近年、気軽にECショップを開くことができ運営する企業も増えてきました。
運営していく中で、
手軽に導入できる簡単な決済プラットフォームを知りたい…
多くの決済手段に対応できる決済システムを知りたい…
できるだけ決済にかかる手数料は抑えたい…
といったお悩みはないでしょうか?
このような方におすすめしたいのが、決済代行サービスKOMOJUです。
本記事では、KOMOJUの概要やメリットを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
2014年 大学在学中にソフトウェア開発企業を設立
2016年 新卒でリクルートに入社 SUUMOの開発担当
2017年 開発会社Jiteraを設立
開発AIエージェント「JITERA」を開発
2024年 「Forbes 30 Under 30 Asia 2024」に選出
デジカの決済代行サービスKOMOJUとは?
では、KOMOJUとはどのようなサービスか、また決済代行とはどのようなサービスかを解説していきます。
KOMOJUはデジカジャパンの決済代行サービス
KOMOJUは、株式会社DEGICAが提供するファイナンスサービスです。
決済代行サービスで初期費用と月額費用が無料で利用でき、
運用しているECサイトにクレジットカードやスマートフォン決済などの国内外の様々な決済方法を一括で導入できるサービスです。
決済代行とは
決済代行とは、事業者とクレジットカードやスマートフォン決済などを提供する決済機関の間に立って、
契約手続きや導入に必要な開発、売り上げの入金管理までを一元化し代行するサービスのことです。
決済代行を使うメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
1.新しい決済サービスの導入が簡単にできる
新しい決済サービスが登場したときに、決済代行サービスを使っていなければ自力で申込手続きをしなければなりません。
しかし、決済代行サービスを導入していれば、申込手続きから導入まで、サポートしてくれます。
申込手続きや更新といった運用する上で発生する手間を省くことができます。
2.一元管理がしやすく事務業務を効率化できる
個別に契約していた場合、売上管理が決済手段ごとに必要になり、扱っている決済手段が多いほど手間がかかる作業です。
また、支払い入金のタイミングも決済機関ごとにバラバラです。
そのため資金管理もしにくく、いつ・どのくらいの売上が手元に入るのか決済手段ごとに把握しなければなりません。
しかし、決済代行サービスを導入していれば、様々な決済手段の売上を一元管理できます。
そのため、担当者の手間が省かれ、人件費などの内部コストの削減や業務を効率化できます。
3.システム構築のコスト削減できる
各決済システムは仕様が統一されていません。そのため、新たな決済システムを導入する場合は、規格に合う自社システムの開発が必要となってきます。
扱っている決済手段が多いほど、人員や開発期間の負担やコスト増加などで、利益を圧迫してしまうことが考えられます。
しかし、決済代行サービスを導入していれば、様々な決済機関のシステムと決済代行システムが予め連携されています。
そのため、個別の開発が不要になりコストを削減できます。
デメリット
1.決済代行への手数料が発生する
決済代行サービスでは初期費用・月額費・決済手数料・決済処理費用などといった、毎月一定の手数料を支払わなければなりません。
決済手数料とは、決済金額に対してかかる手数料のことで、扱う商材や流通額などで料率が変わることが多いです。
決済処理費用とは、決済機関とのデータ通信料で決済1件あたりにかかる料金のことです。
KOMOJUの特徴
次に、KOMOJUの特徴について解説していきます。
対応決済方法が豊富
KOMOJUは、主要な決済方法に対応しています。WebMoneyやBitCash、NETCASHなど最新の決済手段に対応しています。
多種多様な決済手段を提供することで、日本市場での購入率を大幅に高めることができます。
また、ヨーロッパや韓国、中国の利用率の高い決済方法にも対応しています。
そのため、海外市場でも商品が販売でき簡単に海外進出もできます。
初期費用や月額費用が不要
KOMOJUは、固定の月額費用や導入時の初期費用が0円です。
かかる費用は、商品購入時の手数料だけになるので、なるべく費用を抑えて導入できます。
売上規模に応じた手数料体系
日本における主な決済手段の、手数料としては以下の通りになります。
決済手段 | 手数料 |
クレジットカード | 3.25% |
スマホ決済(PayPay、楽天Pay、LINE Payなど) | 3.5%~ |
コンビニ払い | 2.75% |
銀行振込 | 2.75%~ |
プリペイド決済(WebMoney、BitCash、NETCASH) | 12% |
キャリア決済(docomo、au、ソフトバンク) | 6.6%~ |
後払い(ペイディ) | 3.5%~ |
導入が簡単
KOMOJUを導入するために必要な手続きは書類のみで、申し込み後の電話確認など面倒な作業はありません。
また、審査も数日で終わるので週次振込を導入すると、売上金を最短5営業日で受け取ることもできます。
安全性が高い
KOMOJUのセキュリティは、最高級レベルのセキュリティが完備されています。
その証拠に、全てのカード会員データはグローバルセキュリティ基準のPCI-DSSに完全準拠しています。
また、独自の不正防止システムは、不正な取引を事前に検知したりと不正行為を未然に防ぐことができるので安心できるポイントになります。
さらに機械学習によって、システムが強化されていくので、どんどん強固なセキュリティになっていきます。
お気軽にご相談ください!
KOMOJUを導入できるECプラットフォーム
KOMOJUを導入できる具体的なECプラットフォームについていくつか紹介していきます。
今後、KOMOJU導入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
・Shopify
Shopifyとは、現在175ヵ国100万店舗以上で導入実績があり世界NO.1シェアを誇るECプラットフォームです。
項目 | 内容 |
特徴 | ・デザイン性が高い・多言語・通貨、海外発送に対応している |
利用料金 | $9(約750円)~ |
メリット | ・導入コストが低い・集客力が高い
・APIによって業務を効率化できる |
・Wix
Wixとは、世界で180カ国以上、1億6,000万人以上で利用されているWebサイト作成ツールです。
項目 | 内容 |
特徴 | ・HTMLやCSSなど言語の知識が必要ない・デザインテンプレートが豊富 |
利用料金 | 0円~ |
メリット | ・無料で始めれる・Webサイトにさまざまな機能を組み込める |
・Salesforce Commerce Cloud
Salesforce Commerce Cloudとは、富士通や任天堂などのグローバル展開を行っている企業を中心に、世界中で導入されているECプラットフォームです。
項目 | 内容 |
特徴 | ・AIが組み込まれている・Salesforceの他製品と連携できる |
利用料金 | 0円~ |
メリット | ・AIのパーソナライズによるCVR向上がはかれる・ECサイトのレイアウト変更・修正がしやすい |
KOMOJUの中小企業に対するメリット
KOMOJUを導入することによって、どのようなメリットがあるのか気になるところではないでしょうか。
大きく4つに分けてメリットを紹介していきます。
幅広い顧客層に対応できる
様々な決済サービスに対応しているので、クレジットカードを持たない顧客にも対応できます。
また、スマートフォン決済や後払いなどにも対応しているため、若い層からご年配層まで幅広くアプローチしていけます。
そのため、顧客の離脱も防ぐことができます。
コストを抑え、最適化できる
固定の月額料金や導入のための初期費用が必要ありません。
かかる費用としては、商品購入時に発生する手数料だけなので、コストを抑え導入できます。
簡単に導入できる
KOMOJUの導入手順としては書類のみで審査が完結し、申し込み後の電話確認も基本的にはありません。
そのため、申込から審査、導入までスピーディーに完結するところもポイントです。
また、用意されている専用のプラグインがあるので、さまざまなAPIを利用できECサイトへの導入も簡単にできます。
安全な取引環境が提供できる
導入するにあたって、セキュリティ面も重要なポイントになると思います。
KOMOJUのセキュリティは、グローバルセキュリティ基準のPCI-DSSに完全準拠しています。
このセキュリティ基準は、決済処理サービスの中でもトップクラスのセキュリティを誇っているので安心して利用できます。
また、独自の不正検知システムもあるため、未然に不正行為を防ぐこともできます。
ECサイトの決済システムで悩まれていませんか?Jiteraなら、御社の課題に最適な決済システムを短期間で開発いたします。KOMOJUなど多様な決済代行サービスとの連携もお任せください。
Jiteraでは、御社のビジネスモデルや顧客層を深く理解し、最適な決済システムの設計・開発を行います。独自の開発プラットフォームにより、スピーディーかつ高品質な開発を実現いたします。
Jiteraの決済システム開発の強み
- 多様な決済代行サービスやペイメントゲートウェイとのスムーズな連携
- 国内外の主要な決済手段に幅広く対応
- セキュリティとユーザビリティを両立した設計
- 売上管理や顧客管理など関連機能との連携も柔軟に対応
Jiteraは、スタートアップから大手まで、様々な規模のECサイト向け決済システムの開発で実績があります。その知見を活かし、御社の事業規模やニーズに合わせて最適なソリューションをご提案いたします。
決済システム開発は、ECサイトの売上アップと顧客満足度向上の鍵を握ります。Jiteraは、御社のビジネス成長を決済面からしっかりとサポートいたします。ぜひ一度ご相談ください。
ECサイトの決済を、もっとスマートに、もっと使いやすく。Jiteraにお任せください。
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KOMOJUの導入・審査のプロセス
では、KOMOJUを実際導入するとなった場合に、どのような手順が必要なのか解説していきます。
1. お問い合わせ・資料請求
まずは、KOMOJUの公式サイトで資料請求をしてきましょう。
資料をダウンロードするをクリックすると、基本情報を入力し資料請求ができます。
2.審査
審査にあたって必要な書類と情報がいくつかあります。
アップロードが必要な書類は以下の通りになります。
必要書類 | 書類例 |
会社代表者もしくは申請者の個人証明書 | パスポート、運転免許証(両面)、在留カード(両面)、マイナンバーカード |
販売許可証(取り扱いサービスや商材に許可が必要なものを含む場合) | 古物商許可証、高度医療機器販売許可証、酒類販売業免許 |
開業届もしくは確定申告書類(個人事業主の場合) |
審査フォームで必要な情報としては、大きく分けて4項目あります。以下詳しい内容について説明していきます。
1.会社情報
必要情報 | 補足説明 |
法人番号(13桁) | 法人の場合、必須 |
会社名 | 個人事業主の場合、代表者名 |
資本金 | 無しの場合は1円 |
会社電話番号・登記住所 | 個人事業主の場合、開業届もしくは確定申告書類に記載の情報 |
会社URL | 任意 |
業種・事業内容 | |
従業員数 | |
設立年月日 | 法人の場合は登記日、個人事業主の場合は事業の開始日 |
消費者問合せ窓口 | KOMOJUを導入するショップサイトを利用する顧客向けの窓口 |
2.代表者情報
必要情報 | 補足説明 |
代表者の氏名 | |
代表者の生年月日 | |
代表者の住所 | |
申請者の氏名 | 代表者と同じの場合は省略可能 |
申請者の生年月日 | 代表者と同じの場合は省略可能 |
3.サイト情報
必要情報 | 補足説明 |
ネットショップ名 | フリガナ・アルファベットも記入 |
ネットショップURL | |
備考欄 | ショップの閲覧にIDやパスワードが必要であれば入力 |
サイトオープン日 | 予定日でも可能 |
導入方法 | 利用中のプラットフォームまたはAPIなどの導入方法をプルダウンから選択 |
特商法記載の住所 | |
取扱商品内容・サービス | プルダウンから選択 |
年商 | ストアの年商。オープン前の場合は見込みでも可能 |
平均単価 | |
取扱商品最小単価と最大単価 | |
特商法URL |
4.売上金の振込先口座情報
必要情報 | 補足説明 |
銀行名 | |
支店名 | |
預金種目 | |
口座番号 | |
口座名義(半角カタカナ) | |
入金サイクルの選択 | 売上金の入金サイクルを、毎月または毎週で選択可能 |
審査基準と審査期間
審査対象の情報としては、以下の通りになります。
・「特定商取引に関する法律に基づく表示」の設置の有無や記載の内容・販売する商品もしくはサービスの確認 |
また、審査期間は通常1週間程度になっています。
しかし、書類の不備などがあれば長引いてしまうので注意しましょう。
審査に合格するためのポイント
審査に合格するためのポイントとしては、審査対象の情報や書類をしっかり準備し不備なく提出することです。
フォーマットや書類を提出する前に、不備がないか確認をし申請をしましょう。
KOMOJU導入後のサポートと運用
導入をした後の、サポート体制も気になるポイントではないでしょうか。
KOMOJUのサポート体制について、解説していきます。
導入後のサポート内容
サイトでのFAQに加えて、問い合わせフォームからサポートが受けれます。
FAQ画面はこのようになっており、項目ごとで分けられていたり、キーワードで検索できるようになっているので
困った時に探しやすくなっています。
サポートの利用方法
利用方法としては、公式サイトから利用できます。
リソースのプルダウンから、サポートをクリックするとFAQの画面に遷移します。
KOMOJUの運用方法
KOMOJUを実際運用していくとなると、運用の基本やよくあるトラブルなどを知っておくべきです。
運用の基本やポイント、よくあるトラブルについて解説していきます。
KOMOJU運用の基本
自社のECサイトもしくは、ECプラットフォームに連携させて運用していきます。
また、KOMOJUでは入金サイクルを月次と週次で選択できるため、自社の売上運用によって変更できます。
KOMOJU運用のポイント
運用を開始する前に、テスト環境で注文を行いプロセスが正常に動作するか確認しましょう。
確認するときのポイントは以下の通りです。
・支払い方法でのコンビニアイコン表示と、KOMOJUドメインに遷移後のコンビニアイコンに間違いはないか ・返送されるメールに不備がないか |
その後、問題なければ本運用をしていくといいでしょう。
また、KOMOJUのキャンセル手数料は300円(決済時の決済手数料は返金対象外)です。
もしテスト環境で購入を行わなかった場合、支払い期限のデフォルトが3日となっているので、
支払い期限が切れるまで待つとキャンセル手数料無しで、テスト購入が行えます。
KOMOJU運用中のよくあるトラブル
運用中よくあるトラブルとして、2点あげていきます。
1.決済エラーが起こる
システムにはなるので、不具合が起こってしまう場合もあります。
こういった場合は、システム上の設定などを見直し、サポートセンターに問い合わせてみましょう。
2.購入者がKOMOJUからのメールを受け取れない
購入者がメールを受け取れないこともよくあります。
その場合は、ドメイン設定の解除または@komoju.comと@degica.comを追加してもらうように案内しましょう。
中小企業におけるKOMOJUを活用したビジネス事例
では、実際にKOMOJUを導入した企業の活用事例をご紹介していきます。
活用事例:周防大島お寺カフェ
周防大島お寺カフェは、山口県周防大島町油良寿源寺境内にあるお寺内のカフェです。
元々の運用方法としては、お客様がメニューから注文し、注文したものを作るといった一般的なカフェと同じでした。
繫忙期には、1時間ほど待ち時間が発生するほど人気のカフェでした。
しかし、コロナの影響で観光客も来ず、今までのような集客のための宣伝も難しくなっていきました。
その対策として土日のみに営業し、1日12名までの予約制の運用に切り替え、カフェで出していたシロップをオンライン販売するようにしていきました。
予約は、Wix.comの予約機能を使い、決済方法をどうするかを検討し、導入したのがKOMOJUでした。
決め手としては、日本国内の決済サービスであることと返金対応がスムーズにできるところでした。
また、お客様の中にはクレジットカードを使用されない方や不安感を持っている方が多く、他の決済方法について問い合わせをよくいただいていたそうです。
そこでKOMOJUを導入しスマホ決済も可能にすることで、幅広い年齢層のお客様が利用していただけるようになり、
決済についての問い合わせがなくなり、予約がスムーズに行えるといったメリットをもたらすことができました。
まとめ:KOMOJUが中小企業に適している理由
いかがでしたでしょうか。KOMOJUの概要からメリット、成功事例をご紹介しました。
KOMOJUは、簡単に導入でき様々な決済サービスに対応しているので顧客の獲得や離脱の防止が見込めます。
また、海外の決済サービスにも対応しているので、今後海外へ進出を目指す企業のサポートもできるのではないでしょうか。
この記事で、少しでもKOMOJUに興味を持っていただけると幸いです。
不明点や検討してみたい等があれば、サポートさせていただきますので、ぜひ株式会社Jiteraまでご相談ください。