人工知能(AI)の発展により、これまで想像もつかないような機能を備えたツールが次々と登場しています。中でも注目を集めているのが、画像生成AIとAIイラスト作成ツールです。
画像生成AIとは、テキストをAIに入力するだけで、それに対応した画像やイラストを自動生成してくれるAIのことを指します。一方のAIイラストは、そうしたAIが生み出したイラスト画像の総称です。
本記事では、スマートフォンアプリからブラウザで使えるサービスまで、無料から有料まで幅広くラインナップ。実際の画像生成のサンプルなども合わせてをご紹介いたします。
ぜひお気に入りのツールを見つけてAI活用にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
こちら株式会社Jiteraは、独自のAI技術を使った高品質&最短納期の開発が得意としています。システム開発やアプリ開発に関する相談がありましたら、気軽にお問い合わせください。

システムエンジニア(SE)、プログラマー、ウェブサイト作成業務、ネットワークエンジニアなどを経験。 現在、フリーマルチライターとして活動中。最近はAI活用方面に没頭中。
画像生成AIアプリの基本
画像生成AIは、ユーザーが入力した文章や画像をもとに、指定した条件に適した画像やデザインを生成するツールです。画像生成アプリは、この技術を活用してクリエイティブな画像作成を手軽に行えるのが特徴です。
テキストからイラストや写真風の画像を生成したり、アップロード画像に基づいて新しいデザインを提案したりします。また、アートスタイルの選択や細部の調整が可能で、初心者からプロまで幅広く利用されています。
画像生成AIアプリとは?
「夕焼けの海辺」や「ほのぼのとした家族愛」といった文章を入力すると、画像生成AIアプリは、その条件に合った画像を自動で生成してくれます。また、参考となる画像をアップロードすることで、さらに具体的で理想的な画像を提案してもらうことも可能です。このようなアプリは、イラストやデザインを制作する際に非常に便利で、要望に応じた画像データを迅速に作成できるのが特徴です。
クリエイティブな作業やプロジェクトのイメージ作成に役立つだけでなく、アイデアの可視化を効率的にサポートします。初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーが活用できるツールです。
画像自動生成の仕組み
入力された文章や画像ファイルをもとに、AIが色、形、構図、スタイルなどを解析し、新しい画像を生成します。この過程には「生成的敵対ネットワーク(GAN)」と呼ばれる技術が活用されます。GANでは、生成器と識別器という2つのAIが協力し、リアルな画像を作成します。
さらに、ノイズだらけの画像からノイズを徐々に除去し、鮮明で美しい画像を生成する仕組みもあります。これにより、AIは高品質で多様な画像を効率的に作り出せます。
画像生成AIアプリを選ぶ時の注視すべき機能
画像生成AIアプリにはさまざまな機能がありますが、利用する際には自分が必要とする機能を明確にし、目的に合ったものを選ぶことが重要です。特に注目すべき点は、アプリがどのような方法で画像を生成するかです。例えば、文章を入力して画像を作る機能が欲しい場合や、参考画像をアップロードして新しい画像を生成する機能を重視する場合、ユーザーの目的によって適した選択が異なります。
また、生成された画像がユーザーの期待や必要なクオリティを満たしているかどうかも重要なポイントです。解像度や細部の描写が正確であるか、スタイルが希望に合っているかを確認しましょう。さらに、操作性や使い勝手も選定時の大きな基準となります。初心者でも簡単に利用できる直感的なインターフェースを持つアプリであれば、より効率的に目的を達成できます。
有料画像生成AIアプリを使用するメリット
AIを利用してユーザーが指定した条件や入力した内容に沿った独自の画像生成を行ってれます。自動作成された画像ファイル非常によくできたいて、AIアプリで生成したものとは思えないくらいのクオリティの高さです。実際にどのようメリットがるのかを見てみましょう、
生成速度が速い
画像生成AIアプリを利用する最大のメリットの一つは、画像生成速度が非常に速いことです。これにより、作業時間の短縮が可能となり、全体的な効率向上につながります。生成速度が速いことで、プロジェクト全体の進行スピードが上がり、時間短縮と同時にコスト削減も実現できます。特に、短期間で結果を求められる状況では、大きなアドバンテージになります。
さらに、画像生成AIアプリは、多数のバリエーションを短時間で生成できるのも特徴です。これにより、デザインやコンセプトの選択肢が増え、よりクリエイティブで多様な提案が可能になります。多くの選択肢から最適なものを選び出すことで、プロジェクトの完成度が向上し、関係者全員の満足度を高めることができます。
カスタマイズが柔軟
生成した画像データのカスタマイズが非常に柔軟である点が挙げられます。解像度やアスペクト比、色調、スタイルといった詳細な設定が可能で、ユーザーの要望に応じたオリジナル画像を作成できます。これにより、単なる自動生成にとどまらず、個々のプロジェクトに合わせた独自性の高い画像を生成することが可能です。
また、詳細なプロンプトのチューニングが行えるため、特定のアートスタイルや技法を模倣したり、複雑なイメージを具現化することができます。さらに、ユーザーがイメージするブランドのテーマやトーンに合わせた画像生成にも対応しており、マーケティングや広告分野での活用もできます。
この柔軟性は、画像生成AIアプリを利用する上での大きなメリットであり、ユーザーが求めるクオリティや用途に応じたクリエイティブな成果物を実現する助けとなります。
有料画像生成AIアプリを使用するデメリット
有料画像生成AIアプリにはデメリットもあります。高性能なプランは費用が高く、コスト負担が大きくなるため、有料画像生成AIアプリのデメリットといえるでしょう。設定や操作が専門的になるので素人ではなかなか難しく
コストがかかる
有料画像生成AIアプりなのでコストはかかります。使い続けるには、毎月それなりの料金を支払わなければいけません。有料プランが使い勝手の良いもので、ほしい画像を生成してくれるのであれば、コストは我慢できるのではないでしょうか。ただし、個人で利用するときは、AIで生成した画像をどう利用するかで、コスト面で負担になります。
常にインターネット接続が必要
画像生成AIソフトは、多くの場合クラウド型のアプリケーションとして提供されており、その利用には常にインターネット接続が必要です。このため、オフラインでは利用できず、画像生成を行う際には安定した通信環境が求められます。しかし、インターネット接続が不安定な環境や回線速度が遅い場合、アプリケーションがスムーズに動作せず、生成プロセスが途中で中断されたり、期待する速度で画像が完成しないことがあります。
これにより、プロジェクトの進行が遅れるリスクも考えられます。そのため、画像生成AIソフトを効果的に利用するためには、高速で安定したインターネット接続が確保された環境が重要です。特に、時間が限られた状況や高精細な画像を生成する場合には、この制約が作業効率に影響を与える可能性があります。
使いこなすまでに時間がかかる
有料の画像生成AIソフトは、設定やカスタマイズ機能が非常に豊富で専門的です。そのため、使いこなすには設定内容を理解しなければいけないため、初心者や素人にとってはハードルが高い場合があります。特に、詳細なプロンプトの設定や高度なカスタマイズを行う際には、根気と時間をかけて操作や仕組みを学ぶ必要があります。
しかし、この問題をクリアすれば、ユーザーの要望に応じた高品質でプロフェッショナルなAI画像を効率よく自動生成できるようになり、活用の幅が大きく広がります。
依存しがちになり、独自性が損なわれる
AI画像生成アプリは便利で高品質な画像を簡単に作成できる反面、使いすぎるとオリジナリティに欠ける画像になりやすくなります。
AIに頼りすぎることで、ユーザー自身が持つ独自性や創造性を損なう恐れがあるため、使用には注意が必要です。さらに、他のユーザーも同じアプリを利用している場合、似たようなスタイルや構図の画像が生成され、公開される可能性があります。
その結果、プロジェクトの競争力が低下したり、個性が埋没するリスクがあります。AI画像生成は便利なツールですが、自身のアイデアを補完する手段として適度に活用することが重要です。
【無料】おすすめの画像生成・AIイラストアプリ・サービス8選
「AIイラスト」「画像生成AI」と聞くとデスクトップパソコンでの高負荷な作業をイメージしがちですが、現在ではスマートフォンでも手軽に生成できるようになりました。
まずはスマートフォンで利用できるアプリケーションを紹介していきましょう。
アプリケーションの特徴、使い方、料金設定、ダウンロードリンクをそれぞれ掲載していますので、興味をひかれるアプリケーションがありましたら、ぜひ試してみてくださいね。
YouCam Perfect
「YouCam Perfect」は、自撮り・他撮りの人物が映った写真の編集に優れたアプリケーションです。
YouCam Perfectは、Perfect Corp社が展開しているアプリケーションであり、美容関連とVRを関連付けた「バーチャルメイクソリューション」を掲げたブランド展開を行っています。
タイトル | YouCam Perfect |
ブラウザorアプリ | アプリ |
料金設定 | 基本機能は無料。プレミアムコンテンツやプロ機能は課金(月額$3.99〜) |
特徴 | ・AIによる被写体の自動切り抜き/削除 ・体型補正、背景合成機能 ・動くフィルター、スタンプ機能 |
特筆すべきは、その写真加工の機能が豊富さでしょう。
写真に写ってほしくない要素を削除する機能はもちろん標準的に備わっています。
さらに体型の加工ができるだけでなく、加工によって背景が歪んでしまった場合でも、その歪みを補正するような機能も充実しています。自然な加工や補正を行うことで、好みのスタイルに仕上げることができるでしょう。
動くフィルターやスタンプが豊富に用意されており、アニメーションのような写真が簡単に作成できます。
BeautyPlus
「BeautyPlus」は自撮り写真やポートレート写真を美しく編集し、フィルターやスキンエフェクトなどを追加できる、スマートフォン向けのアプリケーションです。
タイトル | BeautyPlus |
ブラウザorアプリ | アプリ |
料金設定 | 基本機能は無料。プレミアム加工ツールは課金(月額$1.99〜) |
特徴 | ・自動美肌補正、顔認証による補正 ・豊富なメイクアップ機能 ・画像・動画のテンプレート編集 |
写真をより綺麗に・美しくするための機能がたくさんあります。
写真を読み込むことで、自動的に美化ツールが働き、輪郭補正や美肌補正を自動的に行ってくれます。
画像・動画編集のテンプレートが用意されており、テンプレートを使用すると自動的に画像・動画の編集が行われます。画像や動画の編集が初めての方でも、簡単に操作できるので初心者にもおすすめです。
Picsart
「Picsart」は写真編集・作成を行うアプリケーションです。
タイトル | Picsart |
ブラウザorアプリ | アプリ、ブラウザ両方 |
料金設定 | 無料版と有料版(月額$4.66〜)あり |
特徴 | ・テキスト入力による画像生成 ・AI背景ジェネレーター ・他ユーザー作品のリミックス機能 |
スマートフォンだけでなく、ブラウザからでも利用することができるため、幅広いユーザーに対応しています。無料版と有料版があり、無料版だけでも写真の編集や加工に関する十分な機能性があります。
テキストを入力することで、画像を生成する機能もあります。
写真のようにリアルな画像から、古典的なアートのような画像まで、さまざまな画像を生成します。
背景を自動作成してくれるAI背景ジェネレーター機能も搭載しており、どのような背景にしたいかといったプロンプト指示や、おおまかな文脈からでも生成が可能です。
Canva
「Canva」はグラフィックデザインやビジュアルコンテンツ制作を行えるサービスです。デザイナーではなくても、簡単に美しいデザインを作成できます。
タイトル | Canva |
ブラウザorアプリ | ブラウザ |
料金設定 | 無料プラン、プロ版(月額$12.99)、チーム版(月額$149.90〜) |
特徴 | ・簡単操作でデザイン作成可能 ・AIによる魔法のような写真編集 ・共同編集、リアルタイムコメント機能 |
Canvaには無料プランと有料プランがあり、課金することで機能の制限解除や多くのデザインテンプレートを利用できます。主にAIを活用した「magic」による写真編集などが有料版での限定機能になります。
もちろん、無料プランだけでも後述する「外部アプリ」機能を利用することでじゅうぶんなクオリティが期待できますので、気軽に使えるアプリといえるでしょう。
ドラッグアンドドロップをメインとしたシンプルなUIにより、ツールに不慣れなユーザーであっても簡単にデザインができます。
AIを活用している「Magic Edit」というツールでは、写真に写っているものや人物を削除したり、別のものに差し替えることが可能です。
自分ひとりだけでなく、共同編集の機能を使って複数のユーザーと一緒にデザインすることも可能です。友人、家族、仕事仲間と共同作業や、ホワイトボードによるリアルタイム性の高い機能もあります。
ビジネスシーンはもちろん、個人的なアルバム作成といった用途にも活用できるサービスでしょう。
Stable Diffusion
「Stable Diffusion」は、Stability AIという会社が作成した画像生成AIです。プロンプトと呼ばれるテキストキーワードを入力することで、AIが文脈を解釈し、すばやく高画質な画像を生成してくれます。
タイトル | Stable Diffusion |
ブラウザorアプリ | ブラウザ |
料金設定 | 基本無料、有料クレジットプランあり |
特徴 | ・キーワードでリアルな画像生成 ・フォトリアリズム、合成機能 ・高度なカスタマイズ可能 |
例えば、「サバンナを横切る野生のゾウの群れ」というプロンプトを用いて画像を生成すると、下記のような画像が出力されます。
「美しい滝」のような抽象的な指定に対しても、機械学習や大量のモデルデータから文脈を解釈し、具体的な出力を可能としています。下記が出力画像になります。
ネガティブプロンプト(出力画像に含めて欲しくない要素)の指定も可能です。
「黒い猫の画像が欲しいけど全身が黒以外がいいな・・・」「走っている車の画像が欲しいけど道路以外を走っているものがいいな・・・」といった場合でも、文脈を忠実に解釈して反映させてくれるため、直感的に画像を生成できるでしょう。
MyEdit
「MyEdit」はスマートフォンアプリで、写真編集に特化した高機能なAIツールです。最先端の技術を搭載し、写真からあらゆる被写体を自在に加工・削除できます。
タイトル | MyEdit |
ブラウザorアプリ | アプリ |
料金設定 | 基本機能無料。プロ機能は月額$4.99の課金 |
特徴 | ・AIによる被写体の切り抜き/削除 ・背景の自動合成、置き換え ・レタッチ、傷修復モード |
MyEditの魅力は、AIが被写体とその背景を認識し、完全に分離できる点にあります。不要な被写体はワンタップで削除可能で、別の背景に合成することも自在です。被写体の体型や表情、構図なども、望みのスタイルにAIが自動で補正してくれます。
写真加工がまるで実写映像の編集のようにスムーズに行えるため、パソコンでの操作に慣れていないユーザーでも簡単に活用できるアプリでしょう。
AIピカソ
「AIピカソ」は、キーワードを入力するだけで、その言葉からイメージされる芸術的な絵画を自動生成してくれるAIアプリです。写実的な絵から抽象画まで、あらゆるスタイルの作品を生み出します。
タイトル | AIピカソ |
ブラウザorアプリ | アプリ |
料金設定 | 基本機能無料。アート作品DL、アニメ化機能は月額$9.99の課金 |
特徴 | ・キーワードから芸術的な絵画生成 ・作品のスタイル指定可能 ・生成画像のアニメーション化 |
例えば「ピカソ調の雄牛」と入力すれば、芸術家ピカソのキュビズム画風で雄牛を描いた作品が生成されます。「フィンセント・ファン・ゴッホの星空」といった具体的な指定も可能です。
生成された作品はダウンロードやSNS共有が可能で、さらにアニメーションにすることもできます。AIはアップデートを重ね、どんどん芸術性が高まっていく予定です。ただし、権利等の扱いには細心の注意が必要でしょう。
アーティストのアシスタントとして、あるいは気軽に絵を楽しむツールとして、幅広い用途で活躍していきそうですね。
【有料】おすすめの画像生成・AIイラストアプリ・サービス8選
続いては有料機能付きのアプリケーションについて価格、特徴などを含め、詳しく解説していきます。ホームページやダウンロードのリンクも掲載しますので、参考にしてください。
AIVivid AI
「Vivid AI」は、写真を読み込んだり、キーワードを入力したりすることで、AIがイラストを生成するアプリケーションです。どのようなイメージのイラストを生成したいのか、AIに伝えることで、イメージに沿ったイラストが生成されます。
アプリケーション自体は無料でダウンロードできますが、アバターの作成や着せ替えを行うためには課金が必要です。
タイトル | AIVivid AI |
ブラウザorアプリ | アプリ |
料金設定 | 基本機能無料。有料プラン12カ月$59.99/7日$4.99、アバター追加$4.99〜 |
特徴 | ・写真やキーワードからイラスト生成 ・AIアバター作成と着せ替え ・画像の背景や天候の変更機能 |
アプリケーション内には、主に3つの課金要素があります。
- 有料プラン(12か月/7日)
- AI着せ替えの追加
- アバターの追加
有料プラン
まずは無料で使ってみて、もっといろいろなことをやりたい!と思った場合は、ぜひ有料プランを試してみてください。
有料プランでは、次に紹介するAI着せ替え・AIアバターの追加の割引が行われたり、有料プラン限定の機能が追加されたり、さまざまな特典があります。有料プランは、下記の通りの料金設定となっています。
- 1年プラン:約¥4,500
- 7日間プラン:約¥1,000
アバターの追加
理想のAIアバターを作成することができる機能があり、課金することでアバターを何体でも追加できるようになります。
- 50体:¥400
- 100体:¥700
AI着せ替えの追加
AI着せ替えとは、作成したアバターの着せ替えを行える機能です。着せ替えには回数制限がありますが、課金することで利用回数を増やすことができます。
- 10回:約¥300
- 40回:約¥700
課金を行わなくても、AIに画像を生成してもらったり、画像の風景を別のものに変えたり、天候を変更したりとさまざまな機能が利用できます。
Photo Director
「Photo Director」は、編集やAI技術を使用した画像のアニメーション化ができるアプリケーションです。
タイトル | Photo Director |
ブラウザorアプリ | アプリ |
料金設定 | 基本機能無料。プロ編集機能は月額$4.99の課金 |
特徴 | ・被写体の自動切り抜き/背景置換 ・写真のアニメーション化 ・AI超解像度化で高画質化 |
豊富なツールが揃っており、アートのような写真を作成できます。
撮った写真から写っているものや人物を抽出し、背景だけを自由に変更することができます。アニメのような背景の写真も作れます。
画像の解像度を最大4倍まで上げることができる機能があり、解像度の低い写真や小さく写っているものを拡大した写真などをAIが判定し、補正を加えて高画質に変換してくれます。
こちらのアプリケーションも、ダウンロードは無料ですが、課金要素があります。次の機能を利用する場合は、別途、課金を行う必要があります。
- クロップ、レタッチ、写真編集
- 月間の有料プラン
- アバター
- AI着せ替え
有料プランはありますが、無料でもじゅうぶん利用できるアプリケーションです。無料で使ってみて、使いやすいと思ったらぜひ有料プランも試してみてください。
SNOW
「SNOW」は人気の高い総合的な写真・動画編集アプリです。自撮り写真やポートレートをより魅力的に加工できる多彩な機能が用意されています。
タイトル | SNOW |
ブラウザorアプリ | アプリ |
料金設定 | 基本機能無料。プレミアム編集ツールは月額$4.99の課金 |
特徴 | ・自動補正と美肌フィルター ・バーチャル衣装チェンジ ・動画編集とARフィルター |
SNOWの人気の理由は、簡単操作で写真をすぐにきれいに仕上げられる点にあります。自動補正機能では顔の向きを認識し、瞳や肌の自動補正を行ってくれます。
バーチャル試着室では、被写体の服装をAR技術で自在に変更できます。SNSに映えるような斬新な写真が作れるでしょう。
動画編集も高機能で、スローモーション、リバース、ストップモーションなど多彩なエフェクトを自在に使えます。プロ級の動画が手軽に作成できます。
Meitu
「Meitu」はビューティーカメラアプリの老舗ブランドで、写真の自動補正に特化した人気アプリです。AIによる高度な美肌補正が魅力です。
タイトル | Meitu |
ブラウザorアプリ | アプリ |
料金設定 | 基本機能無料。プレミアム加工は月額$2.99の課金 |
特徴 | ・AIスキンスムージング機能 ・全身の補正(体型、長身など) ・理想の顔に自動補正 |
写真を読み込むと、Meituのスーパー補正AIがたちまち顔の分析を開始。目元、肌のトーン、小じわなどを自動で補正し、肖像写真をよりキレイに仕上げてくれます。
顔だけでなく、体型のシェイプアップや長身補正など、全身の補正も可能です。ファッション写真の撮影時に役立つでしょう。
さらに、ビューティーカメラにはトレンド顔や理想の顔が事前設定されており、その設定にあわせて自動補正が行われます。楽して魅力的な写真が撮れるアプリです。
Bing Image Creator
「Bing Image Creator」は、Windows10、Windows11のデバイスを持ち、Microsoftのアカウントを持っているユーザーが利用できるブラウザ上のサービスです。
タイトル | Bing Image Creator |
ブラウザorアプリ | ブラウザ |
料金設定 | 完全無料 |
特徴 | ・キーワードから高品質画像を生成 ・Microsoft Accountが必須 ・PCのみの提供(今後拡張予定) |
Bing Image Creatorは、キーワードをテキストとしてAIに渡し、それを基に画像を生成するサービスです。
生成される画像はどれも高画質で美しいものとなっています。
「星空の下、山にテントをはりキャンプファイヤーをする」というキーワードを入力したときに、生成されたのがこちらの画像です。
近いうちに他のプラットフォームでも利用できるよう、プラットフォームの拡大中のため、Windows以外での利用も期待できるでしょう。
Midjourney
「Midjourney」は、「Discord」という音声通話アプリケーションを利用して画像生成AIとチャットを行い、画像を生成することができるサービスです。
利用するためにはDiscordのアカウントがなければなりません。アプリケーション「Discord」をダウンロードするか、ブラウザ上からユーザー登録を行っておきましょう。
タイトル | Midjourney |
ブラウザorアプリ | Discord上で利用 |
料金設定 | 無料トライアル後は月額$30の課金必須 |
特徴 | ・Discord上でAIとチャット ・キーワードから画像を生成 ・生成画像の詳細カスタマイズ可能 |
Midjourneyのホームページにアクセスし、「Join the Beta」というボタンをクリックすると、Discord内のMidjourneyコミュニティに招待されます。そこに参加し、テキストチャンネルでチャットを行うことでAIが画像を生成します。
「newbies-○○」という名前のチャンネルをクリックし、「/imagine prompt ○○」とチャットを行うことで画像が生成されます。
※2024年5月現在は「サブスクリプション契約」を行っていない場合、画像生成が不可となっています。
試しに「/imagine prompt Dragon fruit with white background」とチャットを送ると、チャットで指示したキーワード通りの画像が生成されます。
DALL-E2
「DALL-E2」は、キーワードを入力することでリアルな画像やイラストを生成できる、AIを使用したサービスです。
タイトル | DALL-E2 |
ブラウザorアプリ | ブラウザ |
料金設定 | 1クレジット$0.16、115クレジット$15で購入 |
特徴 | ・高解像度で正確な画像生成 ・ユーザー登録者には無料クレジット付与 ・期限付き無料利用可能 |
以前、導入されていた「DAll-E」というサービスから、解像度が4倍になったものがDALL-E2です。画質が細かく、正確な画像を生成します。
「フォトリアスティックなスタイルで馬に乗る宇宙飛行士」というキーワードを入力して、作成されたイラストです。
高画質な画像・イラストが生成されます。
DALL-E2はクレジットと呼ばれる有料通貨を利用するサービスです。115クレジットを$15で購入するという形態になっています。1クレジットあたり4枚の画像が生成可能です。
NightCafe
「NightCafe」は、AIを使ったアート生成ができるツールです。AIが生成した画像を元にして、さらに画像を生成する「image2image」を得意としています。
タイトル | NightCafe |
ブラウザorアプリ | ブラウザ |
料金設定 | 基本無料100クレジット$4.79、月額プラン最大$39.99 |
特徴 | ・他ユーザー作品を土台にカスタマイズ ・アーティスティックな画像生成 ・ミッション達成でクレジット獲得 |
ユーザーが作成した画像を見ることができ、気になる画像があればクリックすることで、その画像を作成するために入力されたキーワードなどが表示されます。キーワードを都度編集することができるため、気に入った構図の画像を元に、オリジナルの画像を生成できます。
「開いた本から出てくるミニチュアのSFの世界」というキーワードで生成された画像です。NightCafeで画像を生成するには、クレジットを追加する必要があります。クレジットは、会員登録時に5クレジット、日付更新で5クレジット追加されます。
また、ミッションが用意されており、そのミッションをクリアすることで追加されます。それとは別に、有料プランに登録することで、毎月クレジットを獲得することができます。
月にどれくらいクレジットを追加するかで、有料プランが分かれています。
- 100クレジット:$4.79
- 200クレジット:$7.99
- 500クレジット:$15.99
- 1400クレジット:$39.99
他のユーザーが作成したAI画像をモデルデータとして取り込みながら学習をしているため、日々精度があがっていく特徴もあります。
写真からイラスト画像生成するやり方
ではここまで紹介したサービスで実際にイラストを作成してみましょう。
スマホやデジカメで撮った写真をイラスト風の画像に加工したい、そんな時に「Canva」はとても便利なツールですので、今回はこちらで試してみます。
Canvaにはたくさんの素材やエフェクトが準備されていますので、簡単な操作で写真からイラスト画像を生成することができます。
Canvaの[写真]機能を使う
最初にCanvaにログインし、メニューから[デザインを作成]をクリックします。すると画像アップロード用の枠が表示されるので、ここにイラスト化したい写真をドラッグ&ドロップで読み込みます。
画像がアップロードされると、左メニューから様々な項目が選べます。[エフェクト]の項目が現れます。ここから好みのエフェクトを選びましょう。イラスト調の画像にしたい場合は、[イラスト]や[ポスターアート]などが適しています。
今回は写真を丸ごと加工するため、専用のアプリを利用する必要があります。
[アプリ機能]より[cartoonify]を選択してインストールしました。こちらは、既存の写真やイラストをカートゥーン調に変換する機能が備わっています。さっそく写真を変換してみると、下記のようなイラスト調になります。
オリジナルとくらべて雰囲気はかなり変わっていますが、だいたいのニュアンスはつかめているでしょう。
ただしこのままでは少し物足りないので、ここからさらに他のエフェクトを加えたりしながら、よりクオリティアップを図っていきたいところですね。
さらなるカスタマイズも可能
エフェクトを適用しただけでも、写真がイラスト調にきれいに変身しますが、Canvaではさらに編集を重ねることもできます。例えば、写真の一部を切り取ったり、テキストを重ねたり、背景画像を付けたりなど。
Canvaならデフォルトで基本的な機能も備わっているので、他のサービスを経由する手間も少なく、一つのサービスだけでも創作性の高い作品に仕上げることができます。
また、Canvaにはプロ仕様のガイドラインや無料素材も多数用意されていますから、参考にするとさらにクオリティの高い作品を作ることができるでしょう。
テキストからイラスト画像生成するやり方
さきほどのcanvaの機能内で、テキストからのイラスト生成も試してみましょう。テキストから生成する場合、プロンプトと呼ばれる生成指示をAIに与えることで文脈を解釈し、画像を出力します。
サービスやアプリにより精度はピンからキリまで存在しますが、高精度を求める場合、多くは課金を必要とするケースが多いでしょう。今回はcanvaのUI内から利用できる[cartoonist]というアプリを使用してみましょう。
先ほどと同じく、[アプリ]の検索欄より[cartoonist]をインストールします。
[cartoonist]を選択すると、プロンプトを打ち込めるテキストボックスが表示されます。英語のみ対応なので、例題に従ってテキストを打ち込む必要があります。
今回は「A princess wearing a black dress」「A princess wearing a pink dress」の二種類で生成してみましょう。
2種類のイメージを生成し、そのままcanvaの機能を使い画像をつなげて出力しました。
まるでディズニー映画にでも登場しそうなイメージが出力されました。解像度も高く、一見しただけではAI生成と気づかれないかもしれませんね。
自動生成で作成した画像やAIイラストを使用する注意点
ここまで、様々なAIイラスト・画像生成AIを利用できるアプリケーションやサービスを紹介してきましたが、AIが生成したイラスト・画像は扱いに注意が必要です。
特に、下記のような疑問を感じる方が多いのではないでしょうか。
- AIが生成したイラスト・画像は自由に利用したり、インターネット上に投稿したりできる?
- AIイラスト・画像は販売できる?
- AIイラスト・画像に使用する場合、どんな注意点があるか?
- そもそもAIイラスト・画像はどういった扱いなのか?
それぞれ詳しく解説していきます。
AIサービスの利用規約は必ず確認を
AIで生成した画像・イラストを自由に利用・投稿できるかどうかは、生成に使ったAIサービスの利用規約次第です。一見自分で作ったように見えても、実は著作権がサービス提供元にある可能性があるのです。
「よくわからないけれど適当に使っちゃえ」では済みません。後になって「無断利用ですね?著作権侵害ですよ」と開発元から指摘され、場合によっては裁判沙汰にもなりかねません。
利用規約をしっかり読んで、認められた範囲内でのみ利用するよう気をつけましょう。
AIイラスト・画像の販売は簡単ではない
「自分が生成したイラストだから、販売しても構わないでしょう」と考えるかもしれません。しかし、作品の作成プロセスを見ると、AIイラスト・画像の著作権は簡単には自分のものとはいえないのが実情です。
例えば「犬」「猫」といった一般的な単語を入力して生成された画像は、本当にあなたの著作物といえるでしょうか。
短いキーワードから生成された画像の著作権が、指示を出した人にあるとは限りません。そのため、一部サイトではAIイラスト・画像の販売を禁止にしているところもあります。
ただし、一方でAIを高度にカスタマイズしたり、多数の素材画像を組み合わせて生成した画像の場合は、著作物としての評価が変わってくる可能性もあります。
いずれにしろ、安易な販売は控え、各サイトのルールをよく確認する必要があります。
参考画像の利用には細心の注意を
AIイラスト・画像生成の際、参考画像として他者の著作物を無断で利用すると、著作権侵害のリスクが高くなります。漫画やアニメのキャラクターのイラストを無断で読み込ませ、そっくりの画像が生成されれば、作者からクレームが入る可能性は高いでしょう。
SNSにアップロードされた個人のイラストを勝手に読み込むのも同様です。「フリー画像」や作者が明示的に許可している場合は別ですが、基本的にはインターネット上の画像には著作権が存在するものと考えておく必要があります。
AIイラスト生成の際は、必ず著作権フリーの画像素材を利用するか、作者から許可を得るよう心がけましょう。
AIイラスト・画像の法整備にも注目が必要
現在、AIが生成した作品の著作権については、法的な定めがはっきりしていません。これが立法されれば、AIイラスト・画像をめぐる状況は一変する可能性があります。
例えば、AIイラスト・画像に著作権が認められなければ、多数のAI作品が無秩序に拡散されるおそれがあります。一方で、逆に著作権が認められれば、人間の創作活動に支障が出るリスクもあるかもしれません。
法整備の行方によっては、AIとヒトの両者にとって大きな影響が及ぶ可能性があります。今後の動向に注目し、対応を考える必要があるでしょう。
AIイラスト・画像は非常に便利なツールではありますが、利用時にはさまざまなリスクが潜んでいます。利用規約の確認、参考画像の取り扱い、法整備の動向など、さまざまな点に注意を払う必要があります。
賢明な活用のためにも、これらの留意点を意識しておきましょう。
画像生成AIアプリのまとめ
AIによる画像生成技術が急速に発展し、様々なアプリやサービスが登場しています。本記事では、さまざまな画像生成AIアプリ・サービスを紹介するとともに、利用時の注意点についても解説しました。
当社Jiteraでは、アプリ・システム開発を積極的に行っています。小さなスタートからビジネスを確実に前に進める開発をサポートさせて頂いております。AI画像生成やAIイラスト生成サービスに関するご相談やご質問がありましたら、Jiteraまでお気軽にお問い合わせください。
- ※本記事の画像につきまして、Claude AI様保有の知的財産にあたる生成画像を一部利用しております。
- 該当画像の著作権はすべてClaude AIに帰属し、クレジットを記載させていただいております。