IaCを実現するおすすめツール&サービス5選|選定ポイントや導入事例を解説

IaCの導入を考えているけど、わかりやすい解説がない。」

「IaCツールをわかりやすく比較した記事を探し疲れた……。」

この記事ではIaC(Infrastructure as Code)とは何なのか基本的な概要と、5つの主要IaCツールの特徴を、わかりやすく解説しています。

(読み方:アイエーシー、インフラストラクチャー・アズ・コード)

IaCやインフラの専門知識がない人にもわかりやすいように、専門用語は極力使わず、使う場合は解説を入れています。IaC導入の注意点も知れるため、是非最後まで読んでみてください。

また、本サイトを運営しているJiteraでは、要件定義を書くだけでAIが生成するツールで、アプリ・システム開発を行っています。制作している途中で要件が変更になっても柔軟に修正しながらの開発も可能です。

もしもアプリ・システム開発のご相談があればお気軽にお尋ねください。

Nao Yanagisawa
監修者 Jitera代表取締役 柳澤 直

2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立

2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当

2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発

2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出

執筆者 輝渡部
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    IaC(Infrastructure as Code)とは?

    IaC(Infrastructure as Code)とは?

    端的に表現すると、IaC(Infrastructure as Code)はインフラの構築を自動化する手法です。

    サーバーなどのシステムインフラの構築を、専用のツールを使用することで自動化できます。さらにインフラ管理・運用の保守性も向上します。

    まずはIaCとは何か、そしてIaCの仕組みについて見ていきましょう。

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    IaC(Infrastructure as Code)の基本知識

    IaCとはInfrastructure as Codeの略で、その名の通りインフラ環境のコード化に関する技術です。サーバー設定・ネットワーク構成・ストレージ情報などの、インフラの要素をコード化。そして専用のツールを運用することで、インフラ構築・管理の自動化を実現します。

    インフラ構築を手動で行う場合、多くの時間と手間が必要です。しかも、ほとんど同じインフラの構築であっても、毎回同じ手順を踏まなくてはなりません。そしてシステムが肥大化すればするほど、インフラの管理は難しくなっていきます。

    IaCを導入すれば、新しい開発の度に手動でインフラ構築を行う必要がなくなります。これは人件費の削減はもちろん、ヒューマンエラーの防止に繋がります。

    IaC(Infrastructure as Code)の仕組み

    IaCのコード化は、アプリケーション開発におけるソースコードをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

    ソースコードがアプリケーションの設計を表すように、IaCの設定ファイルにはインフラの設定や仕組みがコードとして記述されます。そして設定ファイルはIaCツールごとに異なりますが、それぞれ違うプログラミング言語が使われていると捉えてみてください。

    アプリケーション開発において全く同じ機能のソースコードが流用できるように、IaCの設定ファイルを利用すれば簡単に同じインフラ環境を構築できるようになります。また設定ファイルの変更も管理されるため、変更が記録されないというエラーも防ぐことが可能です。

    IaC(Infrastructure as Code)のメリット

    IaCは、従来の手動でのインフラストラクチャの設定や管理に比べて、効率性と信頼性を向上させる重要な手法です。

    IaCを利用すると、インフラの設定や変更をコード化し、バージョン管理や自動化を容易にできます。これにより、繰り返し性の高いタスクを自動化し、人的エラーを減らすのに有効です。

    また、コードでインフラを定義すると、迅速かつ一貫性のあるデプロイメントが可能です。

    さらに、スケーラビリティを確保し、柔軟なインフラストラクチャの構築が可能となります。全体として、IaCはビジネスの運用効率を向上させ、アジリティを高めるために不可欠な要素です。

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    【5選】IaC(Infrastructure as Code)を実現するおすすめツール&サービス 5選

    ここからは、IaCを実現するおすすめツールとサービスを紹介します。

    とくにおすすめのIaCツールとサービスを5つ厳選しましたので、ぜひ比較してください。

    名称 概要
    Terraform(テラフォーム)
    Terraform(テラフォーム)
    • インフラストラクチャをコードで管理するためのツール。
    • マルチクラウド環境でのインフラストラクチャのプロビジョニングや管理が可能。
    • インフラストラクチャの変更をプラン、適用、監視する機能が強力。
    Ansible(アンシブル)
    Ansible(アンシブル)
    • シンプルかつ効果的な構成管理ツール。
    • SSHを利用してエージェントレスで動作し、インフラストラクチャの自動化や構成管理を行う。
    • YAML形式のシンプルな構文を使用して、タスクやプレイブックを記述する。
    Chef(シェフ)
    Chef(シェフ)
    • サーバー構成管理とアプリケーションの自動デプロイメントを行うツール。
    • コードをリソースとして扱い、リソースの状態を定義し、必要な状態にするための手段を提供。
    • 拡張性が高く、大規模なインフラストラクチャの管理に適している。
    Puppet(パペット)
    Puppet(パペット)
    • サーバーの自動化と構成管理を行うオープンソースのツール。
    • マスター・エージェントアーキテクチャを採用し、中央のPuppetマスターサーバーからエージェントが構成情報を受け取り、適用する。
    • クロスプラットフォームのサポートや豊富なモジュールライブラリが特徴。
    SaltStack(ソルトスタック)
    SaltStack(ソルトスタック)
    • インフラストラクチャの自動化や構成管理、イベント駆動型のオーケストレーションを行うツール。
    • マスター・ミニオンアーキテクチャを採用し、中央のSaltマスターサーバーからミニオンと呼ばれるエージェントが命令を受け取り、実行する。
    • スケーラビリティが高く、大規模な環境での利用に適している。

    Terraform(テラフォーム)

     

    項目 内容
    アプローチ 宣言型
    対応リソース ・クラウドサービスプロバイダー(AWS・GCP・Microsoft Azure等)
    ・オンプレミス用ソフトウェア(VMWare等)
    特徴 ・シンプルな機能
    ・独自の言語「HCL」を使用

    宣言型のTerraformは、オープンソースのIaCツールです。Terraformはシンプルさが特徴のツールで、機能が「準備」・「計画」・「実行」・「削除」の4つに集約されています。そのためツールの概要を早期に理解でき、学習コストが低めに設計されています。

    Terraformは、インフラストラクチャをコードで記述すると、クラウドプロバイダー(AWS、Azure、Google Cloudなど)やオンプレミスのプロバイダーに対して、インフラストラクチャを設定・変更・管理が可能です。Terraformのコードは、HCL(HashiCorp Configuration Language)という人間が読み書きしやすい構文で記述されます。

    使用言語は「HCL(HashiCorp Configuration Language)」という独自のものですが、JSONやYAMLとほぼ同じ形式です。学習がしやすく、別のIaCツールを学んだ人にも理解しやすい言語となっています。

    多くのクラウドサービスに対応しており、またオンプレミス用のソフトウェアにも対応しているのも特徴的です。

    Terraform

    Ansible(アンシブル)

    項目 内容
    アプローチ 命令型(1部宣言的)
    対応リソース ・サーバー内部のソフトウェア
    ・クラウドサービスプロバイダー(AWS・GCP・Microsoft Azure等)の1部リソース
    特徴 ・YAML形式
    ・管理対象のサーバーにツール・システムの導入不要(「エージェントレス」)

    Ansibleは命令型のオープンソース・IaCツールです。Ansibleでは設定ファイルを「プレイブック」と呼びます。

    Ansibleは、YAML形式のシンプルな構文を使用して、タスクやプレイブックを記述します。これにより、システム管理者や開発者は、簡単にインフラストラクチャの状態を定義し、必要な変更や設定を適用可能です。

    Ansibleを命令型・宣言型どちらに分類するかで、意見が分かれる場合があります。しかし設定ファイルへの記述が命令的であるため、Ansibleを命令型のIaCツールだと捉える人が多いです。

    管理対象のサーバーにツールやシステムを導入する必要がない、「エージェントレス」と呼ばれる仕様が最大の特徴です。管理対象のサーバーが多ければ多い程、Ansibleを導入する価値が高まります。

    Ansibleは、システムの状態や設定を管理し、インフラストラクチャの自動化、アプリケーションのデプロイメント、ネットワーク機器の設定など、さまざまなタスクを実行するために広く利用されています。エージェントレスの特性やシンプルな構文、広範なサポートなど、Ansibleはユーザーフレンドリーでありながら強力な機能を備えているのも特徴です。

    Ansible

    Chef(シェフ)

    項目 内容
    アプローチ 宣言型(1部命令的)
    対応リソース ・サーバー内部のソフトウェア
    特徴 ・設定ファイルをRubyで記述できる
    ・Chefのコミュニティ内で設定ファイルが公開されている

    宣言型のIaCツールであるChefは、オープンソースのIaCツールです。Chefは、コードをリソースとして扱い、リソースの状態を定義し、必要な状態にするための手段を提供します。このツールを使用すると、サーバーの構成やソフトウェアのパッケージのインストール、設定ファイルの管理などをコードで定義し、自動化可能です。

    Chefの設定ファイルは「レシピ」と呼ばれ、レシピの集合体を「クックブック」と呼びます。Rubyを使って、レシピにシステム要件を宣言的に記述すると、インフラ環境の構築・管理を行えます。

    Chefのコミュニティ内では多くのレシピ・クックブックが公開されており、ユーザーはそれを自由に再利用が可能です。また、システム開発の管理ツールにも対応しており、CI/CDの構築もできます。

    設定ファイルをRubyで記載できる点と、公開されている設定ファイルを再利用できる点が、大きな魅力のツールです。Chefは、柔軟性が高く、大規模なインフラストラクチャの管理に適しており、DevOpsのプラクティスをサポートし、効率的な運用を実現するために広く利用されています。

    Chef

    Puppet(パペット)

    項目 内容
    アプローチ 宣言型
    対応リソース ・サーバー内部のソフトウェア
    特徴 ・「抽象化レイヤー」による管理
    ・独自の言語「Puppet言語」

    オープンソースPuppetと、そのエンタープライズ版であるPuppet Enterpriseは、宣言型のIaCツールです。Puppetは、マスター・エージェントアーキテクチャを採用しており、中央のPuppetマスターサーバーからエージェントが構成情報を受け取り、適用します。エージェントは定期的にマスターサーバーに接続して最新の状態を確認し、必要に応じて構成を変更します。

    Puppetは、DSL(Domain-Specific Language)と呼ばれる独自の言語Puppetは、クロスプラットフォームのサポートや豊富なモジュールライブラリを備えており、大規模なインフラストラクチャの管理に最適です。

    また、Puppetは、変更のトラッキングやロールバック、構成の再利用性など、高度な機能を提供し、DevOpsのプラクティスをサポートします。

    言語形式はPuppet独自の「Puppet言語」です。ただし自然言語に似ており、言語の学習ハードルは比較的低めとされています。

    Puppet

    Saltstack(ソルトスタック)

    項目 内容
    アプローチ 宣言型(命令型も1部サポート)
    対応リソース ・サーバー内部のソフトウェア
    ・クラウドサービスプロバイダー(AWS・GCP・Microsoft Azure等)
    特徴 ・YAML形式
    ・複数のサーバー管理が得意

    オープンソースSaltと、そのエンタープライズ版であるSaltstackは、宣言型のIaCツールです。リリースは2011年と、他のIaCツールと比較して新しめ。そのため他のツールにおける多くの問題点が克服されており、IaC分野で注目を集めています。

    SaltStackは、マスター・ミニオンアーキテクチャを採用しており、中央のSaltマスターサーバーからミニオンと呼ばれるエージェントが命令を受け取り、実行。そしてミニオンは、定期的にマスターサーバーに接続して状態を報告し、必要に応じて命令を受け取ります。

    設定ファイルへの記述は、Ansibleと同じくYAML形式。大きな特徴は、複数のサーバー管理を得意としている点です。どのサーバーにどのファイルを適応するのか、非常に分かりやすく管理できます。

    SaltStackは、高速な通信プロトコルやスケーラブルなアーキテクチャを備えており、大規模な環境での使用に最適です。また、イベント駆動型のオーケストレーション機能を備えており、インフラストラクチャやアプリケーションの変更に応じて自動的にタスクを実行できます。これにより、柔軟性と効率性が向上し、DevOpsをサポートするのに有効です。

    Saltstack

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      IaC(Infrastructure as Code)ツールを選ぶ際のポイント

      ここからは、IaC(Infrastructure as Code)ツールの選び方について、詳しく解説します。

      • 求めるニーズに合っているか
      • サポート体制が整っているか
      • 他のシステムと連携できるか

      それぞれ詳しく解説します。

      求めるニーズに合っているか

      IaCツールを選ぶ際には、まず求めるニーズに合っているかどうかを確認するのが重要です。

      また、ツールが現在のニーズに適合しているかどうかを見極めるのが必要です。システム要件やインフラストラクチャの特性に合致しているかどうかを判断します。

      さらに、将来的に会社が成長してもツールを使い続けられるかも重要なポイントです。ツールが拡張性や柔軟性を備えており、大規模な環境での利用や新しい技術への対応が可能かどうかを検討する必要があります。

      そのため、IaCツールを選ぶ際には、現在のニーズだけでなく将来の成長にも対応できるかどうかを検討し、ツールの選定を行うのが大切です。

      サポート体制が整っているか

      適切なサポート体制が整っているかどうかもIaCツールを選ぶ際に重要なポイントです。

      ツールを導入する際には、問題や疑問が生じた際に迅速に対応してくれるサポート体制が重要です。そのため、ツールベンダーが提供するサポートがしっかりしているかどうかを確認しましょう。

      また、サポートの提供形態もチェックするべきポイントです。メールやチャット、電話など、利用者が利便性を重視するコミュニケーション手段が提供されているかを確認します。

      さらに、日本語対応があるかどうかも確認しましょう。日本国内で利用する場合、日本語での問い合わせやサポートが円滑に行えるのが望ましいです。

      他のシステムと連携できるか

      最後に解説する選び方は、他のシステムと連携できるかどうかです。

      IaCツールが他のシステムと良好に連携できれば、作業の効率が向上し、開発プロセス全体がスムーズに進行します。

      たとえば、CI/CDツールやバージョン管理システムとの統合、ログ収集ツールや監視システムとの連携などが重要です。これにより、インフラストラクチャの変更やデプロイメントが自動化され、開発チームがより効率的に作業を進められます。

      そのため、IaCツールを選定する際には、他のシステムとの連携性を重視し、順調な開発プロセスを確保するのがポイントです。

      以上のポイントを考慮して、最適なIaCツール選べば、失敗しない選択ができるでしょう。

      IaC(Infrastructure as Code)を導入する際の注意点

      ここからはIaC(Infrastructure as Code)を導入する際の、以下3つの注意点について詳しく解説します。

      • スキルの習得に時間がかかる
      • ツールを使いこなすための継続的な学習が必要
      • コード化によって時間がかかる場合がある

      スキルの習得に時間がかかる

      IaC(Infrastructure as Code)を導入する際は、スキルの習得に時間がかかることに注意が必要です。IaCはインフラをコードで管理するため、インフラエンジニアにプログラミングスキルが求められます。

      IaCツールの使い方やコードの書き方に慣れるまでには、一定の学習期間が必要です。特に、IaCを導入したばかりの組織では、エンジニアのスキル習得に時間を要するケースが多いです。

      またインフラ変更の都度コードを書く必要があるため、小さな設定変更でもある程度の時間がかかります。インフラ管理の自動化というIaCのメリットを活かすには、チームのスキルレベルを上げる努力が欠かせません。

      ただし一度IaCのスキルを習得してしまえば、インフラ管理の生産性は飛躍的に向上します。IaC導入の初期コストは大きいですが、長期的なメリットを享受できるでしょう。

      ツールを使いこなすための継続的な学習が必要

      IaC(Infrastructure as Code)ツールを導入した後も、ツールを使いこなすための継続的な学習が必要になります。

      導入初期は、チーム全員がIaCツールの使い方をマスターするまでに時間がかかります。ただし基本的な使い方は、数時間の学習で理解できるでしょう。

      IaCツールを効果的に活用するには、小規模なシステムで試運用し、徐々にスキルを向上させていくことが大切です。継続的な学習を通じて、インフラ構築の自動化やバージョン管理などのDevOpsプラクティスを身につけましょう。

      IaCの学習コストは決して小さくありませんが、一度スキルを習得すれば、開発・運用の生産性は飛躍的に向上します。短期的な学習コストを恐れず、長期的なメリットを享受できるよう、チーム全体で取り組んでいきましょう。

      コード化によって時間がかかる場合がある

      IaC(Infrastructure as Code)を導入する際、コード化によって時間がかかる場合があることに注意が必要です。インフラ環境の管理をすべてコード化するため、些細な変更にもコードの修正が必要となります。

      IaCを導入する際、コード化に最も時間がかかるのが初期の関門です。特に既存のインフラ環境をIaCに移行する場合、コード化に多くの時間とコストを要します。

      ただし一度コード化してしまえば、同じ環境を複数構築することは容易になります。IaCの導入初期は時間がかかりますが、長期的なメリットを享受できるでしょう。

      コード化に要する時間は、IaC導入の判断材料の1つです。短期的なコストと長期的なメリットを天秤にかけ、自社に最適なタイミングでIaCを導入しましょう。

      IaC(Infrastructure as Code)ツールの導入事例

      IaC(Infrastructure as Code)ツールの導入事例には、クラウド環境自動構築やDevOpsの導入など、様々なケースがあります。以下では、それぞれの事例を紹介します。

      Netflix

      動画配信大手のNetflixは、IaCツールとしてAmazonのCloudFormationを活用しています。

      クラウド環境のリソースをコード化して自動でプロビジョニングすることで、大規模システムの環境構築を効率化。またDockerコンテナとAnsibleなどを組み合わせ、アプリケーションのデプロイ自動化も実現しています。

      シスコシステムズ

      ネットワーク機器ベンダーのシスコは、マイクロソフトAzureをハイブリッドクラウド環境のコア基盤として利用しています。

      AzureリソースマネージャーのARMテンプレートを活用することで、オンプレミスとクラウドのシームレスな連携を実現しました。

      ネットワーキングリソースなどの複雑な環境をARMテンプレートで定義し、ワンクリックでデプロイできるようになりました。これにより、クラウド環境の構築と変更がスピーディになり、ハイブリッドクラウドの効率的な運用が可能になっています。

      まとめ:IaC(Infrastructure as Code)化はツールの導入で効率よく進めましょう

      IaC(Infrastructure as Code)化はツールの導入で効率よく進めることが可能です。IaCツールを活用することで、インフラ構築の自動化や運用の効率化が実現できます。

      ただしIaCツールを導入する際は、この記事で紹介したように、ツールの使用方法やコードの知識習得に時間を要します。導入時の苦労を回避するには、事前の知識習得や技術的な準備が大切です。

      IaCツールにはさまざまな種類があるため、自社のインフラ環境や要件に合ったツールを選ぶことが重要です。特にマルチクラウド環境では、クラウドに依存しないIaCツールの活用がおすすめです。

      IaCツールは適切に使いこなすと、インフラ管理の自動化と効率化を実現できます。ツールの導入と並行して、チームのスキル向上にも取り組み、IaC化の効果を最大限に引き出しましょう。

      IaC(Infrastructure as Code)ツールの導入に関する質問や、案件のご相談などがある場合は、気軽に株式会社Jiteraにご連絡ください。

      Jiteraでは、要件定義を書くだけでAIがアプリ・システムを開発するプラットフォームJiteraを軸としてアプリ・システム開発を行っています。IaC(Infrastructure as Code)ツールの導入に関する質問に関しては、的確なアドバイスができると期待できるので、お気軽にお問い合わせください。

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