ChatGPTのアプリ(iPhone/Android用)がリリース!始め方や便利な機能などわかりやすく紹介!

ChatGPTは、OpenAIが2022年11月30日にリリースし、さまざまな分野の質問に回答することから大きく注目を集めました。
また、人間のような口調で回答をすることから、世界的にも衝撃を与えました。
現在も企業で活用されている事例があるなど、多くの場面で利用されています。

多くの人が利用しているChatGPTですが、当初はスマートフォンで使用するにはブラウザから開くしかありませんでした。
しかし、2023年5月26日にiOS版の日本向けの公式アプリがリリースされ、同じ年の7月28日にAndroid版も公開されました

この記事では、ChatGPTのアプリの料金やインストール方法、ブラウザ版との違いについて解説していきます。

Nao Yanagisawa
監修者 Jitera代表取締役 柳澤 直

2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立

2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当

2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発

2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出

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執筆者 aki_writer

IT分野の記事を中心に執筆をしています. 過去にエンジニアとして働いていたこともあり,自分の経験を生かした執筆をしております.

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    ChatGPTのアプリ(iPhone/Android用)とは?

    ChatGPTのアプリとは、OpenAIが提供しているモバイルアプリで、AppStoreやGoogle Playから入手できます。
    Webブラウザと同様に、質問を打ち込むと人間のような自然な回答で情報が提供されます。
    質問だけでなく、日常的な会話でコミュニケーションをとることも可能です。
    基本的には、Webブラウザで使える機能はアプリでもほとんど利用できます。
    新しいバージョンや高度な機能を使う場合は有料ですが、Webブラウザで利用する場合と料金は異なるので注意が必要です。
    利用方法もほとんど差がありませんので、もともとブラウザで使用していた方なら迷うことはないでしょう。
    インストールやアカウント作成も簡単にできるので、よく使用する方はアプリを入れておくと良いかもしれません。

    ChatGPTアプリの料金

    アプリであっても、質問の回答など基本的な機能に関しては、web版と同様に無料で利用することができます。
    トライアル期間などは設けられておらず、今のところは半永久的に無料で利用可能です。
    ChatGPTの有料版の料金は、webとアプリでは異なります。
    webの場合は、月額20ドル、スマホアプリの場合は月額3000円が必要です。
    webではUSドルで支払いですが、アプリでは日本円が適用されます。
    webで支払う場合は料金が変動しますが、アプリで支払う場合は料金は固定となるので、注意してください。
    2024年3月10日現在では、US 20ドルを日本円に換算すると2941円でした。
    そのため、現在はweb利用とスマホアプリではあまり変わりませんが、今後はレートによってどちらがお得かは変わってくるでしょう。

    有料版のChatGPTは、画像の認識ができるなど、さらに便利な機能が増えます。
    無料版と有料版の違いについて、以下の表にまとめました。

    無料版 有料版
    GPT-4の利用 ×
    ブラウジング機能 ×
    画像認識機能 ×
    画像生成機能 ×
    音声会話機能
    Data Analysis ×
    GPTs ×

    ChatGPTアプリのダウンロードとログイン手順

    ChatGPTアプリのダウンロードからログインをするまでの手順を画像付きで解説していきます。
    アプリをインストールしたら、アカウント作成またはログインが求められます。
    ここでは、iOSでダウンロードすることを想定していますが、Androidの場合も基本的には同じ操作と考えて下さい。

    iPhone

    iPhoneでダウンロードする場合は、App Storeから行います。
    検索窓でChatGPTと入力すると、アプリが出てくるので、インストールします。
    アプリをインストールして、起動すると、アカウントの認証を求められるので、指示に従ってアカウント作成もしくはログインをしてください。
    これでChatGPTの利用を開始することができます。

    Android

    ChatGPTのアプリは、Androidでもリリースされています。
    Androidの場合は、Google Playからインストールしますが、ダウンロードとログイン方法もiPhoneとほとんど同様です。
    登録は、Googleアカウントやメールアドレスで行えるので、都合の良い方法を選ぶと良いでしょう。

    まず、AppStore(Androidの場合はGoogle Play)からChatGPTのアプリを探します。
    検索窓にChatGPTと入力して、公式アプリを見つけます。
    ChatGPTは、似たサービスが多く開発されているので、提供元がOpen AIとなっているかどうかを確認しましょう。

    入手を押し、インストールを開始します。

    インストール後にアプリを開くと、このような画面が表示されます。
    アカウントが既にある場合はログイン、層でない場合は上の3つのボタンのどれかを選択します。
    今回はメールアドレスでのサインアップを選びます。

    メールアドレスでサインアップを選択すると、以下の画面に遷移します。
    指示に従って、メールアドレスを入力し、続けるのボタンを押してください。
    すると、パスワードの設定を求められるので、条件に合うようにパスワードも入力して続けるを押します。

    パスワードの設定が終了すると、以下の画面に遷移するので、Open Mail Appを押します。
    メーラーが開くので、以下のようなメールが届いていることを確認して、Verify email addressを押してメールアドレスの認証を行ってください。
    自身でメールを開いた場合は、Open Mail Appを押さないとI’ve verified my emailのボタンがアクティブにならないので注意しましょう。

    メールアドレスを承認したあとは、アカウントの情報を入力するフォームが開くので、指示に従って入力し、Continueを押します。
    これでアカウントの作成は完了です。

    ChatGPTアプリの初期設定

    ChatGPTを使っていく上で、便利な設定を行っていきます。
    チャット画面の左上にあるメニュー(二本線のマーク)を開き、下のユーザー名の右にある三点リーダーを押します。
    すると、Settingsという画面になるので、ここから設定をしていきます。

    まず、チャットで使用したデータを学習データとして使用するかどうかを設定します。
    設定画面のData Controlsを開いて、Improve the model for everyoneがオンになっているかを確認します。
    この項目がオンになっていると、入力した情報がChatGPTの学習に利用され、他の人が質問した内容の回答に使われてしまう可能性があります。
    機密性のない情報の場合はそれでも構いませんが、個人情報など知られてはいけない情報を入力してしまうと、情報漏洩のリスクが高まるでしょう。
    初期設定ではオンになっているので、こういったリスクを避けたい方はオフにしておくと良いです。

    ChatGPTアプリの主な使い方

     

    文字入力する

    文字入力でChatGPTに質問をする場合は、下のMessageフォームに質問を入力して送信ボタンを押すことで利用できます。
    文字入力は、通常の質問はもちろん、コピー&ペーストの機能を使って質問内容を一気に入力できたり、音声では説明しづらいことを質問することができます。
    例えば、コードを入力してエラーのヒントを得たり、簡単な処理を書いてもらうなどです。
    有料版のGPT-4では、業務に導入したり、開発に役立つ拡張機能もあります。

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    音声入力する

    文字入力以外に音声での入力も可能です。
    音声入力をするためには、設定が必要です。
    Messageと書かれたフォームの右にある音声マイクのマークを押します。
    すると、ChatGPTがマイクへのアクセスの許可を求めるポップアップが出るので、OKを押します。
    これで音声入力の設定は完了です。
    音声入力ができると、文字を打つ時間を短縮できるので、簡単な質問であれば音声入力を利用すると良いでしょう。

    過去履歴を参照する

    チャット画面の左上にあるメニュー(二本線のマーク)を押すと、Todayなどと書かれた下にQuestion and answerというボタンがあります。
    ここを押すと、過去にした会話が履歴となって残っており、過去履歴を参照することができます。
    また、Web版とスマホアプリで同一のアカウントでログインしておくと、会話の履歴も同期されるため、おすすめです。

    Chatgptアプリの主な機能とブラウザ版との違い

    ここからは、ChatGPTアプリの主な機能とブラウザ版との違いについて説明していきます。
    スマホアプリとブラウザでは、同じ機能のものもあれば、追加された機能もあります。
    中にはアプリになって使い勝手が良くなった機能もあるでしょう。
    また、ブラウザでは使えてもアプリでは利用できない機能もあるので注意してください。
    場面や利用のしやすさで使い分けるのがおすすめです。

    ブラウザ版 アプリ版
    会話機能
    音声会話機能 ×
    ブラウジング機能
    Data Analytics機能
    画像認識機能
    画像作成機能
    GPTsの利用

    1.会話機能

    会話機能は、ChatGPTのメイン機能です。
    ブラウザと同じく、フォームに入力した質問にChatGPTが応えてくれます。
    基本的な使い方はブラウザと同じです。
    良くなった意見としては、アプリ版の方がレスポンスが早いという声もあります。
    アプリの方がよりストレスなく会話ができるかもしれません。
    さらに、アプリ版では、過去の会話の検索機能がついています。
    昔調べたことを思い出したい時に重宝するでしょう。
    ブラウザ版ではログインをすると履歴が消えていることがありますが、アプリ版ではその心配はありません。
    その一方で、アプリ版では送信した内容の修正ができなくなりました。
    内容を打ち間違えてしまった場合は、もう一度メッセージに入れて送りなおす必要がありそうです。

    2.音声会話機能

    音声会話機能は、ChatGPTがアプリになってから加わった機能で、ブラウザでは音声入力はできません。
    アプリでは音声で入力できるので、質問を入力する手間と時間を省くことができます。
    簡単な質問なら音声入力で十分でしょう。
    また、音声入力の精度も高いと評判です。
    あ、えー、などのフィラーを自動で削除してくれるなど、使い勝手も向上しています。
    この音声システムには、OpenAIが開発している音声AIのWhisperが使われているため、高い認識精度を誇っています。
    さらに、音声の精度は、設定画面の標準言語を普段使用している言語にすると精度が高くなるという意見もあるので、まだ設定していない方は試してみると良いです。

    3.ブラウジング機能

    ブラウジング機能は、有料の機能となりますが、アプリで利用することができます。
    ブラウジング機能とは、質問の回答に関連したWebブラウザを表示し、参照できる機能のことです
    機能を利用するには、ChatGPTをGPT-4にするほか、チャット画面のメニューからBrowse with Bingを有効にします。
    ブラウジングができれば、ChatGPTが情報提供に使用したサイトが分かり、その周辺情報も即座に分かるでしょう。
    また、回答に使われた情報が信頼できるかについても、ブラウザで確認すればすぐに分かります。
    ChatGPTはサイトの情報を誤って表示している可能性もあるため、できるだけサイトに飛んでチェックすると良いです。
    しかし、ブラウジング機能を使うと、回答の表示が遅くなるといったデメリットもあります。
    回答にはWeb検索をしてサイトから必要な情報を抽出するといった工程が発生するため、デフォルトよりも回答に時間がかかってしまいます。

    4.Data Analysis機能

    Data Analysis機能は、高度なデータ分析をする機能で、Pythonでデータ分析をしたり、パワーポイントで資料を作成したりすることができます。
    具体的には、データとプロンプトを入力することで、データをグラフとして可視化したり、スライドを作成することができます。
    プロンプトを入力すると、Pythonのコードが表示されます。
    コードの生成が命令一つでできるので、社内にエンジニアがいなかったとしても、業務効率化が計れるでしょう。
    しかし、表示されているグラフが正しいかどうかを判断するためには、Pythonのコードが読める必要があります。
    データ分析の機能を利用する場合は、Pythonの知識があるとより活用できる幅が広がるでしょう。
    また、生成したデータをダウンロードすることも可能なので、ぜひ活用してみてください。

    5.画像認識機能(有料プランのみ)

    画像認識機能も有料プランのみの利用となります。
    また、ブラウザだけでなく、アプリでも利用可能です。
    画像をメッセージからアップロードし、その画像に対して質問をすることができます。
    イメージはあるけれど、それが何なのか分からない…といった状況の時に重宝するでしょう。
    アプリでも画像認識機能が使えることで、スマホで撮影した画像をそのままアップロードできるというメリットがあります。
    例えば、読めない漢字があったときに、漢字を撮影し、「この漢字の読み方は?」と質問すればChatGPTが答えを返してくれます。
    さらに、アプリ特有の機能として、ChatGPTに認識してほしい部分をペンでマークして読み込ませる機能があります。
    こうすることで、画像から欲しい情報をより正確に認識できる確率が高まります。

    6.画像生成機能(有料プランのみ)

    有料の機能にはなってしまいますが、画像の生成もアプリとブラウザ両方で利用できる機能です。
    この機能は、2023年10月にリリースされた、DALL-Eを使用します。
    DALL-Eの特徴は、ざっくりとした抽象的な要求でも、クオリティの高い画像を生成してくれることです。
    細かな要件がなかったとしても、意図をくみ取って画像が生成されます。
    また、画像生成までの時間も、数分で作成できるとの意見も多いです。
    複雑なプロンプトでなければ、時間をかけずに画像を生成できるでしょう。
    さらに、画像のサイズもピクセル単位で指定できるので、ChatGPTの画像生成機能を遣えば、イメージに合った画像を簡単に入手できます。
    生成した画像は、PNG形式でダウンロードすることができます。

    7.GPTsの利用

    アプリでもGPTsの利用ができます。
    GPTsとは、ChatGPTをカスタマイズして、新たにチャットボットを作成できる機能です。
    GPTsの特徴は、コードを書かずにチャットボットを制作可能なことです。
    ChatGPTに、チャットボットの目的や口調、気をつける点や必要な情報を伝えると、その条件に則ったGPTsが作成されます。
    その他にも、トーンやロゴなども設定可能です。
    このチャットボットは、他人にも共有でき、業務効率化も期待できるでしょう。
    例えば、Q&Aの回答を自動化したり、ヘルプデスクや自社サービスへ誘導するのに応用できます。
    しかし、作成したGPTsは、ChatGPTの有料プランのユーザーでないと開けなかったり、利用上限(1分毎最大600回・1日毎最大100,000回まで)があることに注意が必要です。

    ChatGPTアプリのまとめ

    本記事では、ChatGPTアプリについて、ログイン方法や使い方、便利な機能について紹介してきました。

    ブラウザからアプリになったことで、スマホでもより気軽にChatGPTを利用できるようになりました。
    有料プランでないと利用できない機能もありますが、これらの機能を積極的に使っていくことで業務効率化が期待できるでしょう。
    音声認識や画像認識の精度は高く、アプリになったことでさらに利便性が増しました。
    エンジニアがいなくとも、ChatGPT一つでグラフや資料作成、データ分析やノーコードで開発できます。
    ChatGPT一つであらゆる機能が利用できるので、まだ導入していない場合は検討してみると良いかもしれません。
    ChatGPTの導入を検討している場合やその他技術的な相談がある場合も、一度専門家に相談するのがおすすめです。
    Jiteraは、IT技術の実績も豊富です。疑問や相談がある場合は問い合わせてみるのも良いでしょう。

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