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プロジェクトが成功するシステム開発会社との初回打ち合わせ

プロジェクトが成功するシステム開発会社との初回打ち合わせ

プロジェクトが成功するかは、開発前の初回打ち合わせを含めた準備で決まるといっても過言ではありません。システム開発会社との初回打ち合わせまでに話し合うべき内容について丁寧に準備しておくことで、有益な提案やわかりやすい見積書を受け取ることができます。

そこで今回は、プロジェクトを成功させるためのシステム開発会社との初回打ち合わせの仕方についてわかりやすく解説していきます。この記事を読むことで、トラブルを防止する契約の交わし方がわかるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

プロジェクトが成功する初回打ち合わせ

システム開発会社との初回打ち合わせでは、次のことについてしっかりとしたコミュニケーションを行いましょう。

要件定義で開発目的を明確化する

要件定義とは、どのようなシステムを開発するのか、システム開発の要件や目的を明確にして、アイデアを見える形でアウトプットすることをいいます。言い換えるのであれば、依頼者の希望の実現のために、必要な機能について具体的に考えていくことともいえます。

要件定義には、システム開発会社との細かな打ち合わせが必要であり、その過程で定義内容が変わってしまうことは珍しくありません。しっかりとした要件定義をしていないと、想像以上に開発に時間を必要としたり、開発システムが役立たなかったりします。他にも、見積書以上の金額になって、予算を超えることもありますので、初回打ち合わせでは実現したいことを文章や言葉で伝えるようにしましょう。

プロジェクトスケジュールを決定する

要件定義によって開発目的を明確化したら、システム開発のスケジュールや進捗管理に関するプロジェクトスケジュールについて話し合います。システム開発に要する時間は、開発物によりますが、一般的に2ヵ月~6ヵ月程度で完成するケースが多いです。しかし、大規模システムについては、この期間以上の時間を要するため、完成までのスケジュール把握が欠かせません。

ウォーターフォール型の開発なのか、アジャイル型の開発なのかで期間が違うのはもちろん、プロジェクトに参加するエンジニアの経験やスキル、予算によっても変わってくるため、システム開発会社とプロジェクトの依頼者が納得できる納期設定の必要があります。

費用と支払い方法の決定

プロジェクトスケジュールが明確に決まったら、システム開発の費用や支払い方法に関することを話し合っていきます。システム開発費用のほとんどは、エンジニアの人件費です。エンジニアの人件費は、システム開発費用の8割ともいわれています。レベル別のエンジニアの費用相場は、次のとおりです。

レベル 費用相場
大手会社に所属しているプログラマー 50〜100万円程度
初級レベルのシステムエンジニア 60〜100万円程度
上級レベルのシステムエンジニア 100〜160万円程度

エンジニアが開発といっても一人で開発プロジェクトを進めるわけではなく、全体管理をおこなうプロジェクトマネージャーはもちろん、仕事の補佐をするプロジェクトマネジメントオフィス、システムを構築するシステムエンジニア・プログラマーなどで開発チームを組み、ひとつのシステムを完成させます。

また支払い方法については、成果物の納品で料金を支払う請負契約とエンジニアの労働時間に対して料金が発生する準委任契約がありますので、どちらにするのか話し合いましょう。

チーム構成について話し合う

開発費用と支払い方法を決定したら、システム開発チームの構成や役割分担に関することを話し合っていきます。主なチーム構成は次のとおりです。

  • 縦割りチーム

総合的な幅広い知識を有するジェネラリストと呼ばれる人が中心となって組織形成されるチームのことです。それぞれの開発範囲が明確なため、仕事がしやすいという特徴がありますが、一方で開発の細部までは把握しづらいという欠点があります。

  • 横割りチーム

それぞれの領域のスペシャリストが中心となって組織形成されます。スペシャリストは、非常に専門的な知識を有しているため、仕事のレベルが高いという特徴がありますが、こだわりが強く統率しづらいという欠点があります。

  • 混合チーム

縦割りチームと横割りチームの中間的な組織形成がおこなわれます。ジェネラリストはチーム全体を、スペシャリストはそれぞれの仕事が完成するようにプロジェクトを進めていきます。

連絡手段を決定する

チーム構成が決定したら、システム開発進捗や問題解決に関する連絡手段を確立していきます。たとえば、連絡手段が電話だけでは、気軽に質問したいことがしづらいでしょう。そのため、気軽にコミュニケーションできるように、チャットワークやLineなどのコミュニケーションアプリを決めておきます。そこにプロジェクトの開発進捗や質問に対する回答を返してもらうことで、開発納期まで安心して仕事を任せられます。

ITエンジニアが教えるトラブルを防止する契約の交わし方

システム開発の依頼先を決めたら、将来的なトラブルを防止するため、契約書を交わします。次に、現役のITエンジニアがトラブルを防止できるおすすめの契約書の交わし方についてご説明します。

契約書の内容をチェックする

システム開発会社との初回打ち合わせで、本当に契約しても良いと感じたら、契約書を交わします。契約書には、基本情報として次のことが記されているため、チェックしましょう。それぞれの項目の詳細は、次のとおりです。

項目 詳細
目的 契約目的やシステム開発する内容は何か
有効期限 契約がいつまで期限なのか
定義 契約書に記載されている言葉の定義
仕様 納品物の特徴について
実施場所 システム開発を実施する場所はどこなのか
納期 何をいつまでに納品するのか
報酬 完成品の納品で発生する報酬金額や支払い方法
不具合対応 納品物に問題が発生した場合の補償内容
権利 納品物の権利の所在について

一般的に、システム開発の契約書は、開発契約書や業務委託契約書、開発委託契約書などの名称で契約書を交わします。初めてのことだからといって、内容を見ずに契約書を交わすと、のちに大きなトラブルにつながるため注意してください。

社内決済の必要性を伝える

契約書が交わされていなくても、口約束の仕方によっては過失が生じたことを理由に、損害賠償請求されるリスクが伴います。そのため、すべての契約は、社内合意が得られなければ進められないという意思を最初から伝えておきましょう。

また、社内決済の承認に多くの時間を要する場合は、システム会社によっては先行着手費として費用を請求されることがあります。そのため、事前にそういった費用の発生があるのかについて確認しておくだけでも、契約におけるトラブルを未然に防げます。

株式会社Jiteraなら初めての契約でも安心できる

株式会社Jiteraでは、システム会社として顧客管理システムや営業管理システム、ECサイト、予約管理システム、ビジネスマッチングシステムなどフロントエンドから業務管理システムまで幅広い開発実績がございます。

システム開発前に仕様書のドキュメントを納品するため、お互いの齟齬がなく開発がスタートできるのはもちろん、最新の技術や他社事例も交えて選択肢を提供させていただくため、初めての契約でもご安心して利用いただける体制を整えております。ぜひ、お気軽にご相談ください。

Author of this article
Fumie Chinone

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