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リーンスタートアップとは?アジャイルとの違いや時代遅れと言われる理由を解説

「ユーザーの利便性が高いシステムを開発して、新規顧客を増やしたい」

スマートファンの普及やインターネット環境の整備が進む中で、システムを活用して効率的に集客したいと考える方は多いでしょう。しかし、システム開発の経験が乏しいとどのようなシステムがユーザーに求められているのか、完璧に把握することは至難の業です。とはいえ、必要と思われる機能を全て実装してしまうと、コストが膨らむ上にユーザーにとって使いにくいシステムになってしまいます。その中で有用とされるのがリーンスタートアップです。

本記事では、リーンスタートアップの概要や手法とそのメリットを紹介し、さらに効果的に実行するための方法まで解説します。最後まで読むことで、新規顧客の獲得に役立つシステム開発を行うことができるようになります。

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業務/Web系SEを経て、Web制作フリーランスとして独立。Webエンジニアとして研鑚を積みながら、ライターや講師業でアウトプットを行っています。

リーンスタートアップとは?

リーンスタートアップとは、「lean」にちなみ、無駄を省いた必要最小限でスタートアップを行い、市場からのフィードバックを受けて改善を重ねることで、ユーザーのニーズを満たす事業や製品を作り上げ、新規顧客の開発や利益の最大化を目指す考え方です。徹底的に無駄を省いて常に改善を続ける「トヨタ生産方式」を基に、アメリカで提唱されました。単なるコストカットを図るものではなく、最小限の経営資源で利益や顧客開発効果を最大化することを目指すものです。

システム開発においては、まずは小さくリリースしてユーザーの反応を確かめながら素早く細かな改善を加えていくことで、無駄なく利便性の高いシステムを構築する手法として活用されています。

リーンスタートアップの3つの特徴

リーンスタートアップは、思いついたビジネスアイデアを競合に先んじて素早くユーザーに届ける手法です。本当に必要とされる機能に着目し、最低限のリソースで開発に着手できるため、比較的安価に短期間でのリリースが可能です。

世に出したら終わりではなく、ユーザーの反応や効果を検証し、必要であれば適宜修正していきます。改良を重ねるごとにフィードバックを積み上げられるため、徐々にユーザーの満足度上昇も見込めます。

以降では、3つの特徴に分けて紹介していきます。

生産性の向上

リーンスタートアップでは、無駄を省く考え方が採用されているため、生産性を高めることができます。最初から多くの機能を搭載したシステムを開発せず、仮説を実証するための最小限にとどめたMVPを開発し、顧客の声を基に次のMVPを開発していくといったステップを踏むため、作業工数や開発期間の無駄を削減することが可能です。 開発期間の短縮は、競合他社よりも先に新たなシステムを市場に投入するために必要不可欠です。

新規事業の創出

リーンスタートアップは、最小限のコストで最初のMVPを開発するため、新規事業の立ち上げにも有効です。一般的なプロダクトアウトの考え方では、先に製品を完成させて市場へ投入します。そのため、製品の開発期間やコストが膨大に必要です。リリースした製品がユーザーに受け入れられなければ、そこまでにかかったコストは全て水の泡です。

しかし、最小限のコストでMVPをリリースし、ユーザーの反応を確認することで、仮にユーザーの反応が悪くても大きなダメージを負うことはありません。その上、ユーザーの反応に合わせて改善を施せば、売れる商品へ転換することも可能です。このように、コストをかけずにシステムや製品を試すことができるため、スタートアップに適しています。

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ユーザー満足度の上昇

リーンスタートアップは顧客満足度を向上させることにも適しています。ユーザーからの要望や意見を基に製品の改良を行うため、改良が加えられる度にユーザー満足度が向上します。また、生産効率が上がることで、各スタッフの時間やプロジェクト予算に余裕ができるため、さらに高品質な製品を作り上げることが可能です。ユーザー満足度の高いシステムや製品を開発することができるため、新規顧客の獲得や売上の向上につながります。

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リーンスタートアップの手法

リーンスタートアップによる事業を進める上で、次の便利なツールが活用できます。

名称 目的 記載項目例
リーンキャンバス 戦略、計画の立案
  • ユーザーのニーズ
  • 提供する価値
  • 対象ユーザー層
  • 競合優位性など
MVPキャンバス 仮説実証の計画
  • 仮説と検証方法
  • スケジュールやコスト
  • 結果から得られる知見など

リーンキャンバスは事業の目標を明確にし、成功率を高めるためのビジネスプランを決める枠組みです。ユーザーが求めることに対してどのように解決していくかを俯瞰的に定めていきます。

一方でMVPキャンバスは、ビジネスプランの具体的な実現方法の計画を念頭に置いています。

リーンキャンバス

リーンキャンバスは、スタートアップ向けのビジネスモデルを可視化する枠組みです。新規事業を始める上で考慮すべき内容が整理されており、ビジネスの成功率を上げるためのツールとして利用されます。

例えば、下記のような課題をテンプレートに記載していきます。

  • 顧客がどのような課題を抱えているか
  • 競合よりも優れている点
  • ビジネスとして成り立つか

課題を言語化することで、取るべき行動が明確になり、その結果を組織内で共有することが可能です。組織内で目的意識を統一できれば、より高い生産性が期待できます。

なお、ビジネスの状況は常に変化するため、リーンキャンバスに描いたものは最初から完璧である必要はありません。適宜計画を修正してより良い製品を提供し、ユーザーの満足度を上げることが目的です。

MVPキャンバス

MVPとは、ユーザーのニーズを満たす最小の機能を持つ製品です。MVPキャンバスは、MVPを効率的に実現するための枠組みです。

下記のような、企画から製品開発、改善までのプロセスを明確化するのに役立ちます。

  • 仮説、目標を立てる
  • 実現するための方策、具体的な内容、スケジュールを決める
  • 仮説の検証や改善点を整理

仮説の実証を主としている点は、従来のプロジェクト計画書と異なります。目的はMVPの導入効果と次の施策に繋げるための情報を得ることです。

MVPは一時的な完成版であり、さらに改良を続けていく必要があります。ユーザーを満足させる製品を短期間で作り上げることを目標にしています。

リーンスタートアップとアジャイルの違い

リーンスタートアップと類似する開発手法としてアジャイル開発が挙げられます。アジャイル開発とは、システム開発の工程を小さなタスクに切り分けて、イテレーションと呼ばれる短い期間内で所定のタスクをこなし、各機能を少しずつテスト・実装していく開発手法です。

まとめると、次のような違いがあります。

手法 リーンスタートアップ アジャイル開発
目標 ビジネス全体の戦略・計画 開発サイクルの最適化
メリット ユーザーのニーズに素早く対応 迅速な製品リリース
課題 リスク管理 柔軟なチーム体制

以降では、それぞれの違いを解説していきます。

目標や適用範囲の違い

アジャイル開発は、製品の開発プロセスに着目した手法です。目標となる製品を素早くリリースするために、開発サイクルを短く保てるようにプロセスを見直します。結果的にユーザーのニーズに素早く応えることができますが、ビジネスモデルには関与しません。

一方でリーンスタートアップは、ビジネスモデル全体を俯瞰して仮説を定め、小さなレベルで即座に製品を市場に投入することで、ユーザーのニーズに応えることを目的にしています。製品の大枠や開発スケジュールを定めますが、細かい開発工程までは関与しません。

アジャイル開発は、システムやWebサービスの開発において使われる手法であり、それに類するビジネスであればリーンスタートアップと相性が良いといえます。

メリットの違い

アジャイル開発のメリットは、高い生産性を持って製品を素早くリリースできるところです。全ての機能を一度に充足させる開発手法と違い、必要な機能に絞って短期間での開発サイクルを目指します。そのために、要望の多い機能の開発を優先したり、短期間で対応できるように開発工程を見直したりして最適化を図ります。

一方でリーンスタートアップは、いち早く製品を届けることでユーザーに満足感を与えられるメリットがあります。競合よりも先んじて市場に製品を投入することで、フィードバックが得やすく、改善のサイクルを早めることが可能です。

それぞれの課題

アジャイル開発では小さな改善が繰り返されるため、フットワークの軽いチームに向いており、少ないメンバーで行われることが多いです。製品の改善は定期的に発生するとは限らず、メンバーの動員も変動しやすいでしょう。市場の変化に応じて規模やチームを変えていける柔軟性が必要といえます。

また、製品の機能性やユーザビリティなどの改善を図るために、状況を注視する運用チームとの密な連携も必要になるでしょう。

リーンスタートアップでは、ビジネス全体の方向性を柔軟に変えていく場面があります。MVPを届けたら次の施策をどうするかが重要です。時には撤退のリスクも考慮しておく必要がありますが、そうならないためにも事前に確度の高い仮説を立てることが求められます。

市場の衰退や競合の活発化など、事態が悪化することも起こりうるので、事前に考えられるリスクを挙げておいたほうが良いでしょう。

リーンスタートアップのステップ

リーンスタートアップは顧客開発モデルの一つに該当し、先に定めたターゲットに合うシステム開発をする「マーケットイン」ではなく、先に開発するシステムを決める「プロダクトアウト」に属する手法です。ただし、単に作って売るだけではなく、製品開発の過程でユーザーのニーズを検証しながら進めていくのがリーンスタートアップの特徴です。以降では、スタートアップを進めていく上での具体的なプロセスを紹介します。

1.仮説

システムを開発する前に、どのようなシステムが必要なのか仮説を立てることが必要です。プロダクトアウトといっても、誰にも求められないシステムを作って良いわけではありません。 幅広く情報収集を行い、開発したシステムによって売り上げが上がるかどうか、開発したシステムを用いた事業に拡張性があるかについて仮説を立てます。アイデアを検討し、ターゲットとする顧客のニーズを理解・確認するフェーズです。

2. 構築

立てた仮説を確かめるために、必要最小限の機能だけを実装した試作品としてMVPを構築します。MVPとは、「Minimum Viable Product」の略で、仮説を確認するのに足る最小限の機能を搭載したものです。仮説が誤っている場合もあり、そのリカバリーが必要なことも踏まえてMVPは最小限のコストで短期間のうちに開発します。短期間で開発することで、早期に仮説検証ができるため改善を素早く行うことが可能になります。素早くサイクルを回すことで、競合他社より先に製品をリリースすることが可能です。

3. 検証

MVPをターゲット層として考える顧客に使用してもらい、フィードバックを得ます。ここで顧客の生の声からさらに求められていることを深堀りしますが、顧客は大勢いる必要はありません。顧客を増やせば多くの改善のヒントを得られますが、意見に優先順位をつけるのが難しくなる上に検証に要する時間が膨大になってしまうためです。そのためにも、ターゲット層を事前に明確にし、ズレのない顧客に使用してもらうよう選定することが大切です。

4. 学習

検証結果を踏まえMVPの改善点を探します。検証で得られた結果と最初に建てた仮説のズレなどから次の課題を洗い出し、どのように改善していくかを意思決定します。この4つのステップを繰り返すことで、顧客が求めるシステムを開発していくのがリーンスタートアップです。

リーンスタートアップで外部発注を取り入れるメリット

新規顧客の獲得や売上の向上に寄与するリーンスタートアップですが、各工程においてシステム開発会社へ外部発注を行うことで、より効率化することができます。主なメリットは次の2点です。

MVPのリリースが早期に行える

リーンスタートアップでは最初のMVPをいかに早くリリースするかが重要です。MVPを先に市場へ投入することで競合他社に対して優位性を確保することができるためです。MVPの開発においては、仮説と構築のステップを経る必要があります。システム開発会社とタッグを組むことで、仮説を立てる際にはシステム開発会社の豊富な実績からユーザーのニーズを素早く調査・検討することが可能です。同様に、構築のフローにおいては仮説の段階で立てられたニーズを満たすMVPを速やかに開発することができます。システム開発会社へ依頼をすることで、MVPを競合他社に先駆けて市場へ投入することが可能になるため、新規顧客の獲得に結び付けることができます。

検証から改善までのサイクルが早められる

リーンスタートアップではMVPをリリースした後に、ユーザーからのフィードバックを踏まえた改良も重要です。要望や意見を受けて素早く改良を加えられなければ、ユーザーの満足度を高めることはできないでしょう。システム開発会社へ開発を依頼することで、積み上げたシステム開発ノウハウを活かして、ユーザーの反応の裏側にある潜在的な要求をくみ取ることができます。また、システムの改善も迅速に行い、アップデート版の早期リリースが可能になります。

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リーンスタートアップが時代遅れと言われる理由

リーンスタートアップは2008年にアメリカの企業家が提唱し、2011年に書籍で改めて注目を集めて以来、現在も使われる戦略です。一部では時代遅れと言われ、批判的な見方がされていますが、確かにデメリットや適さないケースもあります。全てのスタートアップビジネスに使える万能な戦略ではありません。

以降では、時代遅れと評されるときによく挙げられる理由を1つずつ紹介していきます。

時代変化の速度の加速

これまでAIやロボットの実践導入などビジネスに活用できる技術革新によって、たびたび市場に大きな変化をもたらしました。先進的な技術が出てきたときには新たな市場が生まれてきます。

新しい技術の導入はコストが高いため活用を見送ったり、資本力のある競合と比べて売れなかったりすることもあります。新しい技術とはいえ、むやみに製品をリリースしても成功率が上がるとは限りません

また、市場のニーズやトレンドに愚直に対応しすぎると後戻りが難しくなったり、開発規模が大きくなると低コストで修正できるメリットが失われるタイミングがあります。

しかし、先端技術を活用した試作品を作ったり、新たなニーズを検証したりといった戦略はリーンスタートアップに向いているでしょう。変化が激しいからこそ、時間をかけた完璧な計画よりも柔軟に対応できる体制のほうが望ましい場面もあるでしょう。

参入障壁の低下

近年、あらゆるビジネス分野で生産性が向上し、製品の実現や迅速化が容易になってきました。そのため、簡単な製品やサービスであればすぐにリリースが可能で、同じ土俵に立つ競合も増えてきます。参入障壁が低下することで、競合との差異が出しづらいです。特にWebサービスは、便利で安価なインフラやノーコードツールを活用すれば個人レベルでも提供が可能です。

リーンスタートアップによるアイデアの実現は低コストで済む反面、競合に負けない要素を見出すことが必要です。いち早くリリースすることでユーザーを獲得し、上手くフィードバックできる態勢を築ければ競合よりもリードできるでしょう。

SNSの影響

製品の評判はSNSやレビューサイトの口コミで広まりやすいです。ニーズを満たせていなかったり、中途半端で不充分な機能だったりすると良くない評判が出回ることもあります。SNSは誰でも簡単に閲覧、投稿できるため拡散力が高く、製品の認知に欠かせないツールですが、悪い方向に向かう可能性もあります。ブランドや企業自体の悪評に繋がりかねないので、一度広まるとかき消すことは難しいでしょう。

リーンスタートアップはビジネス上の戦略であり、ユーザーはその事情や過程を知る由もありません。そのため、SNSでの発信は慎重に行う必要があります。試作版やベータ版など開発途中であることを明示したり、過程を発信したりして提供する意図を明確にしても良いでしょう。

悪い評判が広まるリスクはありますが、上手く活用できればプロジェクトを軌道に乗せることができます。

多様な顧客ニーズ

仕事や生活環境、趣味趣向などが多様化し、ユーザーが求める内容や傾向も変わってきています。日々多くの製品やサービスが提供され、改良を重ね続けています。

そのため、リーンスタートアップが対象とする小さな機能ではニーズに応えきれなかったり、カバーするほどの満足度を得られないこともあります。ましてや多くのユーザーを対象とするのは難しくなってきました。

一方で、開拓されていない市場ではニーズが不明瞭なため、少ないコストでユーザーの反応が得られるのはメリットでしょう。調査だけではわからなくても、製品を投入することで実感できることもあります。低コストで検証したいケースに有用でしょう。

既存事業との共存

リーンスタートアップは新規事業に適した戦略で、プロセスの異なる事業との共存が難しいことがあります。独立した部署だけで進めるなら問題は少ないですが、関連する部署との連携が必要な場合は進め方が難しくなるでしょう。

短期的なサイクルで改善を繰り返していくため、スケジュールが異なり、進め方や予算、人員も異なります。そのため、経験者のいない現場では統制に混乱が生じることもあるでしょう。

自社内でリソースを確保するのが難しい場合は、外部に委託する方法もあります。ノウハウのある会社やサービスに一部任せたほうが結果的にコストが抑えられることもあるため検討してみましょう。

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まとめ:柔軟な変化と迅速な開発

リーンスタートアップは、ユーザーのニーズにいち早く応えるために最小の製品を素早く届けるビジネス戦略です。必要とされる最小の機能を見定めてコストを小さくできるため、市場の変化に柔軟に対応できるメリットがあります。

リスクを抑える堅実的なビジネスモデルであるがゆえに時代遅れとも評されますが、プロジェクトに応じて使い分ける判断が必要です。リーンスタートアップは優秀な戦略ですが完璧ではありません。どんな手法もリスクがあるため、適切なケースで活用しましょう。また、一般化された戦略であるため自社の戦略や時代の変化に応じて調整していく必要もあるでしょう。

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