Airtableでできることや使い方をわかりやすく解説!機能面のメリットや導入の注意点、事例まで

Airtableを利用したいと検討している方のなかには、どんなことができるのかに加えて具体的な使い方を知りたい方もいるかと思います。ほかにも、機能や導入のメリットを知りたい方もいるでしょう。

そこでこの記事では、Airtableに関する基本情報や使い方、機能などを詳しく解説します。Airtableがどんなツールか理解でき、有効活用するための情報がわかる記事です。ぜひ最後までご覧ください。

Nao Yanagisawa
監修者 Jitera代表取締役 柳澤 直

2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立

2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当

2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発

2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出

執筆者 kishi

2021年4月よりライター活動を開始。IT関連の記事執筆を多数経験。

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    Airtableとは

    Airtableとは

    Airtableは、クラウドベースのプラットフォームで、リレーショナルデータベースを作成し共有するためのものです。ユーザーフレンドリーなインターフェースを備えており、誰でも数分でデータベースを立ち上げられます。Airtableは、スプレッドシートのように見えるデフォルトビューを持ちますが、実際にはリレーショナルデータベースであり、データだけでなく、そのデータ間の関係も格納します。

    Airtableは無料プランを提供しており、無制限のベース、ベースごとに最大1,000レコード、6種類のビューオプション、最大5ユーザーまで利用可能です。より多くのレコード(ベースごとに最大50,000)、20GBの添付ファイル、さらに多くのビューオプションを利用するためには、チームプランにアップグレードし、ユーザーあたり月額20ドルを支払えます。

    Airtableは、CRMの管理、プロジェクトの追跡、コンテンツの計画など、多様な用途に使用できます。また、Airtable Automationsを使用して、Airtableベース内で最大50の自動化ワークフローを作成可能です。

    300,000以上の組織がAirtableを使用しており、ビジネスプロセスの実行、グローバルマーケティングキャンペーンの管理、製品ロードマップの管理などに利用されています。

    Airtableは、スプレッドシートとデータベースの機能を兼ね備えたハイブリッドであり、スプレッドシートのようなインターフェースを持ちながら、チェックボックス、電話番号、ドロップダウンリストなどのフィールドタイプを持ち、画像などのファイル添付を参照できます。

    Airtableは、スプレッドシートの直感性とデータベースの機能性を組み合わせたハイブリッドであり、ワークフローの合理化、タスクの管理、視覚的にわかりやすい情報の生成、チームとの簡単なコラボレーションなどが可能です。また、Softrなどのノーコードツールと組み合わせて、ウェブアプリやウェブサイトを簡単に構築できます。

    Airtableの基本機能

    Airtableの基本機能は以下のとおりです。

    • データベース機能
    • スプレッドシート機能
    • カンバンボード機能

    以下で Airtableが提供する基本機能とその利点を解説します。データ管理やプロジェクトトラッキングなど、ビジネスでの利用シーンを具体的に確認しましょう。

    データベース機能

    Airtableは、データベース機能を持ちながらもノーコードで利用できることが特徴です。その利点には以下が挙げられます。

    • スマートフォンからも利用しやすく、直感的な操作が可能
    • データベースの構築が簡単であり、初心者でも使いやすい
    • 図(figure)をセルに挿入する際に優れた機能を持ち、データの可視化を強化している

    Airtableのデータベース機能は、Webプロジェクトにおいて、2次元のスプレッドシートから3次元のAirtableに移行する際やExcelやスプレッドシートからのデータ移行の際に役立ちます。

    スプレッドシート機能

    Airtableはスプレッドシートとデータベースのハイブリッドであり、簡単にデータベースを構築できる便利な機能を持っています。スプレッドシートからの移行が容易であり、初心者でも使いやすいため、Excelやスプレッドシートからの切り替えがスムーズに行えます。

    Airtableでは「ビュー」の作成と設定が重要であり、スプレッドシートにも絞込条件を指定できる「フィルタ」機能があるため、データの整理や可視化を効果的に実行可能です。

    スプレッドシート機能は、Webプロジェクトにおいて、2次元のスプレッドシートから3次元のAirtableに移行する際に、データベース的思考が必要です。Airtableはスマートフォンからも利用しやすく、視覚的なデータ整理が可能なため、フレキシブルな作業環境をつくりたい場合に適しています。

    カンバンボード機能

    Airtableのカンバンボード機能は、タスクを視覚的に管理しやすくする機能であり、タスクの進捗状況を一目で把握できるビュー形式です。カンバンボードでは、リストからビュー形式を変更することができ、タスクを見やすく整理できます。カンバンボード機能は、タスク管理やコラボレーションを効果的に行うためのツールとして利用されています。

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      Airtableの日本語対応状況

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      Airtableの日本語対応状況については、基本的にAirtableのインターフェースは英語で提供されていますが、Google Chromeやその他のウェブブラウザの自動翻訳機能を使って一定レベルの日本語対応が可能です。しかし、日本語サポートがないことが使い方を理解する上での障壁となっている場合もあるようです。

      また、日本語に対応してほしいというユーザーの声もあります。Airtableは完全な日本語対応を提供しているわけではなく、英語のインターフェースに対応するためにはブラウザの自動翻訳機能を利用するなどの工夫が必要です。

      Airtableの使い方

      Airtableの使い方で重要なポイントは以下のとおりです。

      • データベースの作成と管理
      • テンプレートを活用した効率的な運用

      上記のポイントを把握したうえで、Airetableを使うとより有効活用できるでしょう。

      データベースの作成と管理

      Airtableでデータベースの作成と管理をするには、テーブルの作成やフィールドの追加、データの入力が必要です。作成の手順は以下のとおりです。

      1. テーブルの作成:Airtableでは、データを格納するためのテーブルを作成します。各テーブルは異なる情報を保持し、関連性を持たせられます。
      2. フィールドの設定:テーブル内には複数のフィールドがあり、それぞれがデータの種類を表します。テキスト、数値、日付などのフィールドタイプを選択し、カスタマイズします。
      3. データの入力:テーブルに必要なデータを入力します。これにより、データベースが構築されます。
      4. ビューの活用:Airtableでは、さまざまなビュー(表形式、カレンダー形式など)を活用してデータを表示できます。ビューを使ってデータを整理し、効率的に管理します。
      5. 連携機能の活用:Airtableは他のアプリやサービスと連携することができます。これにより、データの自動化や効率化が可能です。

      また、管理方法は以下のとおりです。

      • データの整理:データベース内の情報を適切に整理し、関連性のあるデータをグループ化します。これにより、データの検索や分析が効率的に行えます。
      • フィルタリングとソート:データベース内の情報をフィルタリングやソートして整理することで、特定の条件に合致するデータを抽出したり、順番を整えたりします。
      • セキュリティ設定:データベース内の情報が機密性を持つ場合は、適切なセキュリティ設定を行います。アクセス権限の管理やデータの暗号化など、セキュリティ対策を施してデータを保護します。

      これらの方法を組み合わせて、Airtableで効果的にデータベースを作成・管理することが可能です。

      テンプレートを活用した効率的な運用

      Airetableのテンプレートを活用した効率的な運用にはテンプレートのカスタマイズ、ワークフローの自動化、チーム共有とコラボレーションがあげられます。テンプレートのカスタマイズでは、Airetableのテンプレートを自分のニーズに合わせてカスタマイズすることで、作業効率を向上できます。必要な情報や機能を追加し、使いやすく整理されたテンプレートを作成しましょう。

      ワークフローの自動化では、自動化機能を活用して繰り返しの作業を効率化することが可能です。ルールやスクリプトを設定して、データの入力や処理を自動化し、時間と手間を節約しましょう。

      チーム共有とコラボレーションでは、Airetableを活用する際には、チーム全体での共有とコラボレーションが重要です。テンプレートを共有し、チームメンバーとリアルタイムで情報を共有・更新することで、効率的な業務運用につながります。これらの方法を組み合わせて、Airetableのテンプレートを最大限に活用し、効率的な業務運用を実現しましょう。

      Airtableの費用とプラン

      Airtableを活用するうえで重要なポイントは無料プランと有料プランの違いです。コストパフォーマンスを最大化するためにも、両者の違いを比較して把握しましょう。以下で無料プランと有料プランの違いとコストパフォーマンスを最大化する方法を解説します。

      無料プランと有料プランの比較

      以下はAirtableの各プランをまとめたものです。

      比較項目 FREE Team Business Enterprise Scale
      レコード数 1,000 50,000 125,000 500,000
      ワークスペース 1 1 無制限 無制限
      ワークスペースあたりのエディターの最大数 5 無制限 無制限 無制限
      ワークスペースあたりのコメント投稿者数 50 無制限 無制限 無制限
      データ容量 1GB 20GB 100GB 1,000GB
      実行履歴 2週間 1年 2年 3年

      Airtableはプランごとに機能が異なるため、最適なものを選んでコストパフォーマンスを最大化しましょう。

      コストパフォーマンスを最大化する方法

      Airtableのコストパフォーマンスを最大化する方法は、機能拡張、外部サービスとの連携、操作方法の習熟に注目することです。機能拡張では、多くの機能を拡張することで、1つのツールでタスクを効率化できます。機能が限定されている場合は、他のツールと組み合わせることでコストを削減しましょう。

      外部サービスとの連携では、AirtableはAPI連携によって外部ツールと連携できます。他のツールと連携することで柔軟性が向上し、効率的な業務運営が可能です。

      操作方法の習熟では、テンプレートが複雑で操作が初心者に難しいケースがあります。最初はテンプレートを使わずに操作を覚え、慣れてから活用することでコスト効率を高めることが重要です。これらのポイントに留意することで、Airtableを効果的に活用し、コストパフォーマンスを最大化することが可能です。

      Airtableの実践事例

      Airtableの実践事例には以下があげられます。

      • 実際に導入している企業
      • 事例からわかる拡張性

      上記を把握することで、実践事例をもとにしたAirtableの活用が可能です。

      実際に導入している企業

      Airtableを導入している企業には、以下があげられます。

      • Netflix
      • TIME
      • Shopify
      • Spotify
      • Business Earth
      • Cando Advisors

      これらの企業はAirtableをデータベース管理や業務効率の改善に活用しています。 Airtableはノーコードツールであり、多くの企業が導入し、様々な業務に活用されています。

      事例からわかる拡張性

      Airtableの導入事例からわかる拡張性は、小規模から大規模な開発まで対応しており、非常に高いです。企業がAirtableを顧客管理やデータベース活用に導入する際、拡張性とスケーラビリティが重要な要素として挙げられています。例えば、KIYONOはAirtableのAPI機能を活用し、事業により拡張されたツールとして活用しており、MAGNET CDPはより高機能なシステムです。

      Airtableは外部ツールとの連携も可能であり、顧客管理やデータベース活用において柔軟性を提供しています。米国を中心に20万社を超える企業が導入しており、その拡張性の高さが実証されています。

      まとめ:Airtableでビジネスアプリの基盤作り

      ここまでAirtableについて、基本的な情報から使い方、費用や事例などを解説しました。Airtableは直感的な操作でビジネスに使えるデータベース構築などができる便利なツールです。Airtableは外部のシステムと連携させることで、シナジーを生み出せるメリットがあります。これまで使っていたデータをさらに有効活用できるでしょう。

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