会計ソフトは、企業や個人が財務データを管理して帳簿を作成し、会計上の処理を行うためのソフトウェアです。
この記事では、会計ソフトの選び方やおもな機能だけでなく、企業規模別のおすすめソフトの紹介もしています。
この記事を読んで、自社でどのような会計ソフトを利用するかの参考にしてください。
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
会計ソフトとは?
会計ソフトは、企業や個人が財務データを管理して帳簿を作成し、会計上の処理を行うためのソフトウェアです。これらのソフトウェアは、経理や財務担当者が日々の取引や財務活動を追跡し、報告するのを支援します。
会計ソフトには、以下のような機能が含まれていることが一般的です。
- 仕訳入力
- 会計帳簿
- 給与計算
- 購買管理
- 販売管理
- 会計監査
- 財務申告
会計ソフトは、記帳や仕訳から試算表、決算書類の作成まで、ビジネスに係る取引情報や金銭の入出金など、一連の経理業務を自動化するものです。
また、企業外部の利害関係者に、会社の経営成績や財務状況を報告するための情報を整理することができます。
このような機能や役割を持つ会計ソフトは、企業の規模や業種に応じてさまざまな種類や機能を持っています。会計ソフトを活用すれば、手動で行う会計作業の効率性を向上させ、正確性を高めることが期待できます。
法人向けおすすめ会計ソフト
会計ソフトとは、企業や個人が会計上の処理を行うためのソフトウェアであることがわかりました。ここからは、企業が会計ソフトを扱う際に、おすすめの会計ソフトを紹介します。
以下は、おすすめなソフトを一覧にまとめたものです。
ソフト名 | 初期費用 | 料金プラン | 特徴 | 導入企業 | 導入社数 | 導入形態 |
マネーフォワード クラウド会計 | 無料 | 2,980円〜 (〜3名) (月額) (税抜) |
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株式会社リバティー、株式会社ジェイ・エス・エス、株式会社ヤマシタ、など | 10万社 (2022年10月時点) |
SaaS型 |
freee会計 | 無料 | 1,480円〜 (月額) (税抜) |
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株式会社大阪府農協電算センター、VISUALWEB合同会社、石屋製菓株式会社、など | 33万社以上 (2021年12月時点) |
クラウド型 |
弥生会計オンライン | 40,000円 | 2,316円 (月額) (税抜) |
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株式会社リラックス・合同会社イナズマ・株式会社千秋エージェンシー、など | 4,000社以上 (2023年3月時点) |
クラウド型 |
ジョブカン会計 | 無料 | 2,500円〜 (月額) (税抜) |
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株式会社石橋楽器店、丸紅株式会社、湘南造機株式会社、など | 20万社以上 | クラウド型 |
Oracle NetSuite | 300,000円〜 (税抜) |
100,000円〜 (月額) (税抜) |
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株式会社タナベコンサルティンググループ、ベッコフオートメーション株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー、など | 37,000社以上 | クラウド型 |
PCA会計クラウド | 無料 | 29,700円〜 (月額) (税抜) |
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株式会社 ウンノハウス、公益財団法人 ソフトピアジャパン、社会保険労務士法人 小林労務、など | 20,000社以上 | クラウド型 |
勘定奉行クラウド | 無料 | 7,750円〜 (月額) (税抜) |
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朝日新聞倉敷販売株式会社、株式会社やまひろ、花の舞酒造株式会社、など | 560,000社 (2024年3月時点) |
クラウド型 |
FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart きらら | ー | 580,000円〜 (税別) |
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株式会社ユー花園、一般財団法人富士通JAIMS、株式会社クラフト情報システムなど | 1,000社以上 | クラウド型 or パッケージ型 |
クラウド発展会計 | 無料 | 5,000円〜 (月額) (税抜) |
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株式会社きゅうべえ 、株式会社 興商グループ、医療法人 札幌円山整形外科、など | 1,400社以上 | クラウド型 |
フリーウェイ経理Pro | 要お問い合わせ | 1,980円〜 (1ユーザー) (月額) (税抜) |
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辻・本郷税理士法人、松村税務会計事務所、 あおい税理士事務所、など | 400社以上 | ハイブリッド型 |
会計王 | ー | 44,000円 (税込) |
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ラーメン青、有限会社ランテック、植松エンジニアリング株式会社、など | 400,000社以上 | オンプレミス型 |
ネットde記帳 | 無料 | 2,625円〜 (月額) (税抜) |
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秋田県商工会連合会、沖縄県商工会連合会、など | 65,000社以上 | クラウド型 |
大蔵大臣NX | ー | 264,000円〜 (税抜) |
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株式会社萬坊、株式会社加登屋、山王テクノアーツ株式会社、 など | 不明 | スタンドアロン型 or ピア・ツー・ピア型 or LANPACK型 or クラウド型 |
クラウド会計ソフトMA1 | 5,500円〜 | 要お問い合わせ |
|
八重瀬町商工会、など | 不明 | インストール型 or クラウド型 |
一覧表とあわせて、以下に解説するそれぞれのソフトの特徴もみながら、自社にあった会計ソフトを探す際の参考にしてください。
マネーフォワード クラウド会計
出典:https://biz.moneyforward.com/accounting/
マネーフォワード クラウド会計は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型の会計ソフトです。初期費用は無料で、経営者から経理担当まで使用できます。
マネーフォワード クラウド会計では、金融口座の入出金データを自動取得できたり、日々の取引データの入力などを自動化ができたりする特徴があります。
マネーフォワード クラウド会計には無料版と有料版があります。無料版では、仕訳が50件までしか登録できません。仕訳登録が50件以上超える場合は、有料版に切り替える必要があります。
freee会計
freee会計は、クラウド型の会計ソフトです。請求書や経費精算などの業務を自動化し、経理業務の効率化を図ることができます。
freee会計は、大企業・中小企業・個人事業主まで対応しています。経理業務に大きなリソースを割くことが難しい中小企業や個人事業主でも使いやすい会計ソフトとして知られています。
また、決算や監査の効率化といった目的で、多くの上場企業にも利用されています。
freee会計は、PC、スマートフォン、タブレット等から利用できます。複数ユーザーでの使用や会計情報の共有も可能です。
弥生会計オンライン
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/kaikei/
弥生会計オンラインは、弥生のクラウド会計ソフトです。1年間無料で利用でき、銀行やクレジットカードの取引データの自動取込や領収書・レシートの自動仕訳などのすべての機能を利用できます。
弥生会計オンラインは、初心者でも操作が簡単で、簿記の知識がなくても日付や金額を入力するだけで使用できます。また、経理の自動化機能で作業時間を90%削減できるほか、経理業務のやり方まで専門スタッフが丁寧にサポートします。
弥生会計オンラインと弥生会計の違いは、クラウド版かインストール型のデスクトップアプリ版かの違いです。また、機能面にも若干の違いがあり、弥生会計オンラインでは利用できない機能があります。
ただし、弥生会計オンラインではWindowsだけでなくMacでも利用できる点がメリットです。
ジョブカン会計
ジョブカン会計は、クラウド会計ソフトで、ジョブカンシリーズや使えるシリーズと連携ができるのが、ジョブカン会計の特徴です。
ジョブカン会計は、テレワークにも対応しています。専用のソフトウェアをダウンロードする必要はなく、パソコンとインターネット環境があれば、いつでもどこでも会計業務を行うことができます。
Oracle NetSuite
出典:https://www.netsuite.co.jp/
Oracle NetSuite(オラクル ネットスイート)は、Oracle社のクラウド型ERP(Enterprise Resource Planning)システムです。
会計システムやCRM、Eコマースなどを含む主要な業務アプリケーション機能を、単一のシステムで提供しています。
Oracle NetSuiteは、世界シェア3位を誇り、世界中の37,000社を超える顧客で利用されています。
大企業から中小企業まで対応しており、全世界200カ国以上で利用されています。
PCA会計クラウド
出典:https://pca.jp/area_product/cloud/index.html
PCAクラウド会計は、ピー・シー・エー株式会社が提供するクラウド会計ソフトです。日常の伝票入力だけで元帳や試算表、決算書を作成したり、自動仕訳の登録や承認権レベルの設定、経営分析、各種管理帳票の出力などの機能を備えています。
PCAクラウドは、2008年からサービスを開始し、クラウド型会計ソフトの草分け的存在です。
勘定奉行クラウド
出典:https://www.obc.co.jp/bugyo-cloud/kanjo
勘定奉行クラウドは、国産業務ソフトのトップブランド「勘定奉行」のOBCが提供するクラウド会計ソフトです。
会計業務の生産性を高めるため、高連携機能と高度なセキュリティ、オンプレミス版と遜色ない使いやすさや処理速度を備えています。
勘定奉行クラウドは、領収書や入出金明細データを学習し、取引入力を自動化します。また、AIによる伝票起票の自動化も注目されています。
勘定奉行クラウドは、APIを利用することで、システムの垣根を超えて、かんたん・シームレスにデータを自動連携することができます。クラウドサービスはもちろん、オンプレミスのシステムやデバイスと双方向にデータ連携することで、日々の業務スピードが加速します。
FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart きらら
FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart きらら(グロービア スマート きらら)は、富士通が提供するクラウド型の統合基幹業務アプリケーションです。
販売、会計、人事給与の業務アプリケーションをラインナップしており、中小企業をメインターゲットとしています。
富士通と富士通マーケティングは、2016年5月31日に中堅中小企業向けERP製品「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA きらら」の提供を開始しました。
クラウド発展会計
出典:https://www.bizup.co.jp/cloud_k/
クラウド発展会計は、日本ビズアップ株式会社が提供する経理業務用システムです。クラウド上で動作するシステムで、インターネットに接続できるパソコンがあれば、いつでもどこでも業務を進めることが可能です。
クラウド発展会計は、会計事務所と共同開発した会計システムで、企業経営に特化したシステムとなっています。
会計事務所目線で開発されており、入力・帳票表示もスムーズに動く従来型の会計ソフトの良い点と、フィンテックを用いた自動仕訳機能など最新技術にも対応しています。
クラウド発展会計には、領収書をスキャンするだけで自動仕訳する機能や、小型カメラ付きのデジタルペンで手書き情報を自動変換する機能などもあります。
フリーウェイ経理Pro
出典:https://freeway-japan.com/product/keiri/
フリーウェイ経理Proは、会計事務所向けのクラウド会計ソフトです。
会計事務所と顧問先の双方に必要な機能を備えており、関与先やグループ会社とデータ共有することもできます。
フリーウェイ経理Proは、会計専用機レベルの業務効率化を低コストで実現しています。また、会計事務所(顧問先)とのデータ受け渡しがオンライン上で完結するため、メール送付などの工数を削減できます。
会計王
出典:https://www.sorimachi.co.jp/products_gyou/acc/
会計王は、ソリマチ株式会社が提供する会計ソフトです。
仕訳・記帳・集計・決算などの会計業務を簡単に行えるソフトで、銀行の入出金データを取り込んで自動で仕訳データに変換・伝票登録することもできます。
会計王は、業種を選ぶだけで初期の導入や設定が簡単にできたり、他社会計ソフトのデータの取り込みができたりする特徴があります。
ネットde記帳
出典:https://www.shokokai.com/asp/
ネットde記帳は、インターネットを利用した経理ソフトです。伝票入力や決算書、各種の申告書の作成などがいつでも、どこでも、誰にでも簡単に行えます。
ネットde記帳は、商工会が行う記帳機械化事業の標準システムとして、全国38県で導入されています。商工会で操作方法等のサポートを行なっているほか、身近な商工会から記帳・経理等の指導も受けられます。
ネットde記帳は、インターネット回線を通じてソフトウェアを利用することができるASP(アプリケーションサービスプロバイダー)システムです。そのため、インターネットを利用できる環境であれば、いつでもどこでも利用することができます。
大蔵大臣NX
出典:https://www.ohken.co.jp/product/ohkura/
大蔵大臣NXは、応研株式会社が提供する会計ソフトです。初心者から上級者まで利用できるよう、機能性と使いやすさを追求しています。
大蔵大臣NXは、支払先や得意先別の管理、手形の管理、売掛・買掛管理などを行うことができます。振替伝票そのままの実務に即した効率的な入力画面で直感的に操作できるなど、初心者にも親しみやすい操作性が特徴です。
大蔵大臣NXは、財務会計・給与・人事・就業管理、販売・顧客管理、統合化ERPパッケージ、そして拡大を続ける連携ソリューションです。
大蔵大臣NXには、入力されたデータをもとに分析やグラフ出力を自動化する機能が搭載されています。また、大蔵大臣NXのユーザーが無償で使える「スマート大臣〈フィンテック〉」の機能でAIによる仕訳業務の自動化・効率化が実現します。
クラウド会計ソフトMA1
出典:https://www.sorimachi.co.jp/officecloud/
クラウド会計ソフトMA1は、インターネット環境があればどこでも使用できるクラウド型会計ソフトです。会計や簿記の知識がなくても簡単に扱えるようになっており、業種ごとに科目が自動で設定されているなど、わかりやすい設定画面になっています。
MA1は、クラウドとインストール型のハイブリッド会計ソフトで、ベストセラー会計ソフト「会計王」をベースとしています。
会計事務所と顧問先とでリアルタイムに連携できる唯一のシステムで、金融機関明細の自動取込・仕訳ができる「MoneyLink」も備えています。
また、他の会計ソフトに比べてサポート体制が充実している点もおすすめのポイントです。マニュアルが冊子・PDFどちらの形態でも提供されています。
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Jiteraは、最新のAI技術とノーコード開発プラットフォームを用い、企業の業務効率化や財務管理の最適化を支援するベンチャー企業です。御社の会計業務の課題やニーズに合わせ、最適な会計ソフトの選定から導入、運用までをトータルにサポートいたします。
Jiteraの会計ソフト導入支援サービスの強み
- 業種や規模に合わせた豊富な会計ソフト導入実績と知見
- ノーコードでの連携開発で、スピーディかつ柔軟なシステム構築が可能
- 各種会計ソフトと連携し、データの一元管理や自動化を実現
- 経理業務の効率化やペーパーレス化など、財務DXを強力に推進
Jiteraでは、freee会計やマネーフォワードなど、クラウド型の会計ソフトを得意としており、御社の既存システムやデータとのスムーズな連携を実現いたします。会計や経理の業務フローを可視化し、AIやRPAを活用した自動化により、業務効率と生産性の大幅な向上を支援します。
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個人事業主向けのおすすめ会計ソフト
次に、個人事業主向けにおすすめな、会計ソフトを紹介します。
以下は、そのおすすめな会計ソフトをまとめたものです。
ソフト名 | 初期費用 | 料金プラン | 特徴 | 導入企業 | 導入社数 | 導入形態 |
マネーフォワード クラウド確定申告 | 無料 | 900円〜 (月額) (税抜) |
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株式会社久松農園、株式会社カラダノート、株式会社やまもとくん、など | 1,200社以上 | クラウド型 |
freee会計(確定申告) | 無料 | 980円〜 (月額) (税抜) |
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株式会社Gunosy、GMOペパボ株式会社、株式会社グッドパッチ、など | 100万社以上 | クラウド型 |
やよいの青色申告オンライン | 無料 | 8,800円〜 (年額) (税抜) |
|
パーソナルジム LIFIT、才能教育アカデミー 世田谷デザイン、ファーストサイン&トーク ラメール、など | 4,000社以上 | クラウド型 |
個人事業主の方は、これらの会計ソフトがおすすめでしょう。
マネーフォワード クラウド確定申告
出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/
マネーフォワードクラウド確定申告は、仕訳の自動入力から確定申告書の作成までに必要な機能がすべてそろっている、会計ソフトです。
このため、確定申告書の提出までの作業が完結出来ます。また、電子帳簿保存法への対応など、最新の機能も整備されています。
freee会計(確定申告)
出典:https://www.freee.co.jp/accounting/individual/
freee会計なら、確定申告をかんたんにできて、時間を短縮できます。経理や確定申告といった面倒な作業とらわれることなく、銀行やクレジットカードから自動で明細を取得できるため、データ入力を効率化できます。
データはいつでもレポートで確認でき、すぐに確定申告を始められます。「◯X」形式の質問に答えていくと、確定申告に必要な書類が作成できます。
やよいの青色申告オンライン
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/
やよいの青色申告 オンラインは、初心者でもすぐに使い始められるシンプル機能のクラウド申告ソフトです。
帳簿付けから申告資料の作成まで、かんたんに操作できます。操作に迷ったときにも、専門スタッフが製品導入から業務の相談まで答えてもらえるため、安心して利用できます。
無料で使える会計ソフト
続いて、無料で使える会計ソフトを紹介します。
以下は、おすすめな会計ソフトをまとめた一覧表です。
ソフト名 | 有料版の有無 | 初期費用 | 料金プラン | 特徴 | 運営会社 |
フリーウェイ経理Lite | 有 | 無料 | 3,000円〜 (月額) |
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株式会社フリーウェイジャパン |
円簿会計 | 無 | ー | ー |
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株式会社円簿インターネットサービス |
やよいの白色申告オンライン | 有 | 無料 | 9,200円〜 (月額) |
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弥生株式会社 |
ちまたの会計 | 無 | ー | ー |
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ちまたの会計 |
Main財務管理 | 有 | 50,000円〜 (税別) |
3,500円〜 (月額) |
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メインソリューション株式会社 |
無料で使える会計ソフトばかりであるため、これから会計ソフトを使い始めようと考えている人に、おすすめです。
また、以下の記事ではクラウド型ERPに関して詳しく解説しているため、参考にしてください。
フリーウェイ経理Lite
フリーウェイ経理Liteは、期間無制限で無料で利用できる会計ソフトです。WindowsのPCでインストールなしで使用でき、バージョンアップも無料で行われます。
仕訳帳または出納帳形式でのデータ管理や、決算関連の各種帳票作成が可能です。データ入力・マスタ管理・帳票印刷・グラフやレポートの自動作成・決算書出力など、一般的な機能を安いコストで使いたいときにおすすめです。
青色申告する際の貸借対照表や損益計算書も自動で作れるため、効率化に役立ちます。無料プランでも十分に会計作業の効率化ができるため、フリーランスをはじめとしたスモールビジネスにもおすすめです。
ただし、操作のサポートなど一部機能の制限はあります。フリーウェイ経理Liteには仕訳形式と出納帳形式との2種類の取引入力機能が存在します。
仕訳形式はある程度簿記の知識や経理経験がある人向け、出納帳形式は簿記の知識がほとんどない初心者向け、の入力方法です。
円簿会計
出典:https://www.yenbo.jp/service-info/kaikei.html
円簿会計は、円簿インターネットサービスが提供するクラウド型の会計システムです。基本機能をすべて無料で利用できるのが最大の特徴で、税制改正や法改正に伴うバージョンアップや保守契約も無料で利用できます。
これは、広告収入を収益としている会計ソフトであるためで、期間や機能の制限がなく、有料版もありません。
円簿会計は、小規模企業向けの会計ソフトで、法人向け決算書の作成が可能です。また、経費精算機能・四半期決算への対応・権限設定などの他・付箋機能によるメモの保存やレシートを撮影して画像データで保存しておくこともでき、領収証整理の時間を大幅に削減できます。
やよいの白色申告オンライン
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/shiroiroshinkoku/
やよいの白色申告 オンラインは、初めて会計ソフトを使うといった人でも、簡単に使い始められる、シンプルな機能だけが搭載されたクラウド申告ソフトの1つです。
申告資料の作成や帳簿付けなど、会計に関する処理を簡単に操作できます。
操作に迷ったときには、専門スタッフが製品導入から業務の相談までなんでも相談できるため、安心して利用が可能です。
ちまたの会計
ちまたの会計は、自治会やPTA、地域のスポーツクラブなどの非営利組織を対象に提供されているクラウド型の会計ソフトです。会計の初心者でも簡単に操作でき、パソコンやスマートフォン、タブレットからの操作が可能です。
設定はほとんど不要で、家計簿をつけるように画面に沿って操作を行うだけで、必要な会計書類が揃います。
会計に関する基本的な機能が網羅されており、スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスで利用することができます。
最新版へのアップデートも無料です。ちまたの会計は、登録費・利用料・年会費のすべてが無料で利用できます。
Main財務管理
出典:https://www.zero-soft.jp/soft/finance/
Main財務管理は、メインソリューション株式会社が提供する無料の会計ソフトです。
仕訳処理、会計帳票、分析帳票、消費税、決算処理、手形管理など、会計業務に必要な機能を網羅しています。
Main財務管理は、弥生会計や勘定奉行などの使用経験者に馴染みやすい、分かりやすい入力画面が特徴です。また、サポートサービスも無料です。
Main財務管理は、Windows専用のため、Macでは利用できません。
会計ソフトを選ぶ3つのポイント
ここまで、さまざまなタイプの会計ソフトをみてきました。では、これらのソフトを選ぶ際に、どのような点に気をつけるとよいのでしょうか。
ここでは、以下3つの項目に分けて、会計ソフトを選ぶ際のポイントを解説します。
- 自社の規模感や処理したい業務量を確認
- パッケージ型かクラウド型か
- セキュリティとサポート体制はどうか
それぞれのポイントを理解して、自社にあった会計ソフトを選ぶようにしましょう。
自社の規模感や処理したい業務量を確認
会計ソフトを選ぶ際に、自社の規模感や処理したい業務量を確認しておくことは、重要なポイントです。
以下は、確認する際のおもなポイントです。
- 自社の規模感
- 業務量
- 拡張性
- 予算
- 利便性と使いやすさ
自社の規模にあった会計ソフトを選ぶことが重要です。
小規模な企業や個人事業主には、機能がシンプルで使いやすいソフトウェアが適しているでしょう。一方で、大規模な企業では、より複雑な機能や大量の取引を処理できるソフトが必要です。
また、処理したい業務量や取引の種類に応じて、適切な会計ソフトを選択するのも重要なポイントとなります。一部のソフトは、特定の業種に特化しており、その業種向けの機能を提供しています。
たとえば、栗業向けの会計ソフトは、販売管理や在庫管理機能が強化されている、などです。
ほかにも、将来的な成長や変化に備えて、拡張性の高い会計ソフトを選ぶことが重要です。業務が拡大するにつれて、新しい機能やモジュールを追加できるソフトであれば便利でしょう。
会計ソフトの価格はさまざまであり、予算内で最適なソフトを選ぶことが必要となります。月額サブスクリプション型やライセンス型など、価格設定や支払い方法も異なるため、自社の予算にあったものを選ぶことが重要です。
会計ソフトは、日々の業務で使われるため、利便性と使いやすさも、会計ソフトを選ぶ際の重要な要素となります。直感的なインターフェースや豊富なヘルプドキュメントがあるソフトを選択すれば、効率的に業務を行えるでしょう。
パッケージ型かクラウド型か
会計ソフトを選ぶ際に、パッケージ型とクラウド型の両方について、検討することが重要です。
まずは、パッケージ型会計ソフトの利点をみていきましょう。
- データの完全な管理ができる
- カスタマイズの柔軟性
- 導入費用が安くなる可能性がある
パッケージ型会計ソフトは、自社のサーバーやコンピューターにインストールして利用するため、データの管理を完全に内部で行うことができます。
データのセキュリティやプライバシーを内部で管理できるため、完全な制御ができるのが利点です。
また、パッケージ型会計ソフトは、自社のニーズに合わせてカスタマイズできるものがあります。必要に応じて追加の機能やモジュールを導入することができ、便利です。
導入費用が安くなる可能性があるのが、パッケージ型会計ソフトの利点の1つです。通常、一度の購入費用で導入できるため、長期的なコストがクラウド型より低い場合があります。
次に、クラウド型会計ソフトの利点をみていきます。
- アクセスの容易さ
- 定期的なアップデート
- 初期費用の低さ
クラウド型会計ソフトは、インターネット経由でアクセスできるため、どこからでもデータにアクセスが可能です。これには、リモートワークや移動中でも利用できる便利さがあります。
また、プロバイダーが定期的にアップデートやセキュリティの強化を行うため、常に最新の機能とセキュリティが提供される点もポイントです。
さらに、クラウド型会計ソフトは通常、月額または年度のサブスクリプションモデルで提供されることが多く、初期費用が比較的低くなるのも利点でしょう。
会計ソフトを選ぶ際は、これらの利点と欠点を十分に検討して、自社のニーズにあった選択を行うことが重要です。
セキュリティとサポート体制はどうか
セキュリティやサポート体制を考慮することは、会計ソフトを選ぶ際に重要なポイントです。
以下は、選ぶ際のおもなポイントとなります。
- データの暗号化
- アクセスの制御
- データバックアップ
- テクニカルサポートの品質
- サポートの提供時間
- アップデートとメンテナンス
会計ソフトがデータを暗号化して保存できるかどうかを確認しましょう。データが暗号化されていれば、不正アクセスからのデータを守ることができます。
また、システムには、適切なアクセス制限機能が搭載されていることが必要です。従業員が必要なデータにのみアクセスすることができるようになっていれば、セキュリティの向上につなげられます。
会計ソフトを選ぶ際は、そのソフトのプロバイダーが提供しているテクニカルサポートの品質を確認しておきましょう。電話・メール・チャットなど、さまざまな連絡手段が提供されていることが理想です。
また、サポートが提供される時間帯やサポートの返答時間など、サポートの提供条件を確認しておきましょう。特に、重要な問題が発生した場合、迅速な対応ができるサポート体制が必要です。
ソフトのプロバイダーが定期的なアップデートとメンテナンスを実施しているかどうかも、会計ソフトを選ぶ際の重要なポイントとなります。最新のセキュリティパッチや機能の追加が定期的に行われることが重要です。
会計ソフトの主な機能
会計ソフトを選ぶ際は、さまざまなポイントがあることがわかりました。次に、会計ソフトのおもな機能をみていきましょう。
ここでは、以下のポイントに分けて、会計ソフトのおもな機能を解説します。
- 勘定科目の設定
- 取引入力・仕訳
- 集計・資金繰り管理
- 決算
- 予算管理、経営分析
これらの機能を理解しながら、自社で有効な会計ソフトの利用方法を検討ください。
勘定科目の設定
会計ソフトのおもな機能の1つは、勘定科目の設定です。勘定科目は、企業の財務情報を追跡して分析するための基本的な要素です。
以下は、その設定に関するおもな機能です。
- 勘定科目のカスタマイズ
- 勘定科目の階層構造
- 勘定科目の追加と削除
- 勘定科目の属性設定
- 可能科目の自動振り分け
会計ソフトは、企業のニーズに合わせて勘定科目をカスタマイズできます。カスタマイズできれば、企業の業種や規模に応じて適切な勘定科目を設定できるでしょう。
勘定科目は階層構造でできているものが多く、会計ソフトでこの階層構造を設定し、勘定科目を論理的かつ効果的に整理することが可能です。たとえば、資産・収益・費用などの大項目に分類でき、さらに細かいカテゴリに文流することもできます。
会計ソフトは、必要に応じて新しい勘定科目を追加したり、不要な勘定科目を削除したりすることができます。これらの機能があれば、企業の業務変化や成長にも対応できるでしょう。
勘定科目にさまざまな属性を関連づけることができ、たとえば、税率や税コード、部門コードなどです。会計ソフトでは、これらの属性を設定し、正確な財政情報を追跡することができます。
また、会計ソフトの中には、取引が発生した際に自動的に適切な勘定項目に振り分ける機能が提供されており、人為的なエラーやミスを減らして、処理の効率性を向上させることができます。
取引入力・仕訳
会計ソフトのおもな機能の1つに、取引の入力と仕分けの作成があります。これは、企業が日々の取引を記録し、財務情報を追跡するための重要な機能です。
以下は、取引の入力と仕分け作成における、おもな機能です。
- 振替伝票入力
- 帳簿形式入力
- 電子明細自動連携
振替伝票は、企業内の勘定科目間での資金移動や経費の振替など、一括して複数の勘定科目に対する取引を処理するための伝票です。
帳簿形式入力は、会計ソフトウェアで使用される一つのデータ入力方法です。この方法では、伝票を直接入力する代わりに、帳簿の形式に基づいてデータを入力します。
電子明細自動連携は、銀行やクレジットカード会社などの金融機関と会計ソフトウェアを連携させる機能です。これらの連携で、取引情報や明細データが自動的に会計ソフトウェアに取り込まれ、会計作業が効率化できます。
集計・資金繰り管理
会計ソフトのおもな機能の1つに、集計・資金繰り機能があります。
以下は、集金や資金繰りにおける、おもな機能です。
- 試算表、各種集計表の作成
- 資金繰り管理
試算表や各種集計表を作成できるかどうかは重要な要素です。これらの表は、企業や組織が財務状況や業績を把握し、戦略的な意思決定を行うために不可欠となります。
資金繰り管理は、企業が現金の流れを管理し、将来の収入と支出を予測して資金を効果的に管理するプロセスです。会計ソフトを選ぶ際には、資金繰り管理機能が重要なポイントとなるでしょう。
決算
決算は、会計ソフトのおもな機能の1つです。これは、企業が特定の期間(通常は会計年度)における財務状況や業績を集計し、財務諸表を作成するプロセスです。
以下は、決算機能における、おもな機能です。
- 総勘定元帳
- 決算書
- 減価償却費/固定資産台帳
総勘定元帳は、企業のすべての勘定科目に関する取引の履歴を一元管理するための帳簿です。会計ソフトウェアにおける総勘定元帳の機能は、企業の財務データを管理し、重要な財務情報を提供する上で重要な要素となります。
会計ソフトにおける決算書は、企業の特定の期間における財務状況や業績を要約した文書です。決算書は企業の経営者やステークホルダーにとって重要な情報源であり、企業の財務健全性や業績を把握するために使用されます。
会計ソフトにおける減価償却費は、企業が固定資産を取得した際にその価値が時間とともに減少することを考慮し、その減少分を毎年の経費として計上するための費用です。減価償却費は、企業の利益を適切に計算し、税務申告を行う際にも重要な要素となります。
会計ソフトにおける固定資産台帳は、企業が所有する固定資産に関する詳細な情報を管理するためのデータベースです。固定資産台帳は、企業の資産の取得・保有・償却・売却などの履歴を追跡し、財務諸表や税務申告などの目的に使用されます。
予算管理、経営分析
会計ソフトのおもな機能の1つに、予算管理と経営分析があります。
以下は、予算管理や経営分析を行う際に利用する、おもな機能です。
- 予算実績対比表
- キャッシュフロー計算書
- 比率分析
- 損益分岐点分析
- 比較財務諸表
会計ソフトにおける予算実績対比表は、企業が予算と実績を比較するための財務レポートです。この対比表は、予算と実績の差異を可視化し、企業の財務状況や業績を評価するための重要な指標となります。
会計ソフトにおけるキャッシュフロー計算書は、企業の特定の期間(通常は会計年度)における現金の流入と流出を示す財務諸表の一つです。キャッシュフロー計算書は、企業の資金繰りやキャッシュの健全性を評価するための重要な指標となります。
会計ソフトにおける比率分析は、企業の財務データから様々な比率を計算し、企業の財務状態や業績を評価するプロセスです。比率分析は、企業の経営者や投資家が経済的な健全性やパフォーマンスを理解し、意思決定を行うのに役立ちます。
会計ソフトにおける損益分岐点分析は、企業が利益を上げるために必要な最低の売上高や生産量を計算するための手法です。損益分岐点分析は、企業の経営者が費用構造や価格戦略を評価し、事業の収益性を最適化するための重要なツールとなります。
比較財務諸表は、企業の複数の期間にわたる財務情報を比較するための財務諸表です。通常、直近の期間と過去の期間とを比較し、企業の財務状態や業績の変化を追跡し、傾向を分析するのに役立ちます。
会計ソフトおすすめのまとめ
今回は、会計ソフトに関して、以下のことがわかりました。
- 会計ソフトは企業や個人が財務データを管理して会計上の処理を行うためのソフトウェア
- 会計ソフトの中には無料で利用できるソフトがある
- 自社の規模感や処理したい業務量を確認することが会計ソフトを選ぶ際のポイント
- 会計ソフトのおもな機能には勘定科目の設定などがある
会計ソフトは、企業や個人が財務データを管理して、会計上の処理を行うためのソフトウェアです。
これらソフトは、有料なものが多いですが、一部のソフトは無料で利用できるものがあります。
会計ソフトを選ぶ際は、自社の規模感や処理したい業務量を確認することがポイントです。
会計ソフトにはさまざまな機能がありますが、おもな機能には、勘定科目の設定などがあります。
これら会計ソフトの中から、自社にあったソフトを選ぶ際には、色々とわからないこともあるでしょう。会計ソフトを選ぶ際に、不安なことや困ったことがあれば、これらに知見を多くもつ、株式会社Jiteraへご相談ください。
自社でどのような会計ソフトを利用したいかをヒアリングさせていただき、適切なアドバイスをご提案させていただきます。