画像生成AI「にじジャーニー(niji・journey)」とは?使い方や料金から著作権についてまで解説

画像生成AI「にじジャーニー(niji・journey)」は、プロンプトに入力した内容を画像化できるツールです。

この記事では、にじジャーニーの基本概要から使い方、料金プラン、さらには著作権に関する詳細まで幅広く解説していきます。

また、Stable Diffusionとの違いも比較しながらそれぞれの特徴についても紹介していきます。

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監修者 hiro1120_writer

食品商社営業からシステムエンジニアへと転職後、バックエンドエンジニア(Java, PHP)として尽力。開発リーダーを含む上流工程〜下流工程に携わる。IT関連記事から芸能・法律など幅広ジャンルにて執筆。

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    にじジャーニー(niji・journey)の基本概要

    にじジャーニー(niji・journey)の基本概要

    にじジャーニー(niji・journey)とは何か?

    にじジャーニーは、特にアニメやマンガスタイルの画像生成に特化したAIツールで、このサービスは2023年に正式リリースされており、多くのユーザーに人気を博しています。

    このAIは、ユーザーがテキストベースのプロンプトを入力することで独自のアートワークを生成してくれます。

    例えば、あるアニメのキャラクターを特定のシーンで描いたり、オリジナルのマンガキャラクターを作成するなど多岐にわたる用途で利用されています。

    初心者からプロフェッショナルまでの幅広い層のクリエーターが手軽に高品質なビジュアルコンテンツを作成できる点が大きな魅力といえるでしょう。

    にじジャーニー(niji・journey)の特徴

    にじジャーニーの最大の特徴は、日本語に対応したプロンプト入力機能と2次元アートに特化した生成能力にあります。

    ユーザーは日本語で直感的にプロンプトを入力し、その要望に応じたアートを生成することが可能です。

    また、このAIは異なるアートスタイルを模倣する能力も持ち合わせており、例えば古典的な浮世絵スタイルから現代的なアニメスタイルまで、幅広い画像生成機能を提供してくれます。

    さらに、にじジャーニーはユーザー利便性の高いインターフェースを持っており、スマートフォンアプリとしても提供されているためいつでもどこでもアート作成が行えます。

    無料プランでは基本的な機能が提供される一方で、より高度な機能や高解像度での出力を望むユーザーは有料プランを選択することができます。

    にじジャーニー(niji・journey)の使い方

    にじジャーニー(niji・journey)の使い方について、アカウント作成から画像生成までのプロセスを具体的に解説していきます。

    このAIツールはアニメや2次元イラストの生成に特化しており、使いやすいインターフェースを備えています。

    ここではまず、アカウントの作成とセットアップ方法から実際に画像を生成する手順までを紹介していきます。

    アカウントの作成とセットアップ

    にじジャーニーを使用するには、まず専用のアカウントを作成する必要があります。

    アカウント作成

    にじジャーニーの公式サイトまたはアプリにアクセスします。「サインアップ」または「アカウント作成」のオプションを選び、必要な情報(メールアドレス、ユーザー名、パスワード)を入力していきます。その後、メールで送信される確認リンクをクリックしてアカウントを有効化します。

    セットアップ

    アカウントにログイン後、初期設定を行います。初期設定には、言語設定や利用規約の確認が含まれ、画像生成のプリファレンス(好みのスタイルや解像度など)を設定できます。

    利用プランの選択

    無料プランまたは有料プランを選択します。無料プランでは限られた機能のみ利用可能で、有料プランでは高解像度の画像生成や追加機能が利用できます。

    画像生成のプロセス

    にじジャーニーを使用して画像を生成する方法は非常に簡単なため、次のようなステップで進行していきます。

    プロンプトの入力

    生成したい画像の説明を「プロンプト」として入力しますが、このテキストがAIによる画像生成のベースとなります。プロンプトには、キャラクターの特徴、背景、アクションなど具体的な情報を含めることができます。

    画像生成の開始

    プロンプトを入力した後、「生成開始」ボタンをクリックします。AIは入力されたプロンプトに基づき、複数の画像を生成します。

    画像の選択とカスタマイズ

    AIによって提案された画像の中から、最も気に入ったものを選びます。選択した画像をさらにカスタマイズするオプションが提供されている場合、細部の調整やスタイルの変更を行うことができます。

    画像の保存と共有

    最終的に満足した画像は、デバイスにダウンロードしたりソーシャルメディアで共有したりすることができます。

    にじジャーニー(niji・journey)とStable Diffusionの違い

    にじジャーニーとStable Diffusionはどちらも強力な画像生成AIですが、それぞれの特徴や使用方法には明確な違いがあります

    ここでは、主な違いを表としてまとめ、それぞれの特徴について具体的に説明していきます。

    特徴 にじジャーニー (niji・journey) Stable Diffusion
    主な用途 アニメ・イラスト系画像生成 広範囲のリアリスティック画像生成
    利用可能な言語 日本語に特化 主に英語
    プラットフォーム Discord, スマホアプリ Webサービス, ローカル, モバイルアプリ
    ユーザーインターフェース シンプルで直感的 比較的複雑でコマンドベース
    画像スタイル 2次元アニメスタイルに特化 フォトリアリスティック、多様なアートスタイル
    コミュニティサポート 日本語コミュニティが活動的 グローバルなコミュニティが広範
    学習データセット 非公表 LAION-5B等、大規模データセット利用

    にじジャーニー(niji・journey)の特徴

    にじジャーニーは、主にアニメやイラストスタイルの画像を生成するために開発されたAIツールで、このツールは特に日本のユーザーに向けて設計されており、日本語でのプロンプト入力が可能です。そのため、言語の障壁なく直感的に使用できるため、日本国内のクリエーターやアニメファンに広く受け入れられています。また、モバイルアプリやDiscordを通じて簡単にアクセスでき、低コストで始められる無料プランも提供しています。

    具体的な使用例としては、個人のアニメファンがお気に入りのキャラクターの新しいシーンを作成したり、アマチュアアーティストが自己の作品に独自のタッチを加えるために使用するケースがあります。また、コミュニティイベントでのアートコンテストにも利用され、ユーザー間の交流や創作活動の促進に一役買っています。

    Stable Diffusionの特徴

    Stable Diffusionは、より広範囲のスタイルと用途に対応する画像生成AIです。このAIはフォトリアリスティックな画像だけでなく、様々なアートスタイルでの画像を生成できるため、広い範囲のクリエイティブなニーズに応えることができます。Stable Diffusionは高度なカスタマイゼーションオプションを提供しているため、使用者が詳細なプロンプトと設定で精密な画像を生成可能です。

    Stable Diffusionは、教育目的での使用、商業的なアートワークの生成、研究目的など多岐にわたる分野で活用されています。また、そのオープンソースの性質から開発者は自由にカスタマイズや改良を加えることができ、新しいモデルの開発や既存のモデルのチューニングにも用いられています。

    にじジャーニー(niji・journey)の料金

    にじジャーニー(niji・journey)は利用者が自由に画像を生成できるAIサービスであり、その利用可能性は無料プランから複数の有料プランに及びます。それぞれのプランは特定のニーズに合わせて設計されており、クリエイターや企業が目的に応じて選択できるようになっています。

    ここでは、無料プランと有料プランの詳細とそれぞれのメリットを具体的な活用例と共に解説していきます。

    無料プランとその制限

    無料プランでは、ユーザーは登録後に限られた数の画像を生成することができ、具体的には、初回登録時に付与される20クレジットを使用して画像を生成することが可能です。

    1クレジットで1枚の画像が生成できるため、このプランでは最大20枚の画像を試すことができます。この制限は、特に新しいユーザーがサービスの品質を試すのに適しており、趣味のプロジェクトや小規模なテストで利用されることが多いです。

    無料プランの主な制限は、高解像度での画像生成や画像のスタイルや詳細なカスタマイズが限られる点です。また、商用目的での使用は推奨されておらず、より高度な機能や大量の画像生成が必要な場合は有料プランへのアップグレードが必要となります。

    有料プランの種類とメリット

    プラン名 月額料金 生成画像数 特徴 適用例
    ミニプラン 740円 最大100枚 低コストでAI画像生成を試すのに適しています。 個人のブログや小規模プロジェクトに最適です。
    ベーシックプラン 1,460円 200枚以上 ソーシャルメディアコンテンツやデジタルアート作品の制作に適しています。 中規模プロジェクト向け。
    スタンダードプラン 4,390円 低速モード無制限、高速は15時間まで 頻繁に高品質の画像が必要なプロフェッショナルに最適。 商業的なアートワークやプロジェクトに最適です。
    プロプラン 8,800円 高速で30時間の画像生成可能 ステルスモードが利用可能で、高解像度の画像生成に適しています。 NFTアートや高価値アイテムの制作に適しています。
    メガプラン 120ドル 月に約3600枚生成可能 大量の画像を迅速に生成する必要がある大規模プロジェクトに理想的です。 大規模なメディア制作や広告会社での利用に適しています。

    にじジャーニーは複数の有料プランがあり、それぞれのプランは異なる特徴と利点を持っています。

    下記は主な有料プランとなっています。

    ミニプラン

    料金: 月額740円

    特徴: 月に最大100枚の画像を生成できる。

    適用例: 個人のブログや小規模なプロジェクトでの利用。低コストで初めてAI画像生成を試したいユーザーに適しています。

    ベーシックプラン

    料金: 月1,460円

    特徴: 月に200枚以上の画像を生成可能。

    適用例: ソーシャルメディアコンテンツの制作やデジタルアート作品の制作に適しており、中規模のプロジェクトに最適です。

    スタンダードプラン

    料金: 月4,390円

    特徴: 低速モードで無制限に画像生成可能、高速生成は15時間まで。

    適用例: 商業的なアートワークの制作や、頻繁に高品質の画像を必要とするプロフェッショナルに最適です。

    プロプラン

    料金: 月8,800円

    特徴: ステルスモード利用可能で、さらに30時間の高速生成が可能。

    適用例: 高解像度の画像や商用プロジェクトに適しており、NFTアートなどの高価値アイテムの制作にも利用されます。

    メガプラン

    料金: 月120ドル

    特徥: 月に3600枚程度の画像生成可能。

    適用例: 大規模なメディア制作や、広告会社などがクライアントの要求に応じて大量の画像を迅速に生成する必要がある場合に理想的です。

    これらのプランは、各ユーザーが具体的なニーズに応じて選択できるように多様なオプションが提供されています。

    必要な機能に絞ってこれらのプランを利用することで、小規模な個人プロジェクトから大規模な商業プロジェクトまで幅広い用途での画像生成が可能です。

    プランによっては画像のスタイルや精度を詳細に制御できるため、特定の要求に応えることができます。

    にじジャーニー(niji・journey)の活用方法

    にじジャーニーはそのユニークなスタイルにより、さまざまなクリエイティブプロジェクトに活用できます。

    ここでは、このツールを使って特定のプロジェクトをどのように実現できるかを具体的な活用例と共に解説していきます。

    オリジナルキャラクターのイラスト制作

    にじジャーニーはオリジナルキャラクターの制作に特に適しています。

    ユーザーは具体的な特徴やアイデアをプロンプトに入力することで、独自のキャラクターを形にすることが可能で、例えば「勇敢で青い髪の少女がドラゴンと戦う」といったシナリオを入力し、異なるスタイルオプションを試すことで複数のバリエーションを生成し、最もイメージに合ったデザインを選択できます。

    このプロセスはキャラクターデザインの初期段階で非常に役立ち、コンセプトアートとして利用したり詳細なアートワークへと発展させることができます。

    小説や漫画の挿絵

    小説や漫画の挿絵を制作する際にも、にじジャーニーが強力なツールとなり得ます。

    物語の場面や登場人物を具体的に描写したプロンプトを用いて、文中の重要なシーンを視覚化することができます。

    例えば、特定のシーンの雰囲気やキャラクターの感情を反映したイラストを生成し、読者が物語にさらに没入できるようサポートします。これは自費出版を考えている作家にとって、コストを抑えつつ質の高いコンテンツを提供する方法として特に有効です。

    同人誌やグッズ制作

    同人誌やオリジナルグッズを制作する際にもにじジャーニーを活用できます。特に限定的なテーマや独自のアートスタイルが求められる場合、自由度の高いカスタマイズが可能なためオリジナルのポスター、Tシャツ、ステッカーなどのグッズを効率的に作成することができます。

    また、イベントごとに特別なデザインを迅速に生成し、ファンとのエンゲージメントを高める新しいマーチャンダイジングの機会を提供してくれます。

    アイコンやヘッダー画像

    ソーシャルメディアのアイコンやヘッダー画像の制作にもにじジャーニーは最適です。

    個人のブランドやオンラインのプレゼンスを表現するビジュアルは非常に重要で、にじジャーニーではユーザーが求める雰囲気やテーマに応じたカスタマイズが可能であり、プロフェッショナルで印象的な画像を短時間で作成することができます。プロフェッショナルなLinkedInのプロファイル画像やカジュアルなTwitterのヘッダー画像を、それぞれのソーシャルメディアの文脈に合わせて生成することができます。

    にじジャーニー(niji・journey)と著作権

    にじジャーニーはクリエイティブな作品を生み出す際の強力なツールとして位置付けられていますが、その利用においては著作権に関する理解が不可欠です。

    ここでは、にじジャーニーを用いた画像生成における著作権の扱いと利用規約への理解を深めることで、ユーザーが法的なトラブルを避け、安心してサービスを利用できるように解説していきます。

    にじジャーニー(niji・journey)による画像の著作権

    にじジャーニーで生成された画像の著作権は生成された画像を「創作したユーザー」が保持するとされていますが、この点にはいくつか注意が必要です。

    まず、生成に用いられるデータやアルゴリズムはにじジャーニーの開発者が所有しており、その結果として生み出された画像についても一定の権利を留保しています。

    このため、ユーザーは画像を商用で利用する場合、特にライセンスの範囲を確認して必要に応じて追加の許可を得る必要があります。

    さらに、にじジャーニーには他のユーザーが生成した画像やプロンプトを「リミックス」する機能が含まれているため、自分が生成した画像が他者によって再利用されることを意識する必要があります。この点を踏まえ、自分の創作物を保護するためには、ステルスモードの利用や公開設定を適切に管理することがおすすめです

    著作権と利用規約の理解

    にじジャーニーの利用規約には、サービスの利用条件や画像の権利に関する重要な情報が記載されています。

    利用規約には生成した画像の著作権がユーザーに帰属すること、しかしにじジャーニーはユーザーが生成した画像やプロンプトをサービスの宣伝や改善、研究目的で使用する権利を持っていることが明記されています。

    また、商業利用の場合には特定のプランへの加入が必要であることや画像を用いた商業活動から生じた利益に対する責任はユーザーにあることも説明されています。

    ユーザーはこれらの規約を遵守し、特に以下の点に注意を払う必要があります。

    生成画像の商用利用

    商用目的で画像を使用する場合は、適切なプランに加入していることを確認して必要に応じて追加の許可を得る。

    著作権侵害の回避

    他者の著作権を侵害しないよう使用する画像やテキストが著作権で保護されていない、または利用許可を得ていることを確認する。

    規約の更新に注意

    にじジャーニーの利用規約は変更される可能性があるため、定期的に確認して最新の規定に従う。

    これらのガイドラインを遵守することでにじジャーニーを安心して活用し、クリエイティブな作業に集中できる環境を整えることができます。

    まとめ:にじジャーニー(niji・journey)からインスピレーションを得ましょう

    この記事では、にじジャーニーの基本概要から使い方、料金プラン、さらには著作権に関する詳細までを幅広く解説してきました。

    にじジャーニーは、特にアニメやマンガスタイルの画像生成に特化したAIツールで、このサービスは2023年に正式リリースされており多くのユーザーに支持されているツールです。

    料金プランによって個人利用から企業利用まででき、それぞれが独自のスタイルのプロンプトを構築していくことでコンテンツ作成の一助として役立てることが可能です。

    さまざまな画像を瞬時に作成できる反面、著作権や商用利用についてはしっかりと注意し、理解した上でサービスを活用していく必要があるでしょう。

    今回のテーマであるAI画像生成ツールをはじめ、AIを活用したシステム開発はJitera社の最も得意とする領域です。

    ご相談や案件のご依頼がある方は、一度Jitera社へご相談してみてはいかがでしょうか。

    例:開発手順、ツール、プロンプト

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