OpenAI社が開発した対話型AI「ChatGPT」は、2022年11月に公開されると瞬く間にユーザー数を増やし、公開わずか2ヶ月後には世界で1億ユーザーを到達した革新的な人工知能チャットボットです。
世界中で大きな反響を呼んでいるChatGPTですが、2022年公開当初のモデルは「GPT3.5」と呼ばれています。
そこから2023年2月に「ChatGPT Plus」、そして同年3月には現行の最上位モデルである「GPT-4」が有料版として公開されました。(2024年6月時点ではGPT-4oという最新バージョンが公開されています。)
正統進化版でもあるGPT-4では何ができるようになり、そしてGPT3.5とはどういった部分が異なるのでしょうか。
この記事では、GPT3.5とGPT-4の違いについて、そしてどちらがおすすめか主要機能などを比較しながらご紹介します。
コンピュータの専門学校がプログラミング及び、コンピュータの基礎を学び、その後、日本電気の子会社で働きました。その後、いくつかの開発の仕事を経て,コンピュータの専門学校の講師兼担任を経験し、その後はフリーにてシステムエンジニアやプログラマーの開発の仕事を担当、そのかたわらプログラミングスクールや職業訓練所、企業の新人教育などを担当しました。 25年以上のシステムエンジニア、プログラマーの仕事の経験があります。
ChatGPTのGPT-4とは?
chatGPTという名前は、もはや知らない人はいないと言ってよいくらい有名になりましたが、GPT-4というのはなにを表すのかがわからない人もいるかもしれません。
chatGPTとGPT-4の関係や、GPT-4とはなにかをここでは解説します。
GPT-4とは
chatGPTの頭4文字は、チャットを表します。チャットとはなにかと言うと、一番、多くの人に知られているのはLINEではないかとおもいます。
もしくは、コンピュータを昔から使ってる人なら、他にもチャットで人とやり取りをしてる経験はあるかとはおもいます。
チャットは二人の人が、文字(テキスト)を使ってメッセージをやり取りすること、またはそのようなシステムを示します。
その意味で、chatGPTは、メッセージがやり取りできるシステムなのですか、その相手がAI(人工知能)ということになります。
GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の略であり、言語モデルのひとつになります。
多くの人はChatGPTが高速で膨大なデータを検索して回答を出していると考えがちですが、実際には単純な検索を行っているのではありません。内部で数学的な計算を行い、回答を生成しています。
このプロセスは、あらゆるデータを数値化して内部に保持し、その数値から導き出される結果が正しいかどうかを学習することから成り立っています。データの数値化と結果の正当性の学習は、同時に行われることもあります。
このようなプロセスは、機械学習やディープラーニングと呼ばれています。
学習させるデータや、ディープランニングの手法によって、いくつか違うモデルが作られますが、OpenAI社が作っているモデルがGPTです。
GPTは学習させたデータがどれだけ最新か、また、回答がどれだけ早いか正確かにより、バージョンが存在します。
バージョンは、GPT-3.5とか4という数字の部分で表します
GPT-4は、2024年6月時点では、最も最新なモデルということになります。
※実際はGPT-4oが最新ですが、GPT-4シリーズの最新版ということで、GPT-4が最新と言えます。
GPT-4の料金

下記の表は料金の比較になります。GPT-4を使うにはChatGPT Plusを使う必要があります。
※2024年6月時点では、ChatGPTでも制限付きでGPT-4oが使えるようになりました。
| ChatGPT(GPT-3・回数制限ありでGPT-4o) | ChatGPT Plus(GPT-4・GPT-4o) | COPILOT(GPT-4) | POE(GPT-4) | |
| 料金 | 無料 | 月 20ドル | 無料 | 無料 |
| 回数制限 | 無し・GPT-4oは有り | 3時間ごとに40回 | 1日で300回 | 1日に1回 |
| 他のAIも使用できる | × | × | × | 〇 |
COPILOTは、Microsoftの提供してるアプリで、最新のBing AIとなるAIチャットです。
POEはQuora(クオーラ)という会社が提供しているAIアプリです。
他にも海外では、無料でGPT-4を使えるチャットやアプリがありますが、突然に終了したり危険性もあるのでここでは紹介しません。
また、ある特定の期間だけ、日本のチャットやアプリでもGPT-4を無料で使える場合サービスをおこなっていることもありますが、不定期なのでここでは紹介できません。
※2024年6月時点で、GPT-4oも無料かつ無制限で使えるリートンというサービスが開始されました。
リートン 公式サイト
GPT-3.5との違いは?GPT-4でできること

先程にも説明しましたが、3.5と4.0はバージョンの違いになります。バージョンがアップされているということは性能が向上しているということです。
ここでは、3.5と比べてどの性能がどのくらい向上してるかを説明します。
高度な理解力と推論能力

4.0は3.5と比べて、理解力と推論能力が向上しています。
例えば上の画像はOpenAI公式サイトに掲載されている3.5と4.0の回答の違いですが、3.5の回答は誤っています。4.0では推論力が向上しているため正しい回答となってます。
コヒーレンスと一貫性の向上
コヒーレンスとは、文章が論理的・秩序的・審美的に一貫しているという質を表します。それ故にGPT-4oでは文章の一貫性が向上して、回答がより理解しやすくなっています。
多言語対応の強化
英語のみならずGPT-4oでは50の言語に対応しています。特に日本語の制度が3.5より格段に向上しており、以下のOpenAIの公式サイトでの掲載されているAIの標準ベンチマークでも、英語の精度が85.5%のところ、日本語の精度は79.9%となっておりほとんど差がない性能になっています。
※GPT-3.5英語では70.1%なのでかなりかなり高くなっています。
クリエイティブなタスクでの向上
GPT-4では、3.5よりもさらに創造性の高いタスクでの性能が向上しています。
創造性の高いタスクとは、詩や物語を作ったり、作曲や、アイディアが必要な仕事などで、より感性の高い完成度の高い回答が得られるようになっています。例えばOpenAIの公式サイトでは下記のように物語を作る例が掲載されています。

また、GPT-4では画像認識や画像生成の機能が新規追加され、さらにプログラミングのコード作成が3.5よりも向上しています。
知識の更新と幅広さ
GPT-4の情報は、2021年9月の時点のものを使っています。その後GPT-4TURBO(現GPT-4oの元バージョン)となって2023年4月という比較的に最新の情報を元にモデルが構築されています。そのために知識が新しいものに更新されていて、より幅広くなっています。
そのことによって、3.5の時よりも回答の精度があがっています。先ほど、説明したAIのベンチマークの精度が英語の場合に3.5の時は70.1%だったものが85.5%と大きく向上しています。ちなみに情報とは時事問題や専門的な知識・文学・カルチャーまで含んでいます。
専門領域の応答品質向上
GPT-4は、専門の分野に関する知識をより正確に提供できるようになっています。例えば、法律・医学・技術・科学などの専門的なトピックについて、3.5よりも信頼度の高い回答を得ることができます。
さらに日本の研究チームから6年間の医師国家試験をGPTモデルに回答させる実験において、GPT-4はすべて合格点圏内の回答をしているという報告もでています。※「医師としては絶対に間違ってはならない問題」にも6年間の問題中で間違えているのは2問だけという好成績となっています。
人間らしい対話の自然さ
GPT-4ではマルチモーダルといって、テキストだけでなく画像認識・音声認識・画像生成に対応していて、さらに翻訳や音声合成の機能が向上していて、より人間に近いコミュニケーションができるようになっています。
ChatGPTでは音声入力には対応してませんが、Microsoftのcopilotでは可能です。また、回答を音声で読み上げることはChatGPTでも可能となっています。
Microsoftのcopilotでは、あたかも人間と会話しているように使うことができます。それは応答がGPT-4ではかなり早くなっているからです。とにかくあたかも自然に話をしているかのように使えます。
理解ミスの減少
GPT-4は、3.5よりハルネーションが減少しています。
ハルネーションとはAIが現実には存在しない虚偽の情報を回答することですが、これは入力された指示や情報の理解ミスと捉えられます。ハルネーションを減少させるために、AIは訓練データ(学習データ)の偏りや不完全さを失くすことがもとめられます。また、文脈やパターンをもとに推論をおこなうのですが、GPT-4ではその推論のさいに不完全な情報を補完することを抑えることが工夫されています。
GPT-4は他の大規模言語モデルよりもハルネーション指数が低いということが研究機関から報告されています。
GPT-4 APIの利用手順

まず初めにAPIとは何かを説明します。APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェースの略です。
アプリケーションはパソコン・スマホで動作するソフトウェアのことですが、APIはアプリケーションまたはソフトウェアの間でやり取りをする場合の窓口になります。
アプリケーションを開発する際に、別のアプリケーションとやり取りする時にAPIを使ってプログラミングを行います。
つまりはGPT-4を自社のアプリケーションで使用するためには、GPT-4のAPIを使うということです。
APIを使うには、まずAPIキーというものが必要です。ここではそのやり方を解説します。
OpenAIアカウントの作成
ChatGPTやChatGPT plus、またはAPIを利用する時には、OpenAIのアカウントを登録して利用できるようにします。
これはまず最初に必要な重要なことです。
OpenAIのアカウントを作成するには2つの方法があります。ChatGPTのページかOpenAIのプラットホームページかどちらからでも登録ができます。そのまますぐにAPIキーを取得する場合は、OpenAIのページから始める。ChatGPTを使ってみたいならChatGPTのページから登録しましょう。
ChatGPTのページから登録する
1.まずはメールアドレスと携帯の電話番号を用意します。2.ChatGPTの登録ページ
を開きます。
3.右上にある「TRY CHATGPT」ボタンを押下(マウスでクリック)します。4.左下にある「Sign up」ボタンを押下(マウスでクリック)します。
5.メールアドレスとパスワードを入れて、登録します。
6.登録したメールアドレスに、確認メールが届きます。メールアドレスに記載のURLをクリックして有効化します。
7.氏名・生年月日を登録します。
8.携帯の電話番号を登録して、認証コードを送信します。
9.携帯に認証コードがSMSで送られてくるので、認証コードを登録して使用できます。
OpenAIのプラットホームから登録する
1.OpenAIのプラットフォームを開きます。
2.中央にある「Get started」をボタンを押下(マウスでクリック)します。
3.メールアドレスとパスワードを入れて、登録します。

4.登録したメールアドレスに、確認メールが届きます。メールアドレスに記載のURLをクリックして有効化します。
5.氏名・生年月日を登録します。
6.携帯の電話番号を登録して、認証コードを送信します。
7.携帯に認証コードがSMSで送られてくるので、認証コードを登録して使用できます。
GPT-4が利用できるか確認
次にはGPT-4が使えるか確認します。
前提としてGPT-4のAPIを使うには、ChatGPT plus(有料)に加入しているか、または支払い方法を登録している必要があります。
※ChatGPT plus(有料)に加入していても、APIを使用すると料金がかかります。料金についてはすでに解説しています。
支払い方法の登録は、
1.OpenAIプラットホーム/docs/overviewを開きます。
2.右上のLOGINをクリックします。
3.登録したメールアドレスとパスワードでログインします。
4.一番左側のメニューから「Settings」という文字をクリックする

5.「Billing」という文字をクリックする。

6.「Billing settings」ページが表示されます。

7.緑色の「Add payment details」ボタンを押下(マウスでクリック)します。
8.「Individual(個人)」か「Company(会社)」かを選択する画面が出てきます。
9.どちらかを選ぶと両方ともクレジットカードの登録画面が開きますので、それぞれ個人の情報か会社の情報をいれて登録します。
APIキーの取得
次にAPIキーの取得をします。
APIキーというのは自社のプログラムからAPIをつかってGPT-4とやり取りをしますが、
その時に、APIには入力をおくる・出力をもらうなどのいくつかの命令というか指示する構文があります。
※詳しくはOpenAiのAPIリファレンスを参照してください。
しかし、APIを使うには車を動かすのと同じで使用する人が持っている個別のキーが必要となります。
なので、OpenAIのプラットホームで、そのAPIのキーというものを生成して取得します。
1.まずはOpenAIプラットホーム/docs/overviewを開きます。

開いている場合はそのままでいいです。
2.一番側のメニューから「APIkeys」という文字をクリックする。

5.APIkeysの画面が表示されます。

6.「Create New secret key」ボタンを押下(マウスでクリック)します。
7.用途によっていくつかのAPIキーを作っておくことができるので名前をいれます。
※名前をいれなくてもキーは生成されます。

8.「Create secret key」ボタンを押下(マウスでクリック)します。
9.画面で、「Create New secret key」ボタンの上に作成されたAPIキーの一覧が表示されます。(生成した新しいキーが一覧に追加されます。)
10.一覧のキーの左側にキーをコピーするアイコンボタンがあるので、使う時はコピーして使います。
以上でAPIキーが作成できました。
GPT-4の注意点

いいことだらけのようなGPT-4ですが、やはり世の中に完璧なものがないように欠点というか注意点があります。
使っているとまるで人間とほんとに会話しているように勘違いしてくるのですが、先程に解説したとおりAIというものは膨大なデータを集めて、そこから回答をしています。
なので、ひとつのソフトウェアといえますので、限界や不具合などがやはり存在します。
ここではそれら限界や不具合などについて解説していきます。
使用回数に上限がある
ChatGPT plusのGPT-4はとても優秀で多くの人が使うとためにアクセス数が増えるがために回答が遅くなりました。
そこで、多くの人が使えるようにするために、OpenAIはChatGPT plusでGPT-4を使うのに時間的な制限をつけました。
ちなみにGPT-3.5(現在2024/4ではGPT-3.5 turboも存在します。)は使用する上限はありません。
現在(2024/4)openAIの公式ページでは40回とされています。
上限回数がすぎると、警告メッセージが表示されます。
但し3時間経てばまた、リセットされますので通常使用では問題はないかと思います。
※2024年6月時点では、openAIの公式ページから回数制限の記述が見当たらなくなったので、なくなっているかもしれません。但しGPT-4oを無料のChatGPTで使う時には1日10件という回数制限があります。
最新情報の取得ができない
何度も解説していますが、AIは膨大なデータを集めてそのデータを機械学習させて素早く迅速に回答ができるようにしています。
そのため、データの精度や情報が新しいことがAIには求められています。
しかし、GPT-3.5もGPT-4も2021年9月までのデータを使用しています。
そのために最新のニュースや情報については回答がおかしくなることがあります。
または、その問題には答えられませんと回答されます。
例えば、「2023年の大リーグはどこが優勝しましたか」
と聞くと
2023年の大リーグはヤンキースが優勝しました。
と回答してきます。本当は、テキサスレンジャーズです。
そのように新しいニュースや情報には弱いところがあります。
※最新では、2023/3月までのデータに対応したGPT-4 turboが発表されています。2024/6時点ではGPT-4oが発表されました。
ユーザーが入力した指示を誤解する可能性がある
先程、解説したとおり2021年以降に起こったことに対してはGPT-4は変な回答をすることがあります。
また、他にも抽象的な指示や曖昧な質問には答えられません。例えば「面白いものをみせて」と質問すると、面白いというのは人によって変わるので、質問した意図と違うものを回答する可能性があります。
また、「空が落ちてくる」というような表現に対しては、冗談や比喩的な例えをそのまま、字の解釈して受け取るため誤った回答をします。
他にも長い対話や複雑なシナリオには、意図した回答が得られないかもしれません。
また、あたり前ですが、「ピザを買ってきて」とか行動を伴うような質問や、「儲かる株を教えて」などの予測的な質問には答えることができません。
また、他にも抽象的な指示や曖昧な質問には答えられません。例えば「面白いものをみせて」と質問すると、面白いというのは人によって変わるので、質問した意図と違うものを回答する可能性があります。
GPT-4の能力と限界を意識して、使う人は適切な質問をすることが求められます。
専門度が高すぎる内容は出力できない
GPT-4はあらゆる情報を持っていて、数々の質問に答えられますが、専門度が高すぎる内容についてはその回答に限界があります。
専門度が高いデータは、トレーニングデータとしてGPT-4は持っていないからです。
※トレーニングデータとは、データを機械学習で記録しているデータベースのことです。
高度な専門知識は、実際の経験や専門家の洞察が必要になってくるので、あくまでも情報をテキストベースで持っているGPT-4では限界があります。
それよりも一般的な問題によリ多く答えられるようにした方が、多くの人にサービスを提供できます。
専門的なAIは特化したAIとして、別に作られることが望ましいです。
最近では、株の売買に特化したAIなども開発され使われています。
そのように今後、専門的なAIは多く出てくることが予想されます。
セキュリティに課題がある
AIはデータを集めて機械学習を行いますが、その過程でデータのセキュリティが非常に重要な問題となります。
まず、収集するデータに個人情報が含まれないようフィルタリングを行います。しかし、収集したデータが公開してはいけない情報を含む可能性は常に存在します。
さらに、悪意のある使用者が問題のある質問をし、不適切な回答を引き出す危険性もあります。GPT-4は不適切な回答や個人情報に関する回答を避けるように設計されていますが、完全に防ぐことは難しく、問題が発生する可能性は否定できません。
そのため、AIの生成する回答は常に監視され、人間がチェックし、必要に応じて修正することが求められます。
また、GPT-4自体がソフトウェアであるため、サイバー攻撃やウィルスによる浸食にも警戒が必要です。最新のセキュリティ対策を講じることが不可欠です。
これらの問題は、GPT-4固有な問題ではなくAI全体が抱えるセキュリティの課題なので、今後ますます対策を強化していくことは必要です。
GPT-4をアプリケーションへ組み込む方法

GPT-4をアプリケーションに組み込みのはまず、APIキーの取得をおこないます。
※APIキーの取得については、すでに解説いたしました。
その後、APIはこのように設定して使えという手順やリクエストの仕方などが規定されていますのでopenAIの公式サイトのAPIドキュメントを読んで確認しましょう。
また、各プログラム言語によって書き方が違いますので各プログラム言語のドキュメントも確認します。
セキュリティの対策も忘れてはいけないことになります。HTTPSを使った暗号化などインターネット通信のセキュリティ対策についての学習も必要です。
その後は以下で説明する手順で開発を進めていきます。
テストとデバッグ
アプリケーションにGPT-4を組み込んだら、適切に機能しているかテストし、必要に応じてデバッグを行います。
GPT-4の挙動を調整するために、APIリクエストのパラメータを変更することができます。
例えば、プログラム言語のPythonの場合は、temperatureパラメータを調整することで、生成されるテキストのランダム性を制御することができます。
本番環境へのデプロイ
テストとデバッグが完了したら、アプリケーションを本番環境にデプロイします。
デプロイ方法はアプリケーションの種類や使用するインフラストラクチャによって異なりますが、一般的には、ソースコードをリポジトリにプッシュし、本番環境に適用するプロセスを経ることが一般的です。
パフォーマンスのモニタリングと最適化
本番環境でのGPT-4のパフォーマンスをモニタリングし、必要に応じて最適化を行います。
APIリクエストの数やレスポンスタイムを監視し、エラーや遅延が発生した場合は原因を特定し、改善策を実施します。
また、APIのコストを抑えるために、リクエストの頻度やトークン数を調整することも検討できます。
継続的な改善とアップデート
アプリケーションの使用状況やユーザーフィードバックを収集し、GPT-4の利用方法やパラメータを継続的に改善していきます。
また、OpenAIから新しいバージョンのGPTやAPIがリリースされた際には、アップデートを適用し、最新の機能や改善点を取り入れることが重要です。
これらの手順を経て、GPT-4をAPIを通じてアプリケーションに導入することができます。
ただし、各プロジェクトやアプリケーションの要件に応じて、手順の詳細や実装方法は異なる場合がありますので、適切な対応が必要です。
GPT-4のまとめ

GPT-4はOpenAIが開発した人口知能です。-4はバージョンを表します。GPT-4はGPT-3.5よりも性能が向上していることを説明しました。
AIは膨大なデータを機械学習(トレーニング)によって記録して、それ使ってを迅速に適確に回答します。GPT-4は、GPT-3.5よりもデータが増えて、回答のしかたもさらに迅速に適確になっています。GPT-4を使うには、ChatGPT plusを使う必要があります。ChatGPT plusは有料で月額20ドルかかります。※GPT-4oを無料で使うことができますが、回数制限があります。
良いことばかりではなくGPT-4を使うには、問題点のあることも把握しておくことが必要です。
GPT-4を自社のアプリケーションに組み込むことができますが、その場合APIキーを取得することが必要です。APIによる入力(質問)や出力(回答)には、GPT-4 plusの利用料金とは別料金がかかります。
弊社では、要件定義をするだけでAIがシステム・アプリを開発するプラットフォーム「JITERA」を軸として、独自のAIプロダクト・最新技術を使って品質にこだわったシステム・アプリ開発が可能です。
ITに関する知識やシステム開発の経験が無くてもご安心ください。ChatGPTに関することはもちろん、貴社の抱える様々な課題についてご対応させて頂きますので、ぜひ株式会社Jiteraへお問い合わせください。
株式会社Jitera






