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2024年4月4週目:社内で話題になった「生成AIトレンド・ニュース」

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岩崎亮太

こんにちは!Jiteraの岩崎です。

今週もこの一週間で社内で話題になった生成AIトレンドについて説明します。今週はOpenAIの日本法人が本格稼働しましたね!これからの日本語生成LLMが楽しみで仕方がないです。

OpenAI Japanが本格的に稼働開始

以前にもこのブログで注目していたOpenAIの東京オフィスがついに稼働したようです。

発表の中では、日本語に最適化したGPT-4のカスタムモデルを開発したことも発表しており、「日本語に特化し、既存モデルに比べて約3倍の高速化を図っている。費用対効果が高く、正確である。今日からアーリーアクセスが可能であり、将来的にはAPIを提供する」と述べているように日本語でもAIは進化しているようです。コスト効率も47%向上しているようです。

また、日本の企業や教育機関と連携し、セキュリティを重視したAIツールを開発されているようなので今後も注目が必至ですね!

詳しくは以下のリンクからご確認ください→ https://t.co/cpIPHv6zhE

 

ファミリーマート 社内に生成AIを導入関連業務時間を50%削減へ

今回は業務削減と時間の有効活用に関してです。ファミリーマートは社内で生成AIを導入して、関連業務を50%削減することを見込んでいるようです。

具体的な関連業務としては

・文書や報告書の添削業務

・社員教育資料の作成

・アンケートの集計作業

・SVから本部担当社員への問い合わせ対応

のような業務が現在のところ対象であり、さらに今後は加盟店に対してのコンサルティング業務等、対象業務が拡大されていく予定です。

生成AI活用の推進にあたっては、全社横断の「生成AIプロジェクト」を立ち上げ、50人のプロジェクトメンバーが、「セキュリティ・レギュレーション作成」、「Q&A作成・自動回答」、「文書作成・要約」、「定型シート作成」、「法令・リスクの洗い出し」、「翻訳」の6領域で新たな業務改善方法の検討や効果検証を行っており、削減された時間を有効活用し、メディア事業などの付加価値を生む業務に注力するそうです。

このような業務改革は現在珍しいことではありません。しかし先週記述したようにまだまだ浸透していないということも事実です。まずは生成AIを触ってみる、できる範囲からやってみるということが大切です。

 

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死者蘇生AIが登場 死者の冒涜or心の救済

生前の写真や音声を元に、AIが動画を作成されるサービスが中国で流通しています。その費用は約8万円から。このサービスが現在、死者への冒涜かはたまた心の救済かで論争を呼んでいます。

生成AIで死者を「復活」 張沢偉さん は以下のように述べています。「私は今、人々を救っていると感じます。人々に精神的な安らぎをもたらしているのです。私の夢は、普通の人がデジタルの力で『永遠に死なない』ことを実現することです」

中国では特にAIに関連したサービスが多く開発されており、中国のECサイトではアパレルショップが販売する服をバーチャルモデルに着させるサービスや、ライブコマースで本人そっくりのデジタルヒューマンが24時間配信するサービスが活用されるようになっていました。またこなれた技術が揃ったことで、これらを活用するサービスを専門企業からタオバオのショップまで、こぞって売り始めていて、今回のトピックである亡くなった大事な人をデジタル蘇生をするサービスもその1つです。

我々には簡単に答えはわかりませんが、このようなことが可能になっているのが現在のAIサービスです。技術はここまできました。

山形県西川町の高齢者に寄り添ったAI活用サービス

1つめは方言を理解し、話し相手になりながら、オリジナル健康体操を勧めてくれる「健康増進アプリ」、2つめは、未来のAIから出題された謎を解く「周遊型謎解きゲーム」です。

1つめのサービスについて詳しく説明すると

健康増進アプリ『すっだい』について

・フジテレビ『サスティな!』でも紹介された

全国初(※)の「方言を理解する音声応答型 AI」を搭載

・方言を理解し、話し相手になりながらオリジナル体操を勧める「健康増進アプリ」

・西川町 全戸に配布されたタブレットに5月以降に配信開始予定

であり、特に注目してほしいのは方言を理解し、話し相手になることです。

これによって地方に在住している高齢者に対してのサービスのハードルが格段に下がり、利用をより容易いものにしています。そして体操アプリとすることで人々の健康増進につなげる。素晴らしいです。

2つめの「謎解きゲーム」に関しても、謎を解きながら西川町の各ポイントを徒歩で約5km周遊するため、楽しみながら健康増進効果も見込めるゲームとなっています。

このように「AIのハードルを下げる」×「社会実装」の組み合わせは利用者を増やすためにはとても有効な手段ですね。

 

就活生の生成AI活用状況

3人に1人が生成AIを利用。マイナビ、大学生活動実態調査を発表

「対話形式で生成系AIが質問に答えるサービス(ChatGPT等)」の利用経験では、就職活動以外も含めて利用したことがある割合は前年から20.5ポイント増の59.7%と大きく増加しました。

なかでも就職活動において利用したことがある割合は前年から16.8ポイント増の35.2%で、マイナビは「生成系AIの利用が一般的になるにつれ、就職活動時の利用も広がっていることが分かった」としています。

また、「対話形式で生成系AIが質問に答えるサービス(「ChatGPT」等)」を就職活動で使ってみたいかについて聞いたところ、「使ってみたい(積極的に+どちらかというと)」との回答が前年から19.3pt増加して50.9%と半数を超えていました。

一方の企業側でも、生成系AIを利用したサービスも増えている中で、使い方に気を付けたうえで「活用してほしい」という企業側が4割を超える結果も見られました。情報の信憑性や剽窃など利用において注意は必要ですが、上手に利用することでスキルの一つになることも考えられます。

【図4】「対話形式で生成系AIが質問に答えるサービス「(ChatGPTなど)」の利用経験

就活面談練習システム「Chu活ボット」利用開始

このような流れに関連して、中央大学はAIを活用した就活面接練習システム「Chu活ボット」の提供を開始しました。

現段階でES添削は選べませんが、自己PRやガクチカ、研究内容の深堀など、アバターに対して模擬面接が体験できます。特に、就職活動において、最初から生きた人間相手に面接の練習をすることが困難な学生や、まだ対人面接に慣れていない学生に有効であり、本人の希望に応じて、既成のAIを組み合わせ活用するスキームにより、音声その他のマルチモーダルな3Dアバターを相手に、面接の練習ができます。

また、面接後には即座にフィードバックやアドバイスも受けられるので就活前のいい練習になりそうですね。デモプレイは以下の動画から御覧ください。

このような就活生に対しての生成AIサービスは最近増えており、ESでは「ESの達人」等のES生成サービス。または企業のチャットボットのようなサービスも続々と出てきています。

 

今週はAIサービスの社会的実装を中心に業務改善やサービスに触れましたがいかがでしたでしょうか。

Jiteraでは、要件定義を書くだけでAIが開発をしてくれる、システム開発AIエージェントを運営しています。生成AIを活用した、システム・アプリの開発のご支援も行っております。

生成AIに関するささやかな疑問や、開発に関するお問い合わせがあれば、こちらよりお気軽にご相談ください。

来週も、Jitera社内で話題になったAIトレンドを発信していくので、お楽しみに!

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岩崎亮太

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