【2024年最新】おすすめのAPMツール12選を徹底比較|選ぶ際の6つのポイント

アプリケーションのパフォーマンスを数値化して業務改善に役立てられる「APMツール」。

ツールによって目的や搭載されている機能が異なるため、自社の要求とツールとのフィット度合いの確認は、ツール導入における最重要ポイントです。

本記事では、APMツールを選ぶ際の基準と、おすすめのAPMツールについて紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

Nao Yanagisawa
監修者 Jitera代表取締役 柳澤 直

2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立

2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当

2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発

2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出

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執筆者 キタユサ

▼プロフィール IT業界歴20年超の技術者。 ITシステムのアプリケーション~ミドルウェア~インフラストラクチャの各レイヤ・プリセールスから導入までの開発工程をPM・PL・SE・PGとして経験。 ▼役職 エンジニア ▼得意な分野・言語 ・プロジェクトマネジメント ・品質保証 ・C ・Python ▼主な実績 ・住宅メーカー向けシステム開発 ・官公庁向け新技術研究システム構築 ・携帯向けWEBサイト構築 ・ECシステムおよびCRMシステム構築 ・車載ソフトウェア開発 ・PMO ・品質保証プロセス構築

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    APMツールとは

    APMツールとは
    APM(アプリケーションマネジメント)ツールとは、アプリケーションのパフォーマンスをリアルタイムで監視することで、システムの状態を把握して最適化することを目的としたツールです。

    例えば、システムのロード時間を各機能ごとに数値化することで、どの機能に問題があるのかを把握することができます。

    基本的な機能として以下があげられます。

    • 監視機能やトレーシング
    • エラーの検知
    • パフォーマンスをデータ化して指標化する

    各機能を活用することで、アプリケーションが持つ問題の早期発見を促し、ユーザーエクスペリエンス向上に繋げることが目的です。

    昨今のデジタル化で多くの企業が業務プロセスにアプリケーションを組み込んでいることから、APMツールの活用需要は高まっていると言えます。

    さらに、APMツールは業務効率を上げるのが目的です。

    ツールが収集した稼働状況と予め定めた目標を比較すると、アプリケーションの機能を改善するために必要なTodoが導き出せます。

    • 普段からアプリケーションを見直すTodoを計画的に進め、効果が出ている→業務効率は改善が進んでいる状態
    • 稼働状況を把握せずに業務を遂行している→業務効率化の余地があり、APMツールを試す価値がある

    APMツールを試す過程では、知るべき稼働状況の洗い出し・稼働状況の基準値の定義・基準値をクリアするためのTodoの導出・Todo遂行と振り返りが必須です。

    ツール導入とアプリケーションの改善を並行して進めていく中で、業務効率化が進んでいきます

    APMツールの代表的な機能

    APMツールの肝となる主な機能は4通りあります。

    • ダッシュボード
    • アラート
    • アプリの追跡
    • トランザクション

    APMツールはユーザーがやるべきことを判断するための材料を提供するのがミッションですので、これらの機能は複数あるAPMツールが共通して備えています。

    ダッシュボード

    APMはユーザにアプリケーションの稼働状況を見せる画面を提供します。

    ユーザーができるのは、ダッシュボードに表示させたい情報の指定です。

    見たい情報を把握しやすいよう、情報の表示位置をカスタマイズできます。

    アラート

    APMは予め設定したアプリケーションのパフォーマンスが基準値を下回ったときに、ユーザへ警告します。

    ユーザーが可能なのは、予め警告を受け取りたい数字と基準値・受け取りたい形式(メール・デスクトップ通知)の指定です。

    アプリの追跡

    APMはアプリケーションが動作する環境を問わず稼働状況を把握します。

    自社で運用しているサーバ上で動作しているアプリケーション・クラウド上で動作しているアプリケーションの両方を持つ場合、ユーザができるのはAPMを通じた両アプリケーションの追跡です。

    トランザクション

    APMはWebアプリケーションのトランザクション処理を追跡し、分析しやすいように可視化します。

    APMが提供するのは、アプリケーションがユーザからのWebリクエストを受け取ってからレスポンスを返すまでの問題解決支援です。

    APMツールの導入やカスタマイズについては、ぜひJITERAにご相談ください!
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      おすすめのAPMツール12選


      こちらでは、おすすめのAPMツールを紹介していきます。特徴などを詳しくまとめましたので、APMツール選びの参考にしてみてください。

      APMツール名 提供形態 主な機能
      AppDynamics オンプレミス / クラウド(SaaS) ・アプリケーションパフォーマンスモニタリング
      ・エンドユーザーモニタリング
      ・サーバーモニタリング
      ・リソースモニタリング
      ・トランザクション分析
      New Relic クラウド(SaaS) ・アプリケーションのモニタリング
      ・データベースのモニタリング
      ・可用性とエラーのモニタリング
      ・レポート
      Datadog クラウド(SaaS) ・アプリケーションパフォーマンスの監視
      ・トラブルシューティング
      ・リクエストのトレース
      ・指標のグラフ化およびアラート
      ・コード計測
      Splunk APM クラウド(SaaS) ・エラー検出、トラブルシューティング
      ・トレースの取り込みと保持
      ・サービスマッピング
      ・Tag Spotlight
      ・Business Workflows
      ・スマートな動的なアラート
      ・コードレベルのパフォーマンスの分析
      Elastic Stack クラウド(SaaS) ・ログ監視
      ・インフラ監視
      ・APM
      ・シンセティック監視
      ・エンタープライズサーチ
      ・エンドポイントセキュリティ
      Dynatrace クラウド(SaaS) ・インフラ監視
      ・アプリケーション監視
      ・セキュリティプロテクション
      ・セキュリティ分析
      ・自動化
      SolarWinds AppOptics クラウド(SaaS) ・アプリケーション監視
      ・インフラストラクチャ監視
      ・AWS監視
      ・Azure監視
      ・デジタルエクスペリエンスの監視
      ・ダッシュボード作成
      ・アラート
      IBM Instana クラウド(SaaS)/オンプレミス ・フルスタックのAPM
      ・自動検出と監視
      ・リアルタイムの監視とアラート
      ・分散トレース
      ・分析とレポート
      JENNIFER クラウド(SaaS)/オンプレミス ・リアルタイムモニタリング
      ・障害分析
      ・マイクロサービスマップ
      ・サービスの制限によるコントロール
      ・アノマリー検知
      ・予兆検知
      Amazon CloudWatch クラウド(SaaS) ・ログ収集
      ・モニタリング
      ・自動化アクションの追加
      ・分析機能
      Site24x7 クラウド(SaaS) ・アプリケーションパフォーマンス監視
      ・Webトランザクション監視
      ・Javaパフォーマンス監視
      Application Manager オンプレミス ・モニタリング
      ・障害管理と運用自動化
      ・レポート機能

      AppDynamics

      AppDynamicsは、ネットワーク機器開発会社であるCISCOを親会社に持つAppDynamics社が提供するビジネスに重点をおいたアプリケーションモニタリングプラットフォームです。

      コンバージョン率や収益などのトランザクションをEnd to Endでリアルタイムモニタリングが可能で、ビジネスの成果に貢献できます。

      また、搭載されている認知エンジンには機械学習機能が利用されており、自動的に異常を検出して迅速に根本原因の診断が可能です。

      さらにパフォーマンス低下の原因をコードレベルで検知することができるため、アプリケーションの改修対応にかかる時間の削減に高い効果が期待されます。

      項目 詳細
      提供形態 オンプレミス / クラウド(SaaS)
      主な機能 ・アプリケーションパフォーマンスモニタリング
      ・エンドユーザーモニタリング
      ・サーバーモニタリング
      ・リソースモニタリング
      ・トランザクション分析
      料金プラン 費用については問い合わせ要
      トライアル有無 あり

      AppDynamics

      New Relic

      New Relicは、フルスタックオブザーバビリティを備えており、あらゆる要素を一元管理・モニタリングできることが特徴のAPMプラットフォームです。

      New RelicのAPM機能は、レスポンスタイムやエラー率、トランザクションなどの基本的なモニタリング項目をリアルタイムで表示します。

      モニタリング項目に関係が深いコードを強調表示する機能を有しており、異常の検知と原因究明を迅速にしてくれます。

      またダッシュボード機能によってチーム内でモニタリング状況をすぐに共有ができるため、意識決定プロセスの効率化にも寄与してくれることが強みです。

      無料アカウントでも基本機能は網羅されているため、導入検討時に好きなだけ検証を行えることが魅力と言えます。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)
      主な機能 ・アプリケーションのモニタリング
      ・データベースのモニタリング
      ・可用性とエラーのモニタリング
      ・レポート
      料金プラン ・データコスト:0.30USD/GB~
      ・ユーザーコスト:49USD/月(コアユーザー)+10~99USD/月(プラットフォームユーザー、最初の1人は10USDでそれ以降は99USD)~
      トライアル有無 あり(無料アカウント作成可能)

      New Relic

      Datadog

      Datadogは、フロントエンドデバイスからデータベースまでEnd to Endでの分散型トレーシングを提供するAPMツールです。

      コードレベルでの可視性を持ち、アプリケーションの異常の根本原因を迅速に分析してくれます。ダッシュボード機能でさまざまなモニタリングデータをリアルタイムで視覚化してくれることも魅力です。

      サンプリングなしで過去15年間のトレース情報の取込や検索、分析ができる他、エラーや高レイテンシーのトレースは自動的に15日間保持されることも強み。

      アプリケーションデプロイのパフォーマンス比較やダッシュボードでエラーやレイテンシーの特定などさまざまな観点でデプロイを追跡できます。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)
      主な機能 ・アプリケーションパフォーマンスの監視
      ・トラブルシューティング
      ・リクエストのトレース
      ・指標のグラフ化およびアラート
      ・コード計測
      料金プラン 38.75USD~/月・ホスト1台
      トライアル有無 あり

      Datadog

      Splunk APM

      Splunk APMは、セキュリティとオブザーバビリティの統合プラットフォームであるSplunkが提供するAPM機能です。

      分散トレーシングによって詳細なログデータをシームレスに切りかえて問題の原因を正確に特定ができるため異常を迅速に検知でき、またAIベースの分析とインスタントトラブルシューティングによって、原因究明から解決までの時間の短縮も期待できます。

      Splunk APMに搭載されているAlwaysOn Profilingによって負荷を最小限に抑えながら、トレースデータのコンテキストに沿ったコードレベルでのアプリケーションパフォーマンスを分析可能です。

      サービスのボトルネックを検出し、アプリケーションの修正点やリソースの最適化が可能な箇所の発見に役立ちます。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)
      主な機能 ・エラー検出、トラブルシューティング
      ・トレースの取り込みと保持
      ・サービスマッピング
      ・Tag Spotlight
      ・Business Workflows
      ・スマートな動的なアラート
      ・コードレベルのパフォーマンスの分析
      料金プラン 55USD~/月・1ホスト(詳細な金額はお問い合わせください)
      トライアル有無 あり(14日間無料トライアル)

      Splunk APM

      Elastic Stack

      Elastic Stackは、Elastic社が提供するElasticsearch、Kibana、Beats、Logstashなどのツールで構成されたAPMプラットフォームです。

      APM機能は主にElasticsearchに含まれており、マイクロサービスからサーバーレスアーキテクチャにいたるまでのクラウドネイティブアプリケーションや分散アプリケーションのさらなる可視化をサポートします。

      AWS Lambdaや自動インストルメンテーションに対応しており、その他Javaや.NET、PHP、Python、Goなどの人気言語にも対応していることがポイント。End to Endでの分散トレーシングでコード品質の向上をはかれます。

      機械学習を使ったアプリケーションの異常を自動検知し、原因の特定と改修までのプロセスの高速化が実現できることが強みです。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)
      主な機能 ・ログ監視
      ・インフラ監視
      ・APM
      ・シンセティック監視
      ・エンタープライズサーチ
      ・エンドポイントセキュリティ
      料金プラン 95USD~/月
      トライアル有無 あり(14日間の無料トライアル)

      Elastic Stack

      Dynatrace

      Dynatraceは、AIを活用したデータプラットフォームでフルスタックモニタリングと安全管理ができることが特徴のAPM&オブザーバビリティプラットフォームです。

      Webサイトやアプリケーションなどのビジネストランザクションをモニタリングすることで可視化や自動化などを実施してアプリケーションが抱える課題の迅速な解決を目指します。

      最新AIを活用した自動化や分析することでアプリケーション運用の効率化と継続的なトポロジー検出やOpenTelemetryのサポートにより、アプリケーションの健全性や可用性、セキュリティの脆弱性をモニタリングすることが可能です。

      フルスタック全体にわたる全分析トレースやコーディングレベルのコンテキストをEnd to Endでキャプチャして分析を実施できることも特徴となります。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)
      主な機能 ・インフラ監視
      ・アプリケーション監視
      ・セキュリティプロテクション
      ・セキュリティ分析
      ・デジタル体験
      ・自動化
      ・カスタムソリューション
      料金プラン ・フルスタック監視:0.08USD/時 8GiBホスト単位~
      トライアル有無 あり(15日間の無料体験)

      Dynatrace

      SolarWinds AppOptics

      SolarWinds AppOpticsは、ハイブリッドおよびクラウドネイティブIT環境に対応したAPM&インフラストラクチャツールです。

      AWSやAzure、ハイブリッド環境におけるアプリケーションのパフォーマンス問題に関する根本原因の分析や最適化に役立つ機能が搭載されています。

      複雑さを伴わないシンプルかつパワフルな機能を低コストで利用できることが魅力。分散型トレーシングやコードプロファイリング、異常追跡機能によるトラブルシューティングは、機能改善にかかる時間の短縮する効果が期待できます。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)
      主な機能 ・アプリケーション監視
      ・インフラストラクチャ監視
      ・AWS監視
      ・Azure監視
      ・デジタルエクスペリエンスの監視
      ・ダッシュボード作成
      ・アラート
      料金プラン ・インフラストラクチャとアプリケーション監視:24.99USD/月 ホスト※
      ・インフラストラクチャの監視:9.99USD/月 ホスト※
      ※10台のホスト、100台のコンテナのパックで販売
      トライアル有無 あり

      SolarWinds AppOptics

      IBM Instana

      IBM Instanaは、グローバルITカンパニーであるIBM社が提供するAPMツールです。ユーザー数やAPM機能、データ量による追加料金はないことがポイント。

      リアルタイムモニタリングとAIに自動化、サンプリングなしでパフォーマンスを数値化することでアプリケーションの障害の予兆検知や障害解消に役立つ迅速な原因究明を可能にします。

      本ツールはユーザー数に制限がなく、シンプルな操作で利用できるため専門性を有していない人でも少ないトレーニングでAPM機能の活用が可能です。

      300以上のテクノロジーがサポート対象となっており、このツールだけでITインフラストラクチャー全体にわたるアプリケーションパフォーマンスを包括的に管理できます。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)/オンプレミス
      主な機能 ・フルスタックのAPM
      ・自動検出と監視
      ・リアルタイムの監視とアラート
      ・分散トレース
      ・分析とレポート
      料金プラン ・アプリケーション・パフォーマンス管理
      SaaS:75USD/月 1ホスト
      セルフホスティング(オンプレミスまたはクラウド):101USD/月 1ホスト
      トライアル有無 あり(無料評価版を14日間利用可能)

      IBM Instana

      JENNIFER

      JENNIFERは、アプリケーションパフォーマンスのモニタリングに特化したAPMツールです。

      ウェブアプリケーションの性能管理や開発テストの効率化、障害発生時の迅速な原因特定などアプリケーション開発や運用の業務改善効果が期待できます。

      人気言語であるJAVA、.net、PHP、pythonで開発されたアプリケーションに対応していることが特徴です。

      APM機能は開発経験がない人でも直感的に操作や問題特定ができるように設計されており、監視体制を改革するうえでも有効的といえます。

      また保守契約をすることで導入前後で安心のサポートをしてくれることもポイントです。はじめてのAPMツール導入でも、技術サポートで正しく導入、運用支援をしてくれます。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)/オンプレミス
      主な機能 ・リアルタイムモニタリング
      ・障害分析
      ・マイクロサービスマップ
      ・サービスの制限によるコントロール
      ・アノマリー検知
      ・予兆検知
      料金プラン 問い合わせ要
      トライアル有無 あり(2週間の無償トライアル)

      JENNIFER

      Amazon CloudWatch

      Amazon CloudWatchは、クラウドサービスのAWSが提供するAPMツールです。AWSやオンプレミス、および他のクラウドリソースとアプリケーションのモニタリングを行います。

      アプリケーションを監視して、パフォーマンスの変化に対応しリソースの最適化や運用におけるインサイトを提供してくれることが特徴です。

      70を超えるAWSツールとのシームレスな連携が可能でモニタリングと拡張性の高さがポイント。実用的なインサイトを得られるため、アプリケーションの最適化や使用率の管理、オペレーションの把握とアプリケーション管理のさまざまな場面で役立つ機能です。

      AWS製品をビジネスに活用している人におすすめのAPMツールといえます。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)
      主な機能 ・ログ収集
      ・モニタリング
      ・自動化アクションの追加
      ・分析機能
      料金プラン 搭載されている機能毎の従量課金制(詳しくは公式HPの有料利用枠を参照ください。)
      トライアル有無 あり(AWSの無料利用枠の範囲に限ります。)

      Amazon CloudWatch

      Site24x7

      Site24x7は、ManageEngine社が提供するSaaS型のフルスタック対応APMツールです。

      APM以外にもWebサイトやサーバー、ネットワークのモニタリングに対応しておりこのツール1つでさまざまなシステムの改修が実施できます。

      幅広くモニタリング可能かつ、それぞれのモニタリングには多くの機能が搭載されていることが特徴です。

      例えば、APM関連ツールとしてPython、Java、PHP、Rubyなどに対応したアプリケーションモニタリングやリアルユーザーモニタリングなどにも対応しています。

      直感的な操作でも分かりやすいモニタリングデータの表示をしてくれるためトレーニングもしやすく、また非従量課金制の採用によって低いコストでAPMの実施が可能です。

      項目 詳細
      提供形態 クラウド(SaaS)
      主な機能 ・アプリケーションパフォーマンス監視
      ・Webトランザクション監視
      ・Javaパフォーマンス監視
      ・.NETパフォーマンス監視
      ・Rubyパフォーマンス監視
      ・PHP アプリケーション監視
      ・詳細なIISと.NETランタイム監視
      ・AWSアプリケーション監視
      ・Azureアプリケーション監視
      ・リアルユーザー監視(RUM)
      ・UX監視
      ・モバイルアプリケーション監視
      ・Java Scriptエラー、スナップショット
      ・詳細なJVM監視
      料金プラン 2,800円/月~
      トライアル有無 あり(30日間すべての機能をトライアル)

      Site24x7

      Application Manager

      Application Managerは、ManageEngine社が提供するオンプレミス型のAPMツールです。

      ユーザー視点のレスポンスタイムを可視化し、処理の遅いプログラムやクエリの特定を迅速に実施できます。官公庁や地方自治体をはじめとした多くの組織や企業が導入しており、世界6,000ライセンス突破の実績があります。

      最短10分でセットアップが可能で必要十分な機能を簡単に操作できることが魅力です。多くの人がトレーニングしやすく、操作ができるためアプリケーションの改修にかかる時間の全体的な短縮ができます。

      アプリケーションのパフォーマンス情報の整理が追いつかない人やアプリケーションのパフォーマンスに問題を抱えていると感じる人はすぐに始められるため検討してみましょう。

      項目 詳細
      提供形態 オンプレミス
      主な機能 ・モニタリング
      ・障害管理と運用自動化
      ・レポート機能
      料金プラン ・年間ライセンス:306,000円~/年
      ・通常ライセンス:734,000円~(無制限)
      トライアル有無 あり(30日間すべての機能をトライアル)

      Application Manager

      APMツールを選ぶ際の6つの比較ポイント


      APMツールを選ぶのに欠かせない、比較のポイントを6つ紹介します。

      精度の高い比較ができるよう参考にしてみてください。

      • どれくらい監視できるか
      • 使いやすいか
      • しっかりサポートをしてくれるか
      • 予算内に収まるか
      • 拡張性があるか
      • ほかのシステムと連携できるか

      どれくらい監視できるか

      APMツールの能力を測るポイントの1つ目は監視範囲の広さです。

      ツールが監視できる範囲が自社の要求を満たしているかが重要だからです。

      自社が監視したい範囲は、自社の要求と自社が運用しているアプリケーションおよびアプリケーションが動作する基盤により決まります

      監視範囲の例は、ユーザーの体験・アプリケーション・ミドルウェア・ネットワーク・データベース・オペレーションシステム・ハードウェアです。

      APMツールを選ぶ際には、監視できる範囲が自社がやりたいことにあっているかどうかを確認しましょう

      使いやすいか

      APMツールを選ぶポイントの2つ目は使いやすさです。

      使いやすさは業務効率に直結するからです。

      GUIベース・CUIベース・コードベースのインターフェースのわかりやすさや、直感的な操作のしやすさにより業務効率が変わってきます

      使いやすさの例は、各種設定画面のメニューの表示位置がカスタマイズできる・GUIでできることがCUIやコードでもできること、です。

      APMツールの使いやすさは、ツールを評価するチェックリストを作成し、第3者に説明しやすいよう評価しましょう

      しっかりサポートをしてくれるか

      APMツールの能力を測るポイントの3つ目はサポートレベルです。

      わからないことを聴いたら教えてくれる手厚いサポート体制が無いと、時間の無駄遣いになってしまうからです。

      WindowsOSのように広く使用されているソフトウェアであれば、インターネット検索や人への質問で解決する可能性があります。

      一方、シェアが低い・知名度が低いソフトウェアではサポート窓口が問題解決の拠り所です。

      APMツールを選ぶ際には、ツールのサポート体制と確認し、わからないことに寄り添うサポートを提供しているかをチェックしましょう。

      予算内に収まるか

      APMツールを選ぶポイントの4つ目は予算に収まるかです。

      APMツールにどの程度コストをかけられるかは・コストを回収できるかは、APMツールの効果を検証して初めて分かります。

      コストパフォーマンスが見えにくいAPMツールの導入においては、段階的に予算を設けて検証を重ねていくのが有効です。

      予算内に収めるためには、まず、自社の要件とツールの機能を比較しながらツールを絞り込みます。

      絞り込んだツールのベンダーと会話し、ツール導入初期から運用に慣れる段階までの予算感を把握して、ツールのコストパフォマンスを見極めていきましょう。

      拡張性があるか

      APMツールの能力を測るポイントの5つ目は拡張性です。

      事業やシステムが成長すると、アプリケーションが変化し、APMツールに監視させたい範囲や機能への要求が変わる可能性があるからです。

      ツールの拡張性は、導入前の情報収集・ベンダーへのヒアリング・試験導入時の段階的な検証フェーズで確認します。

      ツール選定においては確認した拡張性を点数付けして、APMツール間で比較するのがポイントです。

      APMツールが企業の成長に合わせて使えるのか、ツールの拡張性を事前に確認し、ツール導入失敗のリスクを管理しましょう。

      ほかのシステムと連携できるか

      APMツールを選ぶポイントの6つ目は他のシステムやツールとの統合が可能かどうかです。

      監視ツールを既存のシステムやプロセスと統合することで、運用の効率が上がるからです。

      ツールの連携性能は、拡張性と同様、導入前の情報収集・ベンダーへのヒアリング・試験導入時の段階的な検証フェーズで確認します。

      実際に既存システムとAPMツールでデータをやり取り・監視するプロセスを動かして検証するのがポイントです。

      ツールの連携性能が期待通りかどうかを念入りにチェックし、継ぎ目のない運用ができることを確認しましょう。

      まとめ:APMツールでビジネスを革新


      本記事では、APMツールを選ぶうえでの基準とおすすめツールを紹介しました。

      昨今のデジタル化の流れに乗り、さまざまな業界・業種がDX化を推進しています。

      DX化の中で行われる業務プロセス改善では、アプリケーションのパフォーマンスの管理が必要不可欠となりAPMツールの需要は高まります

      APMツールは、導入する組織のビジネス目標や対象アプリケーション、機能、価格など複数の要因で推奨されるツールが変わってきます。

      自社がAPMツールの恩恵を正しく得るには、自社に合ったAPMツールを選択するのがポイントです

      APMツールの導入検討は入念に行い、自社に適したAPMツールを見つけましょう。

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