AIを使ったロゴ作成に使えるオンラインサイトの紹介と、実際にAIでロゴを作るためのコツなどを紹介します。
AIロゴジェネレーターを用いることで、ロゴの自動生成ができるため便利です。
プロンプトを作ることでさまざまな指示を与えられ、テンプレートも用意されているため、効率よくロゴを作れるでしょう。
お店や会社のロゴ作成でAIを活用してみたいと考えている方は参考にしてください。
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
アプリ・システム開発は生成AIを活用することで、従来の開発ではあり得なかった、低コスト・高品質開発・スピード開発が同時に実現できます。
▼従来の開発とAIを使った開発の違い
システムソリューションを得意とし、新規事業からDX推進まで幅広いジャンルの開発実績があります。
AIを使用したロゴ作成・ジェネレーターのメリット
特定のアルゴリズムを用いてAIがロゴを自動生成できるのがAIロゴジェネレーターです。
AIロゴジェネレーターにはコストをかけずに豊富なデザインや多様なアイデアを実現できる可能性があります。
以下では、AIロゴジェネレーターのメリットについて詳しくみていきます。
いつでも手軽に早く作成できる
AIロゴジェネレーターを利用すれば、いつでも手軽にロゴを早く作成できる点がメリットです。
AIロゴジェネレーターはデザインの知識や技術がなくても利用できて、質の高いデザインを実現できます。
プロに任せてロゴを作成するとなると依頼を行い、打ち合わせをして、修正の指示を出すなど多くの手間と時間がかかる点がデメリットでした。
AIにロゴを作成させる場合は、打ち合わせをして納品を待つといった時間はかからず、より短時間でロゴを完成させられます。
たった1日でも商用利用としてふさわしい質のロゴを作ることが可能です。
AIにロゴを作らせられるオンラインサイトがいくつも存在しており、インターネットに接続できれば場所や時間を選ばずにロゴ作成ができます。
無料か低コストで作成可能
AIでロゴを作成できるジェネレーターは多くのものが無料で提供されているのが特徴です。
無料のものでは満足できない場合は、有料で提供されているジェネレーターを利用しましょう。
有料の場合でも料金設定はそれほど高くないため、低コストでロゴの作成が可能です。
プロにロゴの作成を依頼する場合は数万円から10万円以上の費用がかかります。
修正を何度もさせるとその分だけ費用がかかり、追加で依頼するごとに費用もかかるため、コストが問題になるでしょう。
ロゴ作成にかかるコストが気になるならば、AIにロゴを作成させる方法は魅力的な選択肢となります。
豊富なデザインや多様なアイデア
AIにロゴを作成させる場合には、自身で一からデザインやアイデアを考える手間がなく、次々にいろいろなデザインやアイデアを出させることができるのがメリットです。
プロンプトの内容が変われば、異なるデザインのロゴが生成されるため、幅広いデザイン案や多様なアイデアが生まれる可能性があります。
AIはわずかな時間で次々とデザインを生み出すため、プロのデザイナーに依頼するよりも豊富な選択肢が出てくるため、多くのイメージの中から理想に近いものを選べます。
修正・カスタマイズ可能
ツールによっては、ロゴに修正やカスタマイズを加えることができます。
修正やカスタマイズができる機能が搭載されていれば、より理想に近い形になるようにデザインを整えられるでしょう。
画像にどのような変化を加えたいのかを指定して再生成させることで修正できます。
さまざまな項目についてどの程度の変化を加えるのか細かく設定できるサイトもあり便利です。
画像の範囲を指定して、指定した部分にのみ修正させるといった指定ができるサイトもあります。
指定した通りにAIが素早く修正を加えてくれるため、微修正を繰り返していくことで理想のロゴを完成させられるでしょう。
最新トレンドも反映されている
ロゴを作成できるAIはさまざまなデータを学習することで幅広いデザイン案を生み出します。
学習データの中には最新トレンドのデザインが多数含まれているのが特徴です。
ただし、すべてのツールが必ずしも最新トレンドを学習しているわけではありません。
特に半年や1年程度の直近のトレンドについては、AIが学習していない場合もあるため注意しましょう。
AIは過去のデータからパターンを抽出して学習しているため、学習データに含まれていないトレンドは一切反映されない点を理解した上で利用しましょう。
【商用無料】AIを使用したロゴ作成ができるオンラインサイト4選
AIを使用したロゴ作成のできるオンラインサイトはたくさんあります。
以下では、商用無料で利用できるサイト4つについて詳しく紹介します。
ツール名 | Canva | Wix | DESIGNEVO | Hatchful |
ツールの金額 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
ロゴの形式 | JPG | SVG、PNG | JPG、SVG、PDF | PNG |
選択可能な素材 | イラスト、写真など | ロゴオプション | テンプレート、アイコン、フォント、図など | テンプレート、アイコン、フォント |
ブラウザ版の有無 | 有 | 有 | 有 | 有 |
アプリの有無 | 有 | 無 | 有 | 有 |
無料版の注意点 | カスタマーサポートを利用できない | ロゴのダウンロードはできない | 無料プランでは著作権を所有できない | ロゴをダウンロードするにはアカウント登録が必要 |
Canva
CanvaはAIによるロゴの制作が可能なサイトで、無料プランと有料プランが用意されています。
豊富なテンプレートが無料で提供されており、イラストや写真など素材も充実しているのが特徴です。
ブラウザ上で利用できるだけではなくアプリ版の提供もされていて、いつでもどこでも利用できます。
生成されたデザインを保存しておけばいつでも編集ができて、何度でもダウンロードが可能です。
画像の形式は無料版はJPGで、有料プランの契約をすればPNGとSVGに対応しています。
基本的に無料版でもすべての機能を利用できて、商用利用も行えるため、費用をかけずにロゴの生成が可能です。
有料プランになると利用できる素材やテンプレートが増えて、カスタマーサポートも利用できるようになります。
Wix
WixはAiによってわずか数分でイメージ通りのロゴのデザインができるツールです。
色やアイコン、パターンなどをカスタマイズできるため、それぞれのイメージに合ったロゴを作りやすいです。
フォントライブラリからフォントを選ぶことができ、独自のフォントのアップロードもできます。
商用利用が可能であり、作成したロゴはさまざまなプラットフォームで利用可能です。
対応しているファイル形式はSVGとPNGであり、さまざまなサイズでダウンロードできます。
ただし、ロゴの作成は無料ですが、商用利用でダウンロードするには有料プランへの加入が必須です。
有料プランに加入した場合は著作権フリーの画像として自由にビジネスで利用できます。
DESIGNEVO
DESIGNEVOは10,000を超える豊富なテンプレートをカスタマイズしてロゴの作成ができます。
無料で数多くのアイコンやフォント、図が用意されており、イメージに近いロゴを作成しやすいです。
作成したロゴはSVGとPDFファイルなどとしてダウンロード可能であり、高画質の画像を保存できます。
AIロゴメーカーの機能も提供しており、AIにロゴを仕上げてもらうことが可能です。
モバイルデバイスで利用できるアプリ版も提供されており、いつでもどこでもロゴを作成できます。
無料プランでもロゴの作成からダウンロードまで行えるのですが、著作権を保持するには有料プランへの加入が必要です。
ダウンロードした後でもロゴのプロジェクトが保存されるため、何度でも編集できます。
Hatchful
Hatchfulは完全無料で提供されているAIロゴジェネレーターです。
テンプレートやアイコン、フォント、色が豊富に用意されており、さまざまな組み合わせを選べます。
作成したロゴは高画質のPNGファイルとしてダウンロードできて、商用利用が可能です。
さまざまな業界別にあらかじめテンプレートが用意されていて、目的にマッチしたロゴをデザインできます。
ロゴの中には文字を追加できるため、文字を含むロゴの作成が可能です。
注意点として、カテゴリーやテンプレートなどを選んでロゴを作成していくため、オリジナリティのある独自性の高いロゴは作りにくくなっています。
お気軽にご相談ください!
【商用有料】AIを使用したロゴ作成ができるオンラインサイト6選
AIを使ったロゴ作成ができるオンラインサイトの中には、商用利用は有料プラン限定のサービスが存在します。
有料プランに加入しなければ商用利用できないのはデメリットですが、無料利用できるサービスより優れた点がたくさんあるツールが多いです。
有料で高品質のロゴをAIで作成できるツールを以下にまとめました。
ツール名 | Logo Diffusion | Looka | DESIGNEVO | LOGOMAKER | Brandmark | Midjourney |
ツールの金額 | 月額24~124ドル | 20、65ドル/1回
年間96~192ドル |
49.99~99.99ドル | 39.99ドル | 25~175ドル | 10~120ドル |
ロゴの形式 | SVG | PNG | JPG、SVG、PDF | PNG、JPG、EPS | PNG、EPS、SVG | PNG、 |
選択可能な素材 | なし | テンプレート | テンプレート、アイコン、フォント、図など | テンプレート | なし | なし |
ブラウザ版の有無 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 | 有 |
アプリの有無 | なし | 有 | 有 | 有 | なし | 有 |
無料版の注意点 | 無料版では商用利用できない | 無料版はロゴのダウンロードができない | 無料プランでは著作権を所有できない | ロゴのダウンロードができない | ロゴのダウンロードができない | 無料版なし |
Logo Diffusion
Logo DiffusionはAIロゴジェネレーターであり、豊富なデザインオプションがあり、カスタマイズ性にも優れたツールです。
テキストを入力するだけで品質の高いロゴを作成できるツールであり、2Dから3Dへと変換できる機能もあります。
一からロゴを作るだけではなく、既存のロゴを再デザインさせることも可能です。
スケッチをアップロードして、それをもとにしてロゴを作らせることもできます。
ベクターファイルに変換してからダウンロードできる機能もあり便利です。
無料では40クレジットのみが付与され、それ以上使いたい場合には有料プランに加入しなければいけません。
ベーシックやプロ、エリートといったプランがあり、それぞれ月額料金が異なります。
商用利用するためには有料プランへの加入が必須になるため注意しましょう。
Looka
LookaはAIでロゴ作成をできる無料ツールであり、ダウンロードするには有料プランへの加入が必要になります。
Lookaを利用する際には、業種の設定とデザインの方向性を選び、好みのフォントやアクセントを選べる仕組みです。
ロゴの名称やスローガンを入力することも可能であり、最初に大まかなロゴのイメージを固められます。
すべての項目を入力した後はAIがロゴのデザインを出力するため、希望に合ったロゴを選びましょう。
気に入ったものがない場合は、ロゴの再生成をさせることが可能です。
文字や色を細かく調整ができ、文章の変更も可能なため、カスタマイズ性に優れています。
DesignEvo
DesignEvoは豊富なテンプレートやアイコン、フォントが用意されているのが特徴です。
さまざまなテンプレートやアイコンを組み合わせ、最終的にAIがロゴを作ります。
テンプレートをチェックすることで、ロゴのアイデアを思い浮かべやすくなるのがメリットです。
編集ツールが用意されていて、生成されたロゴを細かく編集できます。
ロゴの作成までは無料で可能なため、気に入ったロゴが作成できるまで何度も無料で試すことが可能です。
ロゴをダウンロードして商用利用したい場合は有料プランに加入しましょう。
LOGOMAKER
LOGOMAKERは商用利用のためのロゴを生成できるAIツールです。
色やフォント、レイアウトなど細かな点をカスタマイズしてビジネスに最適なロゴをデザインできます。
会社の名前や業種を入力するだけでAIが最適なロゴの提案をしてくれるため、スムーズにロゴのアイデアを得られるでしょう。
有料プランに加入することでロゴの商用利用ができるようになります。
数分で高品質のロゴを作ることができ、商用利用された豊富な実績があるため、信頼できるツールです。
Brandmark
BrandmarkはAIでロゴの作成ができるツールであり、とてもシンプルに使えるのが特徴です。
最初にブランド名とスローガンを入力し、ブランドキーワードを入力します。
最後にカラースタイルを選択すれば、AIが入力内容に従ってロゴのデザインを出してくれるためチェックしましょう。
ロゴデザインのレイアウトや背景色など細かな点を変更できます。
ロゴの生成に関しては無料で行うことができ、商用利用したい場合は有料プランに加入してからダウンロードしましょう。
25ドルのベーシックプラン、65ドルのデザイナープラン、175ドルのエンタープライズプランが用意されています。
ファイル形式はPNGとEPS、SVGに対応しており、ベーシックプランではPNGのみの対応です。
ベーシックプランでは後からロゴの編集ができないため、本格的に利用するならばデザイナープランかエンタープライズプランをおすすめします。
Midjourney
MidjourneyはAIロゴジェネレーターで、プロンプトを入力すればさまざまな画像を生成できます。
チャットサービスであるDiscordと連携しており、Discordのアカウントがあればすぐ利用できるため便利です。
現在は無料プランが廃止されており、有料プランに加入しなければ商用利用できません。
Midjourneyを利用するにはチャットルームに参加して、プロンプトを入力します。
出力された画像をもとにしてAIに画像の再生成をさせることも可能です。
画像の要素数や構成、色などの変更を指定して再生成させる機能もあります。
画像に対してさまざまなパラメータを設定できるため、細かな要素まで調整することでイメージに近いロゴを作れるでしょう。
【初心者向け】AIでロゴを作成する際の基本の使い方
AIロゴジェネレーターツールを利用して実際にロゴを作成する際の手順を知っておくことは大切です。
どのようなプロセスを経てロゴが完成するか理解しておけば、スムーズに作業を進められるでしょう。
それぞれのステップごとにポイントを解説していきます。
サービスを選ぶ
まずは、どのサービスを利用してロゴを作成するのか選ぶ必要があります。
サービスを選ぶ際には以下のポイントを意識しておくことが大切です。
- 予算
- 対応するファイルの形式
- 編集回数
- サポート
- 使いやすさ
有料のツールを利用する場合は、どのくらいの予算があり、どの程度の料金であれば継続して利用できるのか考えましょう。
対応しているファイルの形式をチェックすることは大事であり、幅広い形式に対応しているツールがおすすめです。
編集回数の制限が設けられているケースがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
どのような方法で問い合わせができるのか、どんなタイミングで返答をもらえるのか確認しておきます。
直感的に利用できるUIになっているか、使いやすいかといった点も重視しましょう。
上記の点を意識することで、利用しやすくて目的に合ったツールを選べます。
キーワードを入力する
利用するツールを選んだならば、キーワードを入力してロゴの生成を行います。
AIに対して指示を出す際の文章のことをプロンプトと呼び、どんな指示を与えるのかはとても重要です。
理想通りのロゴを作成するためには、プロンプトのコツとして以下のポイントを重視しましょう。
- シンプルな表現で何のロゴを作りたいか指定する
- スタイルを指定する
- モチーフを指定する
- ロゴに含めたい文字を指定する
プロンプトの基本はシンプルでわかりやすい表現にすることであり、何のロゴを作りたいのか具体的に指定しましょう。
たとえば、お店のロゴの場合は、お店の業種や種類などを単語で指定しておきます。
ロゴのスタイルやモチーフについて希望がある場合は、具体的に含めておきましょう。
ロゴの中に文字を含めたい場合は、デザインしたい文字をプロンプトに含めます。
AIが理解しやすい表現を心がけることで、希望に近いロゴを生成できるでしょう。
デザインテンプレートを選択する
AIでロゴを作成できるツールの中には、デザインテンプレートを豊富に用意しているケースがあります。
デザインの枠組みを決めることができるため、求めるイメージに近いロゴに仕上げやすくなるでしょう。
中にはテンプレートのデザインを編集できるツールもあり、希望に近いデザインを整えることが可能です。
テンプレートはデザインのカテゴリごとに分けられているため、イメージに近いものを探しやすいでしょう。
もちろん、テンプレートを用いずに一からAIにデザインさせることもできます。
用意された素材を使うと、既存のデザインと似たようなものになるケースがあるため注意しましょう。
デザインをカスタマイズする
AIが生成したデザインの要素をカスタマイズできる機能があります。
ツールによってどの程度までカスタマイズできるのか違いますが、たとえば、ロゴのフォントや色、レイアウトなどの要素を微調整できます。
プロンプトでは細かな部分をすべて指定することは難しいため、カスタマイズは重要です。
細かな部分のカスタマイズをした上で再び再生成できるツールもあります。
何度もデザインのカスタマイズや再生性を繰り返すことで、より希望に近いロゴデザインに近づくでしょう。
最終的に満足できるデザインになったならば、ロゴデザインをダウンロードします。
AIでおしゃれなロゴをデザインするコツ
AIを漠然と使用していたのでは、なかなか質の高いロゴを実現することはできません。
おしゃれなロゴをAIにデザインしてもらいたいならば、いくつかコツを理解しておく必要があります。
ターゲットやブランドイメージを明確にすることや色の使い方、フォントなど意識しておきたいポイントは多いです。
以下ではAIを使って目を引くおしゃれなロゴデザインを実現するためのポイントについて詳しくみていきます。
ターゲットとブランドイメージを明確にする
企業やブランドのターゲットを明確にすることがデザインをする上での重要なポイントになります。
ターゲットの性別や年代、収入などによって、効果的なデザインは異なるからです。
たとえば、ファミリー層をターゲットにする場合は、温かみのあるデザインにすると効果があります。
また、ブランドイメージを明確にしておくこともロゴデザインを考える上で重要です。
たとえば、高級ブランドのロゴであれば、スタイリッシュなデザインが相応しいでしょう。
いきなりロゴのデザインをAIに行わせるのではなく、ターゲットやブランドイメージを明確にするために多くの時間を費やすことをおすすめします。
ターゲットやブランドイメージが明確であれば、以降のプロセスはスムーズに進むでしょう。
キーワードを絞り込む
AIにデザインさせるためのプロンプトに含めるキーワードを絞り込みましょう。
多くのキーワードを含めてしまうと、デザインがブレてしまうからです。
たとえば、似たような意味のキーワードは極力使わないようにし、核となるキーワードのみに絞り込んで不要なものを除外していきます。
キーワードは意味が明確なものを採用し、意味が曖昧なものは避けましょう。
できるだけ具体的な情報をAIに与えることで、希望するイメージに近いものが出力されます。
ロゴのイメージを実現するための具体的な要素をリストアップしてキーワードにまとめると良いでしょう。
キーワードの数は5~10個程度にしておくことをおすすめします。
豊富なテンプレートを活用する
ツールが用意している豊富なテンプレートを積極的に活用することをおすすめします。
プロンプトだけで希望するイメージに近いデザインをAIに作らせるのは難しいからです。
テンプレートに基づいてAIにデザインをさせることで、AIが生成したデザインはイメージに近いものになります。
おしゃれなテンプレートを多数用意しているツールがあるためチェックしてみましょう。
また、ロゴのデザインのイメージが思い浮かばない場合は、テンプレートをいろいろとチェックすることをおすすめします。
さまざまなテンプレートをチェックしていく中で、良さそうなデザインが見つかるでしょう。
ロゴのデザインのイメージを決めるための取っ掛かりとしてもテンプレートは活用できます。
色の使い方を意識する
おしゃれなロゴデザインを実現するには、色の使い方を意識することが大切です。
ロゴの色によって、見る人に与える印象は大きく変わるため、業種やブランドイメージに合った色を選びましょう。
多くの方はロゴのデザインの細かな部分よりも色の方が印象に残ります。
視覚的に得られる情報の中の大部分を占めるのが色に関する情報のため、色選びは慎重に行いましょう。
たとえば、植物に関する商品を扱っている場合は緑色、水に関連する商品であれば青色にするなど業種を連想させやすい色の使い方は効果的です。
白色であれば清潔感を連想させ、オレンジ色の場合は活発な印象を与えます。
それぞれの色が人に与える印象の違いを踏まえた上で色の使い方を考えましょう。
複数の色を組み合わせたい場合は、基本的には2色以内にすることが大事です。
多くの色を使いすぎてしまうと、見ている者にストレスを与える可能性があります。
フォントを工夫する
文字のロゴを作成する場合は、文字のフォントのデザインにも工夫することが大切です。
色と同様にフォントも見る人に与える印象に大きく影響する要素となります。
書体を大きく分けると明朝体とゴシック体の2種類があり、それぞれイメージが大きく異なるものです。
上品で格調の高い印象を与えたいならば明朝体、親しみやすい印象を与えたいならばゴシック体をおすすめします。
フォントを選ぶ際には視認性を意識することが大事であり、読みやすさを重視しましょう。
たとえば、濁点と半濁点の区別がつかない、誤読しやすいフォントは避けるべきです。
ターゲットやブランドイメージも踏まえた上で最適なフォントを考えましょう。
独自アイデアも盛り込む
AIを使ってロゴをデザインする際には独自アイデアを盛り込むことをおすすめします。
独自アイデアはプロンプトの中に含めることでAIの作るデザインに反映されるでしょう。
たとえば、意外性のある組み合わせのキーワードをプロンプトに含めることで、今までにないデザインが生まれるかもしれません。
ただし、プロンプトに独自アイデアを次々と盛り込んでいくと、AIへの指示が曖昧になります。
独自アイデアを盛り込む場合は、プロンプトに含めるアイデアを最小限に絞り込むことが大切です。
また、AIだけで独自アイデアを実現するのは難しいため、AIでのロゴ作成はベースデザインを得ることを目的とし、自分たちで修正を加えることも検討しましょう。
AIでお店や会社のロゴを作成する際に気を付けること
AIでお店や会社のロゴを作る際には、失敗を避けるために気をつけたい点があります。
商標権や著作権侵害のデザインが生成されるケースがある点は特に注意しましょう。
また、印刷した場合のことも踏まえたデザインになっているか確認することも大事です。
以下では、AIにロゴのデザインをさせる際に注意しておきたいポイントを紹介します。
商標権・著作権侵害に注意する
AIがデザインしたロゴが商標権や著作権を侵害している可能性があるため注意しましょう。
AIは過去のさまざまなデザインのデータを学習しているため、既存のロゴと似たようなデザインが生成されるケースがあります。
商標登録されているロゴと似たようなデザインを使用すると、差止めや損害賠償を請求されるリスクがあるため注意が必要です。
また、既存のデザインと似ているロゴを使用すると著作権侵害として、差止めや損害賠償の請求を受けるケースがあります。
基本的には、既存のロゴやデザインと類似性や依拠性のあるものは使用しないことが大事です。
ありふれた表現に関しては、類似していても商標権や著作権を侵害したことにはなりません。
線の太さや色など細かな要素がいくつも共通していると類似性が認められるため気をつけましょう。
AIでロゴを作成する際にはオリジナリティを重視することが重要になります。
長期的な視点でデザインする
基本的にロゴは頻繁に変えるものではなく、20年や30年と長期に渡って同じものを使い続けます。
そのため、AIでロゴ作成をする際には長期的な視点からデザインすることが大切です。
その時のトレンドを安易に取り入れたデザインにすると、数年後には古臭い印象を与える可能性があります。
普遍性のあるデザインを取り入れた方が、20年や30年先まで同じロゴを使い続けられるでしょう。
しっかりとターゲットやブランドイメージを考え、オリジナリティのあるデザインを目指すことが大事です。
そうすれば、他社と類似していない自社ならではのデザインが完成し、長期的に使用できるロゴになるでしょう。
印刷することも想定する
会社のロゴは名刺やパンフレット、パッケージなどに印刷されるケースが多いです。
デザインを考える際には印刷することを想定しておかないと失敗します。
たとえば、色はパソコンの画面と紙に印刷するのでは違いが大きいです。
パソコンの画面上の色を紙の印刷で完全に再現することは不可能なため、差異が少なくなるような色を選ぶことを意識しましょう。
あまりにも淡い色合いや、繊細なグラデーションなどは、印刷で表現するのは難しいです。
文字のロゴを作る場合は、印刷したときに文字が崩れるケースや読みにくくなるケースがある点にも注意しましょう。
ロゴのデザインはできる限りシンプルなものにした方が、印刷したときに見た目が崩れるのを避けられます。
まとめ:AIでのロゴ作成はベースデザイン利用がおすすめ
AIロゴジェネレーターを利用すると、プロンプトを入力するだけでロゴのデザイン案が自動生成されます。
さまざまなテンプレートやフォント、色などを選択できるツールがあり、わずか数分で質の高いロゴを得られるでしょう。
商用利用が認められているツールもあるため、実際に企業で使えるロゴを簡単に作れます。
しかし、AIは過去のデータを学習しているため、既存のテンプレートや素材を用いてロゴを生成するとオリジナリティが失われてしまい、独自性が出ない点はデメリットになります。
AIでロゴ作成をする場合は、ベースデザインを得るために利用し、修正を加えることを前提にしましょう。
AIによるロゴ作成でお困りの方は、AI使用やスタートアップ支援に強いJiteraまでお問い合わせください。