作曲をするのに悩んでいる方におすすめするのが、AI作曲ソフトです。
AIが作曲してくれるソフトはたくさんあり、指示をすれば、希望に近い曲を作ってくれます。
自分で一から作曲をする手間を省くことができ、作曲についてのアイデアを探す際のにも役立つでしょう。
本記事では無料で利用できるおすすめのAI作曲ソフトの紹介やAIで作曲をするコツまで紹介しているため参考にしてください。
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
AI作曲とは?基本や仕組み
AI作曲とはAIを利用して作曲することであり、時間の短縮や創造性の向上、コストの削減などさまざまなメリットがあります。
作曲にAIを取り入れたいと考えている方は、どんなメリットがあり、どのような仕組みが成立しているのか理解することは大切です。
以下ではAI作曲のメリットから基本的な仕組みまで解説していきます。
AI作曲のメリットと可能性
AIで作曲をするメリットをまとめると以下の通りです。
- 作曲の効率化
- コスト削減
- 創造性の向上
- 音楽の知識やスキルがなくても作曲できる
AI作曲を利用することで作曲するための工程にかかる時間を短縮し、作曲の効率化を図れるのがメリットです。
どのような曲にするのかを考えて、実際に細かな部分まで含めて作曲していくのは時間がかかります。
AI作曲であれば、わずか数分でまとまった曲が完成し、修正を加える必要があるのですがトータルの時間は大きく短縮されるでしょう。
AI作曲を取り入れると作曲を外注する必要がなくなり、コストを削減できる点もメリットです。
AI作曲によって、自分では思い浮かばなかったメロディやコード進行が見つかり、創造性の向上に寄与するケースがあります。
また、音楽の知識や楽器を演奏するスキルがなくても作曲できる点もAI作曲の大きなメリットといえるでしょう。
AI作曲の技術的な仕組み
AI作曲が実現可能な理由は、AIが過去の膨大な楽曲のデータをもとにパターンを学習しているからです。
メロディやハーモニー、コード進行といったものには、さまざまなパターンがあります。
音楽には一定のパターンが存在しており、どんなパターンの楽曲であれば人間にどのような感情を与えるのか、ルール化することは可能です。
どのような曲を作りたいのかコンセプトをAIに与えれば、過去のパターンからAIはスケールやコード、メロディなどを作成します。
音楽は規則性のあるもののため、膨大なデータを学習させてパターンを抽出できるAIとは相性が良いです。
実際に人間が作曲する曲の多くは、過去の楽曲のセオリーをもとにしたものであり、AIが作った曲と人間が作った曲の差はほとんどありません。
AI作曲は技術的な精度が高まっており、現在では多くの人に普通に受け入れられるレベルのものを生み出せます。
無料で使えるAI作曲ソフト12選
AI作曲ソフトは無料で使えるものが多数出ているため、気軽に試すことができます。
それぞれのソフトごとに対応プラットフォームや商用利用の可否、日本語対応などの違いがあるため注意しましょう。
おすすめのAI作曲ソフトを12選解説するので、AI作曲ソフトを選ぶ際の参考にしてください。
Suno AI
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 商用利用不可 |
プラン料金 | 月額8~24ドル |
商用利用の可否 | 有料プランでのみ可 |
日本語対応 | 対応 |
歌わせる機能 | 対応 |
Suno AIはテキストを入力すれば、楽曲を自動生成できるサイトです。
2023年5月に公開され、幅広いジャンルの音楽に対応していて、歌わせる機能もあるため注目されています。
無料プランでは1日に5曲までしか作曲できず、商用利用は不可能です。
有料プランを選ぶことで多くの曲を作れるようになり、商用利用できるようになります。
歌詞からメロディ、ボーカルまで対応しており、さまざまなタイプの楽曲を作れるでしょう。
曲のキーやテンポ、楽器などを細かく修正できるため、自分好みの楽曲にアレンジできます。
udio
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 月に作曲できるのは1,200曲まで |
プラン料金 | 月額10~30ドル |
商用利用の可否 | 可 |
日本語対応 | 対応 |
歌わせる機能 | 対応 |
udioは2024年4月から一般公開された新しいAI作曲ツールで注目されています。
高音質であり、ボーカルは生っぽさを演出できて、演奏の音質も良好な点が特徴です。
1回につき33秒の音楽が生成され、2パターンの作成ができます。
日本語の歌詞を作成させることもでき、日本の音楽スタイルの指定も可能です。
無料プランがあり、無料では毎月最大で1,200曲まで作曲できます。
AIが作った楽曲であると見抜けないほど品質の高い楽曲を作れると評判です。
AIVA
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 著作権、商用利用が不可能 |
プラン料金 | 月額11~33ユーロ |
商用利用の可否 | プロプランでのみ可能 |
日本語対応 | 非対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
AIVAはルクセンブルクの企業が提供するAI作曲ツールであり、高品質な楽曲を作れると話題です。
無料プランでは著作権と商用利用が不可能であり、月に3曲までしかダウンロードできません。
月額33ユーロのプロプランであれば、著作権と商用利用が認められ、月に300曲までダウンロードできるようになります。
作成した曲について著作権を所有できるプランがあるのはメリットです。
プリセットアルゴリズムが用意されており、ポップやロック、エレクトロニックなどさまざまなスタイルから選べます。
Loudly
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 1曲あたり30秒まで、ダウンロードは月に1曲のみ |
プラン料金 | 月額14.99~39.99ドル |
商用利用の可否 | 有料プランでのみ可能 |
日本語対応 | 非対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
Loudlyはブラウザ上で利用できて、有料プランでは商用利用が可能なAI作曲ツールです。
無料版は1曲あたり30秒まで、ダウンロードは月に1曲のみと制限が厳しくなっています。
有料プランはスタンダードとプロの2種類があり、プロプランでは7分の曲を作れるのがメリットです。
生成する際にパラメータ設定で曲のジャンルや長さ、楽器、テンポ、キーなどを細かく決められます。
テキストから曲を生成する機能もあり、高品質な曲が作れると話題です。
Boomy
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | ダウンロード不可、商用利用不可 |
プラン料金 | 月額9.99~29.99ドル |
商用利用の可否 | 有料プランでのみ可能 |
日本語対応 | 非対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
Boomyはパソコンやスマートフォンから気軽にAIで音楽を作曲できるツールです。
無料版があるのですが、ダウンロードや商用利用が不可能という制限があります。
有料プランはクリエイターとプロの2種類が提供され、プロプランでは保存できる曲数の制限がなくなるのが特徴です。
楽曲のテイストや使う楽器、テンポなど細かな設定をすることでAIが自動で楽曲を作ります。
曲を作った後で設定を変更して再生成することも可能で、理想の作品を目指せます。
MuseNet
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 無 |
プラン料金 | 無料 |
商用利用の可否 | 不明 |
日本語対応 | 非対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
MuseNetはOpenAIが提供しているAI楽曲ツールで、4分間の作品を生成できます。
10種類の楽器を用いて作曲をするのが特徴で、さまざまな音楽スタイルの組み合わせで独自性のある楽曲を作れるのが特徴です。
対応するスタイルはポップやクラシック、カントリーなど多様で、好みのスタイルや作曲家を選んで曲を作らせられます。
たとえば、ポップとショパンを組み合わせるといった試みが可能です。
プロンプトを用意して作曲させることも可能であり、独自のアイデアを盛り込んだ曲作りを実現できるでしょう。
Soundful
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 商用利用不可、著作権なし |
プラン料金 | 月額5~9.99ドル |
商用利用の可否 | 有料プランでのみ可 |
日本語対応 | 非対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
Soundfulはクリエーター向けのAI音楽作曲ツールで、有料プランでは商用利用が可能で著作権も購入できます。
月額9.99ドルのプロプランでは毎月400の音楽ファイルのダウンロードが可能です。
ジャンルやスタイル、キー、テンポなどを設定すれば、AIが自動で楽曲を生成します。
細かな要素をカスタマイズできるため、独自性の高い楽曲作りが可能です。
有料プランであれば著作権を持てるため、AIで作った楽曲の著作権に関して心配のある方におすすめできます。
styleSeq
対応プラットフォーム | パソコン(Windows) |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 無 |
プラン料金 | 無料 |
商用利用の可否 | 不明 |
日本語対応 | 対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
styleSeqは無料で配布されているAI作曲ソフトで、Windowsで動作します。
新しいメロディの生成やメロディへのハーモニーの付加、ドラムパターンの生成などが可能です。
簡単なボタン操作だけでメロディが生成され、ハーモニーを付加できます。
学習データのもとになっているのは大量のMIDIファイルであり、自動作曲された楽曲はMIDIファイルとして出力可能です。
注意点として、何度も作曲しているうちにパターンが似通ってくる点があります。
AIによる作曲に気軽に触れてみたいという方におすすめできるツールです。
SOUNDRAW
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | ダウンロード不可 |
プラン料金 | 月額39.99~99.99ドル |
商用利用の可否 | 有料プランで可能 |
日本語対応 | 対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
SOUNDRAWは事前にさまざまな設定をすることでAIに楽曲を作らせるツールです。
曲のスタイルや長さ、テンポなどを指定するだけで使えるため、専門的な知識は必要ありません。
無料版はダウンロードが不可であり、有料版で商用利用やダウンロードなどができるようになります。
日本語に対応しているツールのため、日本語で説明を確認した上で簡単に利用できるでしょう。
注意点として、商用利用するためには曲を編集しなければいけません。
楽曲の60%以上の部分に新しい音源を追加することで販売可能です。
Jukebox
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 無 |
プラン料金 | 無料 |
商用利用の可否 | 可 |
日本語対応 | 非対応 |
歌わせる機能 | 対応 |
Jukeboxはジャンルや歌詞、アーティストなどを指定するだけで作曲からボーカルまで自動生成してくれます。
ジャンルだけではなくアーティストまで条件として指定できるのが特徴です。
たとえば、ロックの歌手にジャズを歌わせるといったことも可能になります。
120万曲以上もの曲や歌詞を学習しており、幅広いジャンルやアーティストに対応しているツールです。
生成された曲に対してカスタマイズを加えることができ、より良い楽曲を目指せます。
サイト上で楽曲の再生が可能なため、その場ですぐ試聴した上でカスタマイズができて便利です。
ORB Producer Suite
対応プラットフォーム | パソコン |
無料版有無 | 無 |
無料版の制限 | 無 |
プラン料金 | 99ユーロ |
商用利用の可否 | 可 |
日本語対応 | 対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
ORB Producer SuiteはAIによってメロディーやベースラインなどを作成できるツールです。
メインの機能は「Orb Chords」で、小節や拍子、和音、スケールなど幅広い要素の調整ができます。
他にも、「Orb Melody」や「Orb Bass」などの機能があり、楽曲に必要な各要素をAIが自動生成してくれるため便利です。
日本語に対応しており、日本語のマニュアルも用意されているため、操作方法を把握しやすいでしょう。
パソコンで利用できるツールであり、WindowsとMacの両方に対応しています。
定期的に新しいバージョンが登場しており、今後も進化することが期待されるツールです。
Ecrett Music
対応プラットフォーム | パソコン、スマートフォン |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 商用利用不可 |
プラン料金 | 月額4.99~14.99ドル |
商用利用の可否 | 有料プランでのみ可 |
日本語対応 | 非対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
Ecrett Musicはシーンやムード、ジャンルを選択するとAIが指示に基づいて作曲してくれるツールです。
有料プランであれば商用利用が可能であり、自由に配信できるようになります。
直感的に操作が可能なインターフェースが採用されており、簡単に扱えるでしょう。
作った楽曲は広告やゲーム、マネタイズ動画などさまざまな場面で利用できます。
生成された曲はメロディやバッキング、ベースなどの楽器を変えるカスタマイズが可能です。
注意点として、音楽ファイルとして編集や再配布、投稿することはできません。
お気軽にご相談ください!
無料で使えるAI作曲アプリ2選
AI作曲アプリとして無料で利用できるものがあり、アプリのためいつでもAIに作曲させることができます。
ただし、それぞれのアプリごとに特徴が異なるため、内容を比較して目的に合わせて選ぶことが大切です。
以下では無料で利用できるAI作曲アプリの中でも特におすすめできるものを紹介します。
Amadeus code
対応プラットフォーム | iPhone |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 著作権がない |
プラン料金 | 月額9.99ドル |
商用利用の可否 | 可 |
日本語対応 | 対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
Amadeus codeはiPhoneに対応したAI作曲アプリです。
過去の数多くのヒット曲のデータを学習したAIが独自性のあるメロディを作成してくれます。
生成された楽曲はMIDIファイルとして書き出しができて、有料プランであれば商用利用が可能です。
アーティストを選ぶと、アーティストの楽曲をベースにしてメロディを作曲する仕組みで、生成された曲のカスタマイズもできます。
コードやメロディ、ベース、ドラムなどの音色を変更することができ、楽曲を自由に作り変えていくことが可能です。
Mubert
対応プラットフォーム | スマートフォン(iPhone、Android) |
無料版有無 | 有 |
無料版の制限 | 商用利用不可 |
プラン料金 | 月額14~199ドル |
商用利用の可否 | 有料プランでのみ可能 |
日本語対応 | 非対応 |
歌わせる機能 | 非対応 |
MubertはiPhoneとAndroidのスマートフォン用のアプリで、テキストからAIに作曲させられます。
有料プランにすれば商用利用が可能であり、生成した楽曲を自由に利用できるようになります。
プロンプトを用意するのが難しい場合は、ジャンルやムード、活動といった項目からイメージに近いものを選んで作曲させることが可能です。
日本語に非対応であり、プロンプトは英語で作成しなければいけません。
英語のプロンプトの作成が難しい場合は、文章生成AIを活用しましょう。
【初心者向け】AIで作曲するコツ
AIで上手く作曲するためには、いくつかコツを理解しておくことが大切です。
AIの特性を理解した上で効果的な使い方をすることで、質の高い楽曲を作成できるようになります。
ただ闇雲にAIツールを利用するだけでは良い結果は生まれないため注意しましょう。
以下ではAIツールを作るための基本的なアプローチからコツまで詳しく解説していきます。
使いやすいAI作曲ツールを選ぶ
AI作曲ツールを選ぶ際には自分にとって快適に利用できるかどうかを重視しましょう。
UIやレイアウトなどを確認し、直感的に利用できるものをおすすめします。
マニュアルを読まなくても何をすればいいのか簡単に理解できるものが理想的です。
無料で利用できるツールの場合は、試しにいくつか楽曲を作成してみて、使用感を確認しましょう。
また、マニュアルやヘルプページなどが充実しているか、問い合わせに対応しているかなどもチェックしておきます。
インターネット上に多くの情報が出回っているかどうかも重視しましょう。
簡単な曲から始める
AI作曲ツールで作曲をする際にはいきなり難しい曲を作ることから始めず、最初は簡単な曲にチャレンジしましょう。
AI作曲ツールの利用方法やコツを掴むためにも最初は簡単な曲をいくつも作ってみることをおすすめします。
簡単な曲作りであっても、プロンプトの内容によって出力される内容に違いがあることが理解できます。
何曲か作ってみる中で少しずつ使い方やコツを理解していくことができるため、慣れてきたならば本格的な作曲に取り入れてみましょう。
メロディやリズムを意識する
AI作曲ツールを使う際にはメロディやリズムを意識して作曲を進めましょう。
メロディは曲全体の中で一貫性を保つ必要があるのですが、AI作曲ツールでは一貫性が崩れるケースがあるからです。
曲全体として違和感なく聞き通せられるようにメロディに一貫性を持たせましょう。
また、メロディと同様にリズムについても曲として一貫性を持つことは重要です。
リズムが単調になるケースや、リズムがあまりにもバラバラになるケースがあります。
メリハリがあり、徐々に盛り上がっていくようなリズムにすることで、完成度の高い曲になるでしょう。
自分の耳を信じてオリジナリティを組み込む
AIに作曲のすべてを任せてしまうのでは、自分が作った曲とはいえません。
自身が作曲した曲であると自信を持って主張するには、オリジナリティを組み込む必要があります。
あくまでもAI作曲ツールは作曲を補助するツールであり、どのような曲にしたいのか決めるのは自分自身です。
自分の耳を信じて、楽曲の中に自分の好みやアイデアなどを取り込んでいきましょう。
そうすれば、自分が作った曲であると堂々と主張できるようになります。
自分の個性を楽曲に取り込むことでオリジナリティが生まれるでしょう。
AIで作曲する際の注意点
AIで作曲をしたことによって、さまざまな問題に直面することがあります。
それぞれの問題についてあらかじめ対策を考えておくことでトラブルを回避できます。AIで作曲する際に直面する問題と対処法について、以下で詳しく解説します。
著作権や商用利用の確認不足
著作権や商用利用のルールがどのようになっているか事前に確認しておきましょう。
AI作曲ツールの中には商用利用のライセンスを得ることができても、著作権はあくまでもプラットフォームが持つというケースがあります。
AI作曲ツールを用いて作った曲を独自に販売したい場合には、著作権を持つことが望ましいです。
たとえば、有料プランに加入することで、著作権が認められ商用利用も可能になるというケースがあります。
音がガチャガチャする
AI作曲ツールで作曲すると音がガチャガチャするというケースがあります。
AIはあくまでも人間がその音を聞いてどのような感情を抱くのか過去のデータから推測することしかできません。
実際に作曲した音についてAIが感想を抱くことはできないからです。
人が聞くと違和感がある音やガチャガチャした音になる場合があるため、AI作曲ツールを利用する際には人の手で修正することが必須です。
必ず実際にどんな楽曲になったのか確認し、おかしな部分は修正しましょう。
コード進行が難しい
AI作曲ツールは実際に楽器を演奏する人のことを考えて作曲するわけではありません。
たとえ洗練された美しいコード進行だったとしても、楽器で再現するのが難しいと問題になる場合があるでしょう。
バンドなどで演奏することを目的として作曲する場合は、コード進行の難易度に注意しなければいけません。
AI作曲ツールで作曲した曲は、人が演奏しやすいコード進行になるようにアレンジする必要があります。
極端にコード進行が難しい曲が出来上がるリスクがあるため、楽器演奏のしやすさという点に着目して生成された曲のチェックをしましょう。
作品がオリジナリティがない
AIを作って単に作曲しただけでは、オリジナルの作品とはいえないでしょう。
AIは過去に存在した楽曲のデータを学習してパターンを認識した上で、さまざまなパターンを組み合わせた作品を作ります。
そのため、既存の楽曲と酷似した作品が生まれる可能性があり、著作権の侵害になるケースがあります。
また、著作権を主張できるのは人間が創作したものに限られるため、AIが作曲しただけの音楽で著作権は認められません。
基本的にはAI作曲は楽曲を作るためのベースとして利用し、自身のアイデアを反映させてアレンジを加えるのを前提にすることをおすすめします。
一見簡単にAIで作曲ができる印象はありますが、上記のようにAIを使って作曲をするには様々な注意点やコツが必要になります。ツール使ったとしても、社内で本当に定着して使用できるかは分かりません。
そんな時は、社内環境に合わせたツール・アプリの開発も良いかもしれません。
例えば、AIによるアプリ開発を強みとしているJiteraであれば、現在の社内環境〜最終目標までしっかりとヒアリングをした上でより使いやすく、定着しやすいアプリを一から開発してくれます。また、既存の使用ツールとAIの融合も可能とするので、業務効率化のためにJiteraへのアプリ開発相談も多く寄せられています。
AI作曲をより質の良いものにするためにも、Jiteraでの開発依頼も検討してみてはいかがでしょうか。専属エンジニアにいつでも無料で相談ができるので、気になる方はぜひ確認してみてください。
まとめ:AI作曲と音楽の未来
AI作曲ツールを用いれば、指定したイメージに合った楽曲をAIが作ってくれます。
AIが進歩したことによって、現在では人間が作った曲と遜色のないレベルの作品を生み出すことが可能になりました。
AI作曲をする際にはプロンプトやパラメータの設定などでオリジナリティを発揮することが可能です。
また、AIが作曲した曲に自分でアレンジを加えることで個性を活かした作曲ができます。
AI作曲ツールは便利ですが、著作権や商用利用が認められるかどうかなど注意しておきたい点も多いため確認しておきましょう。
AI作曲ツールなどAIの活用に興味のある方は、AI活用や独自システムのAI開発などを得意とするJiteraにご相談ください。