2024年4月3週目:社内で話題になった「生成AIトレンド・ニュース」

こんにちは!Jiteraの岩崎です。

今週もこの一週間で社内で話題になった生成AIトレンドについて説明します。今週は日米の首脳会談がありましたね。それによって生成AIの市況も様々な変化を迎えました。

アバター画像
監修者 岩崎亮太

\エキスパートが回答!/
この記事に関する質問はこちら
記事に関するご質問以外にも、システム開発の依頼やAIの導入相談なども受け付けております。

    会社名必須
    必須
    必須
    Eメール必須
    電話番号必須
    ご依頼内容必須

    「AIかどうか判別できないクオリティ」 音楽生成AI「Udio」が話題に

    グーグルDeepMind出身の研究者とエンジニアが設立したAIベンチャーUdioは4月10日、音楽生成AI「Udio」を公開した。4月11日現在は無料のベータ版となっており、1ユーザーあたり毎月最大1200曲まで作曲可能です。

    岩崎も実際に聞いてみましたが、本当にAIかどうか判別できませんね!みなさんも実際に自分好みの曲を作成してみてください。

    営業マンの生成AI活用頻度についての調査

    セレブリックスは生成AI活用実態を調査し、実態と可能性についてのレポートを公開しました。

    • 生成AI未活用企業は44.0%
    • 個人業務での生成AI使用頻度は「ほとんど使わない・使ったことがない」という回答が74.7%
    • 使い方やと回答精度への不安が生成AIの活用障壁

    以下はその調査の結果をまとめた図表です。

    「社内で生成AIは導入されていますか?」

    「あなた個人が業務で生成AIを使う頻度を教えてください」

    「社内で生成AIを導入する際、ネックになったものをすべて選んでください」

    この図を見てもわかるとおりですが、まだまだ生成AIが活用されている会社は少ないようです。ここで先陣を切って生成AIを利用することで競合よりも大きく業績を伸ばすことも可能ではないでしょうか。

    活用するにしても、生成AIはバックオフィスの業務だけではなく、フロントの営業等でも有効活用できます。アイデア出しやアポの壁打ち、経費精算や議事録の自動化等なんでもできます。

    何事にも不安はつきものです。仕事を効率的に行うためには「まずは実際に触ってみる。仕事で使ってみる。」という挑戦が重要です。

    営業マンの生成AI活用、毎日利用はわずか4.5% セレブリックスが発表

    海外IT大企業の日本への投資

    Microsoft 生成AI需要拡大で日本事業に約4400億円投資へ

    Microsoftは、生成AIの需要拡大に向けて、29億ドル=日本円でおよそ4400億円を、日本事業に投資する方針を発表しました。生成AIに不可欠なデータセンターを増強するほか、研究拠点を新設する方針で、日本への投資としては最大規模となります。

    この中でスミス社長は、生成AIに関連する投資を日本で行う理由について、「日本は巨大な技術基盤を持っているが、高齢化が進み、人口が減少している。日本にとってAIの力を活用することが不可欠だ」と述べたうえで、「日本が次の四半世紀に必要とする技術基盤を構築するものだ。日本の未来にとって不可欠な投資だと信じる」と述べ、その意義を強調しました。

    Google 海底ケーブル新設へ

    Googleは10日、日米間を結ぶ2本の海底ケーブルを新設する計画に10億ドル投資すると発表しました。
    訪米中の岸田文雄首相とバイデン米大統領が10日発表した共同声明で、太平洋地域の海底ケーブル敷設のために資金を提供する意向を示しました。
    Googleによると、1本目の海底ケーブル「プロア」は日米と米領北マリアナ諸島、米領グアムを結び、2本目「タイヘイ」は日米と米ハワイを結ぶことになるそうです。
    さらにグーグルは、ハワイ、北マリアナ諸島、グアムを結ぶケーブルの敷設に資金を提供すると表明。
    太平洋地域のデジタル接続改善に向け日本のKDDI、アルテリア・ネットワークスなどの企業やフィリピン拠点のシタデル・パシフィック、北マリアナ諸島と連携する考えも示しました。

    日本と米国、生成AI巡る偽情報対策で協力

    以前から日本の生成AIに関する規制についてお話してきましたが今回は日米間の話です。

    日米両政府は、生成AIを巡る偽情報対策で協力を強化すると発表しました。10日の日米首脳会談後に発表する成果文書に「AI生成物のリスク軽減に向けた協力」を明記し、コンテンツ認証などの技術活用を掲げる方向でした。

    実際に発表された文章の中では「AI生成物のリスク軽減に向けた協力」の文言はなかったですが、これからの会談による明記を期待しましょう。

    日本側の念頭にあるのはデジタル技術「オリジネーター・プロファイル(OP)」であり、技術開発・導入での連携を目指しています。OPとはインターネット上の記事や広告に、第三者機関が認証した発信者情報を電子的に付与し、利用者が信頼性を確認できるようにする技術のことで、国内外のメディアなどが「OP技術研究組合」を設立し、2025年の実用化を目指しています。

    生成AIへの興味度ランキング

    毎年、ElectronicsHubから「どの国が生成AIに興味を持っているのか」というランキングが発表されます。この図を見ても分かる通り、日本はまだまだ生成AIに関して言えば発展途上であるので日本だけでなく海外のニュースにも目を向けて日々情報をキャッチアップしていくことが重要です。

    レポートでは以下のようにまとめられています。

    主な調査結果

    • フィリピンはAI ツール全体の月間検索量が最も多く、人口 10 万人あたり 5,288 件で、そのほとんどがテキスト 生成AI です。
    • ChatGPT は、米国を含むほとんどの国(65カ国)で最も検索されている生成 AIツールです。
    • Quillbotは61 か国で最も検索されているツールですが、全体の検索量は最も多くなっています( 1 か月あたり 1,200 万件のグローバル検索)。
    • Midjourney は、 92 か国で最も検索されている画像生成ツールです。

     

    今週は日米首脳会談を中心として、世界での生成AIの動向を追いました。またUdioの音楽の品質も目を見張る物がありましたね。

    Jiteraでは、要件定義を書くだけでAIが開発をしてくれる、システム開発AIエージェントを運営しています。生成AIを活用した、システム・アプリの開発のご支援も行っております。

    生成AIに関するささやかな疑問や、開発に関するお問い合わせがあれば、こちらよりお気軽にご相談ください。

    来週も、Jitera社内で話題になったAIトレンドを発信していくので、お楽しみに!

    例:開発手順、ツール、プロンプト

    メルマガ登録

    社内で話題になった「生成AIに関するニュース」をどこよりも早くお届けします。