人事管理システムとは、従業員に関するさまざまな情報を管理して、企業や組織の人事業務をサポートするためのシステムです。
人事管理システムでは、勤怠や給与、評価などさまざまな管理が可能です。
この記事では、中小企業におすすめな人事管理システムを、管理する内容に応じて比較しています。
この記事を読んで、自社に最適な人事管理システムをみつける参考にしてください。
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
人事管理システムとは
人事管理システムとは、従業員に関するさまざまな情報を管理し、企業や組織の人事業務をサポートするためのシステムです。
従業員の個人情報・勤怠履歴・給与情報・スキルや資格情報・勤怠情報・評価やフィードバックなど、人事に関するあらゆるデータの管理を行うことができます。人事管理システムを活用すれば、人事業務の効率化・データの一元管理・正確性の向上が期待できるでしょう。
近年では、クラウドサービスとして提供される人事管理システムも増えており、小規模な企業から大企業まで幅広く導入されています。
クラウドサービスの場合、システムのメンテナンスやアップデートがサービス提供者によって行われるため、企業はシステムの運用にかかる負担を軽減できるメリットがあります。
また、従業員がインターネットを通じてどこからでも情報にアクセスできるため、テレワークやフレックスタイム制など柔軟な働き方を支援するツールとしても利用可能です。
中小企業における人事管理システムの選び方
人事管理システムは、人事に関するあらゆるデータの管理をおこなうことができるシステムですが、どのように選ぶとよいのでしょうか。ここでは、中小企業における人事管理システムの選び方のおもなポイントを、以下6つにわけて解説します。
- 導入の目的を明確にする
- 自社の規模や業種に合ったシステムを選ぶ
- 必要な機能を確認する
- コストパフォーマンスを考慮する
- 使いやすさを確認する
- ベンダーに相談する
人事管理システムを選ぶ際は、これらの選ぶポイントをおさえて自社に採用するシステムを選ぶとよいでしょう。
導入の目的を明確にする
中小企業にて人事管理システムを導入する際、その導入の目的を明確にすることが重要です。
たとえば、以下のような目的が考えられるでしょう。
- 業務の効率化
- データの一元管理
- 従業員のモチベーション向上
- コンプライアンス対応
これらの目的を明確にすれば、その目的を達成できる適切なシステムを選択できます。
また、人事管理システムは、多くの機能を持つものが多いですが、それぞれ異なった特徴を持っています。このため、システム導入の際に多くの目的を持ってしまうと、そのすべての目的を叶えられるようなシステムは見つからないでしょう。
自社の中で何を目的とするかを明確にし、適切なシステムを選択するのが重要です。
自社の規模や業種に合ったシステムを選ぶ
人事システムを選ぶ際には、自社の規模や業種にあったシステムを選ぶことが重要です。以下は、そのおもなポイントです。
- 規模にあったシステムを選ぶ
- 業種や業務に特化したシステムを選ぶ
- クラウドベースのシステムを検討する
- カスタマイズ性や拡張性を確認する
中小企業向けの人事システムは、大規模企業向けと比べて、機能や価格が異なる場合があります。自社の規模にあったシステムを選べば、必要な機能を適切な価格で利用できるでしょう。
また、従業員数や組織構造に応じて、スケーラビリティが高いシステムを選ぶことも重要です。
自社の業種や業務に特化した人事管理システムを選ぶことで、業界固有のニーズや規制要件に対応ができます。たとえば、製造業向けのシステムでは、労働時間管理や工程管理が重視される一方で、IT企業向けのシステムでは、スキル管理やプロジェクト管理が重要となります。
規模や業種・業務の他に、クラウドベースでのシステムも選択肢の1つとするのもポイントです。クラウドベースの人事管理システムは導入コストが低く、柔軟性や拡張性が高いため、自社の要件にあったシステムへのカスタマイズが容易で、中小企業に適しています。
また、遠隔地やモバイルからのアクセスも容易であり、テレワークやフレックスタイム制を導入している企業にも適しているでしょう。
このようなカスタマイズが可能な人事システムを選ぶことができれば、自社のニーズに合わせてシステムをカスタマイズできるため、業務プロセスの効率化や最適化が図れます。
また、将来的な成長や変化に備えて、システムの拡張性や柔軟性も重視するのもポイントの1つです。
必要な機能を確認する
必要な機能を確認することは、中小企業が人事管理システムを選ぶ際の重要なポイントの1つです。以下は、中小企業向けに選ぶ際のおもな機能をまとめたものです。
機能 | 説明 |
勤怠管理機能 | 従業員の出退勤時間や休暇申請などを管理する機能です。遅刻や早退、残業などの情報を正確に記録し、給与計算や労働時間の管理に役立ちます。 |
給与計算機能 | 従業員の給与計算や賞与、福利厚生などを処理する機能です。給与明細の発行や税金や社会保険料の計算などを自動化し、ヒューマンエラーを減らします。 |
採用管理機能 | 新規採用者の募集から選考、入社手続きまでをサポートする機能です。求人情報の掲載、応募者情報の管理、面接スケジュールの調整などを効率化します。 |
教育・研修管理機能 | 従業員のスキルアップやキャリア開発のための教育・研修プログラムを管理する機能です。研修の予約管理や受講状況の追跡、研修の効果測定などを行います。 |
評価管理機能 | 従業員のパフォーマンス評価や目標設定、フィードバックなどを管理する機能が必要です。定期的な評価や成果の可視化、評価結果に基づいたキャリアプランの策定などを支援します。 |
セキュリティ機能 | 機密情報や個人情報を安全に管理するためのセキュリティ機能です。アクセス制御、データの暗号化、セキュリティポリシーの適用などが含まれます。 |
モバイル対応機能 | 従業員が外出先やモバイル端末からもアクセスするための機能です。勤怠申請や給与明細の閲覧、コミュニケーションツールの利用などが含まれます。 |
これらの機能の中で、必要とする機能を確認した上で、それら機能が使える人事管理システムを選ぶようにしましょう。
コストパフォーマンスを考慮する
人事管理システムを選ぶ際、コストパフォーマンスを考慮することが重要です。
以下は、そのおもなポイントです。
- 初期コストとランニングコスト
- 機能と価格のバランス
- クラウドサービスの利用
- スケーラビリティと拡張性
- カスタマイズとサポート
- トライアルやデモの活用
システムの導入にかかる初期コストだけでなく、継続的なランニングコストも考慮することが重要です。ライセンス料・サポート費用・カスタマイズやアップグレードにかかる費用などを確認し、長期的な費用負担を評価しましょう。
システムの価格と提供される機能とのバランスを考慮することも重要です。高価なシステムほど多機能である場合が多いですが、自社のニーズに合わない機能が含まれている場合もあるでしょう。
必要な機能を適切に提供しているシステムを選ぶことがポイントです。
クラウドベースのサービスは、オンプレミスの導入と比較して、初期費用が少なく済むのがメリットです。サービスの利用料金は通常、従量課金や定額制などの携帯で提供されるため、自社の予算やニーズに合ったプランを選択するようにしましょう。
システムがスケーラブルであり、企業の成長や変化に対応できるかどうかを考慮する必要があります。将来的な拡張や追加機能の導入にかかるコストや労力も考慮して、コストパフォーマンスを評価しましょう。
システムのカスタマイズやサポートが利用できる場合、利用した際の追加費用や料金体系を確認する必要があります。カスタマイズやサポートにかかるコストと、その受けられるサービスの価値を比較し、コストパフォーマンスを判断するとよいでしょう。
複数のシステムを比較する際には、トライヤルやデモ版を利用して実際に操作してみることが重要です。システムの使いやすさや機能を体験して、コストと性能のバランスを確認するとよいでしょう。
使いやすさを確認する
使いやすさを確認することは、人事管理システムを選ぶ際に重要なポイントの1つです。以下は、そのおもなポイントです。
- ユーザーインターフェース(UI)の直感性
- カスタマイズ性
- ナビゲーションの簡易性
- 検索機能の有効性
- モバイル対応しているか
- トレーニングとサポートがあるか
システムのユーザーインターフェースが直感的かどうか確認しましょう。操作がわかりやすく、従業員や管理者が必要な情報や既往に迅速にアクセスできるかどうかをチェックする必要があります。
システムがユーザーによってカスタマイズ可能かどうかを確認しましょう。各ユーザーが自分のニーズに合わせて表示や機能をカスタマイズできるかどうかを評価するのがポイントです。
システム内を効率的に移動できるナビゲーション機能が備わっているかどうかも重要なポイントとなるでしょう。メニューやリンクがわかりやすく配置されているか、システム内の情報や機能へのアクセスがスムーズかどうかを確認するのがポイントです。
システム内の情報やデータを効率的に検索できるかどうかも重要なポイントになります。検索結果の精度や速度をテストして、必要な情報に素早くアクセスできるかどうかを確認しましょう。
従業員がスマートフォンやタブレットからアクセスできる、モバイル対応の機能が備わっているかどうかもポイントの1つです。モバイルデバイスからもシステムを利用できれば、より効率的にシステムを利用できるでしょう。
システムの導入時には、トレーニングやサポートが重要となります。システムの使い方や機能に関するトレーニングを利用して、利用者がスムーズにシステムを活用できるかが重要です。
ベンダーに相談する
ベンダーに相談すれば、自社にあった適切な人事管理システムを選択できる可能性が高まります。ベンダーは、システムの専門家であり、自社のニーズに合った最適なソリューションを提案してくれることが期待できます。
以下は、ベンダーに相談する際のおもなポイントです。
- ニーズの共有と課題の明確化
- カスタマイズや適応性の確認
- デモやトライアルの実施
- 価格とサポートに関する詳細の確認
- 顧客の声や参考事例の共有
- 相談窓口や問い合わせ先の確認
ベンダーとの最初のコンサルテーションでは、自社のニーズや課題を明確に共有するとよいでしょう。従業員数や業務の性質、導入の目的や予算など、ベンダーに理解してもらいたいポイントをしっかり伝えることが重要です。
ベンダーに自社のニーズに合わせたカスタマイズやシステムの適応性について質問するのもよいでしょう。特定の業務フローやプロセスをサポートする機能や、将来的な拡張や変更に対応できるかどうかを確認します。
ベンダーからデモやトライアル版を提供してもらい、システムの操作感や機能を実際に試してみるのも有効です。さらに、システムの価格体系やサポート内容、アフターサポートの提供方法などについて、詳細を確認しておくとよいでしょう。
価格の透明性やコストの詳細を確認して、予算内で最適な選択ができるかどうかを確認するのが重要です。ベンダーから顧客の声や事例を共有してもらうことで、人事開発システムの評価を行えます。
同業他社の事例や成功事例を参考にすれば、自社のニーズに合ったソリューションを見つけられる可能性が高まるでしょう。
人事管理システムを選ぶ際に迷ってしまう際は、人事管理システムの知見を多く持つ、株式会社Jiteraへご相談ください。自社のニーズをヒアリングさせていただき、そのニーズに合ったソリューションをご提案させていただきます。
【代表ツール】おすすめの人事管理システムを一覧比較
ここからは、項目別におすすめな人事管理システムをみていきましょう。まずは、人事管理システムとして代表的なツールを、各項目を比較した表にまとめました。
COMPANY | マネーフォワード | Socia | リシテア | |
初期費用 | 要お問い合わせ | 無料 | 要お問い合わせ | 200万円〜 |
料金 | 要お問い合わせ | 5,480円 (ビジネスプラン) |
要お問い合わせ | 要お問い合わせ |
無料版の有無 | ◯ | ◯ | 要お問い合わせ | ◯ |
導入形態 | クラウドorオンプレミス | クラウド | クラウドorオンプレミス | クラウドorオンプレミス |
人事評価の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
勤怠管理の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
給与管理の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
以下、各ツールを詳細に解説します。
COMPANY
出典:https://www.works-hi.co.jp/
COMPANY(カンパニー)は、大手企業が活用することを目的とした、人事に関することを統合したシステムです。人事管理、給与計算、勤怠管理、タレントマネジメントなどの機能を備えており、各業種・業態の人事にまつわる業務領域をカバーします。
COMPANYは、Works Human Intelligence(WHI)が開発・提供しており、日本IBMが提供を開始しました。
COMPANYの強みは、提案時に見積もった一定の費用だけで業務の効率化や新しい人事制度の運用を実現し続けることができることです。
クラウドでも利用可能で、人事情報を一元管理する理想のデータベースです。雇用・異動・出向・兼務・退職・再雇用等までの人事業務を網羅的に支援します。
マネーフォワード
出典:https://biz.moneyforward.com/employee/
マネーフォワード クラウド人事管理は、組織や従業員の情報を一元で管理することができるクラウド型の人事に特化した管理システムです。
クラウド上からペーパーレスで、従業員の情報を収集したり管理したりすることができるため、従業員が異動や入社・退社のたびに対応が必要な転記作業の削減が可能です。
従業員からの収集フォームを自由にカスタマイズできたり、従業員情報の更新もオンラインで完結するのが特徴的です。ほかにも、過去の情報を一箇所にまとめられ、履歴をすぐに確認することや、事前に情報の更新登録をすることができます。
連携サービスにも自動で情報を反映することができるため、特に意識することなくさまざまな情報を管理できるでしょう。
マネーフォワード クラウド人事管理は、給与計算や勤怠管理、社会保険申請のサービス等と連携することで、従業員や組織の情報を即座に反映することができます。
Socia
出典:https://www.sstinc.co.jp/solution-partners/000100.html
Socia人事システムは、株式会社エフエムが提供する人事管理システムです。勤怠管理や人事給与における業務の効率化を目的としています。
人事情報の一元管理や幅広い検索条件で人材を抽出といったような特徴を持ち、組織改編をドラッグ&ドロップで簡単にできるのが魅力です。ほかにも、登録された人事情報を誰でも簡単に確認できるのも特徴の1つです。
リシテア
リシテアは、日立ソリューションズが提供する人事総合ソリューションです。勤怠管理業務や各種申請業務などの間接業務をサポートします。
新入社員からベテラン社員までが容易に操作でき、また、マルチデバイスや多言語対応により、リモートワークなど人材の多様化にも対応しています。
担当業務に合わせて自由に画面編集が可能なため、操作ミスを低減することができるでしょう。
リシテアには、お知らせオプションという機能があります。このオプションは、特定の時刻に、時間外時間・休暇取得予定・勤務の未確定・未承認情報などをPCへポップアップ通知します。
また、PCのログオン/ログオフ時刻をサーバーに送信し、客観時刻として「リシテア/就業管理」に反映することも可能です。
【労務管理に特化】おすすめの人事管理システムを一覧比較
次に、労務管理に特化した人事管理システムをみていきましょう。以下は、労務管理に特化した、おすすめなシステムを比較した一覧表です。
freee人事労務 | ジョブカン労務HR | ジンジャー人事労務 | ヒトマワリ | |
初期費用 | 無料 | 無料 | 300,000円 | 無料 |
料金 | 800円 (月/1人)(税抜) |
400円 (月/1人)(税抜) |
300円 (月/1人)(税抜) |
10,000円 (月額)(税抜) |
無料版の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
導入形態 | クラウドorオンプレミス | クラウド | クラウド | クラウド |
人事評価の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
勤怠管理の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
給与管理の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
これらのシステムは、労務管理をシステム化していきたい人に、おすすめなシステムとなっています。
freee人事労務
出典:https://www.freee.co.jp/hr/
freee人事労務は、中小企業の人事労務管理を効率化するクラウド型ソフトウェアです。勤怠管理や給与計算、年末調整、入退社手続きなどの業務を1つで行えます。
freee人事労務には、従業員が勤怠入力や給与明細の閲覧などを行うことができるアプリがあります。ブラウザ版のfreee人事労務と連動し、無料で利用できます。
freee人事労務には、定額減税実績表作成機能が提供されています。
ジョブカン労務HR
ジョブカン労務HRは、年末調整だけでなく、勤怠管理や人事評価などの多くの労務管理をシステム上で管理することができます。
帳票の自動作成・電子申請ができたり、進捗状況が一目でわかるToDoリストの作成ができるのが特徴です。過去履歴も含めてカスタマイズ性に優れた従業員情報管理や従業員の個人情報・業務情報・被扶養者情報など業務に必要な情報をマスタとして一元管理できます。
このシステムには、無料プラン(一部制限あり)と有料プランがあります。有料プランには、従業員数の多い企業やジョブカンシリーズを利用の企業には特別料金が適用されます。
ジンジャー人事労務
出典:https://hcm-jinjer.com/jinji/
ジンジャー人事労務は、勤怠管理や給与管理などの人事に関する労務の効率化を支援するための、クラウド型の人事システムです。人事労務に関わるすべてのデータを1つのデータベースで管理することで、各システムでの情報の登録や変更の手間を削減します。
このシステムでは、従業員データ・入社した際の従業員情報・人事に関することなどすべてを可視化してリアルタイムで管理できるのが特徴的です。また、社会保険の各種手続きをオンライン化して手続き書類の作成から申請までWEB上で完結することも可能です。
ヒトマワリ
ヒトマワリは、人事部や経営層が抱える人事課題を明確にして、戦略人事を実現させるためのクラウド型人事管理システムです。人材情報の一元管理が可能なほか、人材情報をもとに組織の最適化が図れる組織シミュレーション機能などを搭載しています。
採用管理から人事管理まで活用でき、人事マスターデータが自動反映されるのが特徴です。初期費用が無料で、事業規模や業種を問わず運用できるため、どのような企業でも気軽に利用できるでしょう。
【人事評価に特化】おすすめの人事管理システムを一覧比較
人事評価はどの会社も複雑なものとなりがちですが、システム化すればその複雑さが軽減される可能性があります。
ここでは、おすすめな人事管理システムを一覧表にまとめました。
One人事[タレントマネジメント] | SmartHR | カオナビ | タレントパレット | CYDAS | |
初期費用 | 500,000円(税抜) | 無料 | 無料 (社員50名以下) |
500,000円(税抜) | 30,000円(税抜) |
料金 | 50,000円〜(税抜) | 要お問い合わせ (人数 × 単価) |
29,800円〜 (月額)(税抜) |
180,000円以上〜 (月額)(税抜)) |
300円〜 (1人/月)(税抜) |
無料版の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 要お問い合わせ |
導入形態 | クラウドorオンプレミス | クラウド | クラウド | クラウド or オンプレミス | クラウド |
人事評価の有無 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
勤怠管理の有無 | 無 (ほかシステムと連携が可能) |
無 (ほかシステムと連携が可能) |
無 (ほかシステムと連携が可能) |
◯ | 無 (ほかシステムと連携が可能) |
給与管理の有無 | 無 (ほかシステムと連携が可能) |
無 (ほかシステムと連携が可能) |
無 (ほかシステムと連携が可能) |
◯ | 無 (ほかシステムと連携が可能) |
それぞれのシステムの特徴をみながら、自社の人事システムにあったシステムを選ぶとよいでしょう。
One人事[タレントマネジメント]
出典:https://onehr.jp/talent-management/
One人事[タレントマネジメント]は、従業員の能力を最大限に引き出し、組織の人事戦略を支援する機能です。人事評価や人材育成、人材配置、スキル管理などの人事業務を効率化します。
タレントマネジメント(TM)とは、従業員が持つ能力やスキル、経験値などの情報を人事管理の一部として一元管理することによって組織横断的に戦略的な人事配置や人材開発を行うことです。
One人事は、入社から退職までの人事労務業務を一気通貫で管理し、手間と時間のかかる人事労務を大幅に削減します。
SmartHR
SmartHR(スマートエイチアール)は、人事・労務の業務効率化を目的としたクラウド型の労務管理システムです。入社手続きや年末調整などの労務手続きをクラウド上で完結できるのが特徴です。
従業員は、スマートフォンやパソコンから質問に答えるだけで、手続きが完了します。人事労務担当者は、画面上で提出内容の確認・回収・修正業務ができるため、年末調整を効率よく進められます。
SmartHRのスマートフォン向けアプリでは、人事労務に関わる会社からの連絡をプッシュ通知で受け取ることができます。また、給与明細の確認や人事労務に関わる必要書類のチェックなど、SmartHRでできることがいつでもどこでも行なえます。
カオナビ
カオナビは、社員の個性や才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステムです。顔写真で人材情報をひと目で把握できる人材管理ツールです。
業務の目標設定と成果、評価面談・結果の確認、フィードバックまで、全て運用を可視化するため、人事評価における管理作業を大幅に削減します。
カオナビは、人事に対する深い知見とノウハウをもとに、シンプルで使いやすい機能と充実したサポート&コミュニティを提供しています。
カオナビは、国内タレントマネジメントシステムで初めてISMAPのサービスリストに登録されました。プライバシーマークやISMS認証、ISMSクラウドセキュリティ認証にも対応しており、セキュリティに関する心配なく、安心してサービスを利用できます。
タレントパレット
出典:https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/
タレントパレットは、人材データを一元化・分析し、組織の力を最大化させるタレントマネジメントシステムです。
人事業務の効率化だけでなく、人材データを分析・活用することで、次世代人材の育成、最適配置、離職防止、採用強化など科学的人事戦略を実現します。
タレントパレットは、360度評価の設定と実施ができるマインド機能を搭載しており、また、1on1面談の記録を蓄積できる機能も搭載しています。
AIを活用して、社員のアンケートの回答を分析するテキストマイニング機能は、ほかのシステムにはない特徴的な機能であるといえるでしょう。
CYDAS
CYDAS(サイダス)は、株式会社サイダスが提供する人材データプラットフォームです。
人材の見える化、評価の効率化、育成、キャリア開発、適所適材の人材配置など、タレントマネジメントのためのデータ活用を実現するプラットフォームです。
CYDASは、人事・社員・管理職・経営者など、組織内の全員が利用できるシステムです。外部システムと柔軟に連携できるため、あらゆる人材情報を集約して活用できます。
効率化を目的としたタレントマネジメントシステムとは異なり、「働きがい」をつくるには?という視点から機能を追求しています。
目標管理・360度評価・バリュー評価等・あらゆる評価体系にフィットできるため、さまざまな人事評価で役立つでしょう。
【総合機能】おすすめの人事管理システムを一覧比較
総合的な機能を搭載した人事管理システムであれば、人事に関するあらゆる業務をシステム化できるでしょう。以下は、総合機能を持つ、おすすめの人事管理システムをまとめたものです。
サイレコ | HRMOSタレントマネジメント | ADPS (アドプス) | |
初期費用 | 400,000円 (税抜) |
無料 | 要お問い合わせ |
料金 | 200円 (月/1人)(税抜) |
120,000円 (月額)(税抜) |
要お問い合わせ |
無料版の有無 | ◯ | ◯ | ◯ |
導入形態 | クラウド | クラウド | クラウドorオンプレミス |
人事評価の有無 | ◯ | ◯ | ◯ |
勤怠管理の有無 | ◯ | ◯ | ◯ |
給与管理の有無 | ◯ | ◯ | ◯ |
それぞれの人事システムの特徴を掴んで、自社にあったシステムを選びましょう。
サイレコ
サイレコ(saireco)は、クラウド型の人事管理システムです。組織の人事情報を蓄積し、経営情報として活用することを支援します。
サイレコは、テレワーク環境でも利用でき、PCやスマートフォンからマイページで従業員の情報を確認したり、申請や情報更新を行うことができます。
また、WEB給与明細機能で給与明細や賞与明細、源泉徴収票の確認やダウンロードも可能です。
サイレコには、労務管理・組織管理・従業員管理・履歴検索・評価機能・利用者設定・承認者管理・給与明細など、多数の機能が搭載されています。
サイレコの料金プランは、システム導入費が40万円、システム利用費は月額18,000円~です。そのほか月額1,000円のシステムメンテナンス費用がかかります。
サイレコは、他のシステムからデータをCSVファイルもしくはExcel形式で出力することで、簡単にデータの連携が可能です。また、奉行APIコネクトサービスによって奉行クラウドと外部サービスの自動連携で、業務の自動化と生産性向上を可能にします。
HRMOSタレントマネジメント
HRMOSタレントマネジメントは、株式会社ビズリーチが提供するタレントマネジメントシステムです。タレントマネジメントとは、従業員の能力や資質、経験値などの情報を一元管理し、組織横断的に最適な人事配置や人材開発を行う人事マネジメントです。
人事・評価業務のデジタル化・効率化を実現しており、人材データを活用し組織の活性化に導くことを目的としています。
はじめてのタレントマネジメントでも安心のサポート体制があるため、どの企業でも気軽に利用できるでしょう。
HRMOSタレントマネジメントは、採用から入社後の活躍まで一連の様々なデータを連携・活用できます。また、社員の経歴・スキルをフリーワードで検索することも可能です。
ADPS (アドプス)
出典:https://www.casio-human-sys.co.jp/solution/adps.html
ADPS(アドプス)は、カシオ計算機株式会社が開発した人事統合システムです。1989年に発表されたADPSは、エンドユーザコンピューティングを最大のコンセプトとして開発されました。
ADPSは、人事情報管理、給与計算、諸届申請、就業管理などの機能を備えています。また、多様な働き方に対応し、就業管理業務の効率化と従業員の働き方の見直しに活用できるシステムです。
ADPSは、シンプルな画面で分かりやすい操作性を追求した人事業務システムです。クラウドの勤怠システムとして、いつでもどこでも簡単にログインでき、単純明快なGUIが直感的な操作を可能にしています。
【カスタマイズOK】おすすめの人事管理システムを一覧比較
カスタマイズができる人事管理システムであれば、自社の人事にあったシステムへカスタマイズが可能でしょう。以下は、カスタマイズOKな、おすすめの人事管理システムをまとめました。
あしたのクラウドHR | HRBrain | |
初期費用 | 300,000円 (税抜) |
200,000円 (税抜) |
料金 | 60,000円 (月額)(税抜) |
70,000円 (月額)(税抜) |
無料版の有無 | ◯ | ◯ |
導入形態 | クラウド or オンプレミス | クラウド or オンプレミスorパッケージソフト・ASP |
人事評価の有無 | ◯ | ◯ |
勤怠管理の有無 | ◯ | ◯ |
給与管理の有無 | ◯ | ◯ |
どのようなカスタマイズができるかをみながら、自社にあったシステムを選びましょう。
あしたのクラウドHR
出典:https://cloud.ashita-team.com/
あしたのクラウドHRは、人事評価システムをクラウド上で提供するサービスです。人事データベースの構築・管理、目標設定や管理、人事評価や給与査定・確定などを行うことができます。
あしたのクラウドHRは、100名以下の中小企業に特化したサービスで、運用に必要な機能のみを有し、操作性が良く圧倒的な低価格を実現しています。
評価制度がなくてもゼロから構築できるため、今まで Excelで管理していた企業でも安心してシステム導入が可能です。また、従業員の写真・名前を並べると、評価の進捗状況や同列の従業員の評価について確認ができるため便利です。
HRBrain
HRBrain(エイチアールブレイン)は、人事評価から人材データの管理・分析、タレントマネジメントまでをトータルで効率化するクラウドサービスです。
あらゆる人材データを一元管理でき、また、わかりやすいUI・UXで直感的な操作が可能なのが特徴的です。
HRBrainは、人材データの管理・分析・活用を通して、戦略的な人事の意思決定を支えます。蓄積したデータを基に「個」「組織」の状態を見える化・分析し、企業に内包する人事の課題を戦略的に解決することが可能です。
HRBrainは、タレントマネジメント・組織診断サーベイ・パルスサーベイ・人事評価・360度評価・ストレスチェック・労務管理・社内向けAIチャットボットの8つのクラウドサービスと組織人事コンサルティングサービスを展開しています。
まとめ:自社に最適な人事管理システムを選びましょう
今回は、人事管理システムに関して、以下のことがわかりました。
- 人事管理システムは従業員に関するさまざまな情報を管理して企業や組織の人事業務をサポートするためのシステム
- システム導入の際はその導入の目的を明確にすることが重要
- 自社の規模や業種にあったシステムを選ぶことが人事管理システムを選ぶ際のポイント
- 管理したい人事内容に応じたおすすめの人事管理システムがある
人事管理システムは、従業員に関するさまざまな情報を管理し、企業や組織の人事業務をサポートするシステムのことです。
多くのシステムがありますが、導入の際はその目的を明確にすることが重要です。また、自社の規模や業種に合ったものを選ぶことが、選ぶ際のポイントとなります。
これらのシステムには、それぞれ特徴があるため、管理したい人事内容に応じて選ぶことが重要です。
しかしながら、これらの中から、自社の人事内容に合ったものを選ぶのは難しいでしょう。人事管理システムを選ぶ際に、迷うことやわからないことがあれば、多くの知見を持つ、株式会社Jiteraへご相談ください。
自社でどのようなシステムを構築したいかをヒアリングさせていただければ、最適なご提案が可能です。