「最近よく聞くRenderNetって実際どうなの?他のツールと比べて何がすごいの?」
そんな疑問をお持ちのあなたへ。
今回は、話題のAIアバター生成ツール 「RenderNet」 を実際に課金して試してみた率直なレビューをお届けします。無料プランからフェイススワップ、そして最新のAIリップシンク機能 “Narrator” まで、その実力を徹底検証します!
特に、今回は Rumway Gen-3とのリップシンク機能比較 にも焦点を当て、それぞれのツールの違いを分かりやすく解説していきます。
SNSで気になっていたけどホントの実力は未知数ですよね?この記事をぜひ参考にしてみてください。
AI Art Creator@ainextastro https://twitter.com/ainextastro 実際に様々AIツールを自分で体験し、リアルな解説を心がけています。
RenderNetとはどんなツール?

RenderNetは、AIを使ってリアルなアバターを作成し、動画制作に活用できるオンラインプラットフォームです。
2023年に登場して以来、その手軽さとクオリティの高さで注目を集めています。
個人でVTuber活動を始めたい、ビジネスで自社のキャラクターを作りたいなど、様々なニーズに対応できるのがRenderNetの魅力です。
RenderNetは具体的にどんなことができるの?

この章では、RenderNetでできる以下の項目について解説します。
- 顔写真から自分そっくりのアバターを作成できる
- Canvasでプロンプトで画像を生成できる
その他の機能はリンク先で解説!
難しい設定が必要だった操作も、RenderNetなら直感的な操作で誰でも簡単に行えます。
顔写真から自分そっくりのアバターを作成できる

ImageFXで作った画像を顔写真と仮定して使用してみましょう(ほんとリアルですよね)
ドラッグ&ドロップで画像を挿入して読み込みが終了するまで少し待ちます。

クロップします

キャラクターのデザインを選択します。
今回は
Realistic,Male,Young Adultを選択しました。

キャラクターに名前をつけます。

キャラクター一覧に追加されました。

作成したkuromeganeを選択してUse This Characterを選択します。

Canvasでプロンプトで画像を生成できる
Canvasでは様々なことができます。

New generationのProModeでModelとLoRAを選択します
今回はModelをSDXL系のEpicRealismXL、LoRAをCinemaXLにします。

Advanced Settingsはデフォルトのままで生成してみます。
Negative PromptやSampler、Steps、AI Creativityを調整することができます。
このあたりはStableDiffusionの知識があるとスムーズに理解できます。

Magicmodeでスタイルを選択します。

Promptを入力して画像を生成します。

選択したスタイルに応じて画像が出力されました。
左からBokeh、真ん中がCanon EOS R6、右側がNaturalLighting

prompt
@kuromegane,居心地のいいカフェで、ラグタイム・ピアニストが木製のホンキートンク・ピアノを弾いている。ネックレス。
ポイント
- 作成したキャラクターを使って画像生成したい場合はPromptに@〇〇〇〇とキャラクターの設定した名前を追加します。
- Countで生成する画像の枚数を指定できます。
- アスペクト比も設定することができます。
RenderNet料金プラン

RenderNetには無料プランと2種類の有料プラン、企業向けのエンタープライズプランがあります。
| プラン | 料金 | 機能 | 備考 |
| FREEプラン | 無料 | 基本機能、最新のリップシンク機能narratorはサンプル動画のみ | 一部機能制限あり |
| PROプラン | 19ドル(約2,777円) | すべての機能を使用可能 | 専門家による支援は不可 |
| MAXプラン | 49ドル(約7,162円) | すべての機能を使用可能 | – |
| Enterpriseプラン | 問い合わせが必要 | APIやモデルのカスタム、無制限使用が可能 | 企業向け、詳細は要問合せ |
FREEプラン
無料でも使用することができます。※最新のリップシンク機能narratorはサンプル動画のみ使用可能です。
PROプラン
19ドル(約2,777円)
すべての機能を使用することができます。
※専門家による支援?は受けられないようです
MAXプラン
49ドル(約7,162円)
すべての機能を使用することができます。
Enterpriseプラン
料金は問い合わせが必要なようです。
APIやmodelがカスタムできて無制限で使用できます。
詳細な料金プランはこちら
RenderNetを始めるには?

RenderNetは、ブラウザ上で動作するサービスなので、特別なソフトのインストールは不要です。
公式サイトにアクセスし、アカウント登録するだけで使用可能です。(Googleアカウントでのログインも可能です)
RenderNetを実際に使ってみた機能レビュー

ここからは、RenderNetの各機能を実際に使ってみた感想を、良い点・イマイチな点も踏まえて正直にレビューしていきます。
1. ポーズコントロール機能(Control Net)
この機能を使って、構図の維持、ポーズのコピー、アートスタイルの変換などを行うことができます。
各プリプロセッサは、ソース画像の「マップ」を作成します。
この「マップ」は、それが生成する画像がどのように構成されるべきか、どのような向きにされるべきか、あるいはどのようなパターンを含む必要があるかを、モデルに伝えます。
以下で公式ガイドに沿ってControlNetの機能を使った例を説明します。

OpenPauseでポーズを固定する

固定したいポーズの画像をアップロードするかサンプル画像を使用します。
デフォルトのサンプルも豊富にありました。

今回はサンプルを使用して画像を生成します。

canvas上だとこんな感じです。慣れないと違和感しか無いけど慣れたら便利かもしれないと思いました。


2.動画の顔交換機能( Video face swap)
こちらの動画を
こちらの画像の顔に変換します

画像と動画をアップロードしてGenerateします

完成した動画がこちらです。
preference をspeedにした場合
preferenceをQualityにした場合
フレーム数が多くなるので口の動きの再現度に違いがあるのが分かります。
3. AIリップシンク機能(Narrator)Runway Gen-3と比較
RenderNetのNarratorと並んで、AIリップシンク機能で人気なのが Runway Gen-3 です。
実際に両方使ってみて比べてみました。
今回こちらの画像をImageFXで生成

Prompt
こちらの画像をMagnificAIでアップスケールし、Photoshopの生成AI拡張で画像を横長にしてGen-3で動画にしました。
音声はElevenlabsで生成しました。
下記の動画をそれぞれリップシンクしてみます!!!
ベースとなる動画
RenderNet (Narrator)
口元が少しちらつきますが元の動画の表情をそのままに口を動かしています
Runway Gen-3
チラつきもなく自然な仕上がりに感じます
RenderNetはこんな人におすすめ!

- 顔出しせずに動画コンテンツを発信したい人
- VTuberやゲーム実況など、キャラクターを使った動画を作りたい人
- 企業やブランドの広告に、オリジナリティあふれるアバターを活用したい人
- 教育コンテンツや説明動画などに、親しみやすいキャラクターを登場させたい人
まとめ:RenderNetは、進化し続けるAI動画制作ツール

RenderNetは、誰でも簡単に高品質なAIアバターを作成し、動画制作に活用できる画期的なツールです。
無料で試せるという点も大きな魅力だと思います。ぜひ一度、RenderNetの世界を体験してみてはいかがでしょうか?
