AI人工知能 EXPO【秋】は、日本最大のAI技術専門の展示会の一つ。さまざまな業種に向けた最新のAI技術やソリューションを展示しています。
毎年秋に開催されている展示会ですが、どのような企業が参加しているのでしょうか。
この記事では、AI人工知能 EXPO【秋】の詳細や活用事例、カンファレンスの内容などを紹介しています。
この記事を読んで、自社でAI開発を始める際の参考にしてください。

PHPを独学で勉強した後にWeb業界に参入。大手企業でプログラマーとして活躍後、自社サービスの立ち上げ、大手検索エンジンサービスの保守運用作業、ソーシャルゲーム開発などに携わりながら、SE・管理職の道を歩んで現在に至る。現在は、管理職に携わる傍ら、これまでの経験を活かした執筆活動を続けている。
AI人工知能 EXPOとは?
AI人工知能expoは、生成AI、ディープラーニング、機械学習などのAI技術に関する展示会で、商談の場としてDX推進に役立つ最新技術が紹介されています。
場所:幕張メッセ国際展示場展示ホール4〜6
日付:2024年11月20(水)〜2024年11月22日(金)
主催者:RX Japan株式会社
AI人工知能 expo【秋】出展企業の業種
ここからは、AI人工機能expo【秋】に出典している企業の業種を、以下の項目に分けて紹介します。
- 機械・工業技術/先端技術、新素材、合成物、R&D
- 情報・通信/通信、情報処理、コンピュータ
- 趣味・教育/アミューズメント(機器・施設)
- サービス/広告、マーケティング、経営管理
出典している企業の業種によって、活用しているAI技術はさまざまです。
どのようなAI技術が活用されているのか、それぞれみていきましょう。
機械・工業技術/先端技術、新素材、合成物、R&D
機械・工業技術では、以下のような企業が出典しています。
機械・工業技術の業種では、製造業向けのAIソリューションや自動化技術を提供する企業が多いです。たとえば、製造ラインの監視や保守作業の自動化を支援するシステムが展示されています。
また、先端技術の業種には、ディープラーニング、強化学習、ロボティクスなど、AIの最前線を行く技術を持つ企業が出展。最新の技術トレンドや応用例が紹介されています。
情報・通信/通信、情報処理、コンピュータ
情報・通信の業種では、以下のような企業が出典しています。
通信業では、通信インフラの最適化や5G技術の導入、ネットワークセキュリティの強化に関連するAIソリューションを提供する企業が出展。
また、情報処理業では、ビッグデータの処理、分析、可視化に特化したAI技術を持つ企業が展示されています。
AIを活用したデータの洞察システムや、情報処理の効率を高めたりするシステムを紹介。これには、ネットワークトラフィックの管理や通信品質の向上を図る技術が含まれます。
趣味・教育/アミューズメント(機器・施設)
趣味・教育の業種では、以下のような企業が出典しています。
教育の業種では、AIを活用した教育ツールやプラットフォームが数多く展示されており、学習支援や個別指導、スキル習得の効率化を目指しています。
たとえば、AIを活用して学習者の進捗や理解度をリアルタイムで分析し、最適な教材や学習プランを提供するシステム。このシステムの活用で、教育のパーソナライズ化や学習効果の向上が図られています。
アミューズメント業では、AIを活用したアミューズメント機器や施設の運営に関する企業が出展。AIを搭載したゲーム機やエンターテイメント設備、インタラクティブな体験を提供する技術に注目が集まっています。
サービス/広告、マーケティング、経営管理
サービス業では、以下のような企業が出典しています。
広告業では、AIを活用した広告ソリューションを提供する企業が出展しています。たとえば、ターゲットオーディエンスの解析や、広告の効果を最大化するためのAI-drivenキャンペーン管理システムなどです。
マーケティング業には、AIを駆使したマーケティングツールやプラットフォームが展示されています。
また、経営管理では、AIを用いた経営管理支援ツールが紹介されています。
AIの導入事例や最新動向が分かるカンファレンス
AI人工知能 expo【秋】では、以下のようなカンファレンスが行われていました。
- 生成AIをとりまく現状と日本の勝ち筋
- 生成AIの進化と今後の展望
- Gemini + Vertex AI活用で叶えるDX推進
- 生成AI活用の最前線
- 生成AI時代に企業が考えるべき倫理
- 生成AI導入の教科書
- 生成AIによる価値創造戦略
- NVIDIAとLightblueが考える、企業による独自LLM開発&実装の可能性
これらのカンファレンスは、各テーマごとに45分の時間内で、AIを取り巻く事柄について解説されました。
また、以下の記事では、AI開発の上場企業の売上TOP企業を紹介しています。
是非、参考にしてください。
AI人工知能 EXPOで紹介されているAI活用事例
AI人工知能 EXPO【秋】は、日本で開催される人工知能(AI)技術に関する展示会の一つです。
400社以上が出展している大規模な展示会で、多くの企業や研究機関が最新のAI技術やソリューションを展示。毎年秋に東京で開催されている展示会です。
ここでは、以下の項目に分けて、AI人工機能EXPO【秋】での活用事例を紹介します。
- 生成AI
- 自然言語処理
- データ活用
- チャットボット
- 品質、在庫管理の自動化
- 画像認識による異常感知
- 技術伝承
- AI・DX人材の育成支援
これらの項目をみながら、AI人工機能の技術をどのように活用しているかを理解していきましょう。
生成AI
AI人工知能 EXPO【秋】では、生成AIの活用事例が数多く紹介されています。
たとえば、製造業では、AIを活用した製品デザインを自動生成するツールが展示されていました。
また、クリエティブ分野では、広告や映像捜索においてAIが自動でキャッチコピーやビジュアルコンテンツを生成する事例も。
ほかにも、医療分野における、AIが患者データをもとに治療プランを提案するシステムに注目が集まっています。
このように、生成AIは、多岐にわたる業界で革新をもたらすでしょう。
また、以下の記事ではAIイラストに関して詳しく解説しています。是非、参考にしてください。
自然言語処理
自然言語処理(NLP)の活用事例として、AIを活用した高度なカスタマーサポートシステムが注目されています。
たとえば、顧客からの問い合わせに対して、AIチャットボットが自然な言語で対応し、迅速かつ効率的なサポートを提供するシステムが展示されました。
このチャットボットがあれば、企業は24時間体制での顧客対応が可能となり、対応時間の短縮と顧客満足度の向上が期待できるでしょう。
また、ドキュメントの自動要約や言語翻訳サービスの精度向上も、NLP技術の応用例として紹介されており、業務効率の改善に大きく貢献しています。
以下の記事では、自然言語処理に関してさらに詳しく解説しています。ぜひ、ご一読ください。
データ活用
データ活用でも多くの活用事例が紹介されています。特に、ビッグデータ解析とAI技術の組み合わせによる、ビジネス最適化に企業は注目。
たとえば、流通業界では、AIを活用して膨大な販売データをリアルタイムで解析し、在庫管理や需要予測をおこなうシステムが展示されました。
また、金融業界では、AIが取引データを解析して不正取引の検出やリスク管理をおこなうソリューションを紹介。
さらに、マーケティング分野での顧客データをもとにAIがパーソナライズされた広告やキャンペーンを自動生成するシステムにも注目が集まっていました。
このように、データ活用はさまざまな業界で革新をもたらすと期待されている技術です。
チャットボット
チャットボットの活用事例では、カスタマーサポートや営業支援の分野での導入に注目が集まっています。
たとえば、AIチャットボットが顧客からの問い合わせに24時間対応するシステムが展示されました。
また、営業支援におけるチャットボットにも注目。これは、AIチャットボットが顧客の趣向や行動履歴を分析し、個別に最適化された提案やフォローアップを行うシステムです。
さらに、社内業務の効率化を目的としたチャットボットが展示されていました。このチャットボットは、従業員の問い合わせ対応や社内手続きの自動化を実現するものです。
これらの事例は、AIチャットボットがビジネスのさまざまな側面で重要な役割を果たしていることを示しています。
以下の記事では、チャットボットに関して、さらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
品質、在庫管理の自動化
AI人工知能 EXPO【秋】では、品質管理と在庫管理の自動化に関する先進的な事例が数多く紹介されています。
たとえば、AIを活用した品質管理システムでは、製造ラインでリアルタイムに製品の品質を検査し、不良品の検出を自動化する技術が展示されました。
また、在庫管理の自動化にも注目が厚まています。たとえば、AIが販売データや市場動向を解析し、最適な在庫レベルを維持するシステムが紹介されました。
これらのAI技術による自動化は、企業のコスト削減と業務効率の向上を実現し、競争力を強化する上で重要な役割を果たしています。
画像認識による異常感知
画像認識による異常感知システムの事例では、特に製造業やインフラ管理における、画像認識を用いた異常検出の事例に注目が集まっています。
たとえば、製造ラインに設置されたカメラが、製品や設備の画像をリアルタイムで解析し、異常や不良箇所を自動的に検出するシステムが紹介されました。
また、インフラ管理の分野では、ドローンや固定カメラを使って橋梁や建物の構造を定期的に監視し、画像解析によりひび割れや損傷などの異常を早期に発見する事例に注目が集まっています。
このような画像認識技術による異常検知は、人手に頼ることなく迅速で正確な判断を可能にすることが期待されている技術です。
技術伝承
AI人工知能 EXPO【秋】では、技術伝承の分野でAIがどのように活用されているかの事例が紹介されています。
特に、熟練工の技術やノウハウを次世代に継承するためのAIソリューションが人気です。たとえば、製造業では、熟練工の作業をセンサーやカメラで記録し、その動作データをAIが解析することで、技術の「見える化」を実現するシステムが展示されました。
また、AIを用いたシミュレーションやトレーニングプログラムも紹介。さらに、AIが熟練者の判断プロセスを学習し、問題解決の際にリアルタイムでアドバイスを提供するシステムも実演されました。
これらの技術伝承システムは、従来の口伝や経験に依存する方法に代わり、より体系的かつ効率的な技術継承を可能にし、産業の持続的な成長に寄与しています。
AI・DX人材の育成支援
AI・DX人材の育成支援の活用事例では、特に、企業や教育機関がAI技術を活用して効果的な人材育成をおこなう取り組みが注目されています。
たとえば、AIを活用したオンライン学習プラットフォームが展示されました。これは、個々の学習者の進捗や理解度をリアルタイムで解析し、最適な学習コンテンツを提供するシステムです。
また、企業向けに紹介された活用事例もあります。たとえば、AIを活用して業務プロセスをシミュレーションし、実践的なDXスキルを習得できるトレーニングプログラムも展示されました。
これらの取り組みにより、AI・DX人材の育成が加速し、企業の競争力向上やイノベーション創出に寄与しています。
AIに関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご一読ください。
AI人工知能 EXPOのまとめ
今回は、AI人工知能EXPOに関して、以下のことがわかりました。
- AI人工知能 EXPO【秋】は日本で開催される人工知能(AI)技術に関する展示会の一つ
- 多くの企業や研究機関が最新のAI技術やソリューションを展示しており毎年秋に開催されている
- 生体AIや自然言語処理など、多くのAI技術の活用事例がある
- AI人工知能 EXPO【秋】ではさまざまな業種の企業が出典している
AI人工知能 EXPO【秋】は、日本で開催される人工知能(AI)技術に関する展示会の一つです。毎年秋に開催されており、多くの企業や研究機関が、最新のAI技術やソリューションを展示しています。
AI人工知能 EXPO【秋】には、多くの活用事例があり、たとえば、生体AIや自然言語処理などです。これらの活用事例を持ったさまざまな業種の企業が、数多く出典しています。
ただ、AI人工知能 EXPO【秋】の活用事例を見ても、よくわからないこともあるでしょう。AIを使ったシステム開発に関することであれば、AI開発に多くの知見を持つ、 株式会社Jiteraにお気軽にご相談ください。
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