急速なIT技術の発達によりビジネスの変化は激しさを増していき、ソフトウェア開発に対する要求も多岐に渡り、常に変化への対応が求められています。
ソフトウェアの開発手法のなかでも、アジャイル開発とスクラム開発は急な要求や変化に柔軟に対応でき、効率的なソフトウェア開発が可能になる手法として知られていますが、その違いを明確に理解することはプロジェクトを成功に導くために必要です。
この記事では、それぞれの手法の特徴、適用シーン、選択基準などについて詳しく解説します。
高校からHTML/CSS/COBOL/C++/Rubyに触れ、システム管理やCMSなど幅広く網羅。建築士から転身し、Webメディアの制作を主軸とした会社を設立。ITパスポート所有。趣味は建築物巡り。
アジャイル開発とスクラム開発の違いは?
アジャイル開発とスクラム開発はさまざまな違いがあります。ここでは、プロジェクト管理や役割分担、開発期間の違いなど、さまざまな観点から2つを比較して違いを解説していきます。
プロジェクト管理におけるアプローチの違い
開発方法 | プロジェクト管理におけるアプローチ |
アジャイル開発 | 顧客重視 (顧客のフィードバックを常に反映) |
スクラム開発 | チーム連携重視 (チームのパフォーマンス重視) |
アジャイル開発とスクラム開発では、プロジェクト管理におけるアプローチが異なり、特にフィードバックや改善の取り組みには明確な違いがあります。
アジャイル開発の場合は、顧客のニーズを最大化する考え方が強く、開発を進めていく中で顧客のフィードバックを常に成果物に反映します。
顧客を中心としたアプローチを取りながら開発を進めていくことで、最終的な成果物を顧客の求めるものに近づけます。
一方で、スクラム開発ではチーム内の連携やパフォーマンスを重視しています。
スクラム開発ではスプリントレビューを行い、顧客からのフィードバックを反映させるだけではなく、スプリントの終わりにはチーム内のパフォーマンスの評価を行い、改善点を次のスプリントへ活かしていきます。
以上のことから、プロジェクト管理のアプローチにおいては、アジャイル開発は「顧客重視」、スクラム開発では「チーム連携重視」であることが分かります。
チーム構成と役割分担の違い
開発方法 | チーム構成と役割分担の違い |
アジャイル開発 | 役職に縛られずに必要に応じて様々な役割を担う |
スクラム開発 | メンバーの役割や責任が明確に定義されている |
チーム構成や役割分担についても、それぞれ違いがあります。
アジャイル開発では、少人数で構成されたチームメンバーが自立して開発を進めます。特定の役職に縛られないため、必要に応じて様々な役割を担うことになり、メンバー全員が共通の責任を負うことで一体感を持って開発を進めます。
一方でスクラム開発では、開発メンバーの役割や責任が明確に定義されていることが特徴です。
チーム構成や役割分担の違いは、プロジェクトの動きにも影響します。
アジャイル開発では、チーム全員が役割や課題感を共有することで、より一体感を持って開発を進められるのに対し、スクラム開発では、誰が何をすべきかがはっきりしているため、タスク管理が容易になるメリットがあります。
導入するツールの違い
開発方法 | 導入するツール |
アジャイル開発 | ・Miro ・Axosoft ・GitLab ・MeisterTask などがおすすめ |
スクラム開発 | ・Jira ・OpenProject ・Trello ・Asana などがおすすめ |
表に記載のツールは、アジャイル開発とスクラム開発でよく使用されているツールです。
アジャイル開発は柔軟性が高く、さまざまな機能を持つツールがおすすめです。表のツールはタスクの可視化や進行管理、リソースの割り当てなど幅広い機能を有します。
一方で、スクラム開発ではスプリントと呼ばれる短期間でのサイクルが重要視されるため、スケジュールを管理できるツールが推奨されます。
また、バックログ管理やスプリント計画、チャートの作成といったスクラムの実践に必要な機能があるかもチェックしましょう。
プロジェクトの進め方の違い
開発方法 | プロジェクトの進め方 |
アジャイル開発 | ・リリース計画 ・イテレーション(1サイクルの開発)を実施する ・成果物をリリースする |
スクラム開発 | ・スプリントプランニング(計画) ・デイリースクラム ・スプリントレビュー ・スプリントレトロスペクティブ |
アジャイル開発の進め方
アジャイル開発は、まず開発を進める機能ごとにいつまでにリリースするか、開発の期間や作業量などの計画を立てます。リリース計画に含める要素としては以下の4つがあります。
- プロジェクト全体のゴール設定
- イテレーション(1つの開発サイクル)の期間
- ベロシティ(作業量)の算出
- リリースする機能の優先順位付け
リリース計画を策定したら、計画に基づいてイテレーションを実施します。
イテレーションとは要件定義~テスト、リリースまでの1回の開発サイクルのことで、1回のイテレーション終了ごとに成果物をリリースし、その後のフィードバックや修正は次のイテレーションで実施します。
このように、計画された開発サイクルを高速で回し、システムを完成に近づけていくことがアジャイル開発の基本的な流れです。
スクラム開発の進め方
一方で、スクラム開発では、一つの開発サイクルを繰り返すスプリントにより、システム開発が進んでいきます。
まずは、スプリントを実行する際の計画を立てます。
ここでは、開発する機能を優先順位をつけてリスト化し、作業工数や見積もりを明確にすることが目的です。
スプリントの計画後に各メンバーにタスクが割り振られ、スプリントが開始されます。
スプリント中は、1日15分程度行われるデイリースクラムと呼ばれるミーティングで、前回からの作業進捗や課題をチーム内で共有します。
開発終盤にはスプリントレビューを行い、成果物が要件を満たしているか確認します。
場合によってはステークホルダーに参加してもらい、さまざまな視点から成果物を評価してもらうこともあるでしょう。
最後にスプリントレトロスペクティブと呼ばれる、実行されたスプリントの振り返りを行うことで、チーム内の改善点を次回のスプリントへ活かしていきます。
向いているプロジェクト規模の違い
開発方法 | 向いているプロジェクト規模の違い |
アジャイル開発 | 要件の全体像が定まっていないプロジェクト 開発途中の機能の優先度が変更になる可能性のあるプロジェクト |
スクラム開発 | 納期よりも品質を優先するプロジェクト 要件がある程度固まっていて、必要な作業がタスク化できるプロジェクト |
アジャイル開発とスクラム開発では、開発手法の違いから向いているプロジェクトにも違いがあります。
アジャイル開発は要件の全体像が不確定で、都度仕様の変更が発生するプロジェクトに向いています。
プロジェクトの全体像が見えなくても欲しい機能だけに集中して開発を進められる点や、開発における仕様変更が発生しても、アジャイル開発であれば柔軟に対応できます。
一方で、スクラム開発ではメンバーに具体的な役割を与え、プロダクトバックログにて開発する機能の優先順位をつけながら開発していくため、プロジェクトの目標が明確で、必要な作業がタスクとして定義できるプロジェクトに向いています。
開発期間の違い
開発方法 | 開発期間 |
アジャイル開発 | イテレーション:通常一週間〜一ヶ月で設定 |
スクラム開発 | スプリント:一週間〜一ヶ月(固定) |
アジャイル開発では、開発期間は「イテレーション」と呼ばれ、通常一週間から一ヶ月の範囲で設定していきます。イテレーション期間中には、要求の明確化や開発作業、テストが行われるのが一般的です。
イテレーションの各段階でフィードバックを入れ、必要に応じて計画を修正することができるため、変更があった場合でも柔軟に対応できます。
一方で、スクラム開発では「スプリント」と呼ばれる、一週間から一ヶ月程度の短い開発サイクルを設定します。スプリント期間は固定で、一度設定するとその期間は一貫して適用されます。
各スプリントの間には、機能の実装や成果物の評価が行われ、それに基づいて次のスプリントの計画が立てられます。
スクラムでは、スプリントの終了時には成果のレビューと次のスプリントの計画会議が行われ、継続的な改善が促されます。
アジャイル開発とスクラム開発のメリットの比較
アジャイル開発とスクラム開発それぞれのメリットは具体的に以下のようなものが挙げられます。
開発方法 | メリット |
アジャイル開発 | ・高速な開発が可能 ・不具合による手戻りが少ない ・顧客満足度の高い開発を行える |
スクラム開発 | ・進捗状況が把握しやすい ・仕様変更に柔軟に対応できる ・工数の見積もりがしやすい |
アジャイル開発では小さい機能単位で開発を進めていくため、短期間で高速な機能のリリースができ、不具合やバグが発生した場合でも手戻りが少なく済むことが大きなメリットです。
また、開発サイクルごとに顧客からのフィードバックを取り入れるため、常に顧客の要望に沿ったシステム開発が可能となり、顧客満足度の高い開発を行なえます。
スクラム開発ではチームメンバーとのコミュニケーションを密に行うことを重視しており、1日15分のデイリースクラムで毎日進捗状況や課題を共有するため、一人ひとりの進捗状況を確認しやすい点が大きなメリットです。
また、スクラム開発は小さい機能毎にスプリントという単位で開発を進めていきます。急な仕様変更が発生した場合でも、次のスプリントに反映して柔軟な対応が可能なうえ、作業工数の見積もりについてもスプリントごとに行われるため、より正確な工数や費用を把握できます。
アジャイル開発とスクラム開発のデメリットの比較
開発方法 | デメリット |
アジャイル開発 | ・スケジュール管理が難しい ・開発の方向性がブレる可能性がある |
スクラム開発 | ・高い技術力が必要 ・コミュニケーション能力の考慮が必要 |
アジャイル開発は仕様変更に柔軟に対応できますが、仕様変更が多くなると、全体的な開発スケジュールが伸びたり予算が想像以上にかかる場合があります。
また、顧客からのフィードバックを何度も取り入れているうちに、当初の開発目的を見失いやすく、システムとしての方向性がブレてしまう可能性がある点もデメリットの一つです。
このようなデメリットを緩和するためには、定期的な開発スケジュールの振り返りが必要です。
一方で、スクラム開発は、少人数のチームで短期間で開発を進めていく必要があるため、短い納期に対応できるだけの高い技術力やコミュニケーション能力が求められます。
どちらが欠けていても開発の妨げとなってしまう恐れがあるため、メンバー選定の際には技術力やコミュニケーション能力などを総合して見極めなければならない点がデメリットになることもあります。
最適な開発手法を選ぶための基準
プロジェクトの立ち上げ時に適切な開発手法を選ぶことはプロジェクト成功への大きな要因となります。
アジャイル開発とスクラム開発はシステム開発を効率的に行える開発手法ですが、採用するプロジェクトによってはかえって逆効果にもなりかねないため、プロジェクトの特性やチームの状況をよく見極めた上での判断が大切です。
このセクションでは、プロジェクトに最適な開発手法を選択する際の基準について解説します。
プロジェクトの規模と複雑性
まずは開発プロジェクトの規模や複雑性を確認しましょう。
アジャイル開発やスクラム開発では、少人数による高速な開発を行うため、開発規模が大きいプロジェクトや、関係するメンバーとのコミュニケーションが複雑化するプロジェクトには向いていません。
例えば、既存システムと連携するサービス開発や、インフラや官公庁といった大規模システムの構築などでは、開発スケジュールの管理やコミュニケーションが複雑化しやすいため、この場合はウォーターフォール開発が向いています。
アジャイル開発やスクラム開発のような、開発の自由度が高く、コミュニケーションを重視する手法の場合は、5人から多くても10人前後で進められる規模のプロジェクトが最適です。
例えば、Webアプリの開発や、新システムの立ち上げといったプロジェクトは、小規模~中規模かつ組織体系もシンプルなため、アジャイル開発やスクラム開発が向いているケースが多くあります。
ステークホルダーとの関係
アジャイル開発やスクラム開発では、発注側であるステークホルダーとの協力関係が必要不可欠です。
ウォーターフォール型開発では、発注側のステークホルダーは、プロジェクト立ち上げ時から要件定義までは密接に関わることが多いですが、開発からテスト、リリースといった工程には関与しないことが多くあります。
しかし、アジャイル開発やスクラム開発では、細かい要件を決めずに開発へと進んでいくため、より顧客の要求に合ったプロダクトの開発には発注側も含めたステークホルダーによる継続的なフィードバックが必要です。
そのため、ステークホルダーがアジャイル開発やスクラム開発に理解を示したうえで、開発側へのフィードバックに積極的に参加してもらえる関係を築ければ、アジャイル開発やスクラム開発をスムーズに進められるでしょう。
チームの経験と専門性
アジャイル開発とスクラム開発を行う上で共通していることは、チーム一丸となって開発に取り組むことです。
短期間かつ少人数で開発を進めるため、チームメンバー間でのコミュニケーションが円滑に行えるか、協力し合える雰囲気が醸成できているかといったチームとしての経験が何より重要です。
また、各開発メンバーの専門性も確認が必要です。
アジャイル開発では、各メンバーが要件定義、設計、開発、テストといった工程を行う可能性があるため、上流から下流工程までの業務経験を持っていることが必要です。
スクラム開発では、高い専門性を持っていることはもちろん、スクラムマスターやプロダクトオーナーといった、技術面だけではない知識や経験も必要となるため、メンバー選定の際には考慮しましょう。
このように、チームとしての経験と各メンバーの専門性を総合してより適切な開発手法を判断する必要があります。
予算と開発スケジュール
予算と開発スケジュールについても従来のウォーターフォール型の開発手法とは考え方が異なります。
ウォーターフォール型では、予算や開発スケジュールを要件定義時に計画してから開発に入ることが一般的です。
基本的に計画の遅れは許されないため、システム全体にかかる工数や費用を細かく見積もることが求められます。
しかし、アジャイル開発やスクラム開発では、システムを構成する機能単位で開発を繰り返し行うため、予算や開発スケジュールも機能単位で見積もれます。
そのため、最低限の機能をスモールスタートするような新規事業の立ち上げプロジェクトなどでは、低コストかつ短い期間での開発も可能です。
ただし、要件変更が多くなりすぎると、ウォーターフォール開発より高額となってしまう可能性もあるため、機能要件についてはできるだけ明確化し、精度の高い見積もりを行うようにすると良いでしょう。
アジャイル開発をマーケティング業務へ応用する方法
アジャイル開発とスクラム開発は、それぞれの特性を活かしてマーケティング業務に応用できます。
特性をもとに取り入れる方法を解説します。
アジャイル開発をマーケティングに取り入れる方法
アジャイル開発は、迅速な対応と柔軟性の高さから、マーケティング活動にも大いに応用できます。市場の変化に迅速に対応できるため、効果的なキャンペーンを実施につながります。
まず、アジャイルマーケティングでは、短いサイクルでの計画が中心となります。週または月単位でのイテレーションを設定し、マーケティング目標に向けたタスクを明確にします。イテレーションの終わりには、実施したキャンペーンの成果を評価し、次のイテレーションでの改善点を明確にします。
また、顧客とのコミュニケーションを円滑にするために、顧客の声を直接聞くことが重要です。顧客からのフィードバックを収集してマーケティング戦略の改善に活かすことで、より顧客中心のアプローチができます。
アジャイルマーケティングでは、顧客のニーズやフィードバックに迅速に対応することが求められるため、継続的な顧客エンゲージメントがポイントとなります。
スクラム開発をマーケティングに取り入れる方法
マーケティングにスクラム開発を取り入れることで、より計画的かつ効率的にキャンペーンを行えます。
スクラムマーケティングでは、まずマーケティングチームをスクラムチームとして編成し、明確な役割と責任を分配します。オーナーはマーケティングの目標を定め、スクラムマスターはプロセスの進行を管理します。
チームはスプリント計画会議を通じて、次のスプリント期間で達成する具体的なマーケティング成果を決定します。
各スプリントは通常一週間から一ヶ月で設定し、その間にタスクを完了することが目標とされます。
スプリントの終わりには実施したキャンペーンの成果を評価し、次のスプリントの計画を立てます。これを繰り返すことでマーケティングチームは改善を図りながら成果を目指すことができます。
スクラムの方法論をマーケティングに取り入れることで、計画性と透明性が向上し、チーム全体の生産性が向上することが期待されます。また、定期的なレビューと調整を行うことで、市場の変化に迅速に対応することが可能になります。
アジャイル開発とスクラム開発に関するよくある質問
アジャイル開発とスクラム開発はソフトウェア開発の効率化と品質向上のために重要な手法です。ここからは、アジャイル開発とスクラム開発に関するよくある質問をご紹介します。
アジャイル開発とスクラム開発は同時に使用できるか?
アジャイル開発とスクラム開発はやや異なる開発手法ですが、同時に使用することができます。
アジャイルはソフトウェア開発のための手法の一つであり、スクラムはアジャイルを実行するための一つの方法です。
アジャイル開発は、柔軟に対応しながら効率的にプロジェクトを進めることです。一方で、スクラム開発はアジャイル開発を実現する具体的なフレームワークのことです。スクラムはスプリントと呼ばれる固定された期間を設けて、その期間内に計画や実行、評価を行うという特徴があります。
アジャイルに基づくスクラムの実践によって、プロジェクトをより管理しやすく、効率的に進めることができるため、多くの企業が採用しています。
アジャイルの柔軟な考え方とスクラムの詳細なプロセスが組み合わさることで、迅速かつ効率的に開発目標を達成することができるのです。
したがって、アジャイル開発とスクラム開発は同時に使用することが可能で、実際に多くの開発で効果を出しています。
アジャイルとスクラムとXPの違いは何ですか?
アジャイルとスクラムに加えて、XP(エクストリームプログラミング)があります。
XPとはアジャイル開発におけるソフトウェア開発の手法の一つで、コーディングの実行に重点を置いています。
頻繁なリリースやペアプログラミング、計画、テスト駆動開発(TDD)などの技術を通じて、品質と生産性の向上を図ります。
アジャイル開発とスクラム開発のまとめ
アジャイル開発やスクラム開発は、従来の開発手法とは違い、ソフトウェア開発をより柔軟かつ効率的に行うための手法です。
それぞれの開発手法には目的や特徴、メリット・デメリットをおさえた上で、自社のプロジェクトに最適な開発手法かどうかを判断する必要があります。
また、すべてのプロジェクトにアジャイル開発やスクラム開発が適するとも限りません。
プロジェクトの特性やチームメンバーやステークホルダーとの関係性などに左右される場合もあるため、本記事を参考にしてプロジェクトの成功に最も貢献できる開発手法を選択するようにしましょう。
システム開発の経験が少ない場合は、要件定義やプロジェクトに適した開発手法を選択することが難しいこともあるのではないでしょうか。
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