Cursorの使い方4選!AI時代のプログラミングエディタを解説!オススメの設定も紹介

cursor

Cursorは、プログラミングエディタの中でもAI機能を強化したツールです。

Go言語で開発され、AIを活用したコード生成、コード自動補完、チャットサポートなど多くの機能を搭載しています。Cursorを活用することで、開発者は効率的に作業を進めることができます。

今回はCursorの使い方4選をメインにおすすめの設定やメリットを解説していきます。

監修者 よねあぷ @100万DL達成の個人アプリ開発者

徳島出身・東京在住のプログラマです。AIやNext.js・Remix・Swiftを扱います。個人で作ったアプリが100万DL達成、アプリ「標高ワカール」などを公開しています。

\エキスパートが回答!/
この記事に関する質問はこちら
記事に関するご質問以外にも、システム開発の依頼やAIの導入相談なども受け付けております。

    会社名必須
    必須
    必須
    Eメール必須
    電話番号必須
    ご依頼内容必須

    Cursorを使うメリット3選

    cursor

    シームレスなAI連携でコーディング効率が劇的に向上

    ChatGPTの登場から本格的に始まった、第4世代AIの強力さは存知のとおりだと思います。

    第4世代AIは、テキストのコミュニケーションだけでは無くコードを書く能力も高く、コーディングを効率的に行えるようになりました。

    更に、AI時代のプログラミングエディタCursorを使うことでより効率よくプログラミングにAIを取り込むことが出来ます。

    今までもCursorなどを使わなくても、AIを使ったコーディングを行うことは可能でした。しかし、とても手間がかかりました。

    例えば

    ①コードエディターからコードをコピーして
    ②ChatGPTのAIチャットにコードを貼り付けて質問する
    ③その結果を、AIチャットからコピーしてエディタに戻す

    という作業を永遠に繰り返せば可能です。

    しかし、Cursorを使うと、このエディタからAIチャットにコードをコピーして戻すという作業がなくなり劇的な作業効率UPに繋がります。

    既に、AIチャットを活用してコードを書いている方にはこのコピペ作業が無くなると言うと、かなりメリットが伝わるのではないかと思います。

    強力なAIコーディング支援

    また単に、AIを活用するだけではなく、AIコーディングをもっと効率的に行うための支援機能がCursorに複数用意されています。

    例えば、AIにコーディング指示と共にプログラミング言語やライブラリの公式ライブラリの文章を送ると回答が向上します。

    しかし、毎回そのような文章を用意するのは手間がかかるのも事実です。

    Cursorでは、このようなドキュメントを簡単に指定する事ができます。

    上記の@Prismaと記載しているように@で特定のライブラリの公式ドキュメントを指定する事で
    AIの回答の質が向上するような仕組みがCursorには搭載されています。

    なお@Prismaをしなくても基本的にはAIは、Prismaの事を知っていることが多いですが
    公式ドキュメントを与えることで、回答の品質が向上する傾向があります。

    AIを活用しつつもお馴染みの開発環境を使える

    Cursorは、プログラミングで良く使われるVisual Studio Code(VSCode)をベースにしています。

    特殊なAI専用エディターというわけではなく一般的なVSCodeの拡張プラグインも導入する事ができるため、いつもの開発環境に近い状態で、AIコーディングを取り入れることが出来ます。

    CursorをPCに導入する方法

    CursorをPCに導入する方法

    手順1:公式サイトからパッケージを入手する

    手順2:インストールを行う

    手順1:公式サイトからパッケージを入手する

    公式サイト にアクセスしてインストーラーを入手しましょう。

    cursor

    手順2:インストールを行う

    入手したインストーラー(Install Cursor)をクリックすると自動でセットアップが開始します。

    インストールが完了すると、次のような画面が起動します。

    Keyboardは特にこだわりがなければDefault (VS Code) のままで良いかと思います。

    Language for AIには「日本語」などを入力しましょう。

    Codebase-wideは、コードベース全体をAIが認識して支援してくれる機能なので、こちらもEnabledのままが良いかと思います。

    Add Terminal Commandはターミナルのショートカットで、codeまたはcursorを使えるようになるコマンドをインストールするオプションです。

    VSCodeをご利用の方はcodeを選ぶと被ってしまうので、cursorを使うことをおすすめします。ターミナルから起動しない方は、codeもcursorも選択する必要はありません。

    次に、VSCodeをご利用の場合は、このような画面が表示されます。
    ※VSCodeをインストールしていなければ表示されませんが、その場合も問題はありません。

    これは、コードを自動的に提案してくれる機能について聞かれています。
    選択肢としては GH Copilot (GitHub) と Copliot++ (cursor) がありますが一旦、cursor標準のCopliot++のままで良いかと思います。

    次にこの画面になります。

    こちらは、利用データーをcursorの改善のために利用してよいか、または、利用させないかという選択肢です。

    利用データを利用させない場合は Privacy Mode を選択して次に進んでください。

    最後に、会員登録を行います。Sing Upを選んで、アカウントを作成してください。

    ブラウザ上で会員登録を行います。

    会員登録が終わると、このような画面になりcursorが利用可能となりました。

    Cursorの使い方4選

    Cursor 使い方

    Cursorの使い方1:AIにコードを書かせる

    Cmd + k を押すと、AIに指示を出すUIが表示されます。

    AIはかなり優秀なので、アバウトな指示を出しても、ある程度のコードを書いてくれます。

    例として「あるサイトにアクセスして、中身を読み取って、エクセルファイルとして書き出すサンプルコードを書いてください」という指示を書いてみました。

    このように、コードを提案してもらえます。
    内容が良ければ Aceeptボタンを押して確定します。

    少し微妙だなと思ったときは Follow-up instructions… を選んで修正して欲しい方向性を説明します。

    このように、コードの方向性を修正しながらコーディングを進めていきます。

    範囲選択をしてから Cmd + k を押すことで、このように部分的に修正を依頼することも可能です。

    Cursorの使い方2:コーディングをAIに質問する

    Cmd + l のショートカットを使用すると、コードに関してチャットで質問する画面が表示されます。

    このコードの起動方法を質問してみたいと思います。

    このように、コード内容を自動的に読み取ってくれて質問に適切に回答してくれます。

    Cursorの使い方3:バグをクイックにAIに調べさせる

    先程までのサンプルには赤いエラーが表示されていました。

    そこにカーソルを合わせるとこのような選択肢が表示されます。

    AI Fix In Chatという青いボタンを押すと、先程のChat機能にエラーを解決するためのプロンプトが入力されて、クイックに解決方法を提案してくれます。

    今回は簡単な修正でしたが、少し難しくてもそれなりに良い提案をしてくれますので、赤線が出たらとりあえず使ってみるという気軽な感覚で使えるオススメの機能です。

    Cursorの使い方4:バグフィックス

    例をご提示するために、先程のサンプルコードをわざと壊してみました。

    ここで、先程の AI Fix In Chat を行ってみた画面が次のとおりです。

    ここで Apply を押すことで、提案された修正が実際のコードに反映されます。

    Cursorのオススメの設定:AIモデルをclaude-3.5-sonnetに設定する

    チャットでは、このように使用するAIモデルを選ぶことが出来ますが、個人的には、最近話題の claude-3.5-sonnet をオススメいたします。

    claude-3.5-sonnet は、サブスクリプション契約が必要にはなってしまいますが、Freeプランでも2週間の無料体験があるようなので是非お試しください。

    Cursorの料金/機能と他社製品との比較

    cursor

    無料版と有料版の機能比較

    Hobby Free Pro 月額$20 Business 月額$40/ユーザー
    Pro 2週間無料トライアル Copilot++ の無制限利用 Pro のすべての機能
    Copilot++ を2000回まで利用可能 高性能AIを高速モードで500回まで使用可能 請求の一元化
    高性能AIを低速モードで50回まで体験 高性能AIを低速モードで無制限利用 管理者使用状況ダッシュボード
    AIモデル cursor-small へ2000回までアクセス AIモデル cursor-small の無制限利用 プライバシー モードの適用
    AIモデル Claude Opus を1日10回まで利用可能 OpenAI がデータを保持しない

    Cursorと他社製品との比較

    さて、CursorのようなAIテキストエディターとしてGitHub Copliotが比較対象にあがってきます。

    ここでは、2つの製品の機能を比較してみます。

    AIモデル比較

    モデル 名称
    Cursor cursor-small, gpt-4, gpt-4o, gpt-4o-mini, gpt-3.5-turbo, claude-3-opus, claude-3.5-sonnet

    ※話題のclaudeが入っていたりもうgpt-4o-miniが入っていたりと更新が早い

    Copilot OpenAI Codex

    機能比較

    機能 Cursor  GitHub Copilot
    AIコード生成
    コード自動補完

    ※ CursorはCopilot++を無効にしてGitHub Copilotを併用することも可能

    チャット機能

    ※ 赤波線で表示されるエラーの自動チャット転送機能はCursorだけ

    公式ドキュメント支援
    プロジェクト生成

    価格比較

    プラン Cursor GitHub Copilot
    Free 0円 無し
    Pro $20/月, $192/年 $10/月, $100/年
    Business $40/月/ユーザー, $384/年 + $32/ユーザー 無し
    追加機能 +$20で500回追加 学生や人気OSSメンテナーは無料

     

    例:開発手順、ツール、プロンプト

    メルマガ登録

    社内で話題になった「生成AIに関するニュース」をどこよりも早くお届けします。