「デジタルで名刺の整理・管理を行いたい」
「コスト削減のため、無料の名刺管理アプリが知りたい」
関わる人数が増えるほど、名刺の管理は難しくなり、名刺管理アプリの導入を検討している企業も多いでしょう。
しかし、種類が豊富にあり、自社に合ったアプリを見極めるのは難しいです。
そこで本記事では2023年最新の名刺管理アプリを紹介し、アプリの選択、安全性、利用のポイントについても詳しく解説します。
名刺を正しく効率よく管理し、活用することでさらなる業績アップも期待できます。
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
無料の名刺管理の機能一覧
ここでは、無料名刺管理アプリの機能を一覧で説明していきます。
機能 | 説明 |
入力・管理 | 名刺をスキャンして情報をデジタル化し、自動的にデータベースに保存する |
機能検索 | 名前、会社、役職などで情報を素早く検索可能 |
名刺データの簡単共有 | 名刺情報の追加が簡単で複数ユーザーが同時にアクセス可能
常に最新の情報にアップデート可能 |
メモ | 名刺ごとにメモを追加することができ、会話の内容や重要なポイントの記録が可能 |
クラウドの同期 | 名刺データをクラウドに同期し、どのデバイスからでもアクセス可能 |
実際に名刺管理アプリの利用を検討している場合は、有料アプリだけでなく、無料アプリも視野にいれてみてください。
おすすめ無料名刺管理アプリ10選
無料の名刺管理アプリについて解説してきましたが、現在、多くの名刺管理アプリが配信されており、どのアプリを選べばいいのか悩む人は多いでしょう。
そこで、ここからはおすすめの無料で利用できる名刺管理アプリを解説していきます。
ピックアップした10個のアプリを比較し、自社にあった名刺管理アプリを見つけてください。
登録できる枚数 | 有料プランの有無 | |
Eight | 無制限 | 〇:月額600円または年額6,000円 |
名刺ファイリングCLOUD | 100枚まで | 〇 |
Sansan※無料トライアル | 無制限 | 〇:月額10,000円~ |
名刺バンク2※無料トライアル | 2,000枚コース〜 | 〇:要問合せ |
Evernote Scannable | 無制限 | ✕ |
GRIDY 名刺CRM※無料トライアル | – | 〇:要問合せ |
CAMCARD | 500枚 | 〇:月額1,700円~ |
myBridge | 無制限 | ✕ |
hureco | – | ✕ |
Wantedly People | 無制限 | ✕ |
Eight
Eightは知名度が非常に高く、シェアNo.1の名刺管理アプリです。
スマートフォンで撮影するだけで名刺を登録でき、Eightを利用している者同士であればQRコードやURLの送信によりデジタル名刺のやり取りも行えます。
またEightでつながると、登録した相手が昇進・異動・転職などにより名刺の情報を変更した場合、通知が届き最新の情報を把握できるのもポイントです。
また取り込んだ名刺の情報は、「名前」「会社名」「部署」「役職」で検索でき、必要な情報をすぐに取り出せます。
無料プランで利用できるのは以下の3つの機能です。
- 名刺データ化(枚数、無制限)
- クラウド保存(容量・期間、無制限)
- 名刺のおもて面に記載された情報をデータ入力
有料のEightプレミアム(月額600円または年額6,000円)もあり、以下の7つの機能が追加され、より快適に名刺データの管理ができるようにもなっています。
- 名刺のおもて面・うら面に記載された全項目をデータ入力
- 最優先でスピーディーにデータ入力
- 名刺データのダウンロード
- お礼メール
- 画像メモ機能
- 連絡先アプリと連携
- PFU社製スキャナー「ScanSnap」連携用ソフトウェア「PC用 Eight scan β版」の利用
名刺ファイリングCLOUD
株式会社NTTデータNJKが提供している名刺ファイリングCLOUDは、名刺を高性能OCRで直ぐにデータ化でき、修正や加工も簡単にできるため、リアルタイムでの活用が可能です。
電話やメール、地図の検索も簡単な操作で行うことができ、営業効率を飛躍的にアップさせてくれます。
名刺の交換をいつ行ったのかという履歴も残り、「あれ?いつ会ったんだっけな?」という疑問もすぐに解決してくれます。
業務に応じた権限設定もできるため、操作ミスによるデータの消失や情報の流出を防止できるのも重要なポイントです。
金融機関向けシステムと同等のセキュリティー基準を満たし、サーバーで管理しているのも安心材料の1つでしょう。
またオプションメニューとして「訂正サービス」を用意しており、1枚あたり40円で高品位のデータ作成を行ってくれます。
名刺ファイリングCLOUDも有料プランも用意しており、登録したい名刺の枚数に合わせて複数のプランが存在します。100枚以上の名刺を管理する際の参考にしてください。
サービス名 | 名刺登録枚数 | 年間利用料税込 | 月額目安 (1名あたり税込) |
名刺ファイリングCLOUD | 100枚 | 0円 | 0円 |
名刺ファイリングCLOUD Standard | 1,000枚 | 2,640円 | 220円 |
名刺ファイリングCLOUD Pro | 5,000枚 | 3,960円 | 330円 |
名刺ファイリングCLOUD Pro 5ライセンス | 25,000枚 (5,000枚×5名) |
26,400円 | 400円 |
名刺ファイリングCLOUD Pro 10ライセンス | 50,000枚 (5,000枚×10名) |
52,800円 | 440円 |
名刺ファイリングCLOUD Pro 20ライセンス | 100,000枚 (5,000枚×20名) |
105,600円 | 440円 |
名刺ファイリングCLOUD Pro 30ライセンス | 最大100,000枚 (30名) |
132,000円 | 366円 |
名刺ファイリングCLOUD Pro 100ライセンス | 最大100,000枚 (100名) |
396,000円 | 330円 |
Sansan
SansanはEightと同じSansan株式会社が提供している、法人向けの名刺管理アプリです。
利用社数は8,000社と非常に多く、最大規模の名刺管理アプリなのも安心材料でしょう。
名刺の読み取りはオペレーターが行うため、非常に精度が高いのが特徴です。
しかし、無料の名刺管理アプリではなく、無料トライアル後に有料プランに切り替える必要があります。
無料で利用できる機能は以下の4つです。
- オンライン名刺機能
- 名刺のデータ化
- スマートフォンアプリ
- 組織ツリー
トライアル後、自動的に課金されることはないため、まずは無料で使用感を確かめてみましょう。
肝心な有料プランの料金なのですが問い合わせが必要なので、導入を決める前に問い合わせをし、コストと機能が見合っているか確認してください。
名刺バンク2
名刺バンク2は、多様なデバイスに対応したクラウド型の名刺管理アプリケーションです。
スマートフォンやタブレット、携帯電話などに対応しており、クラウド上で簡単に管理、共有ができます。
国内最高クラスのアイネットクラウドデータセンターで運用しているため、安全な名刺管理を実現しており、大切な名刺情報は安心・安全なデータセンターに保管され、情報漏洩などのリスクは軽減されます。
また操作性が高いアプリであり、スムーズな導入と運営を実現できるのも特徴です。
ただし名刺バンク2は、無料トライアルも用意されていますが、基本的に有料アプリとなるため、完全に無料で利用したい企業には向きません。
しかしユーザー数により料金が変化するのではなく、名刺の枚数に合わせて料金が変化するシステムです。
利用する人数が多いものの、管理する名刺が少ない部署や企業にとってはコストを抑えて利用できるでしょう。
Evernote Scannable
Evernote Scannableは文書を自動で検出し、スキャンできるアプリです。
そのため名刺だけでなく、スマートフォンをかざすだけで書類や領収書の自動スキャンができ、PDF化など、文書に合わせた設定ができます。
また「自動+連続スキャン機能」を搭載しており、名刺1枚ごとにシャッターボタンを押す必要がありません。
iPhone・iPadの連絡先へ直接、登録できる機能なども備えているアプリです。
その他メモアプリ「Evernote」を提供している会社のため、「Evernote」と機能の連携やアカウントの同期もでき、スキャンデータを「Evernote」に保存・共有も簡単です。
名刺ごとに「Evernote」に連絡先ノートが自動作成され、「Evernote」から電話やメール、地図アプリで住所を調べることもできます。
Evernote Scannableは「Evernote」をすでに活用している人にかなりおすすめの名刺管理アプリです。
また有料プランの導入により、端末の制限をなくすこともでき、容量を増やせるため、より多くの情報を管理したい場合は検討してみてください。
GRIDY 名刺CRM
Knowledge Suiteが提供する名刺デジタル化サービス「GRIDY 名刺CRM」は、パソコンに繋がれたスキャナーで一括取り込みが可能です。
出先などパソコンが使用できない場合でも専用スマホアプリ24/365(名刺取り込みアプリ)で写真を撮り、送信すればすぐにデータ化できます。
高性能のOCR(文字認識装置)と独自の名刺辞書、オペレーター入力をしており、ほぼ100%の精度で名刺データを作成できるのもポイントで、データを修正する手間がかかりません。
国内法が適用される国内大手IDCで運用しているため、セキュリティー面でも安心して利用が可能です。
また日本語の名刺だけではなく、英語や中国語など多言語に対応しており、海外の企業や海外の方との接点が多いグローバルな企業に向いています。
CAMCARD
海外の会社や方とのやり取りが多い場合、17ヶ国語に対応しているCAMCARDがおすすめです。
これまで1億人以上が利用してきた実績のある名刺管理アプリであり、名刺の認識精度が非常に高く、スマートフォンなどで撮影すれば数秒で連絡先に自動で保存ができます。
法人での利用は有料ですが、個人での利用は基本無料で、読み取りエラーも少ないため、正確に素早い名刺の登録を行いたい人におすすめです。
操作性も非常によく、必要最低限の機能のみが搭載されており、導入から慣れるまでのスピードも速いです。
また電子名刺交換機能も搭載しており、近くにいるCAMCARDユーザーやQRコードを使用して名刺の交換ができます。
法人用は以下の有料プランが用意されています。
プラン | 料金 |
STANDARD | 1,700円/ID/月 |
PROFESSIONAL | 2,500円/ID/月 |
追加オプションもあり、オペレーターによる手動補正を100枚 / 3,000円で発注することもでき、正確なデータ入力を実現できます。
myBridge
myBridgeはマイブリッジ株式会社が提供する名刺管理アプリです。
広告の表示は一切なく、すべての機能を無料で使うことができるため、初めての名刺管理アプリに向いています。
スマートフォンで撮影するだけで簡単に名刺データを作成でき、文字認識技術と人の手作業によって正確にデータ化されます。
また以下の4つの連携も可能です。
- Googleの連絡帳への保存
- Excelファイルでのダウンロード
- LINEでの共有
- メールでの共有
共有名刺帳という機能を使えば社内の従業員と名刺情報を簡単に共有でき、営業のチャンスを逃す可能性をなくせます。
「名前」「会社名」「部署」「役職」などで検索が可能なため、知りたい情報にすぐアクセスできます。
1日あたりの名刺枚数や入力項目数の制限もないため、快適に利用できるでしょう。
他にもスマートフォンに着信があった際、名刺情報を表示してくれ、どんな人物なのか瞬時に判断できます。
スムーズなやり取りが可能になります。
hureco
hurecoは「iBeacon」と呼ばれる無線機能やQRコードにより、名刺交換を行うアプリです。
非接触で名刺を交換することができ、交換した情報は「企業別」や「名前別」などカテゴリー別に整理ができます。
また、名刺情報の表示順を自由にカスタマイズできるため、確認する頻度の高い情報を上に持ってくるなど、必要な情報をすぐに取り出すことができます。
hurecoは自分の名刺情報を、社内向けや取引先向けなど用途に合わせて複数登録できるのも特徴です。
相手によって名刺情報を分けることで、スムーズな関係性を構築できるでしょう。
取得した名刺情報は一覧表示タブからCSV形式で別のアプリに書き出しもでき、データはiCloudに保存されるため、複数のデバイスでデータの確認ができます。
Wantedly People
Wantedly Peopleは400万人以上が利用している名刺管理アプリであり、1回の撮影で10枚まで同時に読み込めるため、登録のスピードが速く、複数人と名刺交換を行った際に作業時間が短縮できます。
昇進・移動・転職などの最新情報も、アプリを起動した際に教えてくれ、常に新しい情報が確認できます。
またWantedly Peopleは、名刺から得られる情報以外にも関連した情報の検索もできるのが特徴です。
話のきっかけや共通点を見つけ出すことに活用でき、営業活動にいい影響を与えるでしょう。
その他、スマートフォンの同期や連絡先の共有、Excelへの書き出しなどの機能がすべて無料で使えます。
お気軽にご相談ください!
名刺管理アプリを使う上での失敗例とは?
名刺管理アプリを導入した際、最初から全てがうまく行くわけではありません。
あらかじめどんな失敗が予想されるのか確認しておき、対処法まで知っておくことは重要です。
ここからは、名刺管理アプリを使う上での失敗例とそれを防ぐための具体的な対策方法を詳しく解説します。
システムとの連携失敗
社内の既存システムと連携できない失敗はよくあります。
また連携できるものの毎回手動で連携する必要があり、無駄な時間がかかってしまう場合もあります。
システムとの連携失敗を防ぐには、導入前に下調べをきちんとし、スムーズな連携ができるか確認しておきましょう。
思うように連携できない場合、すぐにサポートしてもらえるか、サポート体制も確認するのがおすすめです。
操作性の不満
操作性の不満が出てしまうのもよくある失敗例の1つです。
- 使いづらい
- 使いたい機能がない
- 以前より負担が増えた
- 機能が多すぎて操作が難しい
操作性の不満をできるだけ減らすには事前にトライアル期間を設け、従業員などから操作性についてフィードバックをもらうのがおすすめです。
また機能が多い方が便利だと考えがちですが、使わない機能は業務の邪魔になる可能性があります。
自社に必要な機能は何なのか明確にし、いくつかアプリを利用してから一番使いやすいものを選びましょう。
情報漏洩のリスク
名刺管理アプリではクラウドサーバーに情報を保存するケースが多いため、情報漏洩のリスクが考えられます。
サイバー攻撃によって名刺データが盗まれてしまう可能性もゼロではありません。
自社が導入した名刺管理アプリによって他社の情報が漏洩してしまっては、信用問題に関わります。
情報漏洩の失敗を犯さないためにも、プライバシーマークを取得しているアプリや通信の暗号化やIPアドレスによるログイン制限など、しっかりとしたセキュリティー対策が行われているかどうか確認しましょう。
AIを活用してシステム開発を行うJitera
Jiteraは、AIを活用してシステム開発を行う会社です。
AI技術を使うことで、従来の方法よりも速く、高品質なソフトウェア開発を実現しています。
また、Jiteraは、顧客との緻密なコミュニケーションを重視しており、顧客のニーズに合わせた提案力があります。
これまで実現してきたシステム開発は以下の通りです。
- AIを活用したソフトウェア開発
- ビジネスの課題解決のためのシステム開発
- 高品質なソフトウェアの提供
- 顧客との緻密なコミュニケーションと提案
このように、Jiteraは、AIを駆使してビジネスの課題を解決するためのシステム開発を行っています。
ビジネスの効率化や課題解決を目指す企業にとって、Jiteraは強力なパートナーとなるでしょう。
Jitera社で行う開発の魅力
Jiteraで行う開発の魅力は、ビジネスの課題を迅速かつ効果的に解決することができる点にあります。
具体的な魅力を以下の通りです。
- フルスクラッチ開発よりも何倍も速いソフトウェア開発
- 高い技術力とアジャイル開発による高品質な開発
- 緻密なコミュニケーションと提案力による委託しやすさ
これらの魅力により、Jiteraはビジネスの様々なニーズに応えることができます。
フルスクラッチ開発よりも何倍も速いソフトウェア開発
Jiteraでは、フルスクラッチ開発よりも何倍も速いソフトウェア開発が可能です。
これは、既存の技術やツールを活用して開発を行うため、時間とコストを大幅に削減できるからです。
また、高度な技術力と経験を持つ開発チームが迅速かつ柔軟に対応するため、クライアントの要望に応じたソフトウェアを短期間で提供できます。
このスピード感は、ビジネスの競争力を高めるために非常に重要です。
Jiteraの迅速なソフトウェア開発は、ビジネスの成長と成功を加速させるための鍵となります。
高い技術力とアジャイル開発による高品質な開発
Jiteraでは、高い技術力とアジャイル開発を組み合わせることで、高品質な開発を実現しています。
このアプローチの要因は以下の通りです。
- 高い技術力
Jiteraの開発チームは、最新の技術トレンドに精通しており、複雑な課題にも対応できる高い技術力を持っている。 - アジャイル開発
変化に対応しやすいアジャイル開発手法を採用しているため、クライアントの要求に柔軟に対応しながら、迅速に開発を進められる。 - 品質管理
品質を重視した開発プロセスを採用しており、定期的なレビューとテストを行うことで、高い品質を維持。
このように、Jiteraは高い技術力とアジャイル開発によって、クライアントのニーズに合った高品質なソフトウェアを提供しています。
緻密なコミュニケーションと提案力による委託しやすさ
Jiteraでは、緻密なコミュニケーションと提案力によって、クライアントが委託しやすい環境を提供しています。
- 緻密なコミュニケーション
プロジェクトの進行中に定期的にクライアントとコミュニケーションを取り、ニーズや要望を正確に理解して対応。 - 提案力
豊富な経験と専門知識を持つチームが、クライアントの課題解決のための最適なソリューションを提案。 - 透明性
開発プロセスや進捗状況をクライアントに透明に共有することで、信頼関係を構築。
これらにより、Jiteraはクライアントが安心して開発を委託できる環境を提供しています。
Jiteraでは、上場企業並みのクオリティでAIの開発を行っています。
要件定義を書くだけでAIがシステムやアプリを制作できる革新的なプラットフォームを提供しており、システムやアプリの開発に特化しています。
このため、お客様のニーズに応じた高品質な開発が可能です。
- AIを活用したシステムやアプリの開発
- 要件定義から開発までの一貫したサポート
- 上場企業並みの高品質な開発サービス
- 迅速かつ柔軟な対応による効率的な開発プロセス
システムやアプリの開発をご検討中の方は、ぜひJiteraにお問い合わせください。
お客様のビジネスを成功に導くための最適なソリューションを提供いたします。
名刺管理アプリの無料と有料での機能の差
名刺管理アプリには大きく分けて、「無料」と「有料」の2つが存在します。
無料と有料の名刺管理アプリの主な違いや、それぞれのメリット・デメリットについて比較していきます。
無料の名刺管理アプリと有料の名刺管理アプリのどちらを導入しようか、迷っている人は丁寧にチェックしていきましょう。
無料 | 有料 | |
データ保存量 | 約100枚~無制限 | 無制限 |
詳細検索機能 | シンプルな検索機能 | 営業支援を目的とした機能も豊富 |
サポート体制の差 | 少なく、対応が遅いケースもある | 豊富なサポート体制 |
広告の表示 | あり(一部ないものも) | なし |
機能の違い
無料と有料では、詳細検索機能やデータ保存量に差があります。
詳細検索機能 | データ保存量 | |
無料 | シンプルな検索機能 | 約100枚~無制限 |
有料 | 営業支援を目的とした機能も豊富 | 無制限 |
無料の名刺管理アプリの場合、シンプルな検索機能しか使えず、思うように業務に活かせない可能性があります。
特に名刺の枚数が増えれば増えるほど、検索機能は重要であり、効率よく名刺データを閲覧するには欠かせません。
また、名刺のデータ保存量にも差があり、無料の名刺管理アプリの場合、制限が設けられているケースが多いです。
多くの人と名刺交換を行う場合、無料の名刺管理アプリではすぐに容量が一杯になってしまい、別のアプリへの乗り換えや有料プランへの切り替えが必要になるでしょう。
詳細検索機能
無料と有料の名刺管理アプリの主な機能の違いの一つは、詳細検索機能の充実度です。
無料アプリ
- 基本的な検索機能はあるが、詳細検索は限定的。
- 名前や会社名での検索は可能だが、業種や役職での絞り込みが難しいことがある。
有料アプリ
- 詳細検索機能が充実しており、名前、会社名、業種、役職など、さまざまな条件で検索できる。
- ユーザーのニーズに応じて、より細かい条件で名刺を検索できるため、情報の活用がしやすい。
このように、無料と有料の名刺管理アプリでは、詳細検索機能の充実度が異なります。
自分のビジネススタイルや必要とする機能に合わせて、適切なアプリを選ぶことが大切です。
データ保存量
無料と有料の名刺管理アプリの主な機能のもう一つの違いは、データ保存量の大きさです。
無料アプリ
- 保存できるデータ量に制限があることが多い。
- 名刺の枚数が多くなると、追加のストレージを購入する必要がある場合もある。
有料アプリ
- 大量のデータを保存できることが多い。
- 名刺の枚数が多くても、余裕を持って管理できる。
このように、無料と有料の名刺管理アプリでは、データ保存量の大きさが異なります。
ビジネスで多くの名刺を扱う場合は、十分なデータ保存量を確保できる有料アプリが適しているかもしれません。
自分のニーズに合わせて、適切なアプリを選ぶことが大切です。
サポート体制の差
新しいアプリを導入する上で、サポート体制がどうなっているかは非常に重要です。
サポート体制の差 | |
無料 | 少なく、対応が遅いケースもある |
有料 | 豊富なサポート体制 |
スムーズな導入やトラブルシューティングなど、サポートを利用する機会は多いでしょう。
無料の名刺管理アプリでもサポート体制が充実しているものもたくさんありますが、全ての無料アプリが充実したサポート体制を構築しているわけではありません。
その点、有料の名刺管理アプリでは導入やトラブルシューティングなど、すぐに対応してくれるものも多いです。
新しいシステムの導入やトラブルへの対処に不安を感じる場合は、しっかりとしたサポート体制のある有料アプリがいいでしょう。
広告の表示
無料と有料では広告表示にも差があります。
広告の表示 | |
無料 | あり(一部ないものも) |
有料 | なし |
無料の名刺管理アプリでも広告が表示されないケースも存在しますが、ほとんどのアプリでは広告を表示しています。
広告はスムーズに情報の登録や確認ができず、業務に支障をきたす可能性もあります。
一方、有料の名刺管理アプリでは広告が一切なく、ストレスフリーで利用が可能です。
少しの広告なら気にならないと感じていても、積み重なると不便に感じることも多いでしょう。
アプリによって広告が出る場所や頻度は違います。
実際に使ってみて、広告があっても問題ないのなら無料アプリでも快適に利用できるかもしれません。
安全に名刺管理アプリを利用するために確認するべき事・注意点は?
無料の名刺管理アプリを利用するには、何を確認すべきなのでしょうか。
アプリの導入を行う前に、確認しておくべきポイントを解説していきます。
無料の名刺管理アプリを導入し、活用し始めた後に後悔しないためにもまずチェックしていきましょう。
セキュリティーの確認
名刺には会社名や役職、名前、メールアドレス、電話番号など大切な個人情報が多く記載されています。
名刺データの漏洩は会社の信用を失う可能性があるため、厳重な管理が必要です。
また無料名刺管理アプリは、クラウドサーバーに情報を保存するケースが多く、名刺を管理するにあたって特にセキュリティー面の確認は重要です。
- ログイン時のパスワード入力・生体認証
- データの暗号化
- アクセス制限
必ず上記の3つが実装されているか確認しましょう。
機能が充実しているか、操作性はどうか・スキャン方法など
無料名刺管理アプリを選ぶときには、機能と操作性をしっかり確認しましょう。
大事なポイントを簡単に紹介します。
機能
- スキャン機能
名刺を簡単にデジタル化できるか。 - 検索機能
必要な情報をすぐに見つけられるか。 - 共有機能
名刺情報を他の人と簡単に共有できるか。
操作性
- 使いやすさ
直感的に操作できるか。 - スキャンの速さ
名刺をスキャンするのに時間がかからないか。 - 画面の見やすさ
情報が見やすいレイアウトになっているか。
これらのポイントをチェックすれば、使いやすくて機能豊富な名刺管理アプリを見つけることができます。
効率的に名刺を管理し、ビジネスの成功に役立てましょう。
名刺の登録件数
無料名刺管理アプリを選ぶときに、名刺の登録件数も大切なポイントです。
ビジネスでたくさんの人と出会うほど、多くの名刺を管理する必要があります。
そのため、自分が持っている名刺の量に合わせて、登録できる件数が十分なアプリを選びましょう。
無料のアプリでも、登録件数が多いものがあります。
しかし、あまりにも多くの名刺を登録すると、アプリの動作が遅くなることがあるので注意が必要です。
自分のビジネススタイルに合った登録件数のアプリを選ぶことが大切と言えるでしょう。
対応デバイス・言語
快適に名刺を管理するには、対応デバイスと言語の確認も重要です。
スマートフォンで利用できる名刺管理アプリであってもiPhoneのみの対応でAndroidに対応していないケースも存在します。
社内でさまざまなデバイスを使用している場合、すべてのデバイスに対応しているかの確認は大切です。
より多くのデバイスで名刺管理を行いたい場合は「マルチデバイス対応」と書かれているアプリを選びましょう。
また、対応言語の量も名刺管理アプリを使用する上で大切な確認ポイントです。
業種によりますが、近年進むグローバル化により、海外企業や海外の方と名刺交換する機会も多くなっています。
そのため、海外の方と名刺交換の機会がある場合は多くの言語に対応しているアプリを選ぶことで、スムーズに名刺を管理できます。
英語に対応している名刺管理アプリは多いですが、その他の言語にも対応しているのか確認しましょう。
プライバシーポリシーの確認
プライバシーポリシーとは、個人情報の取り扱い方法やプライバシーへの配慮について示すための指針です。
個人情報保護法の規定に沿う必要性があり、法改正の度に見直しが必要なものです。
また「プライバシーマーク」と呼ばれる、個人情報の管理が一定水準以上にあることを第三者機関が認定した場合に付与されるマークがあるかもチェックしましょう。
名刺管理アプリの提供会社が作成したプライバシーポリシー以外にも、第三者から個人情報の保護体制を認められているという事実は大きいです。
そのほかアプリ運営の十分な実績があり、信頼できる会社が提供しているのかのチェックも大切です。
無料の名刺管理アプリだからといって手あたり次第の導入はやめましょう。
定期的なデータバックアップ
定期的にデータのバックアップが取れるかも確認しましょう。
思わぬデータの破損や「誤って名刺のデータを消してしまった」などの人為的ミス、システムのバグなどにより、大事な名刺データに問題が起こる可能性があります。
その際、定期的にデータバックアップを取っておくと、すぐに復元でき、業務への支障を最小限に抑えることが可能です。
また第三者からの不正アクセスにより、名刺データの書き換えや持ち出しが行われる可能性もあります。
大事な情報を守り、早急な復旧を図るためにも定期的なデータバックアップが可能かどうかは、確認しておきましょう。
ユーザーレビューと評価
無料の名刺管理アプリを安全に利用するためには、ユーザーレビューと評価も確認するべきです。
実際にアプリを利用した人の声に耳を傾けることで、アプリの安全性や使いやすさ、自社に合っているかどうかなどが判断材料の1つとなります。
ユーザーレビューや評価には以下のものがあります。
ポジティブなユーザーレビューと評価
- 名刺を撮影するだけで登録ができて便利
- 縦型名刺、横型名刺の切り替えが簡単
- 英語、中国語、韓国語にも対応していて便利
マイナスなユーザーレビューと評価
- 文字認識精度があまり高くない
- 一括読み込みができずに、入力に手間がかかる
- システム処理が遅い
- 職種毎でカテゴリー分けができず不便
自社で必要とする機能が十分利用できるのか、実際のユーザーの声から判断してみてください。
アプリのアップデート状況
アプリはアップデートを繰り返すことで、不具合やバグなどの修正を行っていきます。
そのため定期的なアップデートを実施していないアプリは、不具合が改善されず、アプリが正常に動作しなかったり再起動を繰り返したりなど、スムーズな利用ができなくなる可能性があります。
また、スマートフォンなどで利用するアプリは対応するOSが決まっています。
アプリがアップデートされないままでいると対応OSから外れてしまい、アプリの使用ができなくなる可能性があります。
つまりある日突然、名刺データの確認ができなくなる恐れがあるのです。
無料の名刺管理アプリの場合、作成したままで放置されている可能性もあります。
導入前にアプリの最後のアップデートはいつなのか、定期的にアップデートされているかなど必ず確認しましょう。
サポート体制の確認
無料の名刺管理アプリに限らず、新しいシステムを導入した後は使い方が分からなかったりエラーが起きたりなど、トラブルが発生する可能性があります。
その際、サポートが遅いと業務に支障をきたしてしまい、会社の信用を失う事態に発展する可能性もあります。
使い方やトラブルシューティングなど、サポート体制がしっかりしているかどうかも確認を怠ってはいけません。
また名刺の量が多い場合は、アプリ導入時に、名刺データ入力の代行サービスなどがあるか確認するのもおすすめです。
自社で全て名刺データの追加を行うのではなく、代行してもらうことで導入の負担を大きく減らし、スムーズな名刺管理アプリの導入ができます。
オフライン利用の可否
先ほども紹介したように、無料の名刺管理アプリはクラウドサーバーに情報を保存し、管理するケースが多いです。
そのため、オフライン状態で利用できないケースもあり、導入には注意が必要です。
オフライン利用が可能な場合、スマートフォンなどにも名刺のデータを保存でき、どんな環境でも名刺データの確認ができます。
一方オフラインで利用ができずインターネット環境がないと利用できない名刺管理アプリは、地下や飛行機の機内などで名刺データを確認できず、業務に支障をきたす可能性があります。
しかし、スマートフォンに名刺データを保存し利用する場合、名刺の数が増えれば増えるほどデータ量が多くなり、容量を圧迫してしまう可能性があります。
そのため、スマートフォンだけでなくパソコン上にも名刺データをダウンロードできるかの確認もするべきでしょう。
外部ツールとの連携性
名刺管理アプリと外部ツールが連携できるかどうかも、非常に重要な確認ポイントです。
電話番号やメールアドレスの紐づけなどがスムーズに行えると、名刺管理の更なる効率化を図れます。
代表的な連携には以下のものがあります。
- SNS(LINE・LinkedInなど)
- メモアプリ
- Googleの連絡帳
外部ツールから名刺データを移行できれば導入もスムーズに行え、別の名刺管理アプリからの乗り換えも簡単です。
また、それぞれのツールに名刺データを入力する必要もなくなり、名刺管理に掛かっていた手間と時間を削減できます。
ただし、外部ツールとの連携には有料オプションを追加しなければならないアプリも存在するため、有料オプションの料金も比較しながら導入するアプリを選定する必要があります。
多くの外部ツールと連携できるものを選ぶと、導入後の運用で悩むことは少なくなります。
名刺管理アプリのまとめ
名刺管理アプリは複数の名刺を一括管理し社内で共有できるため、ビジネス効率を向上させることができます。
また無料の名刺管理アプリも多く、コスト削減も可能です。
しかし、自社に必要な機能があるかどうか、セキュリティー面はどうなっているのか、考えることは多くなかなか導入に踏み切れないことは多いでしょう。
また名刺管理とは個人情報を管理することでもあり、情報漏洩への注意は欠かせません。
Jiteraでは、独自の開発自動化プラットフォーム「JITERA」を活用し、名刺管理アプリ開発を行っています。
自社に合った名刺管理アプリやセキュリティー対策がしっかりできた名刺管理アプリの開発を検討する際は、株式会社Jiteraへお問い合わせください。