Azure Portalとは?ダウンロード方法から使い方、ログインできないときの対処法を解説!

クラウドの普及が進む上で、Microsoft社が提供するクラウドサービス「Azure」を利用したシステム開発を行なっている企業も多くあります。

Azureが提供しているサービスは数多くあり、管理が煩雑になりがちですが、「Azure Portal」を利用することで、Azureのリソースやサービスを統合的に管理できます。

GUIベースの分かりやすいインターフェースにより、Azure上の操作を直感的に理解できるため、スムーズな開発・運用には必須とも言えるツールです。

本記事では、Azure portalの基本や具体的な利用方法、導入事例などをわかりやすくご紹介します。

監修者 元エンジニア takakuni7777

コンピュータの専門学校がプログラミング及び、コンピュータの基礎を学び、その後、日本電気の子会社で働きました。その後、いくつかの開発の仕事を経て,コンピュータの専門学校の講師兼担任を経験し、その後はフリーにてシステムエンジニアやプログラマーの開発の仕事を担当、そのかたわらプログラミングスクールや職業訓練所、企業の新人教育などを担当しました。 25年以上のシステムエンジニア、プログラマーの仕事の経験があります。

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    Azure Portalとは?

    Azure Portalとは?

    Azure Portal(アジュール ポータル)は、Microsoft社が提供するクラウドサービスである<str「Microsoft Azure」上で提供されるサービスやリソースを一元的に管理できるWeb上の管理ポータルです。

    Azure Portalは、直感的に操作できるインターフェースが特徴で、サービス利用が初めての方でも操作しやすいように設計されています。

    クラウドの普及に伴い、Microsoft Azureを利用する企業も増えてきています。

    特にAzureのサービスを複数使って開発される案件などでは、サービスやリソースの管理が煩雑になりがちなため、Azure Portalを利用して統合的な管理を実現することにより、効率的なシステム開発や運用が期待できるでしょう。

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    Azure Portalのダウンロードとログイン方法

    Azure Portalを実際に使い始めるにあたって、アクセス方法やログイン方法について知りたい方もいらっしゃるでしょう。

    以下では、Azure Portalへの具体的なアクセス方法やログイン後の基本的なナビゲーションなどを解説します。

    Azure Portalへのアクセスとアカウント作成

    Azure Portalを利用するためには、Microsoftアカウントの作成が必要です。

    アカウントの作成には、下記のAzureのアカウント作成ページへアクセスし、新規アカウントを作成します。アカウント作成の際に必要な情報は以下のとおりです。

    • Microsoftアカウント(メールアドレス)
    • 電話番号
    • クレジットカード情報

    Azureを利用する上では、Microsoftアカウントが必要なため、事前に登録しておきましょう。

    Azureのアカウント作成ページ

    Azureアカウントの作成が完了したら、下記のAzureのログインページにアクセスし、先ほど登録したAzureアカウントの認証情報を入力し、サインインします。

    ログインに成功すると、Azure Portalのトップページが表示されます。

    Azureのログインページ

    Azure Portalへのログインとナビゲーション

    Azure Portalへのログイン後は、利用したいサービスを検索し、実際に利用を開始します。
    以下はAzure Portalログイン後に表示されるトップページです。


    画面上部にある「リソース、サービス、ドキュメントの検索」と記載されている検索ボックスに、利用したいサービス名を入力します。

    例えば、Azureの仮想マシンの構築を行いたい場合は、検索ボックスに「Virtual Machines」と入力し、サービスの一覧に表示されている「Virtual Machines」をクリックすると、仮想マシンの管理ページに遷移します。

    また、トップページにタイル表示されているサービスをクリックすることでも遷移しますため、トップページによくアクセスするサービスをピン留めしておくと良いでしょう。

    Azure Portalの使い方

    ここではAzure Portalで、リソースの管理ができるところまで以下について説明します。

    • Azureアカウントを作り、ログインする
    • ダッシュボードをカスタマイズ・新しいダッシュボードを作成
    • リソースの作成
    • リソースグループを使い、リソースを管理する

    以上について、詳しく説明していきます。

    ※Azure Porta(Azure Portal)における「リソース」とは、クラウド環境で利用可能なさまざまなサービスやインフラストラクチャのことを指します。例えば、仮想マシン、ストレージアカウント、データベース、ネットワーク機器などがリソースに含まれます。

    Azureアカウントを作り、ログインする

    すでに説明していますが、Azure Portalを利用するためには、まずMicrosoft Azureのアカウントを作成する必要があります。

    公式サイトにアクセスし、「無料アカウントを作成」ボタンをクリックします。必要な情報(名前、メールアドレス、パスワード、クレジットカード情報など)を入力し、利用規約に同意します。

    アカウントの作成が完了すると、Azure Portalにログインできます。ログイン後、ダッシュボードに移動し、Azureのさまざまなサービスにアクセスできるようになります。

    ダッシュボードをカスタマイズ・新しいダッシュボードを作成

    Azure Portalのダッシュボードは、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズ可能です。

    ダッシュボードに表示するリソースやウィジェットを自由に配置し、視認性を高めることができます。

    新しいダッシュボードを作成するには、左上側の三本線をクリックして、メニューを表示させてから、「ダッシュボード」を選択し、「+作成」をクリックします。

    必要なタイルを追加し、サイズや配置を調整して、作業効率を向上させるインターフェースを構築できます。完成したダッシュボードは、他のユーザーと共有することも可能です。
    ※Azure Portalのダッシュボードとは、ユーザーがAzure上のリソースを一元管理するためのカスタマイズ可能なインターフェースです。

    リソースの作成

    Azure Portalでは、数多くのリソースを簡単に作成できます。

    ポータルの左上側の三本線をクリックして、メニューを表示させてから「+作成」をクリックし、利用したいサービスを選択します。

    例えば、仮想マシン、データベース、ストレージアカウントなどが選べます。

    選択後、必要な設定情報(名前、地域、サイズなど)を入力して「確認および作成」をクリックします。設定が完了すると、数分でリソースが作成され、ダッシュボードまたはホーム画面に追加されます。
    ※各リソースの設定情報は、ある程度の知識が必要です。わからない場合は下記のMicrosoft Learnの情報を参照してください。
    Microsoft Learn

    リソースグループを使い、リソースを管理する

    リソースグループは、Azureのリソースを整理・管理するためのコンテナです。

    リソースグループを作成することで、関連するリソースを一元管理できます。ポータルの左上側の三本線をクリックして、メニューを表示させてからから「リソースグループ」を選択し、「+作成」をクリックして新しいグループを作成します。

    この際、グループ名やサブスクリプションを設定します。作成後、リソースを追加したり、削除したりする際に、グループ単位で管理が可能です。これにより、コスト管理やアクセス制御が容易になり、効率的な運用が実現します。

    Microsoft Azure Portalでリソース作成する方法

    1.リソースを作成するには、左上の三本線をクリックして、メニューを表示させて、「+リソースの作成」を選択します。※ダッシュボードの「リリースの作成」をクリックしても3,の画面に進みます。

    2.作成したいリソースを選択、「作成」をクリックします。

    3.各リソースの設定をして、「確認及び作成」をクリックします。※ここではSQL Databaseの作成をクリックしています。

    4.リソースが作成されます。

    Microsoft Azure Portalでリソース検索する方法

    1.一番上の「検索窓」に検索したいリソース名を入れて「Enter」キーを押します。検索結果が表示されます。

    2.リソースの名前を選択すると、リソースの情報が表示され編集ができます。

    Microsoft Azure Portalでリソース管理する方法

    リソースを管理するにはいくつかの方法がありますが、ダッシュボードからリソースにアクセスする方法を解説します。

    ※他にもホーム画面からアクセスしたり、メニューからアクセスする方法があります。

    1.ホーム画面の左下移動の中のダッシュボードをクリックする。

    2.ダッシュボードが開きます。すべてのリソースをクリックします。

    3.リソースを選択して、更新・削除等が行います。

    4.リソース名をクリックするとリソースの情報や設定等ができます。

    Azure Portalのよくあるトラブル

    Azure PortalはAzureの管理を効率的にしてくれる便利なツールですが、「接続できない」「操作がおかしい」といったようなトラブルもあります。

    以下では、Azure Portalを利用する上でよくあるトラブルの原因と解決方法についてご紹介します。

    ログインできない

    Azure Portalのよくあるトラブルとして、「ログインができない」といったトラブルは多く発生します。

    Azure Portalにログインできない理由は様々ですが、考えられる主な理由としては以下があります。

    • 間違ったユーザー名/パスワードでサインインしている
    • ユーザーアカウントがロックされている

    Azure Portalログイン時の認証情報が分からなくなってしまった場合や、複数回ログイン失敗してアカウントがロックされてしまった場合は、Azureの管理者に連絡してパスワードのリセットまたは、ロックの解除を依頼すると、解消する場合があります。

    リソースが見つからない

    Azure Portalで仮想マシンや仮想ネットワークを操作している際に、リソースが見つからずにエラーとなるケースも多くあります。

    リソースが見つからないエラーの原因の多くは、リソースが存在しないか、対象のリソースとして指定した値が誤っている可能性が考えられます。

    特にPowerShellやAzure CLIを利用して、Azure Portal内のリソースを操作している場合は、リソース名やリソースグループのパラメータ指定が誤っているケースがあります。

    リソースが見つからないエラーが発生した場合は、接続しようとしているリソース名やリソースグループ、操作するサブスクリプションが合っているかAzure Portalで確認しましょう。

    ポータルが動作しない

    Azure Portalにサインイン後、項目をクリックしても画面遷移しなかったり、特定のAzureリソースのみ動作しないといったようなケースのトラブルもあります。

    このようにAzure Portalへのアクセスが不安定だったり、操作できないといった場合、一時的にAzure側に障害が発生している可能性があります。

    Azureで発生している障害情報については、「Azure Status」を確認することで、各地域毎に障害が発生しているAzureサービスを確認できます。

    場合によっては、自社のAzureで構築したサービスが停止している場合もあるため、いち早く障害情報を確認し、エンドユーザーに対して通知を行うなど適切な対処を行ないます。

    エラーメッセージが表示される

    Azure Portal上で仮想マシンやネットワークといったリソースやサービスを扱う上で、何らかの原因でエラーメッセージが表示される場合があります。

    エラーメッセージが出力される原因は様々で、各サービス毎に解決方法が異なります。

    Azureで表示されるエラーメッセージには、エラーコードや、エラー内容の詳細が記載されていることがほとんどなため、もしエラーメッセージが表示された場合は、エラーコードやエラーの内容を調べてみましょう。

    また、エラーコードのリファレンスをMicrosoftの公式情報として掲載しているサービスもあり、エラーに対する対処についても記載されているケースも多いため、エラーメッセージが表示されても慌てずに、まずは調べてみることをおすすめします。

    日本語で表示されない

    稀に、Azure Portal上の言語が英語表示になってしまう場合もあります。

    原因としては不明な場合が多いのですが、Azure上で何かがアップデートされた場合など、Azureの仕様が変わったタイミングなどで変更されるケースがあるようです。

    Azure Portal上の言語を日本語に修正する際の手順としては以下です。

    • Azure Portalの画面右上の歯車マークをクリック
    • 「Language(requires refresh)」、「Regional format(requires refresh)」を「日本語」に変更
    • 設定画面下の「Refresh」をクリックする

    上記の手順を行うことで、Azure Portal上の言語設定を変更できます。

    Azure Portalのメリット

    Azure Portalでは、Azure上で作成されたリソースやサービスを一元管理できるツールですが、実際にAzure Portalを利用する上で、具体的なメリットについて気になる方も多いでしょう。

    以下では、Azure Portalを使う上でのメリットに焦点を当てて解説していきます。

    サービスの一元管理が可能

    Azure Portalの大きなメリットとしては、Azureで利用するサービスの一元管理が可能という点です。

    Azureでは、仮想マシンといった代表的な機能の他に、以下のようなサービスを提供しています。

    • ネットワーク(VPNやファイアウォール)
    • IDサービス(Azure Active Directoryなど)
    • DevOps(アジャイル開発・DevOpsの支援サービス)

    上記は一例で、Azureでは250を超えるサービスを提供しています。プロジェクトによっては、Azure上の様々なサービスを取り入れて開発・運用していくため、それぞれのサービスの管理画面に都度アクセスするのは非効率です。

    Azure Portalでは、1つの画面でAzureの全サービスの管理を可能にするため、それぞれのサービスへの管理画面のアクセス時間を短縮し、業務効率化につなげます。

    カスタマイズ性が高い

    画面のカスタマイズ性が高い点もAzure Portalの大きなメリットです。

    Azure Portalでは、Azureのリソースをタイル形式でダッシュボード上に表示できます。

    例えば、頻繁に利用するリソースをダッシュボードにピン留めして、リソースへのアクセスを効率化したり、タイルの大きさを変更して、より重要度の高いリソースを強調表示させることも可能です。

    また、各リソースの使用状況や、Azureリソースのコストの推移といった情報も、グラフ形式でダッシュボードに表示が可能です。

    そのため、仮想マシンの運用やコスト管理といった運用作業を行う上でも、各システムの利用状況、課金状況がAzure Portalによって分かりやすくカスタマイズできるため、運用コストの削減も期待できます。

    高度な機能を完備

    Azure Portalは、Azure上のリソースを管理するための高度な機能を数多く搭載しています。

    例えば、Azure Portalでは、仮想マシンやWebアプリの構成情報をテンプレート化し、同じマシンやアプリのデプロイを容易にします。

    また、デプロイの履歴もAzure Portalで管理できるため、前のバージョンへのロールバックやアップデートを効率的に管理できます。

    デプロイ管理の他にも、サービス監視・分析のためのツールや、Azure上のインシデント管理など、Azure上の管理・運用を効率化する高性能な機能を多数利用できる点がメリットの一つです。

    無料でも利用できる

    Azureは基本的に使った分だけ課金される従量課金のモデルを採用していますが、無料枠が存在しているため、費用をかけずに利用できる点も大きなメリットです。

    Azureの無料アカウントを作成すると、以下3つの無料枠を利用できます。

    • 登録から30日間200$のクレジット付与
    • 12ヶ月間Azure製品を無料で体験可能
    • 55種類以上のAzureサービスが常時無料

    一定の無料枠の操作であれば、12ヶ月はコストを気にせずAzure上のサービスを利用できることや、30日間限定で使える200$のクレジットを利用することで、有料のサービスも利用できます。

    Azure Portalも無料で利用できるため、小規模なシステム開発であれば、無料もしくは費用を最小限にできます。

    Azure Portalの活用例

    Azure PortalはAzureのサービスやリソースを一元的に管理することで様々なメリットがありますが、実際どのように使われているか、具体的な活用方法を知りたい方もいらっしゃるでしょう。

    以下では、実際のビジネスシーンでAzure Portalがどのように活用されているのか、その具体例をご紹介します。

    仮想マシンの作成と管理

    Azure Portalを利用することにより、クラウド上に仮想マシンを簡単に作成・管理ができます。

    オンプレミス環境では、必要なスペックのサーバーを一から調達する必要があり、サーバーの動作確認までの時間がかかりすぎるという難点がありました。

    Azure Portalで作成する仮想マシンでは、OSの種類やディスク容量、CPU/メモリのスペックなどをワンクリックで調節でき、デプロイも短時間で実施できるため、システム開発の要件に合わせたサーバーを簡単かつ高速に構築できる点が特徴です。

    仮想マシンのテンプレート化も可能なため、性能試験などで、同じスペックのサーバーが大量に欲しいといった場合でも、テンプレートによるサーバー構築までのリードタイムを大幅に削減できます。

    また、Azure上に構築された仮想マシンは、サーバーにサインインしなくても、起動やシャットダウンが可能なため、Azureの管理者がいつでもどこでも仮想マシンの運用を実施できます。

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    ストレージの管理

    Azureでは、大容量ファイルの保存に適したクラウドストレージサービスを提供しており、システム開発過程で作成されたアプリケーションのデータや、ファイルをAzure上に保存できます。

    Azure Portalを利用することで、各ストレージサービスへのアクセスが容易になり、各ストレージサービスに保存されたファイルやデータの中身などをGUI上で分かりやすく表示してくれます。

    Azure上のストレージサービスの例としては以下があります。

    • Azure Blob Storage:テキストやコンテンツといった非構造化データの保存・管理
    • Azure Files:ファイル共有のためのストレージサービス
    • Azure Data Lake Storage:ビッグデータ分析用のストレージ

    また、上記のようなストレージサービスは、Azure Storage Explorerと呼ばれるツールを利用することで、それぞれのストレージ内のデータを一元管理できるため、ストレージ管理を効率化できます。

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    ネットワークの管理

    Azure Portalでは、Azure上で作成した仮想マシン同士や、オンプレミス環境のサーバーなどを接続するための仮想ネットワークの作成や管理を簡単に行なえます。

    従来のオンプレミスの環境では、物理的なケーブルを利用して、サーバー間の接続を行なっていましたが、Azure上では、仮想的なネットワークを素早く構築することで、システム構築を効率化できます。

    Azure上の仮想マシンやリソースとの通信はもちろん、VPNによる接続や、オンプレミス環境との接続も行なえるため、システム開発のニーズに合わせたネットワークの構築が可能です。

    また、作成した仮想ネットワークもAzure Portal上で一覧表示して管理できるため、ネットワークの運用の効率化にも貢献してくれます。

    データベースの管理

    Azure Portalでは、Azureで提供しているデータベースサービスを一元的に管理できます。

    Azureで提供しているデータベースサービスはいくつかあり、企業のニーズによって選択可能です。
    Azureのデータベースサービスの一例としては以下があります。

    • Azure SQL server
    • Azure Cosmos DB
    • Azure Database for Postgre SQL

    また、Azure Portalでは、SQL用のクエリエディターが利用できます。

    クエリエディターを利用することで、Azureのデータベースサービスにアクセスし、必要なデータの取得やデータの追加、削除が簡単に行えるため、データベースの管理を効率化できます。

    コスト管理

    Azure は従量課金制ですので、Azure上のサービスやリソースを使った分だけ課金される仕組みです。

    Azure Portalでは、Azure上のサービスやリソースにおける課金状況について、グラフ形式で確認可能なため、プロジェクト全体の予算管理に利用されるケースも多くあります。

    Azure環境の全体のコスト管理だけではなく、各サービス毎の利用状況や、特定のタグで分類されたリソースの課金状況といったフィルターも可能なため、自部署が管理するAzureの課金状況に絞っての確認も可能です。

    また、Azure Portalでは、「Azure Adviser」というツールを利用し、これまでのサービスやリソースの使用状況を考慮し、コストを削減するための推奨事項を表示できます。

    Azure Adviserが提案する推奨事項としては以下のようなものがあります。

    • 不要な仮想マシンのシャットダウン
    • サーバーのサイジングの提案
    • 一定期間アイドル状態のリソースの削除

    これらの推奨事項も確認していくことで、プロジェクト全体のコスト管理に役立ちます。

    セキュリティ管理

    Azureはクラウドサービスのため、認証情報を知っていれば誰でもアクセスできてしまいます。

    企業でAzureを利用している場合は、情報漏洩を防止するために、外部からのアクセスを認証情報以外の方法で制御したいといった場合があります。

    Azure Portalでは、Azureのセキュリティ管理を行なえるツールが多数搭載されています。

    具体的なセキュリティ機能としては以下があります。

    • 条件付きアクセス
    • Azure AD Multi-Factor Authentication

    これらのセキュリティ管理機能を利用することで、特定の利用端末や、多要素認証といった特定の条件でのみAzure Portalへのアクセスができるようになるため、セキュリティの強化に利用する企業も多く存在しています。

    Azureを委託できる会社

    Azureによるシステム開発を計画する場合、クラウドに精通している人材やリソースが社内で確保できないケースも考えられます。

    そのため、スムーズなAzure開発を実現するために、経験豊富な外部ベンダーにAzureの開発を委託することも1つの手段です。

    以下では、Azureの開発を委託できる会社を5社ご紹介します。

    Jitera

    開発AIエージェント「Jitera」は、システム開発・システム改修を自動化するプラットフォームです。既存のシステムのコードを読み込み、システム構造を分析。高精度な設計書を自動生成し、システム開発・改修を効率化、コスト削減に繋げます。

    機能1.コード生成

    AIエージェントに要件を伝えると、自動でコーディングを進め、人間は作業過程や成果物にフィードバックを行う形で開発を進めます。

    機能2.設計ドキュメントの自動生成

    AIがソースコードを解析し、開発者のニーズに応じたフォーマットで設計ドキュメントを自動生成します。フォーマットは柔軟にカスタマイズ可能で、AIエージェントとの対話を通じて内容を調整・改善することもできます。

    機能3. テストの自動化

    ソースコードや設計ドキュメントから、AIがE2Eテストのテストケースとプログラムを自動で生成します。
    料金プラン HPを参照
    サポート体制 オンラインで可
    無料トライアル なし
    初期費用 あり(オンボーディング、導入コンサルティング)
    会社名 株式会社Jitera
    住所 〒105-0003 東京都港区西新橋1丁目2-9 日比谷セントラルビル 14階

    株式会社Jitera

    SBテクノロジー株式会社

    ■おすすめポイント

    • 大手企業、官公庁へのAzure開発実績が豊富
    • 導入・開発・運用がメニュー化されており、企業のニーズに合わせた選択が可能
    • Azureの運用において、NOC、SOCといったセキュリティを提供できる数少ないベンダー

    SBテクノロジー株式会社は、ソフトバンググループのICT分野の中核を担う企業で、クラウドやセキュリティ、ビッグデータといった技術領域を駆使して、大手企業や官公庁へのサービス導入・開発支援を行なっています。

    Azureに関する導入実績も多くあり、Azureが提供され始めた当初から多くの企業にAzureの導入支援を行なっているため、経験と実績に裏打ちされた高品質なサポートを提供します。

    SBテクノロジー株式会社

    株式会社DTS

    ■おすすめポイント

    • Azureを含むMicrosoft製品やクラウドサービスの導入も支援可能
    • クラウド構築やオンプレミス基盤からの移行支援といったニーズに合わせたサポートを提供
    • Azure導入に加え、ネットワークやセキュリティ対策も委託可能

    株式会社DTSは、金融業界や官公庁、製造業といった多様な業界向けにITソリューションを提供している企業です。

    Azureをはじめとしたクラウド導入はもちろん、AIやビックデータなどの先端技術領域に精通しているため、企業のDX推進を力強く支援してくれます。

    Azureの導入事例も多く、大企業や官公庁、SaaS事業者に対して幅広いニーズ対応できるサービスを提供しています。

    株式会社DTS

    日商エレクトロニクス株式会社

    ■おすすめポイント

    • Microsoft上位パートナー企業としての数多くの実績と信頼
    • Microsoftとの強固な連携体制で、最新情報を常にアップデート
    • Azure導入後の運用・監視の手厚いサポート

    日商エレクトロニクス株式会社は、ICTを駆使した業務改善のソリューションを提供している企業です。

    Microsoftの上位認定パートナーとして数々の賞を受賞しており、Azure構築の委託ベンダーとして圧倒的な信頼を得ています。

    メルペイやNTTドコモ、ニトリといった有名企業にAzureを導入した実績があるため、導入実績は申し分ありません。

    日商エレクトロニクス株式会社

    株式会社システナ

    ■おすすめポイント

    • Azureの構築・保守・運用をニーズに合わせて取り入れられる
    • 通信キャリアや銀行、外資系企業といった様々な企業への導入実績
    • マルチクラウドの導入にも対応

    株式会社システナは、ロボット・AI、社会インフラ、クラウドサービスに至る様々なシステム企画・開発・構築・運用保守をトータルサポートしている企業です。

    Azureの導入からシステム開発まで幅広いサービスを提供しており、Azureの初期導入やオンプレミスからの移行支援、Azureの運用代行といったニーズに合わせた選択ができます。

    また、マルチクラウドの導入にも対応しており、企画提案からシステム運用までのサポートを包括的に行なっています。

    株式会社システナ

    株式会社創風システム

    ■おすすめポイント

    • 業務分析力が高く、潜在的なニーズに合わせた最適な提案が可能
    • 業務システムやパッケージソフトウェア開発の実績多数
    • ISP事業で培った知見により、高度なITインフラを設計可能

    株式会社創風システムは、業務システム開発とITインフラの構築を中心としたサービスを展開する企業です。

    お客様の業務を深く分析することで、潜在的なニーズを明確にし最適なソリューションを提供できる点や、ISP事業の経験を活かした安定的な運用を提供できる点が特徴です。

    Azureの導入支援だけではなく、VPNやクラウドセキュリティの構築についても手掛けています。

    株式会社創風システム

    まとめ:Azure Portalで開発環境を一元管理

    Azure Portalは、Azureで提供されるサービスを直感的で分かりやすいインターフェースで一元管理
    できます。

    Azureは約250種類のサービスを提供しているため、Azure Portalで一元管理することは、システム開発や運用の作業効率を大幅に向上することに直結するでしょう。

    また、Azureによる開発がはじめての場合でも、Azureによる開発実績が豊富な外部ベンダーに委託することで、スムーズなシステム開発を実現できます。

    株式会社Jiteraへのお問い合わせはこちら

    例:開発手順、ツール、プロンプト

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