今注目のChatGPT・Chromeワークフロー自動化プラグイン「Bardeen」の特徴・使い方を解説

コロナ禍による働き方の変化、さらに日本全体に広がっている人手不足問題によって業務効率化技術に大きな注目が集まっています。
また、ChatGPTの登場を経てAIのビジネス活用自動化技術の応用方法が活発に議論されるようになりました。
ですが、ChatGPTのような生成AIツールは、機能と活用シーンが幅広く、専門知識を持たない一般ユーザーにはかえって使い方が難しいと感じることが多いです。

そんな中、専門知識がなくてもタスク自動化を作成できるChrome用プラグイン「Bardeen」が、新たにChatGPT向けプラグインを開発しました。
この記事では、AIを併用して煩雑なタスクを自動化する新時代の自動化ツールBardeenについて紹介します。

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監修者 米谷

国立の情報系大学院で情報工学、主にUI/UXを学んだあと、NTT子会社に勤務。 退社後はフリーランスとして、中小規模事業者様のIT化、業務自動化を支援しています。 DX推進の提案やPythonなどを用いた専用RPAツール開発のほか、市営動物園の周年企画などにもITエンジニアとして参画させていただきました。

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    Bardeenとは?

    Bardeen公式サイト

    Bardeenは、Bardeen.aiが提供する非常に人気が高いWebサービス自動化ツールです。
    主にGoogle Chromeのブラウザ拡張プラグインとして利用されることが多く、Chromeを通じて簡単に利用できます。
    ※Chromeプラグインは業種を超えて20万人以上のビジネスユーザーに愛用されています。

    Bardeenを利用することで、ウェブ上のアプリとビジネスアプリをつなげ、日常業務における煩雑なタスクをどこからでも自動化・効率化することができます。
    Bardeen内には様々なビジネスタスクに対するテンプレートが用意されているため、利用者はそれらをカスタマイズすることで複雑なタスクであっても簡単に自動化できます。
    さらに細かいカスタマイズもノーコードで行えるため、複雑な構築ノウハウや専門知識は不要で、非常に初心者フレンドリーにできています。
    ある程度自動化に慣れている熟練者ならば、更に拡張オプションを利用して、より複雑なタスクやAIを活用した高度なワークフローを構築することも可能です。

    豊富なテンプレートと直感的でグラフィカルなインターフェースによって、Bardeenは経験や目的を問わず、どのようなタスクであっても「やりたいこと」を簡単に自動化できます。

    例えば、

    • メール送受信の自動化
      • メールの送信や受信、返信、フォローアップなどのタスクを自動化できます。
      • 例えば、特定のキーワードに基づいて自動的に返信するルールを設定することもできます。
    • GoogleスプレッドシートやNotionデータの整理
    • ウェブ上のデータのスクレイピング
      • ウェブスクレイピングを使用して、競合他社の価格情報や市場トレンドなどのデータを収集できます。収集したデータは自動的にデータベースやスプレッドシートに整理されます。
    • 会議のスケジュール管理
      • 会議の予約、招待状の送信、参加者のリマインダー、会議のキャンセルなどを自動化できます。
    • 問い合わせ対応
      • 顧客からの問い合わせに対する自動応答を設定できます。FAQに基づいて適切な回答を提供する自動応答システムを構築できます。
    • データの更新と通知
      • 特定の条件を満たすと自動的に通知を送信するルールを設定できます。たとえば、在庫が一定数以下になった場合や特定のイベントが発生した場合などです。

    など、多くのタスクがテンプレートから利用可能です。

    また最近では、

    • ChatGPT Plusプラグイン
      • ChatGPTと対話しながら、やりたいことを伝えるとBardeen用のワークフローを自動で生成してくれるプラグイン
    • MagicBox機能
      • Bardeen内のAI機能で、タスク内容を英語で伝えると最適なプレイブックを提案または自動生成してくれる機能

    という自動生成AIオプションも登場しました。

    Bardeen自身が自然言語に対応したことで、「どのように組み合わせれば目的のタスクが自動化できるかわからない」という人も「こういうことがやりたい」と伝えるだけで、ワークフローの構築そのものをAIに任すことができるようになりました。

    他にも、

    • 顧客リストに乗っているアドレスから来たメールを、内容に合わせてラベルを振り分け、スプレッドシートにメッセージを転記整理する
    • 特定のキーワードでフィルタリングされた最近のネット記事情報を要約し、リンクとともにスプレッドシートに転記する
    • Slackで開かれたオンライン会議を文字起こしして、チャットログとともに要約して議事録に整理し、関係者にメールで転送する

    のような、AIによる分類機能や文章読解機能を使ったより高度なワークフローも自動処理できます。

    BardeenにGPT4Turboの自然言語解釈機能が連携することで、専門的な知識がなくてもより高度に自動化できる範囲が広がり、より複雑なタスクを効率的に自動化できるようになるでしょう。

    Bardeenの活用

    BardeenはWebブラウザを介して利用できる非常に汎用性が高い自動化ツールであり、活用方法は多岐にわたります。

    特に現在はSaaSをはじめとするクラウドサービスが浸透したため、ほとんどの企業が仕事にWebアプリを利用しており、Bardeenが自動化できる業務範囲も非常に幅広くなっています。
    また、BardeenはChatGPTやGoogleツールだけでなく、AsanaやSlack、Jiraなど70を超える人気アプリをサポートしており、それぞれをノーコードで連携させる事ができます。

    Bardeenを使えばどのようなタスクが自動化できるのか。
    Bardeen活用例をいくつか紹介します。

    メールの自動操作

    Gmailと連携することで、メールに関わる様々なタスクを効率化、自動化可能です。
    例えば、

    • Googleカレンダーと連携し予定している会議の参加者に対して、会議のアジェンダをGmail経由で一斉送信
      • 例えば、Salesforce(またはApollo.io)と連携させより広いカンファレンス参加者へのリードを行うことや、ChatGPTをつなげて会議の概要を要約して送ることも可能です。
    • メールを受信した際に、連絡先とメール内容を要約してスプレッドシートやExcelに自動エクスポート
    • 受信したメールの文面や発信先から、メールのラベルを自動的に分類
    • OpenAIを利用して、メールの内容や日程を要約し、スプレッドシートやGoogleカレンダーに紐づけ

    など、メールの送受信を切っ掛けに行う様々な雑務を自動化できます。
    例えば、特定のキーワードを含むメールを検索して整理したり、メール送信時にあらかじめ定型文を挿入しておくなどの操作も可能です。

    ウェブスクレイピング

    ウェブスクレイピング

    情報収集はビジネスに欠かせない業務ですが、その大部分を占めるタスクは、多くの場合誰にでもできる反復作業を数百回と繰り返す単調な作業です。
    Bardeenを利用すれば、指定したウェブページやキーワードを基に必要な情報を自動収集し、整理することができます。

    例えば、

    • ニュースサイトから関連性の高い記事を抜き出してSlackに自動転記する
    • 現在開いているページのスクリーンショットとイントロダクションを、指定したスプレッドシートに転記

    などがテンプレートとして用意されています。

    その他にも、NotionやGoogleスプレッド、Excelなどを事前に登録しておけば自動的に表やデータベースに纏めることも可能です。

    SNS情報取得

    最近ではネットの評判が顧客体験のフィードバックとして非常に重要視されるようになり、X(旧Twitter)やブログ、ネットショップの感想コメントなどから情報を収集して整理することも当たり前になりました。

    Bardeenを使えば、特定のキーワードを含むコメントをSNSやブログ、ネットショップから情報を収集して、Googleスプレッドシートなどに整理する一連の作業を自動化することが可能です。

    データベース操作

    BardeenはGoogleスプレッドシートやNotion、Airtableなどの人気データベースはもちろん、Salesforce、HubSpot、Apollo.ioといったCRMツールもサポートしています。
    そのためネット上から集めた情報とデータベースを連携させめ、

    • メールの内容と販売用データベースを連携させ、自動で案件に最適な商品データの参照や追加を行う
    • オンラインショップの売上データとリピート率を、自動でスプレッドシートに転記する
    • 受信メールと顧客データを自動で突合し、自動でフィルタリングを行う

    といった日常的な業務を自動化可能です。

    タスク自動化

    ここまで紹介した以外にも、多くのアプリを連携して様々なタスクを自動化できます。

    Chromeを介したウェブサービスやウェブ上記事との連携を通じて、

    • 気になったニュースをチーム全員に要約して共有する
    • 予定の時間にチームメンバー全員に定型文メールを送信する
    • スプレッドシートに新たなデータが追加されたら、Slackへ自動的に通知する
    • 会議の開始前に、Google カレンダーのイベントのダイジェストをリスト化し参加者全員に配布する

    など、日常のあらゆるタスクを自動化できるため、発想次第で様々な業務を効率的に処理することが可能です。

    Bardeenの料金プラン

    Bardeenにはいくつかの料金プランが存在します。

    現在の料金プランは以下のようになっています。
    通常のプレイブックだけでも十分な自動化処理が揃っているため、基本的には無料プランでもほとんどのタスクを自動化可能です。

    プラン 概要 価格(年払い) クレジット 特徴
    Free 個人および小規模チーム向けの無料プラン 無料 なし 無制限のプレイブック/処理の実行
    自動提案機能
    Professional 生成AIやプレミアムアクションなどの高度な自動化を実行できるヘヴィユーザー向け有償プラン 月額 10ドル デフォルト:500クレジット
    500クレジット追加ごとに月額10ドル加算
    AIを用いた高度なアクション
    CRM統合機能
    高度なスクレイピング
    プレミアムアクション機能
    Business チームで利用するためのオプションが付いた100 人未満のチーム向け有償プラン 月額 15ドル デフォルト:500クレジット
    500クレジット追加ごとに月額10ドル加算
    柔軟なユーザー管理機能
    管理者ダッシュボード
    チーム全体での自動化機能
    Enterprise 100人を超えるエンタープライズ向けプラン。 非公開 非公開 問い合わせ後にすべての内容を自社のビジネススタイルに合わせてカスタマイズ可能。
    サポート内容と料金も問い合わせ後に決定
    Bardeen Experts 複雑な自動化をBardeenのプロに依頼できるプラン 1タスク毎 500ドル
    (返金保証あり)
    なし Bardeenを用いた専用のビジネスタスク自動化ツールの開発を依頼できる

    クレジットとプレミアムブック/アクションについて

    Bardeenは様々なプレイブック/オートブックと呼ばれる「動作や処理」が用意されており、このブックとWebアプリをつなぎ合わせて、求めるタスクをこなす専用のワークフローを構築します。
    このプレイブック/オートブックには様々な処理が用意されていますが、AI処理を含むいくつかの高度な処理は「プレミアム」というラベルがつけられており、無料では利用できません

    プレミアムブックを利用するには、月ごとに配られるクレジットが必要です。
    そのため、プレミアムブックを含むようなより高度なタスクを自動化したい場合は、Professional以上のプランに入ってクレジットを獲得する必要があります。

    プレミアムブックの一例としては以下のようなものが用意されています。

    • SMS通知連携
    • 外部のサービスとの高度な連携処理
      • X(旧Twitter)
      • OpenAI
      • DeepL
      • HubSpot
      • Salesforce
      • など
      • ※連携にクレジットが必要な外部アプリの一覧は公式サイトを参照ください。
    • リード評価
    • 自動メール分類
    • 音声からの文字起こし
    • 画像から情報(表や数値、テキスト等)を取得

    また、Professionalプランからはプレミアムアクション機能も利用できるようになります。
    プレミアムアクション機能は、下記の4つの機能が使えるようになります。

    概要 目的
    リサーチ自動収集 複数のソース元から大量のテキスト、Web記事、その他コンテンツを収集し、利用者の目的に合わせて調査レポートにまとめる 関連性の高いコンテンツを効率よく収集し、自動要約機能によって必要な情報を素早く確認できます。
    メッセージ自動生成 AIを利用して、利用目的に合わせたスタイルのメッセージを自動生成する
    • 営業や採用活動
    • フォローアップ
    • 顧客応答

    など、様々な電子メール、SNS、その他ドキュメント用にカスタマイズされたメッセージを自動作成し、ビジネスコミュニケーションを円滑化させます。

    スマート自動分類 様々な情報に対して、利用者のニーズに沿った最適な分類方法で自動仕分けする 日々積み重なっていく新着メール、リード情報、ドキュメントやテキストを定義されたグループに自動的に分類します。
    Allways-onトリガー オートブックの開始トリガーにAllways-onトリガーを利用できる 自身のPCがオフ状態でも自動実行される常時待機型のタスクを指定したい場合に利用します。
    Allways-onトリガーで開始するオートブックは、クラウド上で保持し、継続的に監視され、指定した条件を満たすと自動的に実行されます。

    Freeプラン

    基本的な機能がすべて使えるプランです。
    個人で利用したい人、または小規模事業者で高度な自動化を行わない人には十分な機能が揃っています。
    まずはFreeプランを試してみて、無料機能だけでは物足りなくなったら2週間のProfessionalプラン無料体験に参加しましょう。

    プラン 概要 価格(年払い) クレジット 特徴
    Free 個人および小規模チーム向けの無料プラン 無料 なし 無制限のプレイブック/処理の実行
    自動提案機能

    Professional

    Freeプランに加え、高度なプレミアムオプションとクレジットが追加されます。

    またCRM統合機能やよりスクレイピング処理に特化したオプションなども利用可能です。

    プラン 概要 価格(年払い) クレジット 特徴
    Professional 生成AIやプレミアムアクションなどの高度な自動化を実行できるヘヴィユーザー向け有償プラン 月額 10ドル デフォルト:500クレジット
    500クレジット追加ごとに月額10ドル加算
    AIを用いた高度なアクション
    CRM統合機能
    高度なスクレイピング
    プレミアムアクション機能

    Business

    Professionalプランに加え、よりチーム管理機能を増強したプランです。

    • 柔軟なユーザー管理機能
    • 管理者用の分析ダッシュボード
    • チーム全体でのタスク自動化
    • 新人を教育するためのオンボーディング機能とトレーニング機能

    などが揃っています。
    基本的には100人未満のチーム利用者向けプランです。

    プラン 概要 価格(年払い) クレジット 特徴
    Business チームで利用するためのオプションが付いた100 人未満のチーム向け有償プラン 月額 15ドル デフォルト:500クレジット
    500クレジット追加ごとに月額10ドル加算
    柔軟なユーザー管理機能
    管理者ダッシュボード
    チーム全体での自動化機能

    Enterprise

    100人以上の組織向けのプランです。
    すべての機能や料金について、問い合わせ後にサポート内容を決定します。

    Expert

    Bardeenを利用して何らかのタスクを自動化したいが、そのやり方がわからないという企業に向けた、RPA開発サービスです。
    基本的に、1案件500ドル(返金保証あり)で受注し、Bardeenを熟知したエキスパートたちが案件ごとにオリジナルのプレイブックやワークフローを構築します。

    AIによる業務自動化ツールをお探しなら、ぜひ開発自動化プラットフォームJITERAをご検討ください

    DX化を始めとした様々なIT課題に対応するためにも、現在多くの企業で自社のニーズに合わせた専用の業務効率化・自動化ツールの導入が進められています。
    特にAI技術を利用して、専用ツールをスピード開発するサービスは、コスト対効果が高く導入時の負担も少ないことから非常に人気があります。

    Bardeen Expertも、Bardeenに慣れたユーザー向けに提供されるRPAスピード開発サービスとして魅力的な選択肢の一つです。

    ですが、やはり専用のツールを導入するからこそ、日本特有の社風やビジネス規則を理解したエンジニアに一気通貫で支援してほしいという企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
    株式会社Jiteraでは、AIを利用して業務効率化ツールをスピード開発する開発自動化プラットフォームJITERAを提供しています。
    多くの国内実績を持つエンジニアと、日本国内でも豊富な採用実績を誇るJITERAを用いて社内のIT課題を解決いたします。
    ぜひ一度JITERAをお試しください。

    Bardeen×GPT4のAI活用

    BardeenではOpenAIの最先端LLM(GPT4Turbo)をサポートしており、自動化処理に生成AI技術を活用することができます。
    この連携により、ノーコードプログラミングやノードの管理などの設定すら不要で、ただチャットするだけで自動化できるようになりました。

    BardeenのMagicBox機能を使えば、やりたいことを入力するだけでプレイブックやテンプレートを自動提案してくれます。

    また、ChatGPTプラグインもサポートしているため、ChatGPT Plus利用者はChatGPTと対話しながらワークフローを自動生成することができます。

    この記事では、BardeenのAI機能の基本的な概要と活用例について紹介します。

    ChatGPTでのデータ分析についてはより詳しい手法を別の記事で紹介していますので、ぜひご参照ください。

    関連記事
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    MagicBoxによるワークフローの自動生成

    MagicBoxはユーザー専用の自動化AIコンサルタント機能です。
    MagicBoxタブに自動化したい作業内容を入力すると、Bardeenが最適なプレイブックを自動生成します。

    これまでのBardeenは汎用性に優れている反面、逆にやれることが多すぎるあまりテンプレートの使い方を熟知しなければ複雑なワークフローを実現できませんでした。
    ですが、これからはユーザーがMagicBoxに問いかけるだけである程度のタスク自動化を提案してくれるようになります。

    ChatGPTのBardeenプラグイン活用

    出典:Bardeen公式サイト

    GoogleChromeでの利用が人気のBardeenですが、近年ChatGPTにもそのプラグインが導入されたことで大いに注目を集めています。
    ChatGPTプラグインでは、ChatGPTとの対話によって自動的にプレイブックやワークフローを作成することができます。
    ChatGPTとの対話中にプレイブックの作成ができる上、日本語でも問題なく機能するため、MagicBoxより更に直感的に「やりたいこと」を伝えることができます。

    使用方法としても、単純なタスクならばやりたいことをプロンプトに打ち込むだけです。

    1. ChatGPTを開く
    2. プラグインタブから「Bardeen」プラグインを選択
    3. チャットにやってほしいことを入力
      1. 例えば
      2. 「”サステナビリティ”というキーワードに基づいてインターネット上から情報を集め、それらをGoogleスプレッドシートに保存してください」
      3. など
    4. ChatGPTがI’ve created a playbook~という返信とともに、生成されたプレイブックのリンクを貼ってくれるので開く
    5. 実行結果が正しいかテストする

    ただし、以下の点には注意してください。

    • ChatGPTプラグインを利用する際にはChatGPTの有料プラン(Plus以上のプラン)に加入する必要があること
    • 一部AI機能はBardeenの有料プラン限定であること
    • AI生成は間違った解釈やバグが入ったプレイブックやワークフローを生成することもあるため、運用前には必ずテストが必要なこと
      • 特に公式のAI機能であるMagicBOXとは違い、ChatGPTを間に挟むため複雑な処理を行う際は想定と違う挙動を行う可能性が高くなります。
      • まずは簡単な処理から試してみるとよいでしょう。
    • Bardeenを開いた際に連携するアプリのアカウントや連携先のファイルが求められる場合があること
      • この際は別途アカウント入力を求めるポップアップが出るので指示に従ってください。

    AIアシスタント機能

    Bardeenの自動処理の途中で生成AI技術を利用することができます。
    ※一部処理は有料プラン限定
    AI機能を利用することで、

    • 現在開いているWebページから1クリックで自身のニーズに合わせた情報だけをピックアップする
    • 論文や学術記事、長い経済情報記事などを要約
    • オンライン会議のログやメモから自動化用のアクションアイテムを自動抽出

    などの情報整理をより手軽に扱えるようになります。

    情報要約機能

    Bardeenは、一連の自動化ワークフロー内で、

    1. 別のアプリから集めた情報を集約
    2. 大量の情報からイントロダクションや全体の要約を自動生成
    3. スプレッドシートなどに短く纏める

    などのデータ処理をAIに任せることができます。

    現代のビジネスにおいては大量の前情報をビッグデータとして集め、それを基盤にアプローチの方針を決めるのが当たり前になっています。
    そのため情報収集や事前リサーチを行う場合、それがどのような種類や分野のリサーチでも、大抵は数百件以上のデータを扱うことになります。
    とりわけ

    • 気になった情報をスプレッドシートに纏める
    • Web情報やWebの学術文献をデータとして整理する

    といったような情報収集を自動化できることは大きな業務効率化に繋がります。

    Bardeenを使って大量の情報を事前に要約・リスト化しておくことで、より重要な情報や必要なデータを一目で区別することができるようになり、作業コストも大幅に削減できるようになります。

    オンライン会議等のリアルタイム情報整理

    Bardeenの自動化を効果的に利用することで、リアルタイムのオンラインミーティングをより活発化できます。

    オンラインでのミーティングやチーム間でのブレインストーミングの際に、情報を取りまとめようとして議論に参加できないようでは本末転倒です。
    例えば、事前にBardeenのワークフローに指定しておくことで、

    • 会話の文字起こし
    • 添付されたドキュメントや画像の分類と保存
    • Googleカレンダーと同期したスケジュールの自動整理
    • 会議の簡潔な概要と要約を自動生成して議事録に纏める
    • 会議前後のメールや議事録配布、次の予定の告知などの自動実行

    など、会議の最中に行う雑務を自動処理することができます。
    会議の裏でやらなければならない様々な雑事をAIに任せることで、参加者は話し合い自体に集中することができ、より活発かつ有意義なオンラインミーティングが実現できます。

    まとめ:Bardeen×AIで業務効率化を

    人手不足やDX化促進の大津波にさらされる日本のビジネスにおいて、自社のビジネススタイルに合わせた業務効率化ツールの導入は避けられない課題です。
    Bardeenは多くの実績を持つワークフロー自動化ツールであり、最先端技術を利用したAI拡張自動化ツールとしても近年大きな注目を集めています。
    生成AIを自動化システムに組み込むことで、自動化できるタスクの範囲は大きく広がり、分野を問わず生成AIによる業務効率化が達成できるのではないかと期待されています。

    反復感の強い日常の雑務を自動化し、より重要なタスクに人員を振り分けられるよう、ワークフロー自動化ツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
    無料でありながら様々なタスクをサポートし、専用のワークフローを初心者でも簡単に自動化できるBardeenは、今後の社内システムDX化や業務のRPA化を行う上での試金石となってくれるはずです。

    ChatGPTの登場は、ビジネスとAIを大きく近づけました。
    DX化が急がれる日本企業においても、急速に発展するAI技術が大きな影響を与え、AIに関する疑問や導入についての不安、AIを使ったITシステムの開発や導入にお悩みの企業様も増えています。

    株式会社Jiteraでは、豊富な国内実績を持ったエンジニアがシステム開発や導入に悩む企業様へ併走支援を行っています。
    また、AIによる自動開発ツールJITERAを用いた社内システムのスピード開発にも多くの実績を持っています。
    AIツールやITシステム導入にお悩みの企業様。
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