ASPとは?代表的な機能やメリット・デメリット、おすすめのASPサービスを紹介!

ASPとは?代表的なサービスやメリット・デメリットを紹介

業務効率化を図るためにASP(アプリケーションサービスプロバイダー)導入を検討している経営者や企業担当者様に向けて、ASPの基本情報とそのメリット・デメリットを詳しく解説します。この記事を通じて、ASPの利便性と導入による効果を理解し、システム化の参考にしていただければと思います。

Nao Yanagisawa
監修者 Jitera代表取締役 柳澤 直

2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立

2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当

2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発

2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出

執筆者 野田ゆうじ

プログラマー(PG)経験 3年 システムエンジニア(SE)経験 8年 プロジェクトマネージャー(PM)経験 7年 過去の開発システム ・ロケット飛行安全システム ・魚雷発射評価シミュレーションシステム ・船舶電話システム ・NHK番組管理システム ・IBM生産管理システム(データベース設計) ・学習塾管理システムパッケージソフト開発 ・6軸アームロボット開発 ・露光装置監視システム その他多数システム開発にかかわってきました。 39歳で独立して、アフィリエイトシステム開発と運営を3年ほど行い、 ライター業務を始めて現在に至ります。

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    ASPとは

    ASPとは

    ASP(アプリケーションサービスプロバイダー)とは、インターネット回線を通じてアプリケーションソフトウェアを提供するサービスです。これらのアプリケーションはサーバー上で運用され、企業にさまざまな管理サービスを提供します。

    ASPを導入することで、初期投資や運用コストを大幅に削減でき、さらに自社のニーズに合わせた機能を選ぶことで、最適なシステムを柔軟に利用することが可能です。

    ほかのASPや似た意味の言葉との違い

    ほかのASPや似た意味の言葉との違い

    ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)について前章で概要を紹介しました。ASPと似たサービスに、SaaSやクラウドがあります。この3つは何がどう違うのでしょうか?その違いを知ることで自社に合ったサービスを選んでから導入することをお勧めします。

    ASPとSaaSの違い

    ASPは特定のアプリケーション機能を提供し、限定された業務ニーズに応じたサービスを利用できます。一方、SaaS幅広い機能が統合されたプラットフォームを提供し、業務全体の管理が可能です。

    ASPは主にアプリケーションの利用に焦点を当てていますが、SaaSはソフトウェア全体の管理とインフラを含めたサービスを提供します。カスタマイズの柔軟性はどちらもありますが、そのアプローチは異なります。

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    ASPとクラウドの違い

    ASPは、特定のアプリケーションの一部分だけを提供するサービスです。一方、クラウドコンピューティングは、インフラからアプリケーション全体まで、システム全体の環境や機能を包括的に提供します。

    ASPは主にアプリ利用を提供する形態で、クラウドはリソースをオンデマンドで提供する形態です。両者は似ているようで、提供する内容や方法に大きな違いがあります。

    ASPの機能:メール・チャット

    代表的なASPのサービス

    ASPにはメールやチャットサービスを提供してくれるものがあります。日頃何気なく利用されている方もいると思います。メールやチャットサービスにはどのようなものがあり、どのようなことができるのかを解説します。

    WEBメール

    ブラウザーを使ってメールを使う方法があります。代表的なメールASPにはgmail・yahooなどがあります。企業向けにはMicrosoft 365やGoogle Workspaceなどで利用できます。セキュリティ機能、管理ツールなどもあり、企業で利用するには最適です。

    WEBチャット

    チャットASPには、WEBチャットサービス、Zendesk ChatやLiveChatなどを使ってリアルタイムに連絡することができるサービスもあります。ビジネス用に利用しやすいSlackやMicrosoft TeamsなどのチャットASPがあります。プロジェクト管理やファイル共有機能などがあり、ビジネスで利用するには便利なサービスです。

    ASPの機能:グループウェア

    社内で共通認識を可能にするためにできるASPサービスとしてグループウェアがあります。どのようなグループウェアがあるのかを解説します。.

    Google Workspace

    Google Workspace

    Google Workspaceは、Googleが提供する統合型のASPサービスです。個人や法人の利用者向けに無料プランが提供されており、メール、ストレージ、ドキュメント作成、チャット、ビデオ通話など、さまざまな機能を活用できます。また、ビジネス向けには追加機能やサポートが含まれる有料プランも用意されています。

    Slack

    Slack

    Slackは、企業で広く利用されるクラウド型のコミュニケーションプラットフォームです。チャンネルベースでのコミュニケーションが可能で、チャンネルには全員が参加できる公開チャンネルと、限定されたメンバーだけが参加できるプライベートチャンネルがあります。また、個別にメッセージを送信できるダイレクトメッセージ(DM)機能も提供されています。

    Asana

    Asana

    Asanaは、プロジェクトとタスクの管理を効率的に行えるクラウドベースのサービスです。作業はすべて「タスク」として管理され、各タスクには期限、担当者、優先度などを設定できます。さらに、タスクをより細かく管理するために「サブタスク」を作成することが可能です。これらのタスクをまとめ、全体を把握するための単位が「プロジェクト」です。

    ASPの機能:Web会議

    Web会議サービスは、インターネットを通じて遠隔地にいる参加者と会議やミーティングを行うためのASPサービスです。このサービスを利用すると、物理的な距離に関係なく、音声通話やビデオ通話を通じてスムーズなコミュニケーションが可能になります。

    特に、リモートワークや国際的な会議が増える現代において、Web会議システムは効率的な情報共有とチームコラボレーションを実現するために不可欠なツールです。

    Web会議ができるASPサービスにはさまざまな選択肢がありますが、ここでは代表的な3つのサービスをご紹介します。

    Zoom

    Zoom

    Zoomは、大規模なWeb会議が可能なASPサービスで、参加者は簡単にアクセスできるリンク機能を提供しています。リンクの共有も簡単に行えます。ビジネスミーティングやオンラインセミナー、教育の場などで広く利用されています。

    Microsoft Teams

    Microsoft Teams

    Microsoft Teamsは、名前の通り、Microsoftが開発・提供しているWeb会議システムです。チーム内のコミュニケーションや協力に重点を置いたこのシステムでは、チャット、ファイル共有、タスク管理機能が統合されています。

    Google Meet

    Google Meet

    Google Meetは、Googleが提供するWeb会議システムです。その最大の特徴は、操作が非常にシンプルである点です。また、Googleカレンダーと統合されているため、スケジュールの管理が容易に行えます。さらに、高度なセキュリティ機能を備えており、安全に利用できるのが特徴です。

    ASPの機能:各種管理システム

    ASPが提供する管理システムには、様々な種類があります。これらのシステムは、一般的にデータベースを活用してデータを管理しています。データベースを用いることで、情報の一元管理や分析、レポーティングなど、幅広い管理機能を実現できます。

    ASPの管理システムを活用すれば、専用のサーバーを持つ必要がなく、必要なサービスをインターネット経由で提供されるため、初期投資や維持管理のコストが削減されます。また、提供するサービスは、セキュリティ面でも高い基準を満たしており、データの保護やアクセス制限がしっかりと施されています。

    これにより、企業や個人は安心してシステムを利用できるとともに、コストパフォーマンスにも優れた選択肢となります。

    King of Time

    King of Time

    株式会社ネオキャリアが提供するクラウド型勤怠管理システムKing of Time」は、非常に簡単に運営や管理ができます。スマートフォン、PC、ICカードなど、複数の媒体を使用して入出勤を記録でき、リアルタイムで勤怠データを収集します。このシステムは勤怠管理を自動化し、業務の効率を最大限に高めることができます。リアルタイムでのデータ収集により、不正なデータが大幅に減少します。

    給与奉行

    給与奉行

    株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する給与管理システム「給与奉行」は、給与計算や労務管理を効率化するためのシステムです。自社運用とクラウド型の両方に対応するASPシステムで、給与の自動計算だけでなく、各種手当、控除、税金の計算も行います。このため、社員やアルバイトの給与計算や税金の算出がほぼ自動で行えるのが特徴です。

    Salesforce

    Salesforce

    Salesforceは、Salesforce.com社が提供する顧客関係管理(CRM)システムです。このシステムを利用することで、顧客管理が容易になり、マーケティングやサポートなどの異なる業務とスムーズに連携できます。また、機能の追加も簡単に行えるようになっています。主な機能としては、営業管理、マーケティングオートメーション、カスタマーサポートなどがあり、さらにモバイルアプリも提供されています。

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    ASPの機能:オンラインストレージ

    重要なデータを管理する際に役立つのがオンラインストレージサービスです。これらのサービスは、クラウド上にデータを保存することで、データのバックアップや管理を効率的に行い、紛失や損失のリスクを大幅に軽減します。特に、無料プランで利用できるストレージサービスは、データ保護において非常に効果的です。これにより、重要な情報を安心して保存できます。

    オンラインストレージサービスの基本的な機能には、データバックアップ共有機能があります。データのバックアップ機能により、デバイスの故障や紛失に備えて自動的にクラウドにデータが保存されます。共有機能を使えば、他のユーザーと簡単にファイルやフォルダを共有でき、共同作業がスムーズに進みます。

    また、ストレージサービスは高いセキュリティ機能を備えており、データは暗号化されて保存されるため、安全に利用することができます。

    Microsoft OneDrive

    Microsoft OneDrive

    Microsoftが提供するオンラインストレージサービスMicrosoft OneDriveです。無料で最大5GBまで利用でき、以下の機能を提供しています。ファイルのバックアップ機能に加え、Officeアプリケーションとの連携がスムーズで、ファイルの共有やコラボレーションも簡単に行えます。

    iCloud

    iCloud

    Appleが提供するストレージサービスはiCloudです。iCloudの最大のメリットは、Apple製品とのスムーズな連携が可能な点です。5GBのストレージが無料で提供され、動画や写真のバックアップ、ドキュメントの保存などの機能を利用できます。

    Dropbox

    Dropbox

    使い方がシンプルで、利便性が高いストレージサービスDropboxです。無料と有料の両方があります。ファイルの保存と共有ができます。オフライン機能もあります。

    ASPの機能:ECサイト

    ASPの代表的なものとして、誰もが知っているECサイトではないでしょうか?ECサイトとは、オンラインで商品やサービスを購入できるウェブサイトです。これにより、ユーザーはインターネットを介してショッピングを行い、商品を選んで注文することができます。ECサイトは、消費者にとって便利で、店舗に足を運ばずに自宅で簡単に買い物ができるため、非常に人気があります。

    また、企業にとっても、広範な顧客にアクセスできるため、ビジネスの成長に貢献します。ECサイトには大小様々なものがありますが、その中でも代表的なECサイトとして、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングが有名です。

    Amazon

    Amazon

    Amazon世界最大のECサイトで、1994年にジェフ・ベゾスによって設立されています。品ぞろえも豊富(書籍、家電、衣料品、食品、家具)で、ほぼ全カテゴリーの商品を取り揃えていて価格もリーズナブルでグです。そのためグローバル市場で大きな影響を与えています。

    楽天市場

    楽天市場

    日本最大級のオンラインショッピングモール楽天市場です。店舗が複数集まっているECサイトです。家電、ファッション、食品、日用品業者などが出店していて、書籍などのユーザーが必要としているほとんどの商品を取り扱っています。楽園一番の運営は、小さな店舗~大企業など様々な企業が出店していて同じプラットフォームで運営しています。

    Yahoo!ショッピング

    Yahoo!ショッピング

    Yahoo!ショッピング日本の大手ショッピングサイトで、商品の取り揃えも多く、楽天市場と同程度の人気があります。PAYPAYポイント制度が付与されるようになっています。ポイントは、次回以降のショッピングでも利用できます。

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    ASPサービスにおけるメリット

    ASPサービスにおけるメリット

    インターネット回線を介してソフトウェアアプリケーションを提供するサービスのことをASP(アプリケーションサービスプロバイダー)サービスといいます。ASPにはたくさんのメリットがあります。下記5つのメリットについて解説します。

    • 便利な機能を低コストに導入できる
    • 導入までの期間が早い
    • 保守や管理の手間がいらない
    • オフィス以外の場所でも利用できる
    • 専門知識やスキルがいらない

    便利な機能を低コストに導入できる

    ASPサービスを利用することで、自社でシステムを導入する際の初期費用や運営費用を大幅に削減できます。その理由として、まず、専用のサーバーを導入する必要がなく、サーバーの購入や維持管理のコストが省ける点が挙げられます。また、システムの運営にかかる人件費も削減できるため、全体的なコストの低減が可能です。

    さらに、ASPサービスはインターネットを介して提供されるため、どこからでもアクセスできるのが大きな利点です。これにより、外出先やリモートワーク中でも容易に作業を行うことができ、業務の柔軟性が向上します。

    セキュリティ面でも、ASPサービスは高い対策が施されていることが多いです。サービス提供者が最新のセキュリティ技術を駆使し、データの暗号化やバックアップ、アクセス制御を行うため、自社でセキュリティ対策を一手に担う必要がなく、安心して利用できます。

     

    また、システムに何らかの問題が発生した場合、専門の技術者が迅速に対応してくれるため、問題解決がスムーズに進みます。これにより、システムの安定稼働が確保され、業務の中断を最小限に抑えることができます。

    導入までの期間が早い

    ASPサービスの最大のメリットは、導入までの期間が非常に短い点です。通常、自社でソフトウェアを導入する場合、サーバーの準備やソフトウェアのインストール、設定など多くの時間と手間がかかります。

    しかし、ASPサービスでは、既にクラウド上で提供されており、事前のインフラ構築やソフトウェアの準備が不要です。そのため、利用開始までの時間を大幅に短縮できます。

    保守や管理の手間がいらない

    ASPサービスは直感的に操作できるため、専門的な知識がなくても簡単に使用できます。設定や機能の変更もユーザーフレンドリーなインターフェースで行えるため、短期間でシステムを自社のニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。この迅速な導入と操作の簡便さにより、業務の立ち上げや運用開始がスムーズに行えると同時に、トレーニングコストや導入時の混乱を最小限に抑えることができます。

    オフィス以外の場所でも利用できる

    ASPサービスの大きなメリットの一つは、オフィス以外の場所でも利用できる点です。インターネット接続さえあれば、どこからでもアクセスでき、データの閲覧や編集が可能です。これにより、自社のオフィス以外での作業やリモートワークがスムーズに行えます。社員は自宅や出張先、カフェなど、柔軟な働き方が実現できるため、業務の効率化が図れます。

    また、急な対応が必要な場合でも、即座にアクセスして問題に対処できるため、迅速な対応が可能です。これにより、業務の中断を最小限に抑えることができ、スムーズな運営が実現します。さらに、クラウドベースでのサービス利用により、社員間の連携が容易になり、データの共有やコミュニケーションが効率的に行えます。これにより、小規模な企業でも大企業並みのリソースと柔軟性を持つことができ、業務の成長をサポートします。

    専門知識やスキルがいらない

    ASPサービスの最大の利点は、専門的な知識がなくても利用できる点です。これらのサービスは、専門知識がないユーザーでも簡単に操作できるように設計されています。直感的なインターフェースや使いやすい操作性が特徴で、新入社員や技術的なスキルがあまりないスタッフでもすぐに使えます。

    さらに、困ったときには、オンラインヘルプやサポートが充実しており、すぐに質問や問題を解決できる体制が整っています。専門の技術者からなるサポートチームが常にバックアップしているため、安心して利用することができます。このように、専門知識がなくても安心して使えるため、業務のスムーズな運営が可能になります。

    ASPサービスにおけるデメリット

    ASPサービスにおけるデメリット

    前章ではASPのメリットは紹介してきましたが、デメリットもあります。ここでは、ASPを利用するデメリットには何があるのかを解説します。デメリットも含めて自社に合ったASPの導入を検討してください。

    ネット環境が必須である

    ASPサービスを利用するには、常にインターネット接続が不可欠です。ネットワーク接続がないと、サービスにアクセスすることができず、業務が行えなくなります。

    さらに、ネット接続が不安定な場合は、データの読み込みや作業がスムーズに進まず、業務に支障をきたす恐れがあります。このような問題が発生すると、予定通りに業務が遂行できなくなる可能性が高くなります。

    ネット接続の安定性がASPサービスの利用には非常に重要なため、業務の中断を最小限に抑えるためには、いくつかの対策が必要です。具体的には、定期的なデータバックアップを行い、万が一のためにバックアップ接続手段を準備しておくことが推奨されます。これにより、ネットワーク障害や接続の不安定さによる影響を最小限に抑え、業務の継続性を確保できます。

    独自のカスタマイズがしにくい

    独自システムと比較した場合、ASPサービスのデメリットの一つは、カスタマイズの自由度が制限されていることです。独自システムでは、自社のニーズに合わせて機能を自由にカスタマイズすることが可能ですが、ASPサービスは標準化された機能を提供しており、カスタマイズの範囲は限定的です。そのため、特定の業務要件やプロセスに完全に合致させるのが難しくなることがあります。

    もし、ASPサービスの標準機能では十分でない場合、専門的な技術を持つ企業にカスタマイズを依頼することで、追加の対応が可能です。しかし、この場合、依頼先の企業の専門性や対応力に依存するため、信頼できるパートナーを選ぶことが重要です。カスタマイズの依頼には時間とコストがかかる場合があるため、事前にしっかりとした調査と計画が必要です。

    どうしても標準のASPサービスではカスタマイズが難しい場合、他のASPサービスを検討するのも一つの手段です。自社のニーズに最も適したサービスを見つけるために、複数の選択肢を比較し、最適なものを選ぶことが推奨されます。どちらにしても、知識と技術に優れた専門企業に依頼し、確実な対応を受けることをおすすめします。

    セキュリティーリスクがある

    ASPサービスを運用する際には、セキュリティリスクへの対応が不可欠です。特に企業内でのASPの利用が進むと、利用者の数が増えるため、誰がいつどのデータにアクセスしているのかを正確に把握する必要があります。この管理を怠ると、外部からの不正アクセスやデータ漏洩といったリスクが高まります。

    そのため、セキュリティ対策が重要です。暗号化を施すことで、データの送受信や保存時に内容が保護され、情報漏洩のリスクを減少させます。アクセス制御により、ユーザーごとのアクセス権限を適切に設定し、必要な情報のみアクセスできるようにすることで、内部からの不正アクセスも防ぎます。また、監査ログを利用して、誰がどのデータにアクセスしたかの記録を管理し、不正行為や異常な動きを早期に発見できる体制を整えることが重要です。

    これらのセキュリティ機能を導入することで、ASPサービスの利用に伴うリスクを軽減し、安心して業務を行うことができます。

    業務の効率化におすすめのASPサービス3選

    業務の効率化におすすめのASPサービス3選

    業務の効率化を行いたいけどどうすればよいのかわからないという方のために、業務の効率化のためのおすすめのASPを3つ紹介します。

    Google Workspace

    Google Workspace

    Google Workspaceの始まりは、Gmailの登場からでした。現在のGoogle Workspaceは、その名称に変わり、メール、チャット、管理アプリなどの機能を統合しています。これにより、情報の共有がスムーズになり、業務の効率化が図れます。さらに、ドキュメント作成や管理が可能なオフィスツールも含まれており、これらの機能は在宅勤務をサポートするのに非常に役立ちます。

    項目 詳細
    提供会社 Google Inc.
    主な機能 メール、ドキュメント、スプレッドシート、カレンダー、ドライブ、チャット
    費用 Business Starter 680円/月、Business Standard 1,360円/月、Business Plus 2,040円/月、Enterprise 問い合わせ

    Google Inc.はこちら

    サイボウズ Ofiice

    サイボウズ Ofiice

    サイボウズ Officeは、業務全般を効率的に管理できるクラウド型グループウェアです。このシステムでは、社員内でのグループ管理が可能で、メールのやり取りやスケジュールの共有、タイムカードの管理、プロジェクト管理など、幅広い業務機能を統合的に提供します。また、日報や顧客台帳、商談進捗の管理もサポートしており、業務の細かな管理も行えます。

    さらに、サイボウズ Officeはパソコンだけでなく、スマートフォンからもアクセスできるため、外出先でも業務をスムーズに進めることができます。加えて、容量が不足した際には、システムの増設も可能で、ビジネスの成長に応じた柔軟な対応が可能です。

    項目 詳細
    提供会社 サイボウズ株式会社
    主な機能 スケジュール管理、掲示板、ファイル管理、メール機能、報告書管理、プロジェクト管理
    費用 クラウド版 スタンダード 1人500円/月 、プレミアム 1人800円/月
    パッケージ版 5,7970円から

    サイボウズ株式会社はこちら

    shoify

    shoify

     Shopifyは、世界中で広く利用されているECプラットフォームで、数百万人ものユーザーに支持されています。この総合ASPサービスは、販売、マーケティング、管理などの多岐にわたる機能を提供します。

    Shopify専用のApp Storeからは、ビジネスニーズに合わせたアプリを簡単にインストールできるため、さまざまな業務に対応可能です。また、カスタマイズの自由度が高く、必要に応じて自分のビジネスに最適な形に調整できるため、柔軟な運用が可能です。

    項目 詳細
    提供会社 Shopify Commerce Singapore Pte. Ltd.
    主な機能 対面販売、販売促進、ネットショップ機能、海外への販売、オンライン決済
    費用 べーシック3,650円/月、スタンダード10,100円/月、プレミアム44,000円/月

    Shopify Commerce Singapore Pte. Ltd.はこちら

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    この記事では、ASP(アプリケーションサービスプロバイダー)概要とその機能について詳しく解説しました。また、代表的なASPサービスとして3つの例も紹介しました。これにより、ASPの基本的な理解とその導入によるメリットが把握できたのではないでしょうか。

    ASPの導入に悩む企業の方々にとって、この記事が役立つ情報となれば幸いです。さらに、株式会社Jiteraは、豊富な専門知識とAI技術を駆使したシステム開発やAI導入支援を行っています。AIに関する質問やプロジェクトのご相談がありましたら、ぜひ株式会社Jiteraにご連絡ください。

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