各業界にDX化の波が押し寄せる中、多様化する市場ニーズや肥大化するシステム開発コストに立ち向かうためにも、より効率的な開発手法を検討していく必要があります。
そんな中、製品開発の初期段階でコストを抑えつつ市場の反応を試すことができる、MVPという開発プロセスが注目されています。
この記事では、ユーザーのニーズに合わせて効率的に製品やサービスを開発できるMVP開発手法の重要性について解説します。
また、MVPに十分な専門知識が不足している場合や、リソース削減のための外注を考えている企業様に向けて、おすすめの開発会社についても紹介します。
![Nao Yanagisawa](https://xs691486.xsrv.jp/wp-content/themes/JITERA/images/director-nao-1.png)
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
MVP開発とは?
MVPとは、目的に必要最低限な機能が備わった製品やサービス(プロダクト)、またはMVPを利用して早期にユーザーからフィードバックを受ける開発手法のことです。
従来のアジャイル開発に加え、開発の初期段階から市場のユーザーからのフィードバックを得ることで、よりニーズに沿った効率的な開発が可能となります。
まずは、MVPやMVP開発の概要について簡単に紹介します。
MVP開発の目的
MVPは「無駄を省いたプロダクトを可能な限り迅速にリリースすべきである」というリーンスタートアップの核となるプロセスです。
Minimum(最小限の) Viable(機能を持った) Product(製品やサービス)の頭文字を取った言葉で、文字通り最低限の機能しか持ちません。
全体の完成度ではなく「そのアイディアに必要な機能が適切に実装されているかどうか」が重要であり、その規模の小ささから低コストかつ迅速なリリースが可能であり、アイディアの有効性をいち早く確認できます。
MVP開発手法はその利点を活かし、コアとなるアイディアを迅速に「リリース可能な小さな製品」として開発・リリースし、ユーザーからのフィードバックを元に改良していくという開発手法になります。
MVP開発の基本
MVPは、
- 低コスト、短納期でリリースできる
- 競争相手より先んじて市場での存在感を示せるところも利点です。
- 重要な機能や要件が明確になる
- 低リスクかつ早い段階で実現性の検証が可能になります。
- ユーザーが求める機能を優先的に実装することになるため、無駄な寄り道が避けられる
- ユーザーの潜在ニーズの発見にも繋がります。
- 早期にリリースすることでフィードバックを大量に集められる
- 市場の反応に合わせてプロジェクトの方向性を調整できる
といった特徴をもちます。
ですが、
- 開発者自身がMVPに必要な「最低限の機能」を明確に理解している必要がある
- どこまでが最低限なのかが明確でないとそもそもMVPはつくれません。
- 開発中にアイディアの目的や検証意図、フィードバックの基準がブレやすく、モチベーションも保ちにくい
- 開発チームが明確にプロジェクトの背景や開発目的を把握しておくことが非常に重要
- プロダクト自体は未完成であり、ユーザー内にネガティブ評価が広まる危険性がある
- ユーザー目線の積極的な改良姿勢をしめすことが重要です。
- また、UI/UXについてはMVP段階からある程度のクオリティを担保しておくと良いでしょう。
といったリスクもあります。
そのためMVPを用いた開発を行う場合、カイア初パートナーには十分なノウハウを持ち、コミュニケーションに信頼が置ける企業を選びましょう。
MVP開発と従来の開発モデルの比較
MVPは「早期のユーザーフィードバック」と「何度も改修を繰り返し最適化する」という特徴を持った開発手法です。
従来の似た開発モデルと比較表
開発プロセス | 要点 | 目的 |
MVP開発 | 最小限機能を持つプロダクトをいち早く世に出す | いち早く市場の反応やユーザーからのフィードバックを得ること |
プロトタイプ開発 | プロジェクト初期にスケッチやモックアップなどの目に見えるなにかをつくる | プロダクトのアイディアイメージを開発チームと早期に共有すること |
アジャイル開発 | プロダクトを個々の機能に分割し、機能を作る毎に全体像を確認することで改修とフィードバックを何度も行き来する | 開発要件や製品の方向性の正しさを開発と並行して検証・改良すること |
開発手法の特徴
MVP開発は、最小限の機能を持つプロダクトを早く市場に出し、早期に市場の反応やユーザーフィードバックを得ることを目的としています。プロトタイプ開発は、プロジェクト初期にスケッチやモックアップを作成し、プロダクトのアイデアを早期に共有することを目的とします。アジャイル開発は、プロダクトを個々の機能に分割して開発し、改修とフィードバックを繰り返し、開発と並行して製品の方向性を検証・改良することを目的としているのです。
クリスマスケーキの開発例
前提条件として、市場予測では独自性の強いクリスマスケーキが売れそうで、冬にトロピカルフルーツが手に入る状況を想定します。仮説として、キウイとパッションフルーツのケーキ、グレープフルーツとローズマリーのケーキ、マンゴーとホワイトチョコのケーキを考えます。
アジャイル開発では、部分ごとの試作品を作り、改良を繰り返します。フルーツ、ソース、スポンジ、飾り菓子などを分けて試作し、期限を区切りフィードバックを元に改良していきます。
MVP開発では、コンセプトの核を壊さないシンプルなプチケーキを作成し、早期に販売して市場の反応やフィードバックを収集します。その後、改良を加えつつ、クリスマス当日に完成品を提供します。
MVP開発のメリットとして、早期に市場反応を得て無駄な試行錯誤を省ける点や、ニーズに合わないケーキを排除できる点があります。一方で、最初のプチケーキが不十分だと悪評が広まり、手を入れすぎるとコストがかかりすぎるリスクも存在します。
実際の例として、下記のローソンのクリスマスプチケーキのような事例があるのです。
ローソンのクリスマスケーキ
実際の開発手順を見て、双方の開発手法の違いが伝わったでしょうか。
MVPのメリットや手順、注意点の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。
MVP開発に適したプロジェクト
![](https://xs691486.xsrv.jp/wp-content/uploads/2023/11/2207.i105.029.P.m005.c33.isometric-company-business-growth-development-set-1024x995.jpg)
著作者:macrovector/出典:Freepik
MVP開発手法は、開発の初期段階でユーザーに触ってもらえる小さなプロダクトをとにかく最初に発表してしまう手法です。
これは既存の様々なビジネス課題を解決できる手法ですが、当然向き不向きは存在します。
そのため、開発手法を検討する際には、そのプロジェクトがMVP開発に適しているかどうかをまず初めに検討する必要があります。
では、MVPを用意することで大きな利点が見込めるプロジェクトとはどのようなケースでしょうか。
ここではMVPに適しているプロジェクトケースを5つ挙げ、どこが適しているのかも含め解説します。
革新的なアイデアの市場検証が必要なプロジェクト
今まで無い斬新なアイディアを形にする際に最も懸念されるのは、「その製品が市場に受け入れてもらえるのか」です。
どれだけ優れていても、ユーザーが求めていないものに価値は付きません。
革新的なアイディアには、
- 市場の反応が予測できない
- 投資が無駄になるリスクを抱えることになります。
- アイディアを具体化するために長期間の市場調査やプロトタイピングが必要
- 競合他社に先を越されるリスクが高まります。
- 大きな利益を得るためには市場のニーズに合わせた製品開発が必須
といった問題がつきまとうわけです。
その点で、MVPはいち早く市場にアイディアを公開できるため、
- 反応を確認してから、本格的な開発コストを掛けられる
- 限られたリソースを、最も必要とされている機能へ投入できる
- ユーザーフィードバックが初期から得られることで、製品の方向性を調整できる
という特徴があります。
新規性の強いプロジェクトにこそ、MVP開発による早期のユーザーフィードバックが必要不可欠と言えます。
短期間でのフィードバックが求められるプロジェクト
リーンスタートアップの原則として、短期間で迅速なフィードバックを得て効率的なループに入ることが重要です。
ユーザーのフィードバックと製品改修のイテレーションサイクルを迅速に回すことで、イノベーションの促進と良質な製品改善に繋がります。
ですがフィードバックは適切に収集できなければ、
- プロジェクトの方向性が市場に適合しないリスク
- フィードバックの性質が顕在ニーズに偏り、潜在的なニーズが判明しないリスク
- フィードバック集め自体に時間とリソースが取られてしまうリスク
といったリスクが発生します。
こうしたユーザーの反応を早期から大量に集めたいケースや、製品の方向性を早めに調整したいプロジェクトにもMVPは向いています。
MVPには
- 迅速に最もコアな部分のユーザーフィードバックが得られる
- 最小コストの開発から効率的な拡張が可能
- 短いイテレーションサイクルを通じて、変化する要件に即座に対応できる
- ユーザーの名前の声が得られるため、潜在ニーズを発見しやすい
といったメリットがあります。
また、MVPの「初期段階からユーザーの反応が得られる」という特徴は、多くの点でリーンスタートアップの成功を支えます。
資金調達前のコンセプト証明が必要なプロジェクト
そのアイディアや仮説がどれだけの価値を生むのか、そもそも実現可能なのか。
資金調達の際には、しばしば明確なコンセプトの価値を証明することが必要になります。
そのためには、
- プロトタイプの作成
- 早期ユーザーテスト
- ビジネスモデルのロードマップ検証
- 市場に与える影響の検証
などを行なう必要があります。
コンセプト証明が不十分だと資金調達が滞るリスクがありますし、そもそもコンセプトが明確でないならば開発途中で頓挫する危険性が高いです。
MVP開発では、低コストかつ早期に市場の反応を確認できます。
MVPには
- MVPを早期実装することにより、市場の目線に立ったコンセプトの優位性を示すことができる
- 低コストでアイディアの実現可能性が具体化出来る
- 具体的な製品が存在することは、資金調達時の大きな説得力を生みます
- 市場の反応を生で確認できることで、「このプロダクトがどれほど価値を持つのか」が具体化される
という特徴があり、パートナーへのアピールポイントがより具体的なものになる、というメリットに繋がります。
ユーザー中心設計を重視するプロジェクト
近年、製品やサービスの開発にはユーザーのニーズや体験がとても重要な要素となりました。
リサーチを通じたユーザー体験重視のデザインは、顧客満足度と企業の信用性、そしてなにより利益を高めることができます。
一方で、ユーザーには表にはでてこないニーズ(潜在ニーズ)が存在し、正確に理解することは困難です。
誤った解釈に基づく設計は、プロジェクトの失敗につながるリスクをはらみます。
MVPを市場にリリースすることで、
- ユーザーからの生の声から潜在ニーズの発見に繋がる
- MVPはフィードバックに基づいて進化するため、自然にユーザー中心の設計に最適化出来る
- 初期段階から市場の反応を取り入れられるので、製品の方向性を間違いにくい
といった効果が期待できます。
技術的な検証が必要なプロジェクト
新しいテクノロジーは新しい課題解決アプローチを提供してくれますし、新技術に触れ続けることは市場競争力を保つことに繋がります。
ですが、新しい技術には既存のノウハウが適応できないため、しばしば未知の問題を引き起こしがちです。
そのため、新しい技術には「そのアプローチが実現可能なのかどうか」を確認する作業が必須となります。
技術検証が不十分なままプロジェクトを進めれば、気が付かないうちにプロジェクト全体が軋み、「原因の分からない致命的な遅延」を引き起こします。
MVP開発は技術的検証が必要なプロジェクトに適した開発手法です。
MVPには、
- 核となる機能を管理できる小さな製品として開発できる
- そのため、問題を明確にしながら新技術やアーキテクチャの有効性を確認できます。
- 小さな機能から始めて、規模を段階的に大きくできる
- 技術的なリスクと検証コストを常にハンドリングできる範囲に抑えられます。
- 初期段階で技術的な要素を検証できる
- そのため、将来の課題解決やノウハウの蓄積を計画的に行なえます。
といった特徴があり、安全に新技術を取り込むことができます。
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新しいおすすめのMVP開発会社3選
MVP開発会社といっても、世の中にはたくさんありどの企業を選択するべきなのか悩みますよね。各々の企業の特徴をつかむことが重要になります。
まずは、最新情報でおすすめのMVP開発会社を紹介しましょう。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
株式会社Jitera | 業務自動化システムの開発や、エンジニアによるシステム導入の併走支援を得意とする |
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Lazarev Agency | エンドユーザーの視点に立ったデザインと、迅速なプロトタイピングを通じて、顧客のビジョンを具体化可能にする |
|
カスタムソフトウェア開発を専門とし、特に医療技術やエンタープライズソリューションに強みを持っています。 |
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株式会社Jitera
ビジネスツールの開発・導入に悩む企業向けに伴走支援を行なう開発会社です。
開発自動化プラットフォーム「JITERA」の提供も行っています。
豊富な国内開発実績を元に、企業の事情に合わせたシステムやアプリケーションを提案、開発します。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
株式会社Jitera | 業務自動化システムの開発や、エンジニアによるシステム導入の併走支援を得意とする |
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Lazarev Agency
ユーザーエクスペリエンス(UX)デザインに強みを持ち、特に直感的で美しいインターフェースを提供することに定評があります。エンドユーザーの視点に立ったデザインと、迅速なプロトタイピングを通じて、顧客のビジョンを具体化が可能です。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
Lazarev Agency | エンドユーザーの視点に立ったデザインと、迅速なプロトタイピングを通じて、顧客のビジョンを具体化可能にする |
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Applt Veures
カスタムソフトウェア開発を専門とし、アジャイル開発手法を用いて迅速かつ効果的なプロジェクト進行を実現します。モバイルアプリからウェブアプリケーションまで幅広い開発を手掛け、特に医療技術やエンタープライズソリューションの分野が強みです。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
AppIt Veures | カスタムソフトウェア開発を専門とし、特に医療技術やエンタープライズソリューションに強みを持っています。 |
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安いおすすめのMVP開発会社3選
費用が安くおすすめの企業も3選ご紹介します。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
Upstack | エリート開発者のネットワークを利用し、迅速にプロジェクトチームを構築できる |
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株式会社mofmof | 月額制の受託開発や開発チームのレンタルサービスなどスタートアップ向けの特徴的なサービスを提供 |
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Code&Care | スタートアップや中小企業向けに迅速なプロトタイピングと柔軟なスケーリングを提供 |
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Upstack
コミュニティドリブンな開発手法を採用し、開発者とクライアントが密に連携することを重視しています。特にスタートアップや中小企業向けに迅速なプロトタイピングと柔軟なスケーリングを提供し、アイデアの具現化をサポートすることが可能です。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
Upstack | エリート開発者のネットワークを利用し、迅速にプロジェクトチームを構築できる |
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株式会社mofmof
新規事業に特化したソフトウェアの開発を行なっている開発会社です。
月額制のアジャイル開発や、システム開発チームのレンタルサービスなど、スタートアップ企業や小規模プロジェクトに向けた特徴的なサービスを提供しています。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
株式会社mofmof | 月額制の受託開発や開発チームのレンタルサービスなど、スタートアップ向けの特徴的なサービスを提供 |
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Code&Care
コミュニティドリブンな開発手法を採用し、開発者とクライアントが密に連携することを重視しています。特にスタートアップや中小企業向けに迅速なプロトタイピングと柔軟なスケーリングを提供し、アイデアの具現化をサポートすることが可能です。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
Code&Care | スタートアップや中小企業向けに迅速なプロトタイピングと柔軟なスケーリングを提供 |
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業績があるおすすめのMVP開発会社3選
企業を選択する際、やはり実績を多く積んでいる企業なのかどうかが気になりますよね。業績があり、安心できる企業3選を紹介します。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
ThoughtWorks | ソフトウェア開発とITコンサルティングを専門とし、グローバルな視点から最新技術を提供 |
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Accenture | グローバルなコンサルティングとプロフェッショナルサービスを提供 |
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株式会社Sun Asterisk | 多彩な業界に精通し、600を超える新規事業・DX・プロダクト開発の実績を持つ |
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ThoughtWorks
ソフトウェア開発とITコンサルティングを専門とし、先進的なアジャイル開発手法とデジタルトランスフォーメーションの実現に強みを持っています。グローバルな視点から最新技術を取り入れ、革新的なソリューションを提供しているのです。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
ThoughtWorks | ソフトウェア開発とITコンサルティングを専門とし、グローバルな視点から最新技術を提供 |
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Accenture
グローバルなコンサルティングとプロフェッショナルサービスを提供し、戦略から技術実装まで包括的にサポートします。特にデジタルトランスフォーメーションとイノベーションに強みを持ち、大規模プロジェクトでも迅速かつ効果的に対応が可能です。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
Accenture | グローバルなコンサルティングとプロフェッショナルサービスを提供 |
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株式会社Sun Asterisk
アジャイル手法の新規事業の立ち上げで数多くの実績を持つ開発会社です。
大手企業からスタートアップ企業まで、多様な規模の企業のDX支援やプロダクト開発を請け負っています。
また、テクノロジー人材の育成にも力を入れており、様々な業界のデジタライゼーション推進を目指しています。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
株式会社Sun Asterisk | 多彩な業界に精通し、600を超える新規事業・DX・プロダクト開発の実績を持つ |
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特定業界向けのおすすめのMVP開発会社3選
より専門性のある企業を求めている方のために、特定業界向けのおすすめのMVP開発会社3選をご紹介します。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
株式会社スプラシア | イベントDXを得意としており、イベント業界のデジタル技術活用を支える |
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株式会社GeNEE | IT・ビジネス戦略・UI/UXデザインの融合による多角的なプロダクト開発 |
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株式会社ランデスト | ノーコード開発ツール「FlutterFlow」を用いた低コスト・短納期のアプリ開発 |
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株式会社スプラシア
イベント業界のDXに向けてスマートフォンアプリやWebアプリの開発を支援している開発会社です。
あらゆるイベントのDXをサポートするSaaSを提供しており、コロナ禍を経たイベント業界のDXノウハウに豊富な実績を持ちます。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
株式会社スプラシア | イベントDXを得意としており、イベント業界のデジタル技術活用を支える |
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株式会社GeNEE
IT技術・ビジネス戦略・UI/UXデザインに精通した各エンジニアによるプロジェクトチームを特徴とする開発会社です。
新規事業立ち上げにUIデザイナーやコンサルタントが関わることで、目に見えない機能にも目を配るMVP開発が可能です。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
株式会社GeNEE | IT・ビジネス戦略・UI/UXデザインの融合による多角的なプロダクト開発 |
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株式会社ランデスト
FlutterFlowによる低コスト、短納期でのアプリ開発支援を得意とする開発会社です。
ノーコード開発ツール「FlutterFlow」を国内でいち早く取り入れ、企業のニーズに合ったMVPを提供します。
また、国内初のFlutterFlowコミュニティを運営しており、FlutterFlowのノウハウが豊富です。
開発会社 | 特徴 | 実績 |
株式会社ランデスト | ノーコード開発ツール「FlutterFlow」を用いた低コスト・短納期のアプリ開発 |
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MVP開発会社の選び方
![](https://xs691486.xsrv.jp/wp-content/uploads/2023/12/2210.i039.004.S.m004.c13.data-economy-isometric-1024x838.jpg)
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いくつかのおすすめ企業を紹介しましたが、予定しているプロジェクトや予算といった要件によって、求めるパートナー像はそれぞれ異なります。
そのため、MVP開発を目的とした外注を行う場合に注目すべき重要な選定ポイントについても知っておきましょう。
MVPを利用するプロジェクトには、どのような開発企業が求められているのか。
いくつかの選ぶ際の注意点について解説します。
費用と予算
MVP開発会社を選ぶ際に重要なポイントの一つが費用と予算です。開発コストはプロジェクトの規模や複雑さ、必要な技術により大きく異なります。事前に予算を明確にし、見積もりを複数の会社から取得して比較することが重要です。また、コストだけでなく、価格に含まれるサービスの範囲や品質も考慮する必要があります。費用対効果を最大化するためには、予算内で最高の価値を提供できるパートナーを見つけることが鍵となります。
過去開発実績と評価
開発会社を選ぶ際には、ぜひ開発実績や過去のクライアントからの評価を確認するべきです。
過去の開発実績を事前に検討することで、その開発会社がどれだけの知見や技術力を持っているかが判断でき、信頼性の高い企業を選ぶことができます。
とくにMVP開発は、何度も改修とロードマップの調整を行い続ける手法であるため、MVP開発独特の落とし穴がいくつもあります。
開発実績が豊富な会社であれば、そういった突発的なトラブルにも過去の事例から対応できる可能性が高くなります。
品質を落とさずに、より効率的よく、そして素早いリリースを実現できるのかどうか。
MVPの利点を十分に活かすためには、開発企業の信頼性と実績が重要となるのです。
技術力と専門性
MVPは「必要な機能を絞り込み、最短ルートで製品化してリリースする」ことがとても重要です。
そのため、パートナーに選ぶ開発企業にも、
- アイディアをどれだけ速くリリースまで持っていけるのか
- コンパクトに纏める上で、どの機能が最も重要か判断できるのか
- リリース後の改修対応はどの程度可能なのか
といった、そのプロジェクトの分野に対する高い専門性と対応力が必須となります。
専門分野だけでなく、フィードバックを得たあとも短期間で更新を繰り返すため、どんなフィードバックが来ても修正対応できる技術力にも注目しましょう。
製品の核となるコンセプトに沿って、その分野で高い実力を発揮できる企業をパートナーに選びましょう。
コミュニケーションの取りやすさ
MVP開発は、何度も改修とフィードバックのイテレーションサイクルを回し続けます。
これはつまり、頻繁に製品の方向性やプロジェクトの要件が変化し続けるということです。
そのような開発プロジェクトにおいて最も気をつけるべきリスクはコミュニケーションエラーにほかなりません。
パートナー企業には、コミュニケーション体制が手厚い開発会社を選びましょう。
MVP開発では、開発者と企画者の双方が連絡を密にとり、忌憚なく意見を交わし、なんどもミーティングなどを通して現状認識のすり合わせを行う必要が出てきます。
どこまでのサポート体制があるのか、連絡手段はどのように確保するかなど、事前に確認するべきです。
プロジェクト種類と得意領域のマッチ
MVP開発の過程には、市場の反応を的確に分類し有用なフィードバックを絞りこむという重要なプロセスがあります。
そのため、開発会社の得意分野がプロジェクトの種類やターゲット市場とマッチしているかどうかがプロジェクト成功の重要なカギになります。
精通している分野だからこそ、フィードバック収集のメリットが大きくなり、無駄な回り道を避けて効率的に製品が開発できるのです。
どれだけMVP開発自体に精通していて技術力や実績が豊富でも、よく知らない分野でMVP開発を行うのは高いリスクを伴います。
ユーザーの反応を的確に活用でき、プロダクトが目指すべき方向を提案できるような、市場に精通した開発会社にプロジェクトを任せましょう。
提供されるサービスの範囲と費用
MVP開発会社を選ぶ際に、提供されるサービスの範囲とその費用を明確に理解することは非常に重要です。開発会社によっては、プロジェクトマネジメント、UI/UXデザイン、開発、テスト、デプロイ、そして保守まで幅広くカバーする場合があります。一方で、特定の工程のみを提供する会社もあります。そのため、自社のニーズに合ったサービスを提供しているかどうかを確認することが大切です。また、費用に関しては、初期費用、開発費用、追加機能の費用、月額の保守費用など、詳細な見積もりを確認しましょう。見積もりには、サービス内容がすべて含まれているかを確認し、隠れたコストがないかをチェックすることが重要です。費用対効果を最大化するために、コストだけでなく、提供されるサービスの質やサポート体制も考慮して選びましょう。
まとめ:MVP開発会社ならJiteraがおすすめ
![](https://xs691486.xsrv.jp/wp-content/uploads/2023/12/30664-1024x1024.jpg)
著作者:macrovector/出典:Freepik
MVP開発会社を選ぶ際には、費用やサービスの範囲、過去の実績など多くの要素を考慮する必要があります。そんな中でも、特におすすめしたいのが株式会社Jiteraです。
Jiteraは、業務自動化システムの開発やエンジニアによるシステム導入の併走支援を得意としています。これにより、迅速に市場に投入し、ユーザーのフィードバックを元に改善を重ねることができます。コロナ禍に対応した宿泊予約アプリの再構築など、具体的な実績も豊富です。
また、Jiteraはクライアントのニーズに応じた柔軟な対応が可能で、プロジェクトの進行状況に応じたきめ細やかなサポートを提供しています。費用対効果の高いサービスを提供するだけでなく、開発チームと密に連携することで、プロジェクトの成功に必要な全ての要素を網羅しています。
ツールの導入や開発の相談を考えているなら、ぜひJiteraにお問い合わせください。専門チームが貴社のニーズに最適なソリューションを提供し、プロジェクトの成功を支援します。お問い合わせは、今すぐJiteraの公式サイトからどうぞ。