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システム開発が終わったら、それ以上費用が発生しないわけではありません。開発したシステムを運用するには、システム保守が必要となり、システム保守をシステム開発会社へ依頼する場合は、費用が発生します。

実際に、システム開発会社へシステム保守を依頼する場合、どのような費用が発生すると想定しておけば良いのでしょうか。そこで今回は、システム保守の費用とはいったいどのようなものなのか、それぞれの費用は、どの段階でどのように見積もり、どこに発注するべきなのかについてわかりやすく解説していきます。

システム保守費用とは

システム保守費用とは、開発システムを問題なく稼動させるために、管理や維持、顧客、トラブル対応で発生する費用がまとまったもののことをいいます。システム保守費用は、システムを長期的に運用することによって生じるため、システム開発費用の一部として見積もりを行うことが重要です。また、システム保守費用は将来的な要件に対応できるように適切な予算を確保することも忘れてはいけません。実際のシステム保守費用は、以下のような要素から構成されます。

ソフトウェアアップデート

ソフトウェアは、最新版へとアップデートしなければ、エラーが発生し、大きなトラブルにつながってしまうことがあります。通信障害や運用トラブルを未然に防ぐためにも、ソフトウェアアップデートの運用保守費は欠かせないものとなります。

ハードウェアメンテナンス

システム開発後は、ハードウェアのメンテナンスも必要です。たとえば、データベースに保管されているデータのバックアップやセキュリティシステムのアップデート、セキュリティリスクへの迅速な対応などがハードウェアメンテナンスの運用保守費に含まれます。

テクニカルサポート

開発サービスにトラブルが発生した場合、非常に頼りになるのがテクニカルサポートの存在です。テクニカルサポートとは、開発システムの故障や操作方法などの技術問題に対するお問い合わせを、メールや電話、チャットなどで解決してくれる技術サポーターのことです。専任できるテクニカルサポーターの設置には、一定の費用が必要となるため、運用保守費として考慮しておきましょう。

インフラストラクチャの維持

インフラストラクチャとは、システムの基盤や設備の要素のことをいいます。別名、インフラとも呼ばれています。インフラストラクチャにおける基盤や設備の要素とは、インターネット通信ならインターネット回線、Webサービスを稼働させるためのサーバ、サービスを安定的に運用するための体制などのことです。

インターネット回線もサーバも運用体制も、決して主軸となるものではありませんが、どれかひとつでもなくなると、システムは正常に稼働できません。そのため、システム保守においてインフラストラクチャの維持費は、なくてはならない費用となります。

ライセンス費用

システム開発において、特許発明や特許技術を利用する場合は、ライセンス料の支払いが必要となります。システム開発をする場合は、毎月どれくらいのライセンス費用が発生するのか、事前に見積時に確認することをおすすめします。

システム保守で発生する費用の相場とは?

一般的にシステム開発においてのシステム保守費用の金額相場は、システム開発費用の5%から15%といわれています。非常に幅のある目安ですが、15%になるケースがもっとも多いと思っておけば良いでしょう。たとえば、100万円のシステムを開発した場合、システム保守費用は年間で15万円となります。

サービス委託の保守費用の相場

システム開発によってECサイトを構築し、サイト運営自体を委託する場合は、サービス委託の保守費用が発生します。サービス委託の保守費用の目安は、ハードウェアやソフトウェアの費用の相場の15%に、1ヵ月20万円~50万円ほどの保守費用が発生します。これらの保守費用の目安から、開発サービスにおける基本的な保守費用の概算について考えていきます。

開発サービスごとの保守費用の目安

自社で開発したいサービスがある場合は、次のようなシステム保守費用が発生することを想定しておきましょう。

サービス名システム開発費用システム保守運用費用合計金額(サービス委託費を含む)
マッチングアプリ2,000万円300万円350万円
ソーシャルメディアアプリ1,500万円225万円275万円
AR(拡張現実)システム1,200万円180万円230万円
マッチングサイト1,000万円150万円200万円
ECサイト800万円120万円170万円
ポータルサイト600万円90万円140万円
日時予約システム500万円75万円125万円
eラーニングシステム400万円60万円110万円
CMS構築300万円45万円95万円

※これらのシステム開発費用やシステム保守運用費用は、システム開発会社である弊社(株式会社Jitera)が算出した費用の目安となります。システム保守費用については、保守の範囲によっても異なりますので、詳しくは見積時にご確認ください。

システム保守費用は、どの段階で見積もり、どこに発注するべき?

システムの保守費用は、どのような段階で、どのような特徴をもった会社に発注するべきなのでしょうか。次に、システム保守費用の発注先の考え方についてご説明します。

システム開発前の見積でチェックする

システム保守費用は、システム開発時の最初の見積段階で事前に金額を算出しておくことをおすすめします。約15%がシステム保守費用の目安であることを知っておけば、システム開発会社から不当な金額を算出されていないかをチェックできます。

もし、早いタイミングでシステムの保守費用やサービス保守費用を知りたい場合は、システム開発会社のお問い合わせから費用の相場を聞いてみても良いでしょう。

システム保守は、開発実績が豊富な会社へ依頼しよう システム保守は、サービスの安定的な運用において、非常に大きな役割をもっている仕事です。そのため、開発実績が豊富な会社へ依頼しましょう。たとえば、弊社である株式会社Jiteraは、東証プライム企業から中小企業まで幅広い開発実績があります。

そのため、開発に対して高い知識を有しているのはもちろん、数多くのWebサービスのシステム保守を行っております。開発事例としては、顧客管理システムや営業管理システム、ECサイト、予約管理システム、ビジネスマッチングシステムなどフロントエンドから業務管理システムまで幅広く対応しているため、安心してご相談ください。

システム開発におけるシステム保守の金額の目安は、約15%になります。株式会社Jiteraでは、システム開発が初めてのお客様にもご安心いただけるように、他社の事例や最新技術を交えて、有益な選択肢を提示しつつ、要望を形に変えていく開発コンサルティングを行っています。

システム開発の外注経験がない会社様でも、お互いに齟齬がない状態でひとつずつ仕事を進めていける体制が整っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。