マテリアルデザインとは?特徴やガイドライン、フラットデザインとの違いを解説

モバイルファースト時代を迎え、スマートフォン・タブレットからの利用が増加する中、Webサイトの設計手法にもさまざまな変化が訪れています。

そうした時代の要請に応えるべく登場したのが、Googleが提唱する「マテリアルデザイン」です。

「マテリアルデザインって何?」

「どうやったらマテリアルデザインが作れるの?」

誰でも手軽に実装を続けることができる技術革新の中、Webサイトのデザイン設計で頭を抱える担当者の方も少なくありません。

本記事ではマテリアルデザインの特徴や効果、メリット・デメリットをご紹介します。

目次
Nao Yanagisawa
監修者 Jitera代表取締役 柳澤 直

2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立

2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当

2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発

2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出

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執筆者 猫暮 てねこ

システムエンジニア(SE)、プログラマー、ウェブサイト作成業務、ネットワークエンジニアなどを経験。 現在、フリーマルチライターとして活動中。最近はAI活用方面に没頭中。

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    マテリアルデザインとは

    マテリアルデザインとは、フラットデザインに3D的な立体感や動きを加えたWebデザインの概念です。

    平面的でフラットな視覚表現を特徴とするフラットデザインをもとに、紙のような質感や影の表現、アニメーションの動きを組み合わせることで、リアルでわかりやすいユーザーインターフェイスを実現しています。

    Googleが提唱をしているWebデザインであり、さまざまな規則があります。

    それらに従って実装することによりUIのユーザビリティが向上され、デザインにも統一感が生まれます。

    マテリアルデザインの目的

    マテリアルデザインの目的は、PCやスマートフォン、タブレットといったデバイスを問わず、シンプルでわかりやすく統一されたUIを提供することにあります。

    従来は機種に合わせてデザインを変える必要がありましたが、マテリアルデザインの考え方を導入することで、テーマの一貫したUIを実装できるでしょう。

    また、リアルで直感的な操作性を追求しているのも大きな特徴です。

    物理的な動作を表現するアニメーションやインクのにじみなどの効果により、スムーズなユーザーエクスペリエンス(UX)を届けるデザインとなっています。

    Google提唱のガイドライン「Material Design 3」

    参考:Material Design 3 公式サイトより

    Googleはマテリアルデザインのガイドラインを継続的に更新しており、2021年に「Material Design 3」を発表しました。

    この最新版ではよりモダンでシンプル、そして包括的なデザインへの進化が図られています。

    アクセシビリティの強化、多様性への配慮、カスタマイズ性の向上など、ユーザーエクスペリエンスの質的改善を目指しています。

    また、アニメーションを組み込むことを推奨しており、リッチでダイナミックな表現の幅が広がりました。

    Material Design 3に準拠することで、より高度なマテリアルデザインのWebサイトが構築できるでしょう。

    マテリアルデザインの特徴

    マテリアルデザインには下記のような特徴があります。

    • 物理的な質感
    • インクと紙のルールでデザインする
    • 少ない配色
    • 立体感
    • アニメーションで連続性を加える

    それぞれについて順番に解説していきます。

    物理的な質感

    アイコンなどに影を取り入れ、質感を再現することでリアルさを演出しています。

    また紙のような要素を取り入れ、シンプルなデザインに引き締め効果を与えています。

    インクと紙のルールでデザインする

    マテリアルデザインでは、印刷物のインクと紙を活用したかのようなデザインが行われます。

    この手法によりユーザーの視線を惹きつけ、読書体験に似た感覚を与えることができます。

    最小限の配色

    マテリアルデザインではメインカラー1色、サブカラー2色、アクセントカラー1色の最大4色を使用することが推奨されています。

    この制約により無秩序にならずに済み、シンプルなデザインにすることができます。

    立体感

    マテリアルデザインの実装に関して、立体感(マテリアル)をWebサイト上で表現する必要もあります。

    シャドウやハイライトといった影の操作や、色彩のコントラストやグラデーションを調整することでより立体感を演出します。

    アニメーションで連続性を加える

    アニメーションにより、UIの動きに自然な連続性を持たせることを推奨しています。
    マテリアルデザインにおいてはアニメーションの表現もコンポーネントの一つとしてWebデザインする必要もでてきました。

    ユーザーが操作した際のリアクティブなモーションや、コンテンツ間での繋がりを意識させるアニメーションでユーザビリティを向上させます。

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      マテリアルデザインとフラットデザインの違い

      マテリアルデザインは、フラットデザインの平面的な表現に立体感や動きを加えた次世代のWebデザインです。

      両者には下記のような相違点があります。

      項目 マテリアルデザイン フラットデザイン
      立体感 あり なし
      色彩 カラフル シンプル
      タイポグラフィ 太めのフォント 細めのフォント
      アイコン アウトラインアイコン 塗りつぶしアイコン
      アニメーション 動きを取り入れる 動きは少ない
      光と影 光や影を用いる 光や影を用いない
      材質 現実世界の素材を模倣 素材の模倣は少ない
      適用範囲 幅広い Webサイト、アプリ、UIデザインなど
      ガイドライン Googleが提供 明確なガイドラインはない

      このセクションでは、代表的な以下3つの特徴を紹介します。

      • 「二次元」と「三次元」
      • 重なり(影)を意識する
      • シンプルかつスタイリッシュ

      それぞれの特徴について解説していきます。

      「二次元」と「三次元」

      「二次元」と「三次元」

      フラットデザインはその名の通り、平面的で二次元的なデザインが基本となっています。

      影やグラデーションなどの立体表現や装飾的な要素はほとんど見られません。

      一方のマテリアルデザインは、アニメーションによる動きや、影、奥行きなどの三次元的な表現が特徴です。

      リアルな質感を表現することで、フラットデザインにはない立体感と親しみやすさが生まれます。

      重なり(影)を意識する

      重なり(影)を意識する

      フラットデザインでは影がほぼ使用されないため、平坦なイメージとなります。

      マテリアルデザインでは影の表現が重視され、レイヤーの重なりや立体感を強く意識させられます。

      Googleのガイドラインでは、影の濃淡や方向性にもルールが設けられており、リアルな物理現象を再現することが推奨されています。

      レイヤーの重なり「影」の利用が推奨されている点が、フラットデザインとの大きな違いとなっています。

      シンプルかつスタイリッシュ

      シンプルかつスタイリッシュ

      基本的なデザインの手法はフラットデザインと似通っていますが、マテリアルデザインでは3Dやアニメーションの動きを取り入れています。

      このシンプルさとスタイリッシュさの融合が、マテリアルデザインの大きな魅力です。

      トレンドに適ったモダン的なデザインでありながら見やすく、タップやスワイプなどの分かりやすいUIを実現できます。

      特に動的なアニメーションは、ユーザーの行動をスムーズに誘導する効果を期待できるでしょう。

      トレンドに沿ったモダンな印象を与えるWebデザインが完成するでしょう。

      マテリアルデザインのメリット

      マテリアルデザインのメリット
      マテリアルデザインのメリットには以下のようなものがあります。

      • 画面構成を把握しやすい
      • アニメーションによる動作の明確性
      • データ容量を少ない
      • スタイリッシュで最先端
      • 現実世界と同じ法則が採用されている

      それぞれ詳しく解説していきます。

      画面構成を把握しやすい

      装飾性が強いWebデザインは、重要な情報が目立ちにくい傾向にありました。

      一方、マテリアルデザインではシンプルなレイアウトを基本としており、ユーザーが素早く画面の構成を把握できるようになっています。

      さらに、重要度に応じてアクセントカラーを使い分けるなど、視覚的な分かりやすさも追求されているのが特徴です。

      情報の欠落を防ぎ、ストレスなく構成を把握できる点がメリットと言えるでしょう。

      アニメーションによる動作の明確性

      ユーザーの行動に合わせてアニメーションを自然に表示することで、UIの動作をわかりやすく伝えています。

      例えば、ボタンを押した際の効果音や動きにより、その操作がどういった意味を持っているかがユーザーに伝わるでしょう。

      このようなフィードバックの実装により、ユーザーはサイトの反応を視覚的に理解でき、スムーズな操作で目的の情報にアクセスできます。

      実装されたアニメーションがユーザーにとってリアルであればあるほど、誤操作も防げる点もメリットと言えるでしょう。

      シンプルでデータ容量を少なくできる

      マテリアルデザインはシンプルな表現を基本としているため、過剰な画像やデータは必要ありません。

      装飾的な要素を排除し、必要最小限の構成で機能性を確保しています。

      そのため、ページのデータ容量が軽量化でき、サイト全体の高速化やリソース消費の抑制に貢献します。

      スマートフォン等のモバイル環境でも快適な表示が期待できるメリットでしょう。

      スタイリッシュで最先端

      マテリアルデザインはシンプルでありながら、立体的な表現や動的なアニメーションを取り入れています。

      そのため、フラットデザインよりもスタイリッシュでモダンな印象を与えられます。

      質感や奥行きの表現、自然な動きなどによってデザインのクオリティが高まり、ブランドイメージの向上といった効果も期待できるでしょう。

      現実世界と同じ法則が採用されており、ストレスがない

      マテリアルデザインでは物理現象に基づく動作原理が採用されており、ユーザーに親しみやすく、ストレスの少ないUIを提供できます。

      例えば、影の付き方を実際の光の当たり具合で再現することで自然な印象を与えられるでしょう。

      また、アニメーションの動きも、重量や材質を考慮した物体の運動に沿っていることが推奨されています。

      このように人間の認知能力に合わせたデザインになっているため、自然で違和感がありません。

      非現実的な表現がないことで、ユーザーの理解とナビゲーションを助けます。

      マテリアルデザインのデメリット・課題点

      マテリアルデザインのデメリット
      マテリアルデザインには多くの長所がある一方で、短所や課題点も存在します。

      現実的な表現を重視するあまり、デザインの自由度が制限されたり、類似性が高くなる点などが指摘されることも。

      下記のようなデメリットや課題があります。

      • 仕様の自由度が少ない
      • オリジナリティに欠ける
      • シンプル重視で重要な要素が分かりにくい
      • フラットデザインと比べるとデータ容量が大きい
      • トレンドでなくなる可能性もある

      それぞれに詳しく解説していきます。

      仕様の自由度が少ない

      マテリアルデザインでは現実的な要素を多く取り入れる必要があるため、抽象的ないし非現実的な表現が制限されてしまいます。

      影やアニメーションの動きなどについても、物理法則に則った仕様が定められています。

      そのため、完全に自由なデザインを行うことは難しく、一定の制約の中でしか作れないという課題があるでしょう。

      オリジナリティに欠ける

      マテリアルデザインには規定のルールがあり、それに従わなければなりません。

      加えて現実的でシンプルなデザインが基本となるため、過剰な装飾は避ける必要があります。

      そのような制約から、マテリアルデザインを採用したWebサイトは、どうしてもある程度の類似性が生まれがちです。

      既存のデザインと大きく差別化したオリジナリティを出したい場合、マテリアルデザインに従っての設計は適さないでしょう。

      シンプル重視で重要な要素が分かりにくい

      マテリアルデザインではシンプルな表現が最優先されるため、装飾的な要素はほとんど使えません。

      そのため、あるページと別のページの違いを、装飾の違いで表すことが難しくなります。

      同じようなレイアウトやカラーリングになりがちで、ユーザーが重要なページと気づきにくい可能性があります。

      強調したい部分を目立たせる手段が制限されてしまう点も課題と言えるでしょう。

      フラットデザインと比べるとデータ容量が大きい

      フラットデザインは平面的なデザインのため、データ容量が非常に軽量です。

      一方のマテリアルデザインは、影やアニメーションなどの動的な要素が含まれているため、同じ内容を表示する場合でもマテリアルデザインの方がデータ量は増加します。

      特にモバイル環境においては、リソース消費が大きくなる点を考慮する必要があるでしょう。

      トレンドでなくなる可能性もある

      マテリアルデザインは現在の主流デザインですが、常に最先端のトレンドが維持できるとは限りません

      Web黎明期の装飾を重視したデザインが廃れたように、マテリアルデザインにも代わる新しい概念が登場する可能性は十分にあります。

      時代の移り変わりとともに、マテリアルデザインが古くささを感じさせるようになれば、デザインとしての寿命も尽きたことになります。

      トレンドやデザインについて常日頃からアンテナを張っておきましょう。

      マテリアルデザインで重視する概念


      マテリアルデザインにおいては、現実世界を基にした表現が重視されます。
      リアルでわかりやすいユーザーインターフェースであることが良いデザインだと言えるでしょう。

      マテリアルデザインには下記のような要素が含まれます。

      • 紙要素
      • インク要素
      • アニメーション
      • 厚み
      • ボタン

      それぞれに解説していきます。

      紙要素

      マテリアルデザインの基本は、実際の紙のようなデザインを再現すること。

      フラットな紙の上に立体的な要素を重ねていく、といった発想です。

      表面の質感にメリハリをつけたり、ページをめくる動きを表現するなど、紙らしさを大切にします。

      優れたデザインのWebサイトは、まるで実用本を見ているような親しみやすさを感じるでしょう。

      インク要素

      紙の上に載せるインクの要素も重要視されています。

      インクのにじみなどを再現するフォントや色調で、より自然で幅広いデザイン表現が生まれることでしょう。

      配色については、無機質な色合いは避け、落ち着いた印象のインク色を基調とするよう推奨されています。

      アニメーション

      マテリアルデザインの大きな特徴として、ユーザーの行動に合わせたアニメーション表現があげられます。

      ボタンをタップした際の効果音や動き、次の画面への滑らかな切り替えなど、UIの動作を理解しやすくしています。

      直感的な操作性を実現するためのアニメーションは、マテリアルデザインには必須の要素です。

      影の表現も不可欠だと言えます。

      適切な陰影を演出することで、デザインに立体感や奥行きが生まれます。

      影の濃淡や方向などが、物理的な表現にさらに説得力を持たせます

      これにより画面上のオブジェクトが浮き上がって見えるなど、リアルな質感が生み出されます。

      厚み

      影に加えて、表現したいオブジェクトに厚みを持たせることも大切です。

      適度な厚み(影)を実装することで視覚的な高低差が生まれ、より強調したいポイントに視線を誘導したりとビジビリティが向上します。

      押下した時のアニメーションや変化などがあれば、よりリアルな趣きを演出できるでしょう。

      ボタン

      ボタンもナビゲーションの役割を担う欠かせない要素です。

      立体的でリアルな見た目と、押し心地のよい動的な効果を兼ね備えています。

      ユーザーにとってインタラクションのよりどころとなり、直感的なナビゲーションを可能にしてくれます。

      ボタンデザインへの拘りが、UIの使いやすさに大きく影響します。

      マテリアルデザインの作り方やコツ

      一貫性を意識する

      マテリアルデザインでは、サイト全体で一貫性のあるデザインを心がける必要があります。

      色使いやレイアウト、アニメーションなどで統一感を保つことが大切です。

      ひとつひとつの画面でデザインがバラバラだと、ユーザーに違和感や混乱を与えかねません。

      ガイドラインに沿って徹底的に一貫性を保つようにしましょう。

      シンプル分かりやすいデザインを心がける

      マテリアルデザインの根幹は「シンプルさ」です。

      無駄な装飾は控え、立体的かつミニマルなデザインを目指します。

      しかし、シンプル過ぎると逆に分かりづらくなる危険も考慮しなければなりません。

      メリハリをつけ、重要な要素が自然と目に止まるようなレイアウトを心がけましょう。

      シンプルでありながら、ユーザーにストレスなく内容が伝わるデザインが理想的と言えます。

      UIも意識する

      マテリアルデザインでは、UIとデザインの一体化が重要視されます。

      視認性の優れたデザインに加えて、操作性に優れたUIも構築しなければなりません。

      アニメーションの動きやフィードバックなど、ユーザーが自然にサイト操作できるよう細部にわたって配慮しましょう。

      直感的で自然なUIであればあるほど、デザインの魅力も増します。

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      アニメーションも盛り込む

      ユーザーの操作や視覚にアニメーションを取り入れる事により、ユーザビリティの向上を行っています。

      JavaScript、CSSでの実装や、GIFやjQueryで埋め込むだけでもビジビリティにかなりの違いが出てきます。

      ただし、盛り込みすぎでwebサイトのシンプルさが損なわれてしまうことは避けましょう。

      あくまでユーザー目線を常に意識することを忘れずに。

      最新情報を常にチェック

      Googleがマテリアルデザインの仕様を改訂したり、新しいコンポーネントを追加することもあります。

      これらの最新の動向を常にチェックし、自身のデザインにも取り入れていく心構えが求められます。

      Webデザインをまとめたサイト集などを活用するのもオススメです。

      参考:SANKOU:Webデザイン制作の参考になる国内のステキなサイト集

       

      マテリアルデザインのサンプル・テンプレート5選

      実際にマテリアルデザインのWebサイトを構築する際に役立つ、おすすめのサンプル・テンプレート5選を紹介します。

      基本的に無料で利用可能なオープンソースから選びました。
      マテリアルデザインに取り組む際の参考にしてみてください。

      • Material Design Lite
      • Material-UI
      • AdminBSB Material Design
      • Materialize
      • Material Design Bootstrap (MDB)

      詳細に解説をしていきましょう。

      Material Design Lite


      引用:Material Design Lite

      「Material Design Lite」はGoogleが開発したオープンソースのWebコンポーネントセットです。

      マテリアルデザインに準拠したボタン、カード、レイアウトグリッドなどの基本的な部品が用意されており、無料で利用できます。

      機能は控えめですが、学習用やシンプルなプロトタイプ作成に適しているでしょう。

      特徴 メリット デメリット
      オープンソース 無料で利用可能 機能が限定的
      公式サポート 信頼性が高い 機能拡張性に乏しい
      軽量・シンプル 導入が容易 高度な要件を満たせない可能性がある

      Material-UI


      引用:Material-UI

      「Material-UI」Reactフレームワーク向けのマテリアルデザインコンポーネントライブラリです。

      豊富なコンポーネントが用意されており、本格的なWebアプリケーション開発に適しています。

      反面、React以外の環境では活用が難しいので注意が必要です。

      ※参考:React:UIパーツを構築するためのJavaScriptライブラリ。

      特徴 メリット デメリット
      豊富な機能 高度な要件に対応可能 一部有料のため初期コストがかかる
      Reactに最適化 開発効率が高い React以外の環境では活用が難しい
      定期的なアップデート 最新の仕様に追従できる 頻繫なアップデートへの対応が必要

      AdminBSB Material Design


      引用:AdminBSB Material Design

      「AdminBSB Material Design」は管理画面向けにマテリアルデザインを適用したテーマです。

      GitHubでオープンソースとして公開されており、誰でもダウンロードするだけで利用できる点が特徴でしょう。

      テーブル、フォーム、ナビゲーションなど、管理画面によく使う機能が準備されています。

       

      特徴 メリット デメリット
      管理画面向けの最適化 即戦力として利用できる 汎用的な利用は難しい
      オープンソース 無料で利用可能 サポートが限定的
      レスポンシブ対応 様々な端末で表示可能 カスタマイズ性に欠ける可能性がある

      Materialize

      Materialize

      引用:Materialize

      Materializeは、マテリアルデザインに準拠したCSSフレームワークです。

      マテリアルデザインのUIに対応したサイトやWebアプリの作成が簡単に行えます。

      導入のハードルが低く、コンポーネントの多さも魅力です。

      特徴 メリット デメリット
      利用ユーザーが多い コンポーネントが多い JavaScriptライブラリとの親和性が少ない
      実績が多数ありメジャー 導入ハードルが低い 開発環境などの拡張性がない
      初心者でも使いやすい 操作が簡単 カスタマイズ性に欠ける

      Material Design Bootstrap (MDB)

      Material Design Bootstrap (MDB)

      引用:Material Design Bootstrap (MDB)

      MDBは、 BootstrapのCSSクラスを使って マテリアルデザインのUIを作れるテンプレートです。

      各種UIパーツがマテリアル・デザインのテイストで用意されており、調整もできます。

      BootstrapのCSSクラス指定で調整できるため、Bootstrapの使用経験がある人は特に使いやすいです。

      特徴 メリット
      チュートリアルと資料が充実 豊富なコンポーネントが用意されている
      Bootstrapとの互換性がある グローバルコミュニティが可能

      まとめ:マテリアルデザインで一貫したUXを提供

      マテリアルデザインの特徴や効果、メリット・デメリットなどをご紹介してきました。

      マテリアルデザインはモバイル時代に求められるシンプル性と操作性を備えつつ、サイトの魅力を高めるWebデザインの手法です。

      物理法則に基づく現実的な表現と、UIを一体化させたインターフェイスによる快適なユーザーエクスペリエンス(UX)が最大の特徴といえます。

      モバイルファースト時代にふさわしい最新のWebデザイン手法として、マテリアルデザインにはますます注目が集まるでしょう。

      最新情報にも目を配り、時代に合わせてデザインを進化させていくことが重要です。

      本記事で解説した特徴やポイントを参考に、リアルでわかりやすいサイト作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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