リアルタイムチャットの仕組みと作り方を解説! Socket.ioやFirebaseで作る方法とは?

連絡がすぐに取れるアプリを作りたいけど、うまく作れるか不安。リアルタイムチャットのアプリを開発のやり方もわからないし、失敗もしたくない。

この記事では、リアルタイムチャットについて基本から解説し、導入によるメリットとデメリットについて解説しています。また、リアルタイムチャットアプリを10個ご紹介します。

この記事を読めば、Socket.io、Firebaseでリアルタイムチャットアプリの作り方を知ることができます。

Nao Yanagisawa
監修者 Jitera代表取締役 柳澤 直

2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立

2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当

2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発

2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出

執筆者 shin_writer

独立行政法人国立高等専門学校機構卒業。情報・通信サービス企業に就職。現在、副業WEBライターとして2年以上活動中。将来の夢は猫と一緒に生活すること。好きな言葉は【自分は『変わった』のではなく『変えたのだ』】

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    リアルタイムチャットとは?

    リアルタイムチャットとは、どのような機能があるのでしょうか。簡単に解説します。

     リアルタイムチャットとは

    リアルタイムチャットとは、コンピュータネットワーク上でリアルタイムで送信される仕組みを構築しているシステムのことを指します。

    リアルタイムチャットは、LINEやChatworkなどのスマホアプリもあり、プライベートだけでなくビジネスでも活用されます。また、1対1だけでなく複数人と同時に連絡できるため、さまざまなビジネスシーンで利用できるため、注目を集めています。

    リアルタイムチャットは、伝えたいことがリアルタイムで相手に表示される仕組みになっており、対面でコミュニケーションをするようにスムーズにやり取りができます。

    メールに比べて、定型文が不要になったり相手を簡単に指定したりできるため、メール業務を効率化したい人や素早い情報交換をする際に利用されます。

    また、使用するアプリによっては、送信したメッセージの既読を確認したり、メッセージの削除が可能なアプリがあるため、操作性にも優れていることも特徴です。

    リアルタイム通信の仕組み

    リアルタイムチャットなどのリアルタイムでコミュニケーションが取れるチャットは、メッセージを送信すると、受信者にすぐに表示がされる仕組みを構築しています。

    リアルタイムでチャットをするために、ユーザーが送受信するためのチャットのクライアントと、ユーザーのメッセージを送受信するためのチャットサーバーの2つを作成します。

    チャットのクライアントだけでは、ユーザー同士がつながっていないため、チャットサーバーを作ることが必要です。

    ユーザーからメッセージが送信されると初めにチャットサーバーに送信されます。その後、複数のサーバーで効率的に処理が行われ、すぐにメッセージが届くようなシステムになっています。

    システムの処理が高速化されることで、複数人でのチャットを利用したコミュニケーションでも、スムーズな情報交換が実現できるようになりました。

    リアルタイムでのやり取りを応用して、チャットボットを利用して簡単な問い合わせに自動で回答するなど、業務効率化できることが特徴です。

    リアルタイムチャットの作成方法

    リアルタイムチャットアプリはどのように作成するのでしょうか。

    Socket.ioでの作成方法、Firebaseを利用した作成方法をご紹介いたします。

    Socket.ioを使ったリアルタイムチャットアプリの作成方法

    Socket.ioとは、WebSocket技術によるデータの双方向通信を安定かつ簡潔にサポートしてくれるサービスです。

    Socket.ioは、ブラウザの種類やPC環境などによる影響を受けにくく、プログラミング初心者でも安定したリアルタイムチャットアプリを作成することができます。

    それでは、Socket.ioを使用したリアルタイムチャットアプリの構築方法を3のステップに分けてご紹介いたします。

    ステップ1:expressでwebサーバーを立ち上げる

    初めに、expressでwebサーバーをたてます。

    npm install –save express@4.15.2

    次に、index.jsを入力します。

    const app = require(express)();
    const http = require(http).Server(app);

    app.get(/, function(req, res){
     res.send(<h1>Hello world</h1>);
    });

    http.listen(3000, function(){
     console.log(listening on *:3000);
    });

    http://localhost:3000/ にアクセスするとHelloWorldが表示されることを確認します。

    ステップ2:リアルタイムチャットアプリの雛形を作成する

    HTMLファイルを提供するために、index.jsに以下に修正します

    const app = require(express)();
    const http = require(http).Server(app);

    app.get(/, function(req, res){
     res.sendFile(__dirname + /index.html); // HTMLファイルを使う
    });

    http.listen(3000, function(){

    console.log(listening on *:3000);
    })

    リアルタイムチャットアプリのためのHTMLファイルをindex.htmlで作成します。

    <!doctype html>
    <html>
     <head>
      <title>Socket.IO chat</title>
      <style>
       * { margin: 0; padding: 0; box-sizing: border-box; }
       body { font: 13px Helvetica, Arial; }
       form { background: #21bace; padding: 6px; position: fixed; bottom: 0; width: 100%; }
       form input { border: 0; padding: 10px; width: 90%; margin-right: 1%; border-radius: 3px;} 
       form button { width: 9%; background: white; border: none; padding: 10px; border-radius: 3px; }
       #messages { list-style-type: none; margin: 0; padding: 0; }
       #messages li { font-size: 16px; padding: 10px 15px; }
       #messages li:nth-child(odd) { background: #eee; }
      </style>
     </head>
     <body>
      <ul id=“messages”></ul>
      <form id=“form”>
       <input id=“messageField” autocomplete=“off” /><button>Send</button>
      </form>
     </body>
    </html>

    ステップ3:Socket.ioをインストールする

    最後に、作成したリアルタイムチャットアプリをインストールします。

    const app = require(express)();
    const http = require(http).Server(app);
    const io = require(socket.io)(http);

    app.get(/, function(req, res){
     res.sendFile(__dirname + /index.html);
    });

    io.on(connection, (socket) => {
     console.log(a user connected);
    });

    http.listen(3000);

    bodyタグの閉じタグの前に以下を追加します。

    <script src=“/socket.io/socket.io.js”></script>
     <script>
      const socket = io();
    </script>

    http://localhost:3000/にアクセスするとコンソールに出力されることを確認しましょう。

    FirebaseのRealtime Databaseを使用したリアルタイムチャットアプリの作成方法

    Firebaseとは、Googleが提供するクラウドサービスで、モバイルアプリケーションのサーバー側で使用されるロジックを提供します。

    モバイルアプリの開発に特化しており、JabaScriptやKotlinなど複数の言語での開発が可能です。

    それでは、FirebaseとRealtime Databaseを使用したリアルタイムチャットアプリの作成方法を紹介します。

    ステップ1:データベースの作成

    Firebaseにアクセスし、プロジェクトを作成します。次に、Databaseを選択し、Realtime Databaseを作成します。

    Realtime Databaseのルールの「read」を「true」に、「write」を「true」に変更します。

    ステップ2:ファイルの作成

    次にHTML、CSS、JavaScriptの3つのファイルを作成します。

    HTMLファイルは、以下のように作成します。

    <!DOCTYPE html>
    <html lang=”en”>
    <head>
     <meta charset=”UTF-8″>
     <meta name=”viewport” content=”width=device-width, initial-scale=1.0″>
     <title>Chat App</title>

    <!– ここにアプリのscriptタグを貼り付けます。 –>

    <link rel=”stylesheet” href=”./style.css”>
    </head>
    <body>
     <h1>リアルタイムチャット</h1>
     <div>
      <div>
       Name<br><input type=”text” id=”name”>
      </div>
      <br>
      <div>
       Message<br><textarea id=”message” row=”10″></textarea><br><br>
       <button id=”send”>send</button>
      </div>
      <hr>
      <div id=”output”></div>
     </div>

    <script src=”./index.js”></script>

    </body>
    </html>

    CSSファイルは、以下のように作成します。

    body {
     background-color: gainsboro;
    }

    h1 {
     color: coral;
     text-align: center;
    }

    div {
     text-align: center;
    }

    textarea {
     vertical-align:top;
    }

    #output {
     background-color: skyblue;
    }

    JavaScriptファイルは、以下のように作成します。

    var database = firebase.database();
    let room = “chat_room”;
    const send = document.getElementById(“send”);
    const name = document.getElementById(“name”);
    const message = document.getElementById(“message”);
    const output = document.getElementById(“output”);

    //送信処理
    send.addEventListener(‘click’, function() {
     var now = new Date();
     database.ref(room).push({
      name: name.value,
      message: message.value,
      date: now.getFullYear() + ‘年’ + now.getMonth()+1 + ‘月’ + now.getDate() + ‘日’ + now.getHours() + ‘時’ + now.getMinutes() +’分’
     });
     message.value=””;
     name.value=””;
    });

    //受信処理
    database.ref(room).on(“child_added”, function(data) {
     const v = data.val();
     const k = data.key;
     let str = “”;
     str += ‘<div class=”name”>名前:’+v.name+'</div>’;
     str += ‘<div class=”text”>日時:’+v.date+'</div>’;
     str += ‘<div class=”text”>メッセージ:’+v.message+'</div><hr>’;
     output.innerHTML += str;
    });

    この3つのファイルを作成することでリアルタイムチャットアプリを使用することができます。

    リアルタイムチャットアプリの例

    リアルタイムチャットは、さまざまなアプリが開発されています。プライベートで利用したり、ビジネスで利用したり用途によって異なる機能を持ったリアルタイムチャットをご紹介します。

    国内リアルタイムチャットアプリ10選

    LINE

    引用元:LINE

    LINEは国内発の人気のチャットアプリです。子供でもスマートフォンを持つことが増えており、プライベートでの連絡に利用されるトップクラスの需要を誇っています。

    LINEは、ゲームや電子決済が可能なLINE Payなど様々なサービスを提供しています。

    リアルタイムチャットとして、無料で通話できたり、スタンプを利用して文字で伝わらない感情を伝えることができたり、対面でコミュニケーションをとっているかのようなやり取りが可能です。

    LINEには、LINE WORK(ラインワークス)というビジネスに特化したリアルタイムチャットアプリがあります。

    普段からLINEを使っている人には使いやすいインターフェースになっていることが特徴です。

    災害などの際は安否確認を行ったり、既読、未読の確認ができたり、ビジネス版のLINEとして利用できるチャットツールです。

    Chatwork

    引用元:Chatwork

    Chatworkは、Chatwork株式会社が2011年にリリースした中小企業向けのリアルタイムチャットアプリです。421,000社が導入しており、5年連続国内利用者数が1位という実績を誇ります。

    Chatworkの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • タスク管理機能
    • 送受信できるファイル容量が無制限
    • 他社サービスと連携できる

    Chatworkは、アプリ内で本格的なタスク管理をすることが可能です。そのため、タスクを確認しながらリアルタイムで連絡を取ることができ、円滑に作業を行うことができます

    普段使っているサービスとも連携が可能で、対話型のボット機能や各サービスの通知情報などをChatworkに集約することもできるため、仕事の効率化を検討している方におすすめのリアルタイムチャットアプリです。

    ORCA

    引用元:チャットアプリORCA

    リアルタイムチャットアプリのORCA(オルカ)は、匿名でオンラインチャットができるSNSとして人気のアプリです。

    ORCAの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • トラブル防止のための年齢確認
    • シンプルな機能で操作しやすい
    • ネット友達が作りやすくなる「つぶやき機能」

    ORCAは、ネット上でのトラブルを防止するため、年齢確認が導入されています。運転免許証やパスポートなど本人の年齢を確認する書類の提出が必要です。

    ORCAは、シンプルな機能で直感的に操作することができます。ORCAの機能は、「チャット機能」「つぶやき機能」「電話機能」が備わっており、電話機能には、相手をランダムで選ぶ機能も導入されています。

    また、ORCAには「つぶやき機能」があり、つぶやいた内容はすべての人にタイムラインで公開されます。

    つぶやいた内容が全員が見れることから、返信がきたり共通の趣味を持った人を見つけたりすることができます。

    KIZUNA

    引用元:無料でサーバーレスな P2P国産メッセージングアプリ (kizuna.foundation)

    KIZUNAは次世代技術「ホロチェーン」を利用し、セキュリティなどの安全面に非常に特化しているリアルタイムチャットアプリです。

    KIZUNAの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • 真の安全を確保する技術「ホロチェーン」
    • 使いやすい無広告
    • メッセージの自己破壊機能

    KIZUNAは、ホロチェーンと呼ばれる分散型アプリケーション用フレームワークで開発されており、データをハッキング攻撃から守ります。セキュリティなどの機密性は、水準を軽く凌駕しており、セキュリティを重視する方におすすめのリアルタイムチャットアプリです。

    また、KIZUNAは広告がついておらず余計なストレスを抱えることなく仕事に集中して取り組むことができます。また、KIZUNAは営利を目的としておらず、利用者の利便性を追求してアプリを改善し続けています。

    リアルタイムチャットを行う際、会話は暗号化によって保護されています。さらに、各メッセージにタイマーをつけることが可能で、タイマーの終了後にメッセージを自己消滅させることができます

    Slack

    引用元:Slack

    Slackは、2017年11月17日から日本語版が利用できるようになり、現在では、世界100か国以上の企業で使われているリアルタイムチャットアプリです。

    Slackの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • テーマごとに「チャンネル」を作成できる
    • 多くビジネス向けアプリとの連携が可能
    • メッセージを再確認できる「検索機能」が搭載

    Slackは、社内外のチームのコミュニケーションを一元化でき、全てのユーザーが共有で作業ができるワークスペースを提供します。

    プロジェクトや部署などのテーマごとに「チャンネル」を作成できるため、会話を整理し、適切なユーザーとコミュニケーションをとることができます。

    また、GoogleドライブやSalesforceなどの多くのビジネスツールと連携できるため、効率的に業務を行うことが可能です。

    Slackにはメッセージの検索機能が備わっており、会話や文書などの情報をすぐに再確認することが可能です。メッセージの検索では機械学習も行われており、Slackを使えば使うほど情報の共有がスムーズになります。

    Tocaro

    引用元:Tocaro(トカロ) | オールインワンコラボレーションツール

    Tocaroは、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社が作成したリアルタイムチャットアプリです。利用中企業数は3000社以上、利用者数は20万人以上と多くの人が利用しています。

    Tocaroの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • 導入から運用までトータルでサポート
    • 仕事の抜け漏れ・依頼確認の手間を削減するリクエスト機能
    • タスクまとめて視覚化するプロジェクト機能

    Tocaroは、導入から運用までのサポートしてくれることが特徴です。3000社以上の導入実績をもとにお客様専用のサポート窓口を設置しており、最適なサービスを提供してくれます。

    Tocaroには、仕事の依頼やリアクションを求める機能が備わっており、相手の仕事の受け漏れを防止することができます。また、一括支持を行う機能も備わっており、グループ内のメンバーにタスクを指示し、完了状況を一目で確認できます。

    さらに、タスクをまとめプロジェクトで視覚化をすることによって、プロジェクトの進捗状況をすぐに把握することが可能です。タスクにもコメントを入力できるため、容易に意思疎通ができます。

    Microsoft Teams

    引用元:Microsoft Teams

    Microsoft Teamsは、Microsoft社が開発した一般家庭から大企業まで幅広い場所で活躍するリアルタイムチャットアプリです。

    53もの言語に対応しており、幅広い国と地域で利用されている実績のあるアプリです。

    Microsoft Teamsの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • Microsoftのアプリと連携して容易に情報共有ができる
    • 情報の優先度を決めれるお気に入り機能
    • サポートが非常に手厚い

    Microsoft Teamsは、Microsoftが開発したアプリも利用でき、ノーコードでのプログラミング作成やカレンダーやメールなどでの情報共有が容易にできることが特徴です。また、システム上でWordやExcelを共同編集をすることができるため、生産性の向上が期待できます

    Microsoft Teamsのリアルタイムチャット機能では、チャットをよくする人はお気に入りに登録することで素早いチャットが可能になります。また、休暇や大事な会議などチャットをしたくない時には、ミュート機能を設定することができるため、情報の優先順位をつけやすいことが特徴です。

    また、Microsoft Teamsの使い方や活用方法はについてのサポートが手厚いため、すぐに使い方をマスターすることができます。

    kintone

    引用元:kintone(キントーン)- あなたの「その仕事に」 (cybozu.co.jp)

    Kintoneは、サイボウズ株式会社が販売する、30,000社以上で導入されているリアルタイムチャットアプリです。

    Kintoneの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • プログラミングなしで業務シムステムが作れる
    • 社内SNSのように活用することができるピープル機能
    • コミュニケーションが取りやすくなるコメント機能

    Kintoneは、プログラミングなしで自由に業務システムを作成できます。システムの作成方法は2つあり、マウス操作で直感的にシステムを作成する方法と、エクセルやCSVファイルを読み込ませて自動でアプリを作成する方法があります。

    Kintoneにはピープル機能が備わっており、SNSのように自分の考えを投稿できます。投稿した人のことを知ることができ、社員同士の理解を深めることに役立ちます。

    アプリの各レコード内にはコメント欄が設置されており、コメント欄を利用することでユーザー同士でタスクの進捗状況や疑問点を共有することが可能です。コメント機能は、リアルタイムで通知が送られるため、業務の抜け漏れの防止にもつながります。

    ZOOM

    引用元:Zoom

    ZOOMはリモート会議として音声、映像でのコミュニケーションで人気のあるリアルタイムチャットアプリです。

    ZOOMの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • 高画質、高音質での出力に対応
    • ビデオ参加人数は最大1,000人まで可能
    • 説明した情報を視覚的に伝えることができる

    ZOOMは、WEB会議ツールとしての機能が豊富で、高画質のビデオ出力、高音質の音声出力に対応しています。そのため、映像や音声で余計なストレスを感じることがなくスムーズにコミュニケーションをとることが可能です。

    ZOOMの参加人数はオプションにより、最大1,000人まで同時に参加できるため、大規模な講演やセミナーに活用できます

    また、画面共有にも幅広く対応しており、スマートフォンなどのモバイル端末やファイルなどの共有も可能です。

    チャット機能も備わっており、会議の際には、リアルタイムでの質問への受け答えをしたり、会議のルールを記載したりすることで円滑に会議を進めることができます。

    Discord

    引用元:Discord

    Discordは、アメリカで開発された無料のゲーマー向けリアルタイムチャットアプリです。

    Discordの大きな特徴は、以下の3つが挙げられます。

    • 招待性のコミュニティで機密性が高い
    • ボイスとテキストのどちらでもやり取りが可能
    • 高品質な音声を届けるノイズ除去機能

    Discordは、サーバーという単位でグループを作成しており、自らサーバーを作成し参加者を招待するか、サーバーから招待されることでコミュニケーションが取れるようになります。そのため、用途に応じて作成ができ、招待性であるため情報の機密性に優れています

    Discordはボイスチャットとテキストチャットのどちらも可能で、ボイスで参加できない人でもテキストでやり取りをすることが可能です。また、ビデオ通話機能では「Krisp」というノイズ除去機能があるため、雑音が入りやすい環境などで活躍します。

    リアルタイムチャットの利用シナリオ

    リアルタイムチャットは様々な業務で活用することができます。いくつか活用するシナリオをご紹介いたします。

    情報共有の迅速化させたい

    コミュニケーションをとる際、電話やメールなどで情報を共有すると、電話の連絡がつかなかったり、メールが読み飛ばされてしまったりすることがあり、情報共有されているかも確認する必要があります。

    このような時に、既読確認ができるチャットアプリや、プロジェクトチームなどでチャットグループを作成することで、緊急の連絡を要するときでも、情報が一度に送ることができます

    目的ごとにグループを使い分けることで、情報の整理も行いやすくなるため、業務の効率化も期待できます。

    仕事とプライベートを区別したい

    社員と連絡を取る際、プライベートでも使用しているチャットアプリを利用すると、業務時間外のやり取りも混ざってしまい、仕事とプライベートの区別がつかずストレスの原因となってしまいます。

    リアルタイムチャットアプリには、タスクの管理やセキュリティが高く作られているビジネス用のチャットアプリがあります、それらを使うことでプライベートと仕事が区別され、社員のストレスの原因を減らすことにつながります。また、誤って機密情報を別の人に誤送信するなどの情報漏洩のリスクも低減することができます

    リアルタイムチャットのメリットとデメリット

    リアルタイムチャットを導入することのメリットとデメリットについて詳しく紹介します。

    チャット導入のメリット

    リアルタイムチャットを導入することで以下の3つのメリットが挙げられます。

    • 情報のやり取りを迅速にできる
    • 外部ツールと連携できる
    • 複数人と同時に連絡ができる

    リアルタイムチャットの最大の特徴は、情報のやり取りが迅速になることです。メールや電話に比べ、情報を送信するとすぐに相手に通知され、すぐにコミュニケーションをとることができます。また、既読機能やメッセージの検索機能があるチャットアプリであれば、情報の確認を迅速にすることが可能です。

    また、外部ツールとの連携ができるリアルタイムチャットアプリも多く、ツールが一元化されるため、業務の効率化が期待できます。チャットで連絡を取りながら、外部ツールを使用することができるチャットアプリもあるため、離れていても共同作業が可能になります。

    リアルタイムチャットは、1対1で連絡をするメールや電話と違い、目的に合わせたグループを作成することで複数人と同時にコミュニケーションをとることが可能です。複数人に送りたいメッセージも一括で送信が可能になるため、情報共有の抜け漏れを防ぎ、業務の効率化につながります

    チャット導入のデメリット

    リアルタイムチャットを導入することによるデメリットは、2つ挙げられます。

    • コストがかかる
    • 対面コミュニケーションが減少する

    リアルタイムチャットを導入するには、コストがかかります。また、リアルタイムチャットアプリを使用するために社内教育にもコストが発生します。チャットの操作に慣れていないと、ツールを導入したのに業務効率が悪化する可能性があります。

    リアルタイムチャットアプリを導入する際は教育コストやチャットアプリのコストを最小限に抑えることが重要です。

    社員の人数、使用用途に適したリアルタイムチャットアプリを導入しましょう。また、直感的に操作しやすいリアルタイムチャットアプリの選択や質問用の受付窓口の設置などサポート体制を整えておくとコストを低く抑えることができます

    また、リアルタイムチャットを導入することで対面のコミュニケーションが減少します。テキストを使用したコミュニケーションだと、意図が正確に伝わらなかったり、誤って伝わってしまったりする可能性があります。

    決して対面のコミュニケーションが減ることは問題ではなく、情報の正確な伝達ができない可能性があることが問題です。

    そのため、チャットには、ボイスチャットやビデオチャットなど対面に近い形でのコミュニケーションもとることが可能なので、必要に応じてビデオチャットなどでコミュニケーションをとることを意識しましょう。

    まとめ:リアルタイムチャットでコミュニケーションを強化

    リアルタイムチャットを利用することで、迅速に情報共有ができるようになります。リアルタイムチャットアプリを使用する際は、自社の人数や用途に適したアプリを利用することで、業務の改善に役立ちます。また、コミュニケーションをとる方法が増えることで、働き方の多様化にもつながるでしょう。

    リアルタイムチャットを導入する際は、自社に最適なツールを導入することで最大限の効果を得ることができます

    株式会社Jiteraでは、貴社に最適なリアルタイムチャットについてアドバイスを提供できるので、検討段階でぜひ一度ご相談ください。

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