データのバックアップは、企業の重要な情報資産を守るために欠かせないものです。
しかし、データのバックアップは、手間やコストがかかるため、なかなか取り組みが進まない企業も多いのではないでしょうか。
万が一、データが消失してしまった場合、企業への損失は計り知れないほど大きなものとなるでしょう。
例えば、顧客情報の流出による信用失墜や、業務データの欠損による生産性の低下などが挙げられます。
また、近年では、自然災害やサイバー攻撃などのリスクも高まっており、データのバックアップの重要性はますます高くなっています。
そこで、今回は、法人向けのデータバックアップサービス5選を比較し、その価格や特徴をご紹介します。
この記事を読めば、自社に最適なデータバックアップサービスが見つかり、大切なデータの安全を守ることができます。ぜひ参考にしてください。
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
【 法人向け】データバックアップサービスおすすめ5選
データバックアップは、災害やシステムトラブルの際に、大切なデータを守るための重要な対策です。
法人で利用する場合は、特に多くのデータやシステムを扱うため、信頼性の高いサービスを選ぶ必要があります。
まずは、法人向けのデータバックアップサービス5選を比較し、おすすめのサービスをご紹介していきます。
コワークストレージ
コワークストレージは、NTT東日本発のデータの安全性と利便性を兼ね備えたクラウドストレージサービスです。
デスクトップやブラウザ、モバイルデバイスからアクセスできるので、場所やデバイスを問わず、いつでもどこでもデータにアクセスできます。また、国内のデータセンターでデータが保管され、強固なセキュリティ機能で保護されているので、安心してデータを保存できます。
さらに、月額 2,750円から、さまざまなプランから選択できるので、ニーズに合わせて最適なプランを選ぶことができます。また、30日間の無料トライアルもあります。
AOSBOX Business
AOSBOX Businessは、ユーザー無制限で操作性とセキュリティを強化した大規模な企業や組織に最適なクラウドストレージサービスです。
ユーザー無制限で利用できるので、社員数や部門数に関係なく、すべての社員がAOSBOX Businessを利用できます。また、操作性とセキュリティを強化しているので、安心してデータを保存できます。
さらに、大容量データの保存と共有が可能なので、社内外でのデータ共有をスムーズに行うことができます。また、さまざまなデバイスからアクセスできるので、場所やデバイスを問わず、いつでもどこでもデータにアクセスできます。
BackStore
BackStoreは、全自動クラウドバックアップにより、不正や改ざん、自然災害などから重要なデータ資産を守るサービスです。
あらゆる種類のデータをバックアップ可能で、簡単にセットアップして使用することができます。また、Webベースの管理コンソールを備えているため、簡単にバックアップを管理できます。さらに、データ暗号化、アクセス制御、監査ログなどのセキュリティ機能も備えています。
Box
Boxは、安全なクラウドコンテンツ管理プラットフォームです。データ暗号化、アクセス制御、監査ログなどのセキュリティ機能を備えています。
また、ファイル共有や共同編集、コメントなどのコラボレーション機能やワークフロー自動化ツールも備えています。データの安全性と利便性を兼ね備えた、クラウドストレージサービスです。
USEN クラウドバックアップ
USEN クラウドバックアップは、USEN ICT Solutionsが提供するクラウドバックアップサービスです。
物理サーバーや仮想サーバー、パソコンやファイルサーバ、クラウドアプリケーションなど、あらゆるデータをバックアップできます。
また、バックアップポリシーを柔軟に設定できるので、データ量や用途に合わせて最適なバックアップを実現。さらに、国内のデータセンターでデータが保管され、強固なセキュリティ機能で保護されているので、安心してデータを保存できます。
・法人向けのデータバックアップサービス 比較表
サービス名 | 料金 | 特徴 |
コワークストレージ | 月額料金 2,750円から(100GBプラン/5ID) | デスクトップやブラウザ、モバイルデバイスからアクセス可能。月額 2,750円から、さまざまなプランから選択可能 |
AOSBOX Business | 年額料金 40,000円から(100GBプラン) | ユーザー無制限で利用可能。操作性とセキュリティを強化しているので、安心してデータを保存可能 |
BackStore | 月額料金 2,900円から(10GB/利用台数 4台) | あらゆる種類のデータをバックアップ可能。簡単にセットアップして使用可能 |
Box | 月額料金 1,881円から(5GB/1ユーザー) | データ暗号化やアクセス制御、監査ログなどのセキュリティ機能。コラボレーション機能やワークフロー自動化ツールが備わっている |
USEN クラウドバックアップ | 月額料金 2,900円から(10GBコース/初期費用 2,900円) | 完全バックアップや増分バックアップ、差分バックアップなど、バックアップポリシーを柔軟に設定可能 |
法人向けのデータバックアップサービスは、さまざまな種類が提供されています。自社のニーズや予算に合わせて、最適なサービスを選ぶことが大切です。
データバックアップの基本
ここからは、データバックの基本について、解説していきます。
データバックアップを行うためには、データバックアップとは何かを理解しておくことが大切です。
データバックアップとは?
データバックアップとは、大切なデータを万が一の災害や事故に備えて、別の場所に保管しておくことです。
データが消失したり、破損したりした場合に、バックアップからデータを復元することで、業務を継続することができます。
データバックアップを行うメリットは、大きく分けて以下の3つです。
- データの消失や破損を防ぐ
- 業務を継続する
- BCP対策になる
【法人向け】おすすめのデータバックアップの方法
次に、おすすめのデータバックアップの方法について、解説していきます。
データバックアップには、大きく分けて「クラウドバックアップ」と「ローカルバックアップ」の2つの方法があります。
クラウドバックアップ
クラウドバックアップは、クラウドサービスを利用してデータを保存する方法です。オフィス外でもデータにアクセスできるため、テレワークにも適しています。
クラウドバックアップのメリットは、データの保管場所をインターネット上に置くため、災害や事故に備えることができます。また、24時間365日、専門のスタッフによる監視体制が整っているため、安心して利用することが可能です。
しかし、クラウドバックアップのデメリットは、データの転送速度が遅いことや、復元に時間がかかることです。また、クラウドサービスに依存するため、サービスが終了した場合、データが失われるリスクがあります。
ローカルバックアップ
ローカルバックアップは、社内サーバやPCなどのデバイスにデータを保存する方法です。オンプレミス型のデータバックアップとも呼ばれます。
ローカルバックアップのメリットは、データの転送速度が速く、復元が容易であることです。また、クラウドバックアップと比べて初期費用を抑えることができます。
しかし、ローカルバックアップのデメリットは、データの保管場所が限られることです。また、災害や事故によって、データが保管されているデバイスが破損した場合、データが失われるリスクがあります。
データバックアップサービスの選び方
ここでは、法人向けのデータバックアップサービスの選び方を解説しておきます。
法人向けのデータバックアップを選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが大切です。
バックアップ方式
データバックアップには、大きく分けて「クラウドバックアップ」と「ローカルバックアップ」の2つの方式があります。
バックアップデータの量と種類が多い場合は、”クラウドバックアップ”の方が効率的にバックアップを行うことができます。また、予算が限られている場合は、”ローカルバックアップ”の方が費用を抑えることができます。
セキュリティを重視する場合は、24時間365日の監視体制が整っている「クラウドバックアップ」がおすすめです。復元のしやすさを重視する場合は、「ローカルバックアップ」の方が簡単に復元を行うことができます。
対応デバイス
データバックアップサービスは、対応デバイスによって、利用できる機能や価格が異なります。社内サーバやPCなどのデバイスだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末もバックアップしたい場合は、対応デバイスが豊富なサービスを選ぶとよいでしょう。
また、最近では、IoTデバイスやクラウドストレージなどのバックアップも重要になってきています。対応デバイスが豊富なサービスであれば、将来的に新たなデバイスを導入した際にも、追加料金なしでバックアップを継続することができます。
バックアップ対象
データバックアップサービスは、バックアップ対象によって、利用できる機能や価格が異なります。ファイルだけでなく、システムやデータベースなどのバックアップもしたい場合は、バックアップ対象が豊富なサービスを選ぶとよいでしょう。
また、バックアップ対象によっては、復元にかかる時間が異なる場合もあります。たとえば、ファイルのバックアップは比較的早く復元することができますが、システムやデータベースのバックアップは、復元に時間がかかる場合があります。
対応OS
データバックアップサービスは、対応OSによって、利用できる機能や価格が異なります。社内で利用しているOSの種類に合わせて、対応OSが豊富なサービスを選ぶとよいでしょう。
また、OSのバージョンによっては、対応していないサービスもあります。対応OSを確認する際には、利用しているOSのバージョンも確認するようにしましょう。
Jiteraでは、企業の業務特性やデータの種類に合わせたカスタマイズ性の高いバックアップシステムを開発することができます。
Jiteraのバックアップシステム開発の強み
- 企業のニーズに合わせたクラウドバックアップとオンプレミスバックアップのハイブリッド構成
- さまざまなデバイスやOSに対応する柔軟なバックアップ機能
- AI技術を活用した高度なデータ分析と異常検知機能
- 高度な暗号化と不正アクセス防止機能による高いセキュリティレベル
独自のバックアップシステムを導入することで、自社のデータ特性に最適化されたバックアップ方式により、確実なデータ保護と迅速な復旧を実現できます。また、AIによる自動化や異常検知により、運用負荷を大幅に軽減し、バックアップ業務の効率化が図れます。
Jiteraの開発力を活かせば、理想のバックアップシステムを低コストかつスピーディーに構築し、早期の運用開始が可能です。
データの保護と事業継続性の確保を通じて、強靭で信頼性の高いIT環境を目指すなら、ぜひJiteraにシステム開発をご相談ください。
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まとめ
データバックアップは、企業の信頼向上につながります。データバックアップ環境を整備することで、トラブルに備え、安定した企業活動の維持を目指す姿勢を示せます。
また、データバックアップは、企業にとって重要な経営資源であるデータの消失や破損を防ぐために不可欠なものです。データの消失や破損が発生した場合、業務に大きな支障をきたすだけでなく、顧客や取引先からの信頼を失う可能性もあります。
近年、自然災害やサイバー攻撃などのリスクが高まっています。
このようなリスクに備えて、データバックアップを実施しておくことは、企業の経営の安定化のためにも非常に重要です。
データバックアップサービスの選び方や、おすすめのサービスについて、もっと詳しく知りたい方は、株式会社Jiteraにお問い合わせください。
株式会社Jiteraにお問い合わせいただくことで、データバックアップの導入や運用をスムーズに進めることができます。
データバックアップは、万が一のトラブルに備えた、企業の存続を守るための”重要な対策”です。