企業において業務システムは不可欠ですが、その業務システムを動かすためには「サーバー」が必要となります。
Webシステム・メール・データベースなど、業務で取り扱うシステムの種類はさまざまあり、サーバーも同様です。
企業内で物理的にサーバー機器を置く「オンプレミス型」、そしてインターネットに接続した環境から利用する「クラウド型」など、企業の規模や運用方法によって適切なサーバー種類は異なります。
必要なソフトウェアが既に入っていて、購入後すぐに使えるパソコンとは違い、サーバーを使えるようにするためには構築作業が必要です。
この記事では、構築方法ごとに異なるサーバー構築費用の相場を解説します。
高校からHTML/CSS/COBOL/C++/Rubyに触れ、システム管理やCMSなど幅広く網羅。建築士から転身し、Webメディアの制作を主軸とした会社を設立。ITパスポート所有。趣味は建築物巡り。
【物理サーバー】サーバー構築費用の相場と内訳
物理サーバーは、名称のとおり物理的に存在するサーバーです。
物理サーバーのメリットは、高いパフォーマンスを期待できる点です。初期導入コストが少し高めではありますが、サーバー機器に搭載されたCPUやメモリの性能を十二分に発揮してくれます。
また、物理サーバーの構築段階では必ずしもネットワークへ接続しなくていいという点もメリットです。ネットワーク環境が無い場所でも、サーバー構築が可能となります。
項目 | 相場 |
サーバー機器本体価格 | 小型モデル:約10万円前後 ラック型モデル:約20万~30万円前後 |
周辺機器価格 | ルーター:1万円~5万円前後 UPS:3万円~8万円前後 外付けハードディスク:1万円~3万円程度 PC・モバイル端末:5万円~15万円前後 |
OS・ソフトウェア設定費用 | ファイルサーバー・プリンタサーバーの構築:3万円~6万円前後 Webサーバー・メールサーバー:5万円~10万円前後 セキュリティ対策用サーバー:25万円~30万円前後 |
ネットワーク設定費用 | ネットワーク工事費用:パソコン25台程度で10~20万円前後 ネットワーク機器の設定・設置費用:15万~20万前後(機器1台あたり) |
サーバー機器本体価格
物理サーバーの本体となるのがサーバー機器です。大手メーカーが多種多様なサーバー機器を製造・販売しています。
要求スペックによって価格は大きく変動しますが、一般的なオフィスでファイル共有や社内システムを利用する程度のサーバーであれば、数10万円程度で購入できます。
サーバー機器内部に搭載されるもの、例えばCPUやメモリなどは、購入後に変更するのが難しい部品となるため、購入前に必ずスペックを確認しておきましょう。
ハードディスクなどは、サーバー機器に空きスロットがあれば導入後でも増設が可能です。トラブルを避けるため、増設の際はなるべく既存のハードディスクと同じ製品を選定するようにしてください。
周辺機器価格
物理サーバーは、サーバー機器本体以外に周辺機器が必要になる場合もあります。
周辺機器の一例は下記のとおりです。
- 複数のネットワーク同士を中継する通信機器である「ルーター」
- 停電時や災害時などにサーバー機器を守る「UPS(無停電電源装置)」
- サーバー内のデータをバックアップするための「外付けハードディスク」
- サーバー設定用の「PC」や「モバイル端末」
これら周辺機器も各社が製造・販売しており、下記が一般的な価格となっています。
- ルーター:1万円~5万円前後
- UPS:3万円~8万円前後
- 外付けハードディスク:1万円~3万円程度
- PCやモバイル端末:5万円~15万円前後
性能によって価格が異なる点に注意しましょう。
OS・ソフトウェア設定費用
物理サーバーは、購入後に電源を入れるだけで使えるようになる機器ではありません。サーバーの利用目的に応じたOSやソフトウェアの設定が必要となります。
特にWindowsが導入されているサーバーであれば、初めてサーバー機器の電源を入れた後、必ず初回セットアップを行わなければなりません。後々変更できない項目もあるため、事前に準備しておきましょう。
そして、サーバーの用途によって構築費用が変動する点にも注意が必要です。以下は一般的なサーバーの用途と、構築費用の概算をまとめました。
- ファイルサーバーやプリンタサーバーの構築:3万円~6万円前後
- Webサーバーやメールサーバー:5万円~10万円前後
- 社内のセキュリティ対策用サーバー:25万円~30万円前後
上記以外の用途であれば、さらに高額な構築費用がかかる場合もあります。
ネットワーク設定費用
ネットワーク設定にかかる費用は、厳密にはサーバー構築費用に含まれませんが、構築したサーバーはネットワーク接続が必須でもあるため、併せて予算計画に含めておくべきです。
”ネットワーク設定”と一口に言っても、ネットワーク機器への設定作業や、サーバー機器やパソコンに接続するLANの配線工事、ネットワークハブの設置など、その作業内容は多岐にわたります。
ネットワーク構成の規模で大きく費用が変わる部分ですが、相場としては下記を参考にしてください。
- ネットワーク工事費用:パソコン25台程度(1フロア想定)で10~20万円前後
- ネットワーク機器の設定・設置費用:機器1台あたり15万~20万前後
【仮想サーバー】サーバー構築費用の相場と内訳
仮想サーバーとは、物理サーバーとは違ってサーバーの実体が無く、1台の物理サーバーの中で複数台のサーバーが仮想的に稼働する仕組みを表しています。
サーバーの実体が無いので、仮想サーバーに必要となるサービスやソフトウェアは、専用ソフトウェアを操作して構築を行っていきます。
名称は「仮想サーバー」ですが、構築のために最低1台は物理サーバーが必要になる点に注意が必要です。
項目 | 相場 |
要件定義費用 | 10~20万円程度 |
設計費 | 10~20万円程度 |
構築費 | 30万円程度 |
要件定義費用
仮想サーバーの要件定義とは、1台の物理サーバー上で何台程度の仮想サーバーを稼働させるかを定義します。
仮想サーバーは物理サーバーのリソース(CPUやメモリ)を共有するため、一度に稼働させられる仮想サーバーの台数には限界があります。仮想サーバー1台あたりのスペックを定義しておき、物理サーバーのリソースを手配しておきましょう。
人件費扱いとなる要件定義費用の相場は、10万円~20万円程度となっています。
設計費
仮想サーバーを稼働させる前に、サーバーOS・ホスト名・IPアドレス、そしてサーバーの用途に応じたOSサービスなど、仮想サーバー全体の設計を行わなければなりません。
仮想サーバーはネットワーク負荷がかかるため、場合によってはネットワーク環境と併せて設計を考慮する必要があります。
こちらも人件費扱いとなる設計費用の相場は、10万円~20万円程度となっています。
構築費
要件定義・設計が完了したら、最後は仮想サーバーの構築作業です。
サーバーOSのセットアップ、必要なソフトウェアのインストールなど、物理サーバー上へインストールした専用ソフトウェアから仮想サーバーを操作して構築作業を進めていきます。複数台の仮想サーバーを稼働させる場合は、同じ構築作業を繰り返し行いましょう。
仮想サーバーの構築費は、仮想サーバーの規模や台数にもよりますが、30万円程度が相場となっています。
【クラウドサーバー】サーバー構築費用の相場と内訳
クラウドサーバーとは、クラウド(インターネット)上に存在するサーバーです。
インターネット上で構築済みのサーバーにアクセスして利用するため、基本的に新しくハードウェアやソフトウェアを調達する必要がありません。導入コストを最も抑えられるサーバー構築方法といえます。
物理サーバーや仮想サーバーと違い、クラウドサーバーはサービス事業者から提供される仕組みなので、サーバーのスペック調整が難しい点にも留意しておきましょう。
クラウドサーバーから提供されるサービスについては、以下の記事も参考にしてみてください。
項目 | 相場 |
SmartConnect Cloud Platform(HaaS) | 月額15.7万円~ |
リンク ベアメタルクラウド | 月額34,800円~ |
Clara Cloud | 要問い合わせ |
SHARERN(シェアルン) | 月額85,000円~(3TB) |
GPUSOROBAN | 1時間50円~ |
SmartConnect Cloud Platform(HaaS)
SmartConnect Cloud Platform(HaaS)とは、オンプレミス(物理)サーバーからクラウドへ移行する際に最適なクラウドプラットフォームサービスであり、NTTスマートコネクト社が提供しています。
これまで稼働していた物理サーバーをデータセンターへ移設し、そのサーバーへのアクセスをクラウドサービスとして提供しています。物理サーバーでありながらクラウドサーバーを使えるサービスです。
社内で稼働していた物理サーバーを移設するため、システムやデータベース構成を変える必要がなく、ハードウェアが無くなった分、サーバー機器の維持管理に必要だったコストを削減する効果があります。
リンク ベアメタルクラウド
リンク ベアメタルクラウドは、「物理サーバをクラウドのように使うことができる」がキャッチコピーのサーバーサービスです。
従来のクラウドサーバーだと、提供している事業者側が構築した仮想サーバーへアクセスする方法が一般的であり、契約者数が多ければ多いほどオーバーヘッド(通信に際し間接的に生じる負荷)が発生してしまうため、思った処理速度が出ないといった課題がありました。
リンク社が提供するベアメタルクラウドは、契約者ごとに専有の物理サーバーを構築してクラウドサービスとして提供するため、リソースを共有するが故の影響を受けないのがメリットです。
Clara Cloud
Clara Cloudは、最先端のハイパーコンバージドインフラである「Nutanix」を、社内にサーバーハードを持たずに利用できるサービスです。
このサービスは”サブスクリプションサービス”として提供されており、ハードウェアはもちろん、データセンター利用料・電気代・ネットワーク費用・各種ライセンス費用をすべて含んで毎月定額料金で使えるサービスとなっています。
物理サーバーの柔軟さと仮想サーバーの拡張性、両方の良い点を兼ね備えたサービスでありながら、手間がかかるハードウェアの面倒は見なくてすむという便利なサービスです。
SHARERN(シェアルン)
SHARERN(シェアルン)とは、物理サーバーで運用していたファイルサーバーからクラウド環境へ移行するのに最適な法人向けクラウドストレージサービスです。
通常のクラウド型サーバーと異なり、ファイル共有に特化した作りとなっているため、大容量のファイルを取り扱えるのに低価格で利用できるのが最大のメリットとなっています。専用のデータ移行ツールも提供しているため、既存の物理サーバーからのデータ移行は誰でも簡単に実行可能です。
使用したいストレージ容量によって利用料金が変動します。社内のファイルサーバーが老朽化したタイミングなど、新しいファイルサーバーを検討しているのであれば、乗り換え候補の1つとしておすすめです。
GPUSOROBAN
GPUSOROBANとは、株式会社ハイレゾが運営しているGPUクラウドサービスです。
GPUとはGraphics Processing Unitの略であり、画像を生成(描写)するために必要な計算処理を行う装置であり、性能が高くなるにつれよりキレイに・より速く画像を描写できるようになっています。
GPUSOROBANはこのGPU処理をクラウドサービスとして提供しており、流行りの画像生成AIや、CAD・BIMといった業務でグラフィック処理が必要な企業へおすすめのサービスです。
時間単位で利用料金が計算される仕組みであり、1時間50円で利用できるのは業界最安クラスとなっています。
【一目でわかる】サーバー構築費用の費用相場を比較
サーバーや規模や種類によって費用が異なります。
ここからは、規模別と種類別に分けて、相場をご紹介します。
サーバーの規模別
サーバー構築費用は、規模によって大きく変わります。
小規模なサーバーは、アクセス数が少ないサイトやデータ処理が少ないシンプルなサイトに向いており、月々の運用費用を抑えやすいのが魅力です。
中規模から大規模になると、処理能力やセキュリティの強化が必要になり、少しずつ費用が増していきます。
それぞれで性能が異なるため、必要な性能をしっかり見極めて無理のない規模を選ぶと、費用を抑えながら安心して利用できるサーバー環境が整います。
サーバー規模 | 本体費用相場 |
小規模 | 10万円程度 |
中規模 | 20〜30万円程度 |
大規模 | 100万円程度 |
サーバーの種類別
サーバーにはいくつかの種類があり、選ぶタイプによっても費用が変わります。
クラウドサーバーは初期費用が安く利用した分だけを支払うため、少しずつ使い始めたい場合におすすめです。
専用サーバーや仮想プライベートサーバー(VPS)は、より安定した環境が必要なときに向いています。
一方で、オンプレミスサーバーは自社で全て管理するため、初期費用は高くなりますが、セキュリティをより強化したい場合に安心です。
それぞれの特徴を考えて予算に合わせて選ぶと、ちょうど良いコストと使い心地のサーバーを見つけやすくなります。
サーバー規模 | 本体費用相場 |
オンプレミス | 10〜30万円程度 |
クラウド | 10万円程度 |
専用サーバー | 30万円程度 |
仮想プライベートサーバー | 10〜150万円程度 |
サーバー構築費用を抑えるコツ
サーバー構築費用を抑えるコツには、以下の4つが挙げられます。
- 仮想サーバーを利用する
- レンタルサーバーを利用する
- サーバーの用途に合った選択をする
- 補助金制度を活用する
ここでは、上記4つについて詳しくご紹介します。
仮想サーバーを利用する
仮想サーバーは、物理サーバーを導入するよりもコストを抑えやすいとされています。
安価なものであれば10万円程度から利用可能で、必要に応じたスペックを選べるため、小規模なものから大規模なものまで対応可能です。
また、物理サーバーに比べてメンテナンスが簡単で、サーバーの管理や運用にかかる手間が減り、運用費用も抑えやすくなります。
ニーズに応じて柔軟にスケールアップやダウンができるため、まずは仮想サーバーから始めるのが良いでしょう。
レンタルサーバーを利用する
レンタルサーバーは、低コストでサーバー環境を整備できる方法です。
自社でサーバーを所有する必要がないため、初期費用を大幅に抑えられることが特徴で、月額数千円から数万円程度で利用可能なプランも多くあります。
また、サーバーの運用管理はレンタル会社が行うため、自社でメンテナンスやトラブル対応をする負担も減らせます。
小規模なウェブサイトやテスト用環境などには適しており、運用コストを抑えつつも安定したサーバー環境を利用したい方におすすめです。
レンタルサーバーについては以下の記事で解説しています。ぜひこちらもご覧ください。
サーバーの用途に合った選択をする
サーバー構築費用を抑えるためには、利用目的に合ったサーバーを選ぶことも大切です。
また、データの処理量やアクセス数を見越して、必要以上に高スペックなサーバーを選ばないようにするのもコスト削減のポイントです。
目的に合わせたサーバーを選択することで、無駄な費用を抑え、必要な機能に集中した投資が可能になります。
補助金制度を活用する
サーバー構築には多額の費用がかかることが多いため、国や自治体が展開している補助金制度を利用するのがおすすめです。
中小企業向けのIT導入補助金やデジタル化推進補助金など、サーバーの導入やITインフラの整備を支援する制度があります。
申請には条件がある場合もありますが、申請が通れば費用の一部をカバーできるため、企業の負担を減らせます。
現在も申請可能な補助金制度については、以下の記事でご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
サーバー構築を成功させる5つのポイント
サーバー構築を成功させるためには、以下のポイントを押さえることがおすすめです。
- 明確な構築計画を策定する
- 適切なスケールを選定する
- 信頼できる業者を選定する
- セキュリティ対策を徹底する
- 構築後の運用方法を整備する
この5つのポイントを押さえて、サーバー構築を成功させましょう。
明確な構築計画を策定する
初めに明確な構築計画を立てることが大切です。
具体的な計画があれば、導入を進めやすくなり、途中での無駄なコストや時間のロスも防げます。
以下の内容を計画しましょう。
- 目的
- 必要な機能
- スケジュール
- 予算
- 必要なリソース
- 人材の確認
計画段階でしっかり準備することで、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
適切なスケールを選定する
サーバーのスケールは、実際の使用状況に合ったものを選びましょう。
大きすぎるスケールは無駄なコストの原因になり、逆に小さすぎると運用に支障が出ることも。
まずは想定されるアクセス数やデータ処理量を考慮し、それに見合った規模を見極めましょう。
スケールアップが必要な場合に備えて、将来的な拡張性も考慮すると、コストを抑えつつも状況に合わせた運用が可能になります。
信頼できる業者を選定する
サーバー構築をスムーズに進めるためには、信頼できる業者を選ぶことも重要です。
業者によってサポート体制や技術力に差があるため、これまでの実績や評価、サービス内容をチェックしましょう。
また、万が一のトラブル時に迅速に対応してくれるかどうかも大切なポイントです。
契約前にしっかりとコミュニケーションを取り、要望に合わせた提案ができる業者を選ぶことで、構築後も安心して任せることができ、信頼関係を築けます。
業者選びにお困りの方は、ぜひ株式会社Jiteraにお任せください。
サーバー導入のためにさまざまなご提案をさせていただきます。
セキュリティ対策を徹底する
サーバー構築において、セキュリティ対策は必須です。
不正アクセスやデータ漏洩を防ぐために、ファイアウォールの設定や暗号化などを施しましょう。
また、管理者用のパスワードは強固なものにし、定期的な変更を行うことも重要です。
必要に応じて対策をアップデートすることで、安全なサーバー環境を維持できます。
構築後の運用方法を整備する
サーバー構築が完了した後も、安定した運用を続けるためには管理が必要になります。
メンテナンスやパフォーマンスのチェックを行い、必要なアップデートも忘れずに行いましょう。
また、運用ルールやトラブル対応の手順を明確にしておくことで、万が一の問題発生時にも迅速な対応が可能になります。
構築後の運用方法をきちんと整備することは、サーバー運用の成功に欠かせないでしょう。
サーバー構築の外注先の選び方
サーバー構築を外注する際に、失敗は避けたいですよね。
ここでは、サーバー構築の外注先の選び方について、次の4つをご紹介します。
- 実績と専門性があるか
- セキュリティ対策の知識と対応力があるか
- サポート体制とトラブル対応力があるか
- コストと費用対効果が見込めるか
実績と専門性があるか
サーバー構築の依頼をする時、依頼する企業が経験豊富かどうかをまず確認しましょう。
過去に多くのプロジェクトを手掛けている企業や、いろいろな業界での導入実績がある企業なら、サーバーの種類や設置場所に合わせた知識をたくさん持っている可能性が高く、安心して任せられるでしょう。
万が一のトラブルにも適切に対応できることが多いので、スムーズな構築を期待できます。
セキュリティ対策の知識と対応力があるか
サーバーを使う上で心配なことのひとつが、セキュリティです。
大切なデータを守るために、外注先がどれだけセキュリティ対策に詳しいか、どんな対応ができるかをしっかり確認することが重要です。
たとえば、不正アクセスを防ぐ技術がどの程度備わっているか、最新の対策に対応しているかなどがチェックポイントです。
セキュリティ面で頼れる会社を選べば、安心してサーバーを使い続けられます。
サポート体制とトラブル対応力があるか
サーバー運用中には、突然トラブルが起こることもあります。
そんな時に頼りになるのが、充実したサポート体制です。
サポートが24時間受けられるか、緊急時にすぐ対応してもらえるかなどは、事前に確認しておくようにしましょう。
また、トラブル時には技術力だけでなく、迅速で丁寧な対応があるかも大切なポイントです。
何か困った時もすぐ相談できるサポートが整っていると、導入後の運用も心強いでしょう。
コストと費用対効果が見込めるか
最後に気になるのは、やはりコストです。
サーバー構築の初期費用や月々の運用費用は、外注先によって異なりますが、「サービス内容と見合った価格か」を必ずチェックしましょう。
価格が高いから良い、安いから質が悪い、というわけではなく、長期的に見てメリットがあるかを考えましょう。
バランスを考え、長くお付き合いできる外注先を選ぶと安心です。
まとめ:費用を最適化してサーバー構築を成功へ導こう
今回は、サーバー構築に必要となる費用の相場をご紹介しました。
サーバー構築方法にはいくつか種類があり、選択した方法によって費用はもちろん、必要となる機器も異なってきます。いずれもサーバーの台数やサーバーのスペックによって大きく価格が変動する点に注意してください。
もし、サーバー構築方法や費用についてお悩みであれば、ぜひ株式会社Jiteraにご相談ください。
貴社が抱えるサーバー構築についての課題点をヒアリングさせて頂き、適切な解決方法を導き出すお手伝いをさせていただきます。