WEB開発のポートフォリオはエンジニアに必須?効果的な書き方や作成のメリット・デメリットも解説

エンジニアが転職活動をするならば、自身の能力を証明しなければいけません。

ポートフォリオの作成で、WEB開発でどのような能力や実績があるのかを証明できます。

求人には多くの応募が殺到するため、差別化を図らなければいけません。

自身の能力をわかりやすくアピールするために、ポートフォリオとしてまとめておくことは効果があります。

ポートフォリオの質の高さが、転職の結果に大きく影響するでしょう。

本記事ではWEBエンジニアへの転職を目指している方のために、ポートフォリオのメリット・デメリットや効果的な書き方まで解説します。

WEBエンジニアへの転職を考えている方は参考にしてください。

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監修者 rushx1202

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    エンジニアにとってポートフォリオとは?

    エンジニアにとってポートフォリオは、企業へのアピールに重要です。

    就職・転職活動をする際には、企業側から業務の適性があるかチェックされます。

    実際の現場で仕事をこなすために必要な能力を有するかどうかを重点的に確認されるでしょう。

    わかりやすく自身の能力を理解させるためには、ポートフォリオの作成は効果的です。

    文章だけではなく視覚的な情報を含めることができます

    さまざまな表現によって自身の能力を示すことで、採用担当者に強い印象を与えられるでしょう。

    就職・転職活動を考えている方は、ポートフォリオについて正しく理解しましょう。

    以下ではポートフォリオについて詳しく解説します。

    ポートフォリオとは

    ポートフォリオは英語で「Portfolio」と表記します。

    日本語に直訳すると「折かばん」や「紙ばさみ」、「書類入れ」といった意味です。

    ただし、業界によって意味は異なっています。

    たとえば、金融業界では金融商品の組み合わせという意味で使われることが多いです。

    教育業界では、テストやレポート用紙などをまとめたものをパーソナルポートフォリオと呼びます。

    ポートフォリオは書類をまとめておくという意味合いがあり、そこから派生してさまざまな業界で独自の用語として使われています。

    就職・転職活動の際に提出を求められた場合は、自身の持つ技術や実績を資料としてまとめたものを用意すると考えましょう。

    エンジニアにとってのポートフォリオ

    エンジニアにとってのポートフォリオとは、自身の技術や実績を示す資料を指します。

    企業側は応募者がどのような技術を持っているのかを重視するものです。

    そこで、自身の技術を証明する資料をまとめておくことが重要になります。

    たとえば、過去に自身が作ったアプリを、使った技術や制作意図などを含めて資料にして提出しましょう。

    経験者だけではなく未経験者であってもポートフォリオは重要です。

    自身の過去の仕事がどのようにして仕事に活かせるかのアピールが求められます。

    以下では、エンジニアの経験者と未経験者について、それぞれポートフォリオの例を紹介します。

    経験者

    以下にエンジニアの経験者の場合のポートフォリオ例をまとめました。

    項目 内容
    経歴
    • 2011年4月 株式会社◯◯入社
    • 2019年4月 株式会社☓☓入社
    • 2023年4月 同社開発部マネージャーに昇進
    スキル
    • Java 12年
    • Ruby 12年
    • Swift 5年
    • Adobe Illustrator 5年以上
    • Adobe Photoshop 5年以上
    資格
    • 応用情報処理技術者試験
    • HTML5プロフェッショナル認定試験
    • Ruby技術者認定試験
    • Oracle Certified Java Programmer
    • Javaプログラミング能力認定試験
    作品 WEBアプリ開発
    開発環境
    • 使用言語 Ruby
    • フレームワーク Ruby on Rails
    • 使用ツール GitHub、Illustrator
    担当範囲
    • 設計
    • 開発
    • テスト
    • 運営・保守
    実装した機能
    • SNS共有機能
    • API連携
    WEBアプリのURL http……

    実際には文章だけではなく画像を貼り付けることも効果的です。

    視覚的に見やすいレイアウトが求められます。

    未経験者

    エンジニア未経験者の場合は、独学でプログラミングなどを学び、自分で独自に開発したアプリなどを成果物としてポートフォリオにまとめます。

    エンジニア未経験者の場合のポートフォリオ例を以下にまとめました。

    項目 内容
    経歴
    • 2015年 ◯◯株式会社入社
    • 2022年 同社営業マネージャーに就任
    スキル
    • Java 2年
    • Swift 2年
    • HTML・CSS・JavaScript 2年
    • Adobe Illustrator 2年
    • Adobe Photoshop 2年
    作品
    • ランニング用のiOSアプリを制作
    • 使用言語 Swift
    • 実装した機能:走った距離を棒グラフで表示、走った日をカレンダーに表示など
    作品のURL http……
    資格
    • ITパスポート試験
    • 基本情報技術者試験

    未経験の場合でも、基本的な点は経験者の場合と同じです。

    どのようなスキルを持っているのか、どんな資格を持っているのかなどを示します。

    ITパスポート試験や基本情報技術者試験など比較的簡単なレベルの資格でも、熱意や意欲を伝えることができるでしょう。

    実務経験がないため、オリジナルの作品によるアピールが大事です。

    簡単なアプリであっても、バグがなくしっかりと機能が実装されたアプリを完成できれば、大きなアピールポイントになるでしょう。

    作品のURLがあれば、採用担当者にチェックしてもらえます。

    エンジニアにポートフォリオが求められる理由

    エンジニアにポートフォリオが要求されるのは、現場で活躍できる技術を持つことを示すためです。

    企業はエンジニアを採用するとさまざまな開発の現場に配属させます。

    それぞれのプロジェクトによって、求められるスキルは大きく異なるものです。

    使用しているプログラミング言語や開発ツールなどに違いがあります。

    そのため、求人では特定のプログラミング言語や開発環境の経験を求められるケースが多いです。

    ポートフォリオには、自身が過去にどのようなプログラミング言語やツールを用いてきたを具体的にまとめられます。

    ポートフォリオの提出で、企業側の求めるスキルを有していることの証明が可能です。

    未経験の場合でも、独学で学んだスキルや知識をアピールできます。

    未経験からエンジニアにチャレンジする場合は、過去の仕事の実績がないため、自身で何らかの成果物を制作しましょう。

    ポートフォリオによって、経験や実績がないことをカバーできます。

    ポートフォリオを作成するメリット・デメリットは

    ポートフォリオを準備すると多くのメリットがあります。

    WEBエンジニアの転職活動における履歴書以上の名刺代わりの存在になるでしょう。

    また、ミスマッチを減らす効果やオファー・スカウトが来やすいといったメリットもあります。

    ただし、ポートフォリオ作成にはデメリットもあるため注意が必要です。

    未経験からエンジニアを目指す場合は、かなりの学習時間がかかります。

    また、準備にも多くの時間と手間がかかるでしょう。

    以下ではポートフォリオの作成について、メリット・デメリットを詳しく紹介します。

    ポートフォリオを作成するメリット

    WEBエンジニアが転職活動をする際に、ポートフォリオは履歴書以上の効果があります。

    自身のスキルを過去の成果物などから詳細にアピールできるからです。

    画像や動画などを添付して視覚的にアピールできます。

    自身の職務への実力や適正から意欲・熱意まで企業に伝えることが可能です

    WEB上で公開すれば、企業からオファーやスカウトが来るケースがあり、転職の幅を広げられます。

    以下ではポートフォリオを作成するメリットを詳しく解説します。

    自分のスキルを証明できる

    過去の実績や手掛けた作品などを提示すれば、WEB開発のスキルの証明が可能です。

    具体的にどのようなプロジェクトに携わり、どんな開発環境でどのような成果を上げたのかを示せます

    開発で工夫した点や評価された点などを細かくアピールできるでしょう。

    自身のスキルレベルの裏付けを示せるのは大きなメリットです。

    ポートフォリオを受け取った企業側は、応募者のスキルレベルを正確に把握できます。

    企業が求めているスキルと自身のスキルが合致すると示せれば、採用で有利になるでしょう。

    ポートフォリオがある方がスキルレベルを信頼してもらいやすいです。

    エンジニアとしての意欲や熱意を表現

    ポートフォリオの提出により、WEB開発エンジニアとして意欲や熱意があることをアピールできます。

    特に未経験からエンジニアを目指す場合は、意欲や熱意を疑われやすいです。

    適正があるのか、モチベーションがあるのか示す必要があります。

    未経験者でも、ポートフォリオの中で過去に学習した内容や自分で作ったシステム・アプリなどを提示し、熱意のアピールができるでしょう。

    エンジニアになるためにどの程度の努力をしたのか示すことで、企業側の不安を打ち消すことができます。

    ポートフォリオを用意すれば、未経験であるというマイナス要素をカバーできるでしょう

    未経験者としてエンジニアに採用されやすくなります。

    企業側が求める人物像とのミスマッチを減らす

    ポートフォリオがあれば、企業側の求める人物像と自身のスキル・意欲とのミスマッチを減らせます。

    過去の成果物などをもとにして、自身のスキルの詳細を示すことが可能です。

    どのようなプログラミング言語や開発ツールを用いて、どんなプロジェクトのどんな業務を担当したのかアピールできます。

    過去の活躍を知ることで、企業側は応募者が企業の求める人物像と合致しているか正確に判断できるでしょう

    ミスマッチを減らすことで、採用後に現場で期待通りの活躍をしてくれる可能性が高まります。

    ポートフォリオがある方が企業側は安心して採用できるでしょう。

    早期離職のリスクを軽減し、戦力となる人材の雇用を促進できるからです。

    自分のスキルや実績を言葉以外でも表現

    ポートフォリオがあれば、幅広い表現で能力や経歴などをアピールできるのがメリットです。

    文字や数字だけでアピールしても、能力や経歴などを正確に理解してもらうのは難しいでしょう。

    また、言葉だけで表現したのでは、印象に残りにくくなります。

    画像や動画なども交えてアピールすれば、採用担当者に理解してもらいやすくなるでしょう

    URLを指定し、実際に自身が開発したアプリやシステムに触れてもらうこともできます。

    自身のスキルをよりわかりやすい形で表現できるでしょう。

    視覚的な情報を豊富に盛り込んだものを提出すれば、他の応募者との差別化を図れます。

    言葉での表現が苦手な人でも、採用担当者に対して印象に残るアピールができるでしょう。

    面接で話せる実績が増える

    ポートフォリオを提出すれば、面接で話せる実績が増えます。

    面接は基本的に企業へ提出した書類の内容に基づいて行われるものです。

    ポートフォリオに盛り込んだ内容次第で面接の話題を増やせます。

    面接では記載した内容について深堀りした質問を受けるでしょう。

    過去の実績を細かく記載しておくことで、面接で取り上げられる可能性は高まります

    面接では過去の実績について掘り下げて伝えることが可能です。

    過去に自分が開発に携わったシステムやアプリを詳しく説明すれば、自身のスキルをわかりやすく伝えられます。

    ポートフォリオを見た企業から面談のオファーやスカウトが来やすい

    ポートフォリオはネット上で不特定多数の人に閲覧してもらうこともできます。

    たとえば、Qiitaというエンジニアのコミュニティサービスへの掲載が可能です。

    Qiitaは無料で利用できるサービスで、記事の投稿ができます。

    あるいは、自分の持っているSNSのアカウントやホームページ・ブログなども活用できます。

    誰でも自由に閲覧できる状態にすれば、興味を持つ企業が現れるかもしれません。

    採用担当者は優秀な人材を集めるために、さまざまな情報収集をしているからです。

    興味を持った企業側からオファーやスカウトが来る可能性があります

    多くのオファーやスカウトを受けることで、キャリアの幅が広がるでしょう。

    今まで知らなかった企業や職種・業界に出会う機会が増えます。

    ポートフォリオを作成するデメリット

    ポートフォリオの作成はメリットばかりではなくデメリットもあります。

    WEB開発が未経験の場合は、ポートフォリオに載せる成果物がなくて困るケースが多いです。

    独学でプログラミングなどの勉強をして、実際にWEBアプリやシステムを開発できるようになるまで多くの時間がかかります。

    しっかりとしたポートフォリオを作成できるまでに約800時間~1,000時間の学習時間がかかるでしょう

    また、ポートフォリオを作成するまでにも時間と手間がかかります。

    質の高いものを作成できないと、提出しても逆効果になるケースがあるため注意しましょう。

    以下ではポートフォリオの作成のデメリットについて詳しく紹介します。

    ポートフォリオの作成までに、約800時間~1,000時間の学習時間

    未経験で一から学習を始める場合は、約800時間から1,000時間の学習が必要です。

    最初に学習する言語を決めてから、書籍やスクールなどで学習を進めます。

    基本的な点から勉強を始めて、コーディングを行い、多くの経験を積まなければいけません。

    少しずつ応用力を身につけていくことで、最終的に簡単なアプリやシステムの開発ができるようになります。

    企業から評価されるレベルのものを実現するには多くの時間がかかると理解しましょう

    自分で企画から開発、リリース、運用まですべての業務を担当します。

    それぞれの工程について、一定以上の質を維持し、企業に評価されるレベルの成果物を用意しなければいけません。

    未経験から学習を進めるのは簡単なことではないと理解しましょう。

    ポートフォリオを作成するにも時間

    実際にポートフォリオを作成して完成させるまでに時間がかかる点はデメリットです。

    他の応募者との差別化を図り、企業に評価されるレベルまでブラッシュアップしなければいけません

    事前にしっかりと計画を立てる必要があります。

    1週間程度で簡単に作成する人もいれば、数ヶ月かけて作成する人までさまざまです。

    基本的には時間をかけるほど質の高いものができあがります。

    しかし、時間をかけすぎると求人に応募できず、就職・転職活動にかけられる時間が減るため、制作期間に余裕を持たせましょう。

    何が必要になるのかを確認し、早めに準備を始めておくと、すぐに就職・転職活動に取り組めます。

    効果的なポートフォリオの作り方:手順

    質の高いポートフォリオを作るための手順があります。

    ポートフォリオを作成する際にアプリやサービスを利用するのが一般的です。

    実際にWEB開発のプログラムを制作し、コードまで含めて公開します。

    プログラムについて、使用した技術から技術を選んだ理由、開発意図まで詳しく記載しましょう。

    スキルシートも含めておき、スキルの詳細をアピールします。

    最終的にレイアウトを整えてWEB上で公開すれば完成です。

    以下では手順を詳しく解説します。

    どんなアプリケーションやサービスで作成するか

    ポートフォリオを作るためのツールを選ぶ際には以下の点に注意してください。

    • 独自ドメインを使えるか
    • ページ数に制限はないか
    • デザイン性に優れているか
    • 更新しやすいか
    • セキュリティ性が高いか

    独自ドメインを取得できるとブランディングの効果を高められます

    ページ数に制限がない場合は、自由に作れるでしょう。

    デザイン性に優れたものは、企業側からの印象が良くなります。

    一度作成した内容を変更するケースがあるため、更新のしやすさにもこだわりましょう。

    万が一のことを考えてセキュリティ性も重視するべきです。

    以上の点を踏まえた上でツールを選びましょう。

    おすすめの作成ツールは以下の通りです。

    • BRIK PORTFOLIO
    • portfoliobox
    • salon.io
    • STUDIO
    • WordPress

    無料のものから有料のものまであり、機能は大きく異なります。

    それぞれの目的に合わせて選定しましょう。

    実際に使いやすいプログラムを制作

    実績として提示するためのプログラムを制作します。

    WEB開発のスキルをアピールするための作品のため、実用性の有無が大切です。

    ユーザーを想定した使いやすいデザインや機能を設計しましょう

    開発環境は自分が得意としているものか、業務で利用したいものから選びます。

    実装する機能はユーザー視点で使いやすいと思えるものを考えましょう。

    あまり多くの機能を実装させると難しくなるため、単一目的のアプリがおすすめです。

    特に未経験者が初めて制作する場合は、簡単なプログラムを組むことから取り組むと良いでしょう。

    完成した作品はしっかりとテストを行い、動作を確認します。

    入念にテストを行い、ユーザーが問題なく利用できる状態になっていることをチェックしましょう。

    制作したアプリケーションのソースコードを公開

    自身で制作した作品のソースコードは公開しましょう。

    コードを企業にチェックしてもらうことでプログラミングスキルがあることを証明できます。

    同じ機能を持ったアプリでも、プログラミングの方法はさまざまです。

    WEB開発のスキルレベルや知識レベルがコードからわかります。

    コードを公開する際には、GitHubの利用がおすすめです。

    GitHubとはコードの保存や公開ができるプラットフォームで、多くのエンジニアが利用しています

    GitHubを利用するにはアカウントを登録し、リポジトリを準備しなければいけません。

    以上の準備を終えれば、コードを記載したテキストファイルを簡単に保存・公開できます。

    使用した技術やその選定理由、開発の意図なども記載

    掲載する成果物について、使用した技術と選定理由、開発の意図などを記載します。

    企業の採用担当者は数多くの応募書類に目を通すものです。

    そのため、1つ1つについて時間をかけてチェックする余裕はありません。

    成果物の概要をスムーズに理解してもらうために、使用技術や開発の意図などの情報が重要になります

    ポイントを押さえて簡潔に内容を記載しましょう。

    一読するだけでどのような技術を用いて、どんな目的で開発されたプログラムかわかるようにします。

    それぞれの項目について長々と説明する必要はありません。

    短時間で読み通せる程度の量に抑えておきましょう。

    スキルシートを作成する

    ポートフォリオは自身のスキルをアピールするために作成するため、スキルシートの掲載は必須です。

    スキルシートとは自身が所有しているスキルや過去の経験などをわかりやすくまとめたものを指します。

    WEB開発エンジニアがスキルシートに記載した方が良い項目を以下にまとめました。

    • 基本的な個人情報
    • 経歴
    • 扱えるプログラミング言語
    • 扱える開発ツール
    • 保有する資格
    • 得意な業務
    • 自己PR

    単にスキルを掲載するだけではなく、氏名から経歴、保有する資格、自己PRまで含めることをおすすめします

    各項目について、簡潔に内容をまとめましょう。

    レイアウトを整えてWEB上に公開する

    忙しい採用担当者にわかりやすくアピールできるように、ポートフォリオのレイアウトを整えておきます。

    すべての項目に目を通して、レイアウトに問題はないか確認しましょう。

    アプリケーションやツールを用いて作成する場合は、あらかじめテンプレートが用意されています。

    テンプレートの各項目を埋めていくだけでも、見やすいものは作れるでしょう。

    ただし、テンプレートを利用していても、細かな調整は必要になります

    文字のサイズや配置などの統一性は重要です。

    文字の色や書式、フォントなどはできるだけ読みやすいものを採用しましょう。

    レイアウトを揃えた後はWEB上で公開します。

    応募先の企業にURLを伝えることで、チェックしてもらえるでしょう。

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    より良いポートフォリオを作成するポイントは?

    多くのエンジニアが企業に対してポートフォリオを送っています。

    他の応募者と差別化を図るためには、より良いポートフォリオを目指すことが重要です。

    読みやすいコードを書く、バグを取り除くなど意識しておきたいポイントがあります。

    以下では、ポートフォリオをより良いものにするためのポイントを紹介します。

    誰もが読みやすいコードを書く

    ポートフォリオに掲載するプログラムを作成する際には、誰もが読みやすいコードを書くのが大事です。

    基本的にエンジニアの仕事はチームで行うことになります。

    1つのソースコードを複数のエンジニアがチェックするため読みやすさは重要です。

    特別なスキルを持っていなくても、読みやすいコードを書けるだけで重宝されます

    読みにくいコードを書くエンジニアが実際の現場には多いからです。

    読みやすいコードを書くためには以下のポイントを意識しましょう。

    • 変数名は具体的なものにする
    • インデントや配置に一貫性を持たせる
    • 適切なコメントを入れる
    • 複雑な式は分割する
    • 1つのコードで1つのことを行わせる

    以上の点を意識することで、可読性の高いコードになります。

    バグがなくユーザーが快適に使える

    ポートフォリオに掲載するプログラムはバグを取り除くことが大切です。

    WEBエンジニアは仕事をしていてバグに悩まされるケースがよくあります。

    バグのある製品を納品するとクライアントからクレームが寄せられ、対応に追われることが多いです。

    バグを放置したプログラムを掲載すると、職務への素質や態度を疑問視されるでしょう。

    バグをできるだけ取り除いて、ユーザーが快適に使える状態にすることが大切です

    何度もテストを行い、さまざまな条件を試して、バグが発生しないか確認しましょう。

    バグのないプログラムを完成できれば、スキルのアピールに繋がります。

    現在広く普及している技術を採用

    ポートフォリオに掲載するプログラムを制作する際には、広く普及している技術を採用しましょう。

    現在ではマイナーになっているプログラミング言語を使用しても需要がないからです。

    実際に現場で開発に携わる際には、トレンドになっている技術や普及している技術が採用されます。

    普及している技術を採用してプログラムを制作することで、即戦力になるスキルを有することをアピールできるでしょう

    たとえば、WEBエンジニアの場合はJavaやPHP、Python、Rubyなどがよく用いられます。

    また、React.jsやVue.js、Angular、Next.jsなどのフレームワークがトレンドです。

    スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスでも問題なく使用できるデザインは重要になっています。

    現在、WEBエンジニアの開発で主流やトレンドになっている技術をよく調べておきましょう。

    サービスとしてリリース

    ポートフォリオのために作成したプログラムは、実際にサービスとしてリリースすることをおすすめします。

    実際にアプリやWEBサービスとしてリリースされていれば、採用担当者は確認しやすいです。

    WEB上でアプリをダウンロードして、ユーザーとして利用できます。

    また、アプリのダウンロード数などは実績としてアピールできるでしょう

    リリースした後は、ユーザーの反応をもとに修正を加えることが大切です。

    ユーザーから評判になれば、ユーザー視点を持って開発できるスキルを持つことを証明できます。

    ただし、サービスとしてリリースする場合は、事前にしっかりとテストを行い、バグ取りをしておきましょう。

    より良いポートフォリオを制作する注意点

    より良いポートフォリオを目指す上で注意すべき点は以下の通りです。

    • ありきたりな内容になっていないか
    • 企業の守秘義務契約に反していないか確認
    • こまめに更新

    ポートフォリオは自己PRのために使用するため、ありきたりな内容ではいけません。

    また、過去の実績を掲載する際には企業の守秘義務に反していないか確認しましょう。

    こまめに更新しておくことも大切です。

    以下ではポートフォリオ制作の注意点について詳しくみていきます。

    ありきたりな内容になっていないか

    ポートフォリオは他の応募者との差別化を図り、自分を採用してもらうために提出するものです。

    ポートフォリオの内容がありきたりなものでは印象に残りません。

    条件が良くて人気の高いWEB開発求人には応募者が殺到します。

    採用担当者は数多くのポートフォリオをチェックしなければいけません。

    ありきたりな内容では数あるポートフォリオの中に埋もれてしまいます。

    できる限りオリジナリティのある内容を盛り込むことを意識しましょう。

    そのためには、他の人のポートフォリオをチェックすることをおすすめします。

    他のエンジニアにはない自分ならではのアピールポイントを探して、ポートフォリオの中で強調しましょう

    ポートフォリオに掲載するプログラムについても、独自のアイデアを反映させたものにすると印象に残ります。

    企業の守秘義務契約に反していないか確認

    エンジニア経験者がポートフォリオを作成する際には、過去の実績の掲載について企業の守秘義務契約に違反していないかチェックしましょう。

    守秘義務とは、職務上知った秘密について外部に漏らしてはいけない約束のことです。

    基本的に会社員が携わったものは、すべて権利は企業にあると考えましょう。

    フリーで企業から請け負った仕事については、成果物はクライアントに権利があります。

    権利主から許可を得ているものであれば、ポートフォリオに掲載しても問題ありません

    過去の契約の内容を細かくチェックすることをおすすめします。

    特に秘密保持契約を締結していた場合は注意が必要です。

    基本的にポートフォリオには権利関係や守秘義務などをクリアした成果物のみを掲載しましょう。

    こまめに更新

    ポートフォリオの内容についてはこまめに更新することをおすすめします。

    ポートフォリオの制作には手間がかかるため、一度作った後は同じものを使い回すケースが少なくありません。

    しかし、エンジニアとしての仕事を続けているうちに、ポートフォリオの内容が古くなっていきます。

    新しい技術の習得や新しい実績などが増えていき、新たなアピールポイントが生まれるでしょう

    定期的にポートフォリオの内容を見直し、情報を更新していくことで、より良いポートフォリオに仕上がります。

    また、新しい実績が掲載されていないと、現役のエンジニアとして活動を続けているのか企業側に疑われるでしょう。

    常に新しい情報を掲載することで、ポートフォリオに価値が生まれます。

    エンジニアのポートフォリオ例

    エンジニアのポートフォリオ例を以下に掲載します。

    項目 内容
    経歴
    • 2013年 ◯◯株式会社入社
    • 2020年 通販サイト開発プロジェクトのプロジェクトリーダーに就任
    スキル
    • JAVA 10年
    • PHP 10年
    • JavaScript 10年
    • CSS 10年
    • SQL Server 7年
    過去に携わったプロジェクト 通販サイトの開発
    担当領域 要件定義、設計、開発、テスト、運用保守、進捗管理
    開発環境
    • 言語:PHP、JavaScript
    • OS:Windows
    • DB:SQL Server、Oracle
    • フレームワーク:Laravel
    業務内容
    • おすすめ機能の実装
    • ビジュアルの設計
    • サイト内検索機能の最適化
    • サーバーの運用
    実績
    • サイトリリース後、約7ヶ月で検索順位5位に上昇
    • 利用者数の目標達成率150%を達成

    エンジニアとしての経歴から保有スキル、過去に携わったプロジェクトまで簡潔にまとめましょう。

    開発環境から担当領域、業務内容、実績まで記しておきます。

    ただし、過去のプロジェクトについては守秘義務や機密情報の扱いには注意しておきましょう。

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    ドキュメンテーションを重視しており、コミュニケーション不足に陥ることなく開発を進められているのも特徴です。

    WEB開発やシステム開発、ポートフォリオの作成方法でお悩みの方は株式会社Jiteraにお問い合わせください。

    web開発 ポートフォリオのまとめ

    WEBエンジニアを目指すための就職・転職活動ではポートフォリオの作成が重要になります。

    ポートフォリオはプロフィールから経歴、スキル、過去の実績まで掲載された資料です。

    未経験者であっても、独学でプログラムを学び、自分で作ったアプリなどを作品として掲載できます。

    ポートフォリオはWEB上で公開できるため、スカウトなどで企業から直接アプローチされる機会も生まれるでしょう。

    ポートフォリオを用意するメリットは多いのですが、準備に時間がかかるためデメリットもあります。

    ツールを利用することでスムーズにポートフォリオの作成が可能です。

    本記事を参考にすれば、質の高いポートフォリオを作成できるでしょう。

    web開発やポートフォリオの作成方法、システム開発のご相談などがある場合は株式会社Jiteraまでお問い合わせください。

    例:開発手順、ツール、プロンプト

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