無料で使えるグループウェア15製品を比較!メリットや注意点、選び方まで紹介

現代のビジネス環境では、スムーズなコミュニケーションや効率的な業務プロセスが企業の成功に欠かせません。ここで登場するのが「グループウェア」です。

この記事では、グループウェアの導入によるビジネス上のメリットや、主要なサービスの比較に焦点を当てながら、なぜ多くの企業がこれに注目しているのかを探ります。柔軟性、効率性、セキュリティなど、様々な側面からグループウェアの価値を解説し、あなたのビジネスに最適な選択を見つける手助けを提供します。

Nao Yanagisawa
監修者 Jitera代表取締役 柳澤 直

2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立

2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当

2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発

2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出

執筆者 mercy_writer

20年超のシステム開発経験を活かし、AI・機械学習のエバンジェリストとして活動中。新技術の追求と、日本のAI活用を世界一に導くことに情熱を注ぐ。開発の全工程に精通し、知識と行動力で未来を切り拓く。

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    グループウェアとは?

    グループウェアは、複数のユーザーが共同で業務を進めるためのソフトウェアです。メール、スケジュール管理、ファイル共有などの機能を統合し、チーム内のコミュニケーションと業務効率を向上させます。

    グループウェアの機能

    グループウェアの機能は多岐にわたり、主要なものには「メール」「カレンダー」「タスク管理」「ドキュメント共有」があります。これらはチーム全体での円滑なコミュニケーションと協力を促進し、プロジェクトの進捗管理やスケジューリング、ファイルの共同編集などを支援します。
    また、チーム内での議論や情報交換ができる「掲示板(フォーラム)」、リアルタイムなコミュニケーションを促進し、素早い情報共有が可能となる「チャット」、タスクの進捗状況やプロジェクトの全体像を管理し、効果的なプロジェクト遂行を支援する「プロジェクト管理」、仕事の流れを自動化し業務プロセスの効率を向上させる「ワークフロー管理」の機能を有しているものもあります。

    これらの機能が統合されて、チームのコラボレーションと業務プロセスの効率化を図ります。

    中小企業における利用シナリオ

    中小企業では、グループウェアが様々な業務シーンで役立ちます。

    例えば、営業チームはカレンダーを活用し、スケジュールを一元管理。同時に、プロジェクトマネージャーはプロジェクト管理機能で進捗のリアルタイム把握が可能です。

    今までは文章の書きだしや署名にまで気を配っていたメールに代わり、必要なコミュニケーションを素早くとれるチャットの活用により、業務プロセスの効率化やコミュニケーション強化が可能です。

    グループウェアのメリット

    社内コミュニケーションの円滑化

    グループウェアの最大のメリットは、社内コミュニケーションの円滑化です。メール、チャット、共有ドキュメントなどの機能が一元化され、情報の迅速かつ効果的な共有が可能となります。これにより、プロジェクトや業務の進捗が透明化され、全メンバーが同じ情報にアクセスでき、意思疎通がスムーズに行われます。結果として、チームの協力関係が向上し、業務プロセスが迅速かつ効率的に進行します。

    業務の効率化

    グループウェアは業務の効率化に大きく寄与します。共有カレンダーやタスク管理機能を活用することで、プロジェクトの進捗やスケジュールがリアルタイムで把握でき、チーム全体が同じ目標に向かって作業できます。また、文書やデータの共有が容易であり、情報の二重管理を防ぎます。

    これにより、無駄な作業時間が減り、各メンバーが専念すべき業務に注力できるようになります。結果として、効率的な業務プロセスが確立され、生産性が向上します。

    クラウド型なら初期費用や運用の手間も不要

    クラウド型のグループウェアを導入する際、大きなメリットの一つは初期費用と運用の手間の軽減です。

    従来のオンプレミス型システムではサーバーの導入やメンテナンスに多額のコストと時間がかかりましたが、クラウド型ならそれらが不要。クラウドサービス提供者がシステムの管理やセキュリティ対策を担当してくれるため、ユーザーは即座に利用を開始でき、効果的な業務遂行に専念できます。

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      無料グループウェアの比較と選び方

      無料のグループウェアを選ぶ際は、機能や使い勝手が重要です。複数のサービスを比較し、自社のニーズに合ったものを見つけましょう。メールやカレンダー機能、ファイル共有が基本で、使いやすいUIもポイントになります。セキュリティやカスタマイズ性も確認し、導入前にトライアルを活用して実際の操作感を確かめることが大切です。それぞれについて説明していきましょう。

      利用制限がどこまでか

      無料グループウェアを選ぶ際、利用制限が重要なポイントです。各サービスはユーザーやデータ容量に対する制限が異なります。利用者数やファイル容量の上限を確認し、将来的な拡張も考慮しましょう。

      無料プランの制限に対して不足を感じないか検討し、ビジネスの成長に合わせてスケーリングできるか確認することが重要です。

      セキュリティ機能が充実しているか

      無料グループウェアであっても、セキュリティ機能の充実が不可欠です。ユーザーアクセスの管理、データの暗号化、定期的なセキュリティアップデートなど、これらの機能が十分に備わっているか確認しましょう。

      ビジネス情報や個人データを安全に管理するために、セキュリティに関する機能やポリシーが整備されているかを注意深く確認することが重要です。

      サポート体制は整っているか

      サポート体制の充実も重要です。問題や疑問が生じたときに頼りになるサポートがあることで、スムーズな業務遂行が可能です。利用前に提供されるサポート内容やFAQを確認し、適切な情報やアシスタンスが得られるかどうかを確認しましょう。

      メールやチャット、電話など複数の連絡手段があるかも確認ポイントです。柔軟で迅速なサポートが利用者にとって重要です。

      操作性が高いか

      グループウェアは毎日使うものになるため、使いやすい操作性は重要なポイントになります。初めて利用するユーザーでも簡単に操作でき、シンプルで直感的なUIがあると使い勝手が良いです。各機能がどれもわかりやすく配置されているか、メニューやボタンの使い勝手が良いかどうか確認しましょう。

      簡単な使い方ガイドやオンラインサポートが提供されていると、迅速に慣れることができます。特に操作性に優れた無料グループウェアを選ぶことで、スムーズに業務に活用できます。

      欲しい機能が揃っているか

      必要な機能がしっかり揃っているでしょうか。導入してから不足に気づいたのでは導入やりなおしに大変な手間がかかります。検討段階で、メール、カレンダー、タスク管理、ドキュメント共有など、業務に必要な基本的な機能が含まれていることを確認しましょう。

      また、チームやプロジェクトに特有の要件があれば、それに対応できる機能が存在するかも検討ポイントです。柔軟性があり、ユーザーが使いたい機能を利用できるかどうかを確かめることで、効果的な業務遂行が可能です。

      グループウェアの選定・導入にお悩みなら、ぜひ株式会社Jiteraにご相談ください。Jitera

      Jiteraは、グループウェア開発に特化したサービスを提供しています。貴社のビジネスニーズを深く理解し、最適なグループウェアの選定から、カスタマイズ開発、運用サポートまで、ワンストップでご支援いたします。

      Jiteraのグループウェア開発の特徴

      • 各種グループウェアに精通したエキスパートによる的確なアドバイス
      • 社内の業務フローに合わせた柔軟なカスタマイズ対応
      • ユーザビリティを重視したUI/UXデザインの設計
      • 導入後の運用サポートと継続的な改善提案

      Jiteraでは、グループウェアを活用したコミュニケーション改善と業務効率化により、チーム力の大幅な向上を実現します。部署間の情報共有を促進し、コラボレーションを活性化する、使いやすく機能的なグループウェアを構築いたします。
      貴社の組織力強化の課題をJiteraにお聞かせください。グループウェアのプロフェッショナルとして、最適解をご提案いたします。スムーズなコミュニケーションと効率的なプロジェクト管理の実現に向けて、Jiteraがお役に立てることを願っております。お気軽にご相談ください。
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      無料でも使える!グループウェア15製品の比較

      【初心者必見】マッチングアプリの開発費用は?費用を抑えるポイントも解説

      では、実際のグループウェア製品について、それぞれの機能と特徴を説明していきます。

      主な機能 利用制限 利用可能人数 有料プランの最低金額
      GroupSession Webメール機能/ファイル共有機能/ワークフロー機能 最低利用期間 12ヵ月
      、最低利用人数 5人
      利用者数制限なし ・【GroupSession byCloud】月額300円~/ユーザー
      ・【GroupSession ZION】初期費用2,400,000円、年額853円~/ユーザー
      R-GROUP Webメール機能/ファイル共有機能/勤怠管理機能 無料ですべての機能が利用でき、ユーザー数制限もありません。 ユーザー数無制限 すべての機能を無料で利用できるうえに、追加費用もかかりません。
      GRIDYグループウェア Webメール機能/ファイル共有機能/ワークフロー機能/プロジェクト管理機能/勤怠管理機能 無料会員の場合はサポート窓口の利用ができません。 ユーザー数無制限 ・費用は法人ごとに課金。1法人当たり月額10,000円。
      ・無制限/3GB(超過1GBあたり2,000/円)
      iQube Webメール機能/ファイル共有機能/ワークフロー機能/勤怠管理機能 コンテンツ100個まで 【テレワークプラン】月額275円/ユーザー
      【スタンダードプラン】月額400円/ユーザー
      【プレミアムプラン】月額550円/ユーザー
      Zoho Connect ファイル共有機能/ワークフロー機能 グループ数3つまで、ユーザー数5名まで 有料プランは25ユーザーまでと25ユーザー以上 【内部ネットワーク】月額120円~/ユーザー【外部ネットワーク】月額12,000円
      サークルスクエア 掲示板/スケジュール/ファイル共有/ToDoリスト/アンケート 月770円、最低利用期間 12ヶ月 無料プランが用意されているのは団体プランのみ、個人利用する場合は308円/月の「個人プレミアム」に加入する必要あり。 ・フリー:0円
      ・ライト:770円/月
      ・べーシック:1,430円/月
      ・プレミアム:1,980円/月
      e-Broad office 掲示板/スケジュール/ToDoリスト/伝言メモ/タイムカード 完全無料 ユーザー数無制限 完全無料
      Chat&Messenger 掲示板/スケジュール/ファイル共有/ToDoリスト/Web会議 無料版では会議室予約・施設予約や勤怠管理ができませんが、ユーザー数無制限かつ契約期間も無制限。 有料版は、オンプレミス20ユーザー以上、クラウド10ユーザー以上で、年契約が必要 1ユーザ200円/月、年契約
      Lark(ラーク) チャット/スケジュール/ワークフロー 50ユーザー、共有ストレージ100GBを無料で利用 無料のSTARTERプランには、高度なユーザー権限設定やシングルサインオンなどの機能が非搭載 ・STARTER:0円
      ・PRO:1,420円/ユーザー/月
      ・ENTERPRISE:要問い合わせ
      enclo チャット/ファイル共有 フリープランでは最大300MBストレージを、5グループかつ1グループ5名まで 1グループ10名 マイプラン
      ・350円 / 月
      ・3,800円 / 年
      ・10名 / 1グループ
      Stock チャット/タスク管理 無料プランでは、ノート数20・メンバー数5人・1GBストレージまで ビジネスプランでは、データエクスポート機能、利用状況レポート機能は利用できません。 ・フリープラン :無料
      ・ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
      ・エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
      LINE WORKS 掲示板/チャット/スケジュール管理 ユーザー100人・ストレージ5GBまでは無料で利用可能 STANDARDプランでは、Drive機能とメール機能は利用できません。 ・FREE:0円
      ・STANDARD:450円/ユーザー/月(月払い)
      ・ADVANCED:960円/ユーザー/月(月払い)
      クロジカスケジュール管理 掲示板/チャット/スケジュール管理/ワークフロー

       

       

      フリープランは、ユーザー数10人・ストレージ10MB/1社まで無料で利用可能 ベーシックプランでは、IPアドレス制限、イベントログは利用できません。 1ユーザー/月(年間契約)¥ 500
      月間契約の場合は¥600/月
      Chatwork チャット/タスク管理/ファイル管理 無料バージョンでは、ユーザー数の上限は100人までですが、コンタクト数は制限なし フリープランで閲覧できる過去のメッセージは「直近40日でやりとりされた5,000件まで」 ビジネス:700円/ユーザ/月

       

      Webメール機能 ファイル共有機能 ワークフロー機能 プロジェクト管理機能 勤怠管理機能 経費精算機能 スマホ対応
      GroupSession
      R-GROUP
      GRIDYグループウェア
      iQube
      Zoho Connect
      サークルスクエア
      e-Broad office
      Chat&Messenger
      Lark(ラーク)
      enclo
      Stock
      LINE WORKS
      クロジカスケジュール管理
      Chatwork

       

      無料グループウェアの注意点

      利用に制限がある

      無料グループウェアを選ぶ際の注意点として、利用に制限があることが挙げられます。

      無料版では機能制限やユーザーアカウント数の上限があることが一般的です。業務が拡大したり、新しい機能が必要になった場合には、有料版への移行が必要となる可能性があります。そのため、将来的な利用拡大を見据えつつ、十分な柔軟性を持ったサービスを選択することが重要です。

      無料版の制限事項を確認し、ビジネスの成長に対応できるか検討することで、円滑な業務遂行が期待できます。

      無料だとカスタマイズしにくい

      無料版ではカスタマイズの幅が制限されることに注意してください。通常、有料版に比べてカスタマイズオプションが制限され、企業独自のニーズに完全に対応することが難しいことがあります。

      ビジネスの運営において特定の機能やデザインの変更が必要な場合、無料版ではその柔軟性が制約される可能性があります。したがって、将来的な成長や変化を考慮し、選択したグループウェアが柔軟にカスタマイズ可能かどうかを確認することが重要です。

      セキュリティが不安

      無料グループウェアの利用に際して懸念される点の一つはセキュリティの不安です。

      無料版のグループウェアは一般にセキュリティ機能が制限されていることがあり、ビジネスデータや機密情報の取り扱いに関して不確かな側面が存在します。特に企業や組織においてはセキュリティが最優先事項となるため、無料版を利用する際には注意が必要です。

      重要な業務情報を扱う場合は、有料版やセキュリティ機能が充実しているプランを検討することが安心感を得る手段となります。

      オープンソースソフトウェア(OSS)は専門知識が必要

      無料のオープンソースソフトウェア(OSS)を利用する際、専門知識の必要性がハードルになる可能性があります。

      これらのツールはカスタマイズ性が高く、柔軟性がある反面、専門的なスキルがないと活用が難しいことは事実です。特に、セルフホスティング型のOSSを導入する場合、サーバーのセットアップやシステムの管理に関する深い理解が求められます。初心者にとっては操作が複雑であるため、利用前に関連する知識や技術力を確認し、サポート体制が整っているか確認することが重要です。

      まとめ:グループウェアは無料・有料問わず自社に合ったものを選びましょう

      グループウェアは、ビジネスプロセスを効率的に管理し、チームのコラボレーションを強化するツールです。選択する際には、無料・有料にかかわらず、自社のニーズに最適なものを見つけることが重要です。無料のグループウェアは手軽に導入できますが、機能やセキュリティの点で制約を受ける可能性は無視できません。有料版は高度な機能や強化されたセキュリティを提供しますが、予算に合わせて検討が必要です。

      自社の規模や業務ニーズに応じて検討材料を整理しましょう。カレンダーやメール、タスク管理など基本的な機能に加え、チームのコミュニケーションスタイルやプロジェクトの性質に合ったツールを見つけることが重要です。また、クラウド型かオンプレミス型かも重要な検討ポイントです。クラウド型は柔軟性が高く、手軽に利用できますが、オンプレミス型はセキュリティをより自社でコントロールできます。

      最終的には、トライアルやデモを活用して複数のグループウェアを試し、ユーザビリティや導入のしやすさも確認しましょう。これにより、自社に最適なグループウェアを見つけ、ビジネスプロセスを円滑に進める手助けとなります。

      本格的にチャットボットの導入を検討したい、相談したいとお考えの場合は、豊富な知識を持つ株式会社Jiteraにご相談ください。ニーズヒアリングの段階から、熟練のエンジニアがサポートいたします。

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