2024年6月3週目:社内で話題になった「生成AIトレンド・ニュース」

こんにちは!Jiteraの岩崎です。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私は最近、新しい技術やAIの発展について学ぶ機会が多く、とても充実した時間を過ごしています。では今週も、この一週間で社内で話題になった生成AIトレンドについて説明します。

最近、生成AIの急速な発展と社会への浸透が進んでいます。以下に、2024年6月10日以降に発表された注目の生成AIニュースを5つ紹介します。

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監修者 岩崎亮太

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    Apple WWDC 2024のハイライト

    Appleは開発者会議WWDC 2024で、iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaなどの新しいオペレーティングシステムを発表しました。これらのOSには、生成AIを活用した「Apple Intelligence」が統合されており、ユーザーエクスペリエンスの向上に注力しています。

    iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoia

    Appleの最新OSには、Apple Intelligenceと呼ばれる生成AI技術が組み込まれており、写真の自動編集、不要な対象物の削除、文章の要約など、ユーザーの生産性を高める機能が搭載されています。特に写真アプリでは、ユーザーの写真ライブラリから自動的にストーリーを作成する機能が注目を集めています。

    Siriの強化

    AppleのデジタルアシスタントであるSiriも、最新のAIと機械学習技術によって大幅に強化されました。ユーザーは音声プロンプトと写真の添付によって、より自然な対話が可能になります。また、ChatGPTとの連携により、文書やPDFの分析、質問への回答生成などの高度な機能も利用できるようになりました。

    visionOS 2

    Apple Vision Pro向けのvisionOS 2では、没入感の高いVR/AR体験を提供する新機能が追加されました。例えば、ユーザーは仮想空間内を自由に移動しながら、まるで実際にその場にいるかのような空間写真体験ができます。直感的な新しいジェスチャーによる操作や、他のユーザーとコンテンツを共有できるSharePlay機能なども特徴です。

    Apple Intelligence

    Apple Intelligenceは、ユーザープライバシーを重視しつつ、生成AIの力を日常のタスクに活用するためのプラットフォームです。メールやメッセージの文脈を理解し適切な返信を提案したり、ユーザーの指示に基づいて画像を生成したりできます。文章の要約機能は、長文の記事やレポートを簡潔にまとめるのに役立ちます。

    ChatGPTとの連携

    AppleはOpenAIと提携し、ChatGPTの言語モデルをApple Intelligenceに統合しました。これにより、ChatGPTのアカウントを持っていないユーザーでも、Siriを通じてChatGPTの高度な言語生成機能を利用できるようになります。文書の執筆や分析、質問への回答など、幅広い用途での活用が期待されています。

    北海道の生成AIの影響

    北海道は2024年6月10日から、業務の効率化を進めるため生成AIを本格的に導入しました。具体的には以下のような取り組みを行っています。

    • 警察や高校などを除くほとんどの部局で生成AIを活用
    • 職員がチャット機能を使って業務改善方法などを提案してもらえる
    • 個人情報の流出や著作権侵害を防止するためのガイドラインを作成
    • 利用する職員に事前研修の受講を義務付け

    道情報政策課の長田尚人情報基盤担当課長は、「ルーティーンワークを効率化する従来のAIと違って生成AIは企画のアイデアなどを検討するときに効果がある。よい回答が得られやすい方法を職員どうしで共有するなどして広めていきたい」と話しました。

    北海道の事例は、生成AIが地方自治体の業務効率化に大きな可能性を秘めていることを示しています。一方で、プライバシーや著作権への配慮も重要な課題となるでしょう。

    KLINGとLuma Dream Machineの比較

    KLINGとLuma Dream Machineは、どちらも先進的な動画生成AIモデルです。それぞれの特徴を以下にまとめました。

    KLING

    • 高品質な1080pビデオを生成
    • 複雑な動きをモデリングする高度な技術
    • シネマティックなビデオ生成を可能にする独自の3D VAEアーキテクチャ
    • AIダンス機能を搭載

    Luma Dream Machine

    • テキスト記述から高品質なビデオを生成
    • 4K解像度ビデオ出力をサポート
    • プロトタイプやプロフェッショナルなビデオコンテンツの迅速な制作を支援

    両モデルは、研究志向のKLINGと商用製品志向のLuma Dream Machineの違いが際立っていますが、どちらも最先端のビデオ生成AI技術を代表しています。

    こちらはLumaのDrean Machineで写真から生成した映像です。実際の写真なので映像にすると精度はまだまだかもしれませんが、すごいですね!

    今週は、Appleの発表を中心に新しい生成AIプロダクトについて記述しました。Jiteraでは、要件定義を書くだけでAIが開発をしてくれるシステム開発AIエージェントを運営しています。生成AIを活用したシステム・アプリの開発のご支援も行っております。生成AIに関するささやかな疑問や、開発に関するお問い合わせがあれば、こちらよりお気軽にご相談ください。

    来週も、Jitera社内で話題になったAIトレンドを発信していくので、お楽しみに!

    例:開発手順、ツール、プロンプト

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