノミー:¥ 60,000 / 月
    ベーシック500:¥65,000 / 月
    ベーシック1000:¥95,000 / 月
    無料トライアル 30日間
    機能一覧 Q&A自動生成
    生成AIチャットボット
    分析・レポート
    デザイン・カスタム
    セキュリティ
    FAQページ生成
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    Microsoft Teams
    SharePoint
    Google 他
    導入実績 マツダパーツ株式会社
    愛知県小牧市
    株式会社アーバンリサーチ

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    Neurox チャットボット

    独自AIを搭載したチャットボットによる世界最高水準の回答率

    Nuroxは高い回答精度が特徴のAIチャットボットです。AI分野の中でも「自然言語処理 × ビッグデータ」領域が得意なため、膨大なデータを効果的に分析ができます。正答率は97.3%と世界最高レベルです。Q&Aの作成は直接入力かCSVデータのインポートで行えます。

    自社開発の独自AIにより、学習をすればするほどナレッジが自動で蓄積される仕組みになっています。そのため企業ごとの要望に合わせてカスタマイズできる点も特徴です。問い合わせ内容を自律的に分析、抽出するので、メンテナンスの手間がかかりません。

    WEBページへの組み込みやシステム連携だけでなく、デジタルサイネージとの連携もできるので多岐にわたる分野で活用できます。

    金額 ¥9,000 / 年~
    無料トライアル 30日間
    機能一覧 高速レスポンス
    CSVインポート
    分析・レポート
    チャットボット
    音声認識
    セキュリティ
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    LINE
    Chatwork
    Slack 他
    導入実績 株式会社アイネット
    NECネクサソリューションズ
    株式会社武蔵野

    Neuroxチャットボット
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    FirstContact

    最速導入が可能なチャットボット

    FirstContactは課題解決型のAIチャットボットです。アカウントは即日発行、即日導入を実現します。

    テキストのやり取りだけではなく、画像や選択式の対話機能を搭載しています。その他にも、音声認識機能もあるためユーザーからの電話問い合わせに対する回答を音声で自動応答が可能です。

    AIのベースはChatGPTを用いていますが、回答を避けたい内容はNGワードでコントロールできます。チャットボットには珍しくiPadでの管理操作が行えるので、利用場面を問いません。AI対応では難しい質問はボタンをワンクリックするだけで有人対応へ切り替えができます。

    金額 スタンダード:¥ 2,980 / 月
    プレミアム:¥ 15,000/ 月
    プロ:¥ 29,000/ 月
    無料トライアル 20日間
    機能一覧 Excelインポート
    有人チャット
    データ分析
    NGワードの設定
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    LINE
    Chatwork
    Slack 他
    導入実績 日本ハウズイング株式会社
    三谷商事株式会社
    アールナイン株式会社

    FirstContactの詳細はこちら

    ekubot

    コールセンターの課題解決におすすめのチャットボット

    ekubotは、コールセンター向けに開発されたAIチャットボットです。

    コールセンターに寄せられた電話を音声認識機能でテキストデータ化し、有人対応が必要な内容か自動で分析します。無人対応が可能な場合はチャットボットが対応を行うので、問い合わせの多い質問を削減し入電の混雑緩和を見込めます。

    運営会社のカスタマーサクセスチームがKPIの計測とチャットボット改善を行うので、難しい作業が必要ない点も魅力です。チャットの他に音声合成機能を活用したAIボイスボットも存在しています。

    金額 LITE:¥20,000~/月
    PRO:要問合せ
    無料トライアル 30日間
    機能一覧 シナリオ設定
    シナリオテスト
    音声認識
    FAQ一括登録
    デザインカスタム
    データ分析
    入電抑止
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    導入実績 公開なし

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    HubSpot

    マーケティングに特化した多機能チャットボット

    HubSpotは、多方面からビジネスを支えるAI搭載プラットフォームです。社内での活用はもちろん、顧客や業務チームに合わせたカスタムを行えます。

    基本的なチャットボットに生成AIの機能が加わっているので、多彩なコンテンツを産み出せます。特にマーケティング戦略に長けており、ターゲットに合わせたデータ分析がもち味です。AIエージェントのように業務上のタスクを自動化し実施する一面も存在するので、多岐にわたる活用ができます。

    機能は制限されますが無料版が使用できるので、AIチャットボットを始めて導入する方におすすめです。

    金額 Starter Customer Platform:¥1,800/月/シート
    無料トライアル 要問合せ
    機能一覧 データ分析
    Webサイト生成
    コンテンツ生成
    SNS投稿生成
    マーケティング
    データ管理
    Webチャット 他
    対応プラットフォーム Gmail
    G Suite
    Outlook
    導入実績 株式会社ハーモ
    株式会社NTTPCコミュニケーションズ
    ランスタッド株式会社

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    チャットディーラーAI

    社内の問い合わせをスムーズにするチャットボット

    チャットディーラーAIは、社内の問い合わせ対応を専門としたAIチャットボットです。

    各種問い合わせに対するテンプレートが豊富で、導入時からさまざまな質問に答えられます。そのため、導入期間の削減を見込めます。CSVデータで情報をインポートできるので手軽に社内チャットボットの作成が可能です。チャット別にエクスポートも行えます。

    回答内容に画像の添付、ラベル分け、入力サジェストと機能が豊富な点が特徴です。会社ごとに専属の担当者がサポートするので、安心して使い続けられるチャットボットといえるでしょう。

    金額 要問合せ
    無料トライアル 要問合せ
    機能一覧 問い合わせ管理
    有人チャット
    シナリオ設定
    社内向け質問テンプレート
    レポート/メンテナンス
    HTMLエディタ登録
    CSVインポート 他
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    LINE WORKS
    Slack
    Microsoft Teams 他
    導入実績 住友商事株式会社
    日本新薬株式会社
    第一実業株式会社

    チャットディーラーAI
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    GoQSmile

    多種多様な分野で活躍可能なカスタマイズ性

    GoQSmileはECショップ、社内チャット、カスタマーサポートと多岐にわたる分野で活躍できるAIチャットボットです。

    テンプレートでデザインが存在するため専門的な知識が必要なく、直観的に導入と管理ができます。シナリオサンプルの修正ですぐに実装できる点も魅力です。高性能な学習機能を搭載しており、複数のAIチャットボットを設置している場合は登録してあるシナリオと回答を共有し、回答精度を高めます。

    WordPress、EC-CUBEのプラグインの利用でWebサイトに簡単に設置できるので、既存のサイトがある方でチャットボットの導入を考えている方におすすめです。

    金額 スタンダードプラン:¥10,000/月
    外部連携プラン:¥15,000/月
    有人チャットプラン:¥20,000/月
    無料トライアル 20日間
    機能一覧 質問の一括登録・履歴確認
    シナリオ設定
    類義語・単語登録
    CSVインポート
    画像・リンク表示
    アンケート機能
    有人チャット 他
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    LINE
    Yahoo!ショッピング
    Facebook 他
    導入実績 古本買取通販ドットコム株式会社 他

    GoQSmileの詳細はこちら

    RICOH Chatbot Service

    手厚いサポートがある社内向けチャットボット

    RICOH Chatbot Serviceは、社内での活用をメインに活用できるAIチャットボットです。社内以外に、教育機関や自治体へ導入した実績があります。

    連携できるシステムやプラットフォーム、外部APIの種類が幅広く、導入部署を問いません。プランに応じて登録できる回答数と機能に変動があるので、会社の大きさと費用を考慮しながら導入するとよいでしょう。

    サポートが充実しており、導入時の人的レクチャー以外にAIが自ら運用サポートを提案します。運営会社もイベント、セミナーを数多く実施しているので、社内にチャットボット運用の定着を見込めます。

    金額 STARTER:¥18,000/月
    STANDARD:¥50,000/月
    ENTERPRISE:要問合せ
    無料トライアル 30日間
    機能一覧 データ管理・分析
    有人チャット
    多言語対応
    CSVインポート
    シナリオ設定
    リファラー確認機能 他
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    kintone
    Microsoft Teams
    LINEWORKS 他
    導入実績 株式会社 快活フロンティア
    メディカルフードサービス株式会社佐川グローバルロジスティクス株式会社

    RICOH Chatbot Service
    の詳細はこちら

    Dialogflow

    低コストでハイリターンを見込めるチャットボット

    DialogflowはGoogle社が開発するAIが搭載された、多機能なAIサービスです。料金が従量制なので、まずは低コストではじめたい個人の方や中小企業で開発しやすいメリットがあります。対応言語が30以上あるため、グローバル開発にもおすすめです。

    チャットボットのやりとりは自動で学習するため、回答内容を手動で入力する必要はありません。

    Googleアシスタントなど各種Google機能との連携に加え、LINEやFacebookと一般的なプラットフォームの大半に対応しています。UIが直観的でわかりやすく、何度かクリックするだけで簡単にAIチャットボットを作成可能です。

    金額 従量制
    無料トライアル 90日間
    機能一覧 音声認識
    ユーザーの感情解析
    機械学習
    生成AI
    エージェント作成
    シナリオ設定
    多言語対応 他
    対応プラットフォーム 各種Webブラウザ
    Google機能
    LINE
    Facebook 他
    導入実績 株式会社三菱UFJ銀行
    マレーシア航空
    Domino’s

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    ビジネスに適したAIチャットボットの選び方

    AIチャットボットにも個性が存在し、機能も多種多様です。利用シーンによっては、生成AIの活用が有効なケースもあります。この項目では、生成AIとチャットボットの選択基準について確認していきます。

    事業目的に応じた選択

    まずは、事業目的に応じて生成AIとチャットボットのどちらを選択するかを決めることが肝心です。

    生成AIは新しいコンテンツを作り出す能力があり、大量のデータを扱えます。そのため、個々のユーザーに対して最適化されたコンテンツを生成する活用方法が有効です。

    一方、チャットボットは人間との対話を通じて情報を提供できます。主にコールセンターやカスタマーサポートなど、すでに疑問が明確化されている状態での活用が多いです。

    例えば、新規事業を立ち上げるにあたって、プロモーションに関連するブログ記事を大量に作成する必要があるとします。記事コンテンツの作成に適した生成AIの活用を行えば、効率的に記事を確保できます。一方で、顧客からの問い合わせ対応を効率化したいという課題がある場合は、チャットボットが適しています。

    自社のビジネス目標や課題、もしくはプライオリティを意識してどちらかを選択するとよいでしょう。

    コストとリソースの考慮

    コストとリソースも重要な選択基準です。生成AIは、学習に大量のデータと強力な計算能力を必要とします。ビジネスの種類によってはサーバーの構築や学習機能搭載など、導入と維持には高い費用が発生する可能性があります。

    一方、シンプルな機能のチャットボットは、AIと比較するとアルゴリズムが簡潔なため、専門技術はあまり必要ありません。結果、導入と運用のコストは比較的低く抑えられる傾向があります。

    したがって、組織の予算や利用可能なリソースを検討したうえで、生成AIとチャットボットのどちらを採用するかを考える必要があります。

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    生成AIとチャットボットの活用事例

    導入の前に実際の活用事例を確認したい方も多いでしょう。生成AIやチャットボットを活用した事例を下記に5つ紹介します。

    株式会社ウィーゴー

    株式会社ウィーゴーは、公式オンラインストアにAIチャットボットを導入しています。具体的には、顧客のお問い合わせに素早く対応できるよう「ObotAI」を導入し、ユーザビリティを向上させました。

    また、同社はチャットボットである「女子高生りんな」も導入。りんながウィーゴーでアルバイトしたという設定で、ECサイト上に登場させるという企画も実施されています。

    ユーザーのコーディネート画像にりんなが回答する「りんなのファッションチェック」など、新しい企画を打ち出し、10代が興味を持ってくれるコンテンツづくりを行ったそうです。

    参照:株式会社ウィーゴー

    ヤマト運輸株式会社

    ヤマト運輸株式会社は、配送現場の生産性向上を目指し、AIによる貨物予測システムを導入しました。

    過去4年分の荷物の集荷データや配達データなどをもとにした機械学習のアルゴリズムによって、全国約6,600箇所ある配送センターにいつ、どのくらいの荷物が届くのかを事前予想できるようにしました。

    配送センターでは、荷物の量の変動を理解した状態で、従業員の勤務シフトを決めなければなりません。従来は現場担当者の経験値によって労働力のコントロールを行っており、従業員の過不足に悩まされていたとも語られています。しかし、AIを導入してからは、配送センターごとに3~4カ月先に届く1日の荷物量を誤差数パーセントの精度で予測できるようになったようです。

    また、同時にチャットボットによるお問い合わせにも対応しています。具体的には、LINEの公式アカウントのトーク画面で配送時間の変更や集荷依頼を行えるようにしました。再配達や日付変更など煩雑な業務を強いられていましたが、業務を大幅に削減でき、ドライバーの負担軽減に役立っています。

    参照:ヤマト運輸株式会社

    コカ・コーラ社

    コカ・コーラ社は、生成AIを活用して自社商品の新味開発に取り組んでいます。AIは、既存の商品データと消費者のフィードバックデータをもとに、新しいフレーバーの提案ができます。

    この特性を用いて、西暦3000年をイメージした未来の味「Coca-Cola Y3000 Zero Sugar」を発表しました。これは、コカ・コーラファンから思い描く未来についての味を収集し、そのデータをもとにAIがいくつかの組み合わせを考えるというものです。

    この企画は、単なるアソビではなく、米国・カナダ・中国・ヨーロッパ・アフリカなどの一部市場で限定販売されています。

    参照:コカ・コーラ社

    アサヒビール株式会社

    アサヒビール株式会社は、生成AIを活用した「Create Your DRY CRYSTAL ART」を開始しました。アサヒスーパードライの世界観を伝えるために「サイコーに輝く瞬間」を視覚化したアート作品をAIが自動生成するというものです。

    まず、ユーザーが自分の「写真」を投稿します。たとえば、サッカーのゴールシーンや、観光地で撮った自撮りなどを使い、その投稿を元に、AIがアート作品を生成します。消費者が自分自身の「サイコーに輝く瞬間」の共有で、ブランドと消費者とのコミュニケーションを深めることを目指しています。

    参照:アサヒビール株式会社

    LINEヤフー株式会社

    LINEヤフー株式会社は、2023年10月より段階的に生成AIによる解答の実験を行っています。具体的には、Yahoo!検索でユーザーによって検索された専門的な質問に回答できるような仕組みづくりを進めているようです。

    また、Yahoo!フリマでは、出品時の商品説明文を自動生成する機能を実装済みであり、効率化に成功しています。3ヶ月間と非常にタイトなスケジュールで実装したにも関わらず、ユーザー満足度は90%を超えたと語ります。

    また「Yahoo!知恵袋」では「歴史」と「相談」カテゴリーで生成AIを活用した結果、ベストアンサー率は60%以上と、非常に高い水準を保ってます。

    参照:LINEヤフー株式会社

    チャットボットの無料版と有料版の違い

    無料と有料で使用できるチャットボットが存在しますが、機能や価格でそれぞれ違いがあります。主な違いを下記表にまとめました。

    無料 有料
    商用利用 ×
    価格
    サポート
    機能
    導入しやすさ
    データセット ×
    セキュリティ

    有料で活用できるチャットボットは機能面が充実しており、中には生成AI、音声認識を使用できる高性能チャットボットも存在します。最初からデザインやシナリオのデータがセットされていたり、CSVデータを利用できるケースが多く、プログラミングの知識を必要としません。費用は発生しますが、サポートとセキュリティが充実している点も魅力です。

    対して無料版は価格は優れていますが商用利用は難しく、機能が制限が設けられています。中にはAIの学習やプログラミングが必要なパターンもあり、サポートが不十分な場合が大半なため導入が少々難しく感じられるかも知れません。有料版ほどセキュリティ対策が施されていない点も注意すべきでしょう。

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    無料でAIチャットボットを使い続けるのは難しい

    チャットボットは無料トライアル期間はあるものの、以降はランニングコストが発生します。無料で利用できるサービスもありますが、商用利用ではさまざまな制約があるのが現状です。コスト削減も大切ですが、自社のサービスにチャットボットを導入する目的を明確にし、適切なチャットボットを組み込む必要があるでしょう。

    また、AIチャットボットに限らず無料のサービスは広告やデータ収集を通じて利益を得る傾向にあるため、プライバシーの問題や安全性については懸念されます。データの漏洩や悪用などのセキュリティリスクについては慎重に考慮する必要があります。

    コストだけを重視するのではなく、自社のニーズやビジネス目標に適合したサービスとプランの選択が有効な手段です。

    まとめ:AIチャットボットは予算に合わせて選びましょう

    この記事では、生成AIとチャットボットの概要やチャットボットサービスの紹介、それぞれの活用事例、選択基準について詳しく説明しました。

    生成AIもチャットボットも、ビジネスの効率化やコスト削減、顧客満足度向上に貢献する重要なツールです。そのため選択する際は、自社のビジネス目標や課題、利用可能なリソース、必要な予算などを検討し、時間をかけて選択しましょう。

    チャットボットの導入には無料トライアルはあるものの、商用利用で無料で使い続けるのは難しい点には注意が必要です。自社に合ったサービス、プランの選択で安全かつ効果的にチャットボットを組み込めます。

    また、AIチャットボットの開発に支援が必要であれば株式会社Jiteraにご連絡ください。あなたのビジネス内容をしっかりとお聞きし、問題を解決できるよう提案させていただきます。

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