最近では、アプリを活用して個人で商品を売買することができます。このようなものにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴を持っています。
この記事では、個人で商品を売買したい人に向けて、アプリやネットでの売買方法を紹介しています。また、システム開発に関心のあるベンチャー中小企業の代表・オーナー・情報システム部担当者の人向けに、アプリ開発のメリットなどを解説しています。
この記事を読んで、効率的なアプリの活用を考えてみてはいかがでしょうか。
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
アプリを使った商品販売サイト
昨今では、アプリやサイト内で自身の商品を販売することが可能です。アプリ販促と呼ばれるこの方法は、顧客に対する新たな販促方法として注目されています。
ここでは、おすすめの商品販売アプリやサイトを紹介します。
- おすすめの商品販売アプリ5選
- おすすめの商品販売サイト5選
それぞれみていきましょう。
おすすめの商品販売アプリ5選
ここでは、おすすめの商品販売アプリを以下5つ、紹介します。
- メルカリ
- Yahoo!フリマ
- ラクマ
- ジモティー
- BASE
それぞれ紹介します。
メルカリ
メルカリは、月間2,000万人以上のユーザーが利用しているフリマアプリサービスです。
バーコードを利用して商品を出品できる機能など、メルカリ独自の機能を搭載しており、人気のアプリとなっています。
出品から配送までの手間が簡素化されており、便利に利用できます。
Yahoo!フリマ
出典:https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/
Yahoo!フリマは、個人間でさまざまな商品を売買できるアプリで、2023年11月に「PayPayフリマ」からサービス名称が変更となりました。
このアプリの特徴は、全品が送料無料で購入でき、出品者が負担する送料も全国一律であることです。
さらに、PayPayで支払いができ、売上金もPayPayで受け取ることができるため、PayPayユーザーにとって便利なアプリとなっています。
ラクマ
ラクマは、楽天グループ株式会社が運営するフリマアプリで、商品を撮影して投稿するだけで手軽に出品できるのが特徴的です。
商品売買でのお金のやり取りは、ラクマが仲介するため、安心してアプリの利用ができます。
登録料や月額使用料は一切かからず、無料で利用が可能です。
ジモティー
ジモティーは、ほかフリマアプリとは違い、地域密着型の掲示板サービスです。
不用品を譲りたい人が掲示板に投稿し、新しい人が見つけて譲ってもらうことができます。
商品の売買の他に、不用品の無料譲渡やペットの里親募集など、さまざまな取引ができることが特徴です。
BASE
BASEは、だれでも気軽にネットショップを開設できるアプリです。
初期費用や固定費がかからないため、だれでも簡単にネットショップの作成が可能です。
しかしながら、売り上げが上がれば上がるほど販売手数料が高額になるため、注意が必要です。
おすすめの商品販売サイト5選
ここでは、おすすめの商品販売サイトを以下5つ、紹介します。
- メルカリShops
- Yahoo!ショッピング
- STORES
- Amazon
- 楽天市場
それぞれみていきましょう。
メルカリShops
出典:https://jp-news.mercari.com/mercari-shops/
メルカリShopsは、フリマアプリのメルカリ内で自身の商品を販売することができる、商品販売サイトです。
個人と法人のどちらのネットショップ運営にも役立つ機能が充実しており、便利です。
独自の配送サービスである「クールメルカリ便」が利用できることが特徴的で、冷蔵や冷凍の食品の販売も可能となっています。
Yahoo!ショッピング
出典:https://shopping.yahoo.co.jp/
Yahoo!ショッピングは、Yahoo!JAPANやLINE・PayPayなどの関連サービス連携が強いことが特徴的な、商品販売サイトです。
基本的なマニュアル以外にも、メールや電話での問い合わせも受けてもらえるため、初心者にもおすすめです。
一方で、参加ハードルが低く競合が多くなるために、広告コストをかけないと売り上げに繋がりにくいことがデメリットとなっています。
STORES
STORESは、専門的な知識がなくても商品販売ができるサイトです。
48種類あるデザインテンプレートの中から、スマホやパソコンから直感的にデザインをカスタマイズでき、自身に好みに合ったショップを作成できるのが特徴です。
必要最低限の情報を入れるだけでネットショップを開けるため、誰でも気軽にネットショップを始められるでしょう。
Amazon
Amazonの特徴は、店舗ページがなく商品ベースで出品が可能であることです。
このため、出品ハードルが高くないため、誰でも気軽に出品ができる商品販売サイトとなっています。
販売価格の安さが商品の売れ行きに関わるため、相場に注意しながら価格設定を行うことがポイントです。
楽天市場
楽天市場は、個人では出品が不可能である、プロ仕様なサービスを展開している商品販売サイトです。
利用料は高めですが、豊富な販促ツールが揃っているため、便利に利用できる点が強みです。
たとえば、メルマガ配信機能・クーポン作成機能・SNSでの販促機能などがあります。
アプリを使った個人の商品販売の方法とメリット
商品販売を行えるアプリやサイトには、さまざまなものがあることがわかりました。
では、このようなアプリを使った個人の商品販売の方法とメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、アプリの一例も紹介しながら、個人の商品販売の方法とメリットを解説します。
- アプリを活用した個人の販売のメリット
- kintoneアプリを活用した個人販売の手法
- PowerAppsを活用した個人販売のステップ
それぞれみていきましょう。
アプリを活用した個人の販売のメリット
アプリを活用した個人の販売のメリットには、おもに以下のようなものがあります。
- 世界中の顧客とやり取りができる
- どのような場所からでも商品にいつでもアクセスできる
- 支払いや配送が簡素化できる
それぞれ解説します。
世界中の顧客とやり取りができる
アプリを活用して個人の販売を行えば、世界中の顧客とやり取りができます。商品やサービスを広範囲に反ばきできるため、新しい市場への参入が容易になります。
どのような場所からでも商品にいつでもアクセスできる
アプリを通じて販売することで、顧客はどのような場所からでも商品やサービスにいつでもアクセスできます。このような形で商品にアクセスできれば、顧客の利便性が上昇し、商品の販売機会も増えるでしょう。
支払いや配送が簡素化できる
支払いや配送が簡素化できるのは、アプリを活用して個人の販売を行うことのメリットの一つです。顧客はスムーズかつ迅速に商品を購入できるため、購買率の向上が期待できるでしょう。
kintoneアプリを活用した個人販売の手法
kintone は、ビジネスプロセスの効率化やデータ管理を支援するためのクラウドサービスで、通常は組織や企業が業務プロセスを管理するために使用するものです。一方で、このkintoneアプリを個人の販売に活用することも可能です。
ここでは、kintoneアプリを活用した個人販売のおもな手法を以下3つ、解説します。
- 商品管理アプリの構築
- 注文処理と顧客管理
- タスク管理とスケジュール
それぞれみていきましょう。
商品管理アプリの構築
kintoneを使用して、商品やサービスのデーターベースの作成が可能です。商品の詳細・在庫状況・価格などの情報をデーターベースに記録して、効率的に管理することができます。
在庫が少なくなった場合や新商品が登場した際は、kintoneを通じて通知を受け、リアルタイムで情報を共有することができるため便利です。
注文処理と顧客管理
kintoneでは、注文や取引のステータスを追跡するためのカスタムアプリの構築が可能です。カスタムアプリでは、注文の進捗状況をリアルタイムで確認できるため、状況に変化があった場合も即座に対応ができます。
顧客情報を管理して、購買履歴や特定の顧客に対するプロモーションなどをうつことができ、パーソナライズされたサービスの提供が可能になります。
タスク管理とスケジュール
個人販売ではタスクやスケジュールの管理が重要で、これらができていなければ、効率よく商品を売買できません。kintoneでは、タスクやスケジュールを管理するためのアプリ作成が可能です。
このアプリを利用できれば、効率的な時間管理が可能となります。
PowerAppsを活用した個人販売のステップ
PowerAppsは、Microsoftが提供するアプリケーション開発プラットフォームで、ビジネスアプリケーションの作成やカスタマイズが可能です。このPowerAppsを利用すれば、個人販売を行うことも可能です。
ここでは、PowerAppsを活用した個人販売ステップを解説します。
以下の手順で個人販売を行っていきます。
- ニーズの特定とプランニング
- データソースの選定
- PowerAppsアプリの作成
- フォームの作成
- ビジネスロジックの追加
- ユーザーセキュリティの設定
- モバイル対応を行う
- データの同期とバックエンドの連携
- 利用者へのトレーニングとアプリを展開する
まずは、どのようなビジネスプロセスを自動化して、どのデータを管理するかを明確にしていきます。ニーズの特定ができたら、商品情報や顧客データを扱うデーターソースの選定を行います。
データーソースの選定後、PowerApps Studioを使用してアプリをデザインし、開発を行います。開発では、商品情報や顧客情報の入力および表示を可能にするフォームの作成が可能です。
PowerAppsでは、条件付きフォーマットや式を使用して、簡単なビジネスロジックを組み込めます。モバイル対応も行っているため、スマートフォンやタブレットでも利用が可能です。
アプリ開発が終わったら、利用者に対してPowerAppsの基本的なトレーニングを実施しましょう。アプリの使い方や機能について教育し、トレーニングが終われば、本番での利用が開始できます。
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商品販売を成功させるポイント
アプリを使った個人販売の方法とメリットには、さまざまなものがあることがわかりました。
では、商品販売を成功させるポイントには、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、以下の項目に分けて、商品販売を成功させるポイントをみていきます。
- 商品販売アプリの選び方と注意点
- 中古品販売アプリの活用法
- アプリ開発の外部委託とそのメリット
それぞれみていきましょう。
商品販売アプリの選び方と注意点
商品販売アプリの選び方や注意点のおもなポイントは以下の4つです。
- 機能の適合性や使いやすさがあるか
- 拡張性・柔軟性・統合性があるかどうか
- モバイル対応しているかどうか
- カスタマーサポートとトレーニングがやあるか
それぞれ解説します。
機能の適合性や使いやすさがあるか
アプリが提供する機能が、自身のビジネスのニーズに合っているかを確認するようにしましょう。
商品管理・在庫管理・注文処理・顧客管理などの必要な機能が備わっていることが重要です。
アプリの使いやすさも重要な要素の一つです。
ユーザーが直感的に操作ができ、トレーニングを受けなくても、効率的に活用できることが重要です。
拡張性・柔軟性・統合性があるかどうか
ビジネスの成長に合わせて、アプリが拡張可能かどうかも重要なポイントです。
また、将来的なニーズに対応できる柔軟性があるかどうかも確認すると良いでしょう。
既存のビジネスツールやシステムとの統合が可能かどうかも確認するポイントです。
統合性があれば、データの一元管理が可能となるでしょう。
モバイル対応しているかどうか
該当のアプリが、モバイル対応しているかどうかを確認するようにしましょう。
ユーザーがスマートフォンやタブレットからも利用できることが重要です。
モバイル対応できていれば、外出先からでもアクセスができ便利に利用できます。
カスタマーサポートとトレーニングがあるか
アプリ提供元が、適切なカスタマーサポートを提供しているかどうかを確認するようにしましょう。
トレーニング資料やサポートが充実していれば、導入後のスムーズな適用が期待できます。
中古品販売アプリの活用法
中古品販売アプリを活用すれば、手軽に中古商品を販売および購入することが可能になります。
ここでは、中古品販売アプリの活用のおもな方法を以下4つ、解説します。
- 商品の出品や詳細な説明の記載と価格協商力の確保
- 商品のカテゴリー分けやフィルター・検索機能の活用
- 写真や商品説明の工夫をして安心感を向上させる
- 迅速な対応・返信と発送や受け取り方法に柔軟性を持つ
それぞれみていきましょう。
商品の出品や詳細な説明の記載と価格協商力の確保
商品の詳細な説明や状態、写真などを追加して信頼性を高めます。
中古品販売では、人気商品などは同じ商品を扱う人が多くなる場合もあります。
このため、同じまたは似た商品がほかに出品されている場合、競合相手の価格を確認して自身の商品の価格を競争力のあるものにしましょう。
商品のカテゴリー分けやフィルター・検索機能の活用
商品を適切なカテゴリーに分類して出品すれば、ユーザーが関心を持ちやすくなるでしょう。
アプリが提供するフィルターや検索機能を活用して、自分が探している中古品を素早く見つけられるようにすることが重要です。
ユーザーから商品を見つけやすくすれば、購入機会が増え、活発な売買ができるようになります。
写真や商品説明の工夫をして安心感を向上させる
商品の写真や説明文に工夫を加えて、商品の特徴や状態をわかりやすく伝えることが重要です。
商品の特徴や状態が分かりやすければ、ユーザーへ安心感を与えることができ、購買意欲を上げられるでしょう。
ほかにも、商品の状態や履歴・販売者の評価などを詳細に記載すれば、ユーザーへ安心感を与えることができます。
迅速な対応・返信と発送や受け取り方法に柔軟性を持つ
ユーザーからの問い合わせやコメントに対して迅速な対応を心がけ、ユーザーとの信頼を築くようにしましょう。
配送や受け取り方法を工夫して、ユーザーに選択肢を提供することがポイントです。
郵送や直接取引など、柔軟な方法で商品を提供できれば、さらにユーザーから信頼度が上がります。
アプリ開発の外部委託とそのメリット
商品販売アプリは自身でも作成が可能ですが、アプリ開発の外部委託へ依頼する方法も可能です。
ここでは、アプリ開発の外部委託に依頼するおもな以下4つのメリットを解説します。
- 外部委託の専門知識とスキルを活用できる
- リソースを節約して迅速な開発リリースが可能
- 柔軟性と拡張性を持ちリスク分散しながら開発ができる
- コストを透明化して業務に専念できる
それぞれみていきましょう。
外部委託の専門知識とスキルを活用できる
外部委託にアプリ開発を依頼すれば、専門的な知識やスキルが利用できます。
外部の開発会社やフリーランスには、特定のプログラミング言語などの技術やデザイン性などを持った専門家が数多くいます。
これらの人たちにアプリ開発を依頼することで、このような専門的な知識やスキルを活用しての開発が可能です。
リソースを節約して迅速な開発リリースが可能
外部委託にアプリ開発を依頼すれば、専門的な知識やスキルを活用して開発ができるため、リソースの節約をしながら開発ができます。
さらに、外部の専門家がプロジェクトに従事することで、開発の効率が向上してプロジェクトのリリースが迅速に進行するでしょう。
リリースまでが迅速に進行できれば、市場へのアプリ投入までの時間が短縮できます。
柔軟性と拡張性を持ちリスク分散しながら開発ができる
外部委託であれば、プロジェクトが拡大しても、柔軟にリソースの追加ができます。
プロジェクトの進捗やスケールに合わせて、適切なリソースを迅速に確保することができ、便利です。
外部委託は、アプリ開発の専門家であるため、プロジェクトにおける技術的なリスクやスケジュールの遅れにも迅速に対応ができます。
この結果、リスクを分散しながら開発が進められるでしょう。
コストを透明化して業務に専念できる
外部委託とは契約を結んで業務委託するため、開発にかかるコストが事前に予測しやすいです。
コストが透明化できるため、プロジェクトにかかるコストも管理しやすくなり、内部では業務に専念できるでしょう。
まとめ
自身の商品を販売するために、アプリやサイトを利用することができます。アプリやサイトにはさまざまな種類や特徴があり、自身の状況や目的に合ったアプリやサイト選びが重要です。
アプリを活用した個人販売のメリットには、アプリの機能を活用したさまざまなメリットがあります。このような個人向けの商品販売に効率的なアプリを自社で開発することも可能ですが、外部へ委託する選択肢もあります。
外部委託すれば、開発会社の専門知識やスキルを活用しながらの開発が可能です。ただ、アプリ開発会社に依頼する場合、それぞれの会社の得意分野や特徴などを理解して選ぶ必要があります。
このようなアプリ開発会社の選定が難しいと感じる人は、アプリ開発の実績が豊富にある、株式会社Jiteraにぜひご相談ください。貴社の要望をしっかりとヒアリングさせていただき、的確なアドバイスをさせていただきます。