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システム開発に外注を取り入れる際の社内準備

初めてシステム開発を外注化する場合は、丁寧な社内準備をしておくことで開発会社と認識にズレのない有意義なコミュニケーションが可能となります。しかし、システム開発のプロジェクト外注化の社内準備に関する情報は少なく、仮にあったとしてもエンジニア向けで内容がよくわからないと思っていないでしょうか。

そこで今回は、システム開発のプロジェクトで外注を取り入れる際の社内準備として基本的な知識をわかりやすく解説していきます。この記事を読むことでシステム開発における具体的な組織編成やプロジェクトの進行中のコミュニケーションの仕方、納品物の確認方法がわかりますので、ぜひ参考にしてください。

システム開発で会社の抱える課題を解決する

システム開発では、企業のバックエンドシステムやERPシステム、CRMシステムなどのシステムを開発することであり、システムやアプリを通して会社の課題を解決することをいいます。たとえば、営業の長時間労働の問題を改善したいという課題があった場合、顧客管理システムを開発し、営業効率化によって働く人の負担を減らしていきます。そのほとんどが複数のパーツや要素を組み合わせて実現することが多く、あらゆる問題を解決に導いていきます。

基本的な開発の種類

システム開発といっても、その種類は大きく4つに分類できます。それぞれ、システム開発の種類は次のとおりです。

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システム開発における組織編成

システム開発では、プロジェクトに多くの人が関係しているため、どのような関係性があるのか、必要な社内準備として事前に理解しておくことをおすすめします。システム開発では、次のようなメンバーが集まって組織編成がおこなわれています。

プロジェクトマネージャー

システム開発においてプロジェクトマネージャーは、開発の全体管理を担う責任者で、PMと呼ばれています。プロジェクトの全体的な指揮監督役として予算や開発期間、納期までの調整を率先しておこないます。

プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーとは、開発プロジェクトを進めるにあたって、開発現場の監督を担う責任者でPLと呼ばれています。プロジェクトリーダーの仕事は、要件定義や基本設計などの開発工程で滞りなく進んでいるか、テスト・チェックし、納品までの開発現場を管理します。

プロトタイピングチーム

プロトタイピングチームとは、正式に開発するシステムの簡易版の設計や開発、テストを実施し、その詳細を社内メンバーに伝える役割を担った開発チームメンバーです。このとき、試作品に問題点や改善点が見つかった場合は、その解決策を頭に入れながら正式な開発を進めていきます。

開発チーム

開発チームでは、システムエンジニアやプログラマーが協力して、クライアントの要望通りのシステムを開発していいます。プログラマーは、プログラミングが仕事の中心となりますが、システムエンジニアはクライアントの要望をどのような手段で形にしていくかを目標として、プロジェクト全体を俯瞰し、開発を進めていきます。

テストチーム

テストチームには、テストエンジニアと呼ばれる人が働いています。テストエンジニアとは、テスト計画から改善提案を行う工程を請け負う仕事をする人のことです。今まで開発プロジェクトにおけるテストは、システム開発経験の浅いプログラマーがおこなっていることがほとんどでした。しかし、最近は高いセキュリティを有するシステム開発が求められるケースが増えているため、レベルの高いテストを実施できるテストエンジニアの助けを求める声が増えています。

ドキュメンテーションチーム

システム開発では、ドキュメントと呼ばれるシステム仕様書や使用方法がまとまった説明書・資料をもとにして、プロジェクトを進めていきます。たとえば、要件定義書や基本設計書、詳細設計書などがドキュメントとなります。長期的なシステム改善をおこなっていくのなら、丁寧なドキュメントが必要となるため、ドキュメンテーションチームで作成します。

プロジェクト進行中のコミュニケーションについて

システム開発会社と依頼者でお互いに信頼関係を築くには、有益なコミュニケーションが必要不可欠です。

  • 不明点について自ら積極的にコミュニケーションしていく
  • システム開発という仕事に関心をもって、聞きたいことを聞いてみる
  • いきなり相手の意見を否定しない

一般的なことではありますが、上記のポイントを意識できていると、お互いの立場を尊重しながら有益なシステムを開発できる可能性が高くなります。

納品物の確認方法

システム開発では、検収と呼ばれる受け入れテストをおこなって納品物の状態を確認します。検収では、次のようなテストを実施し、システムが設定された仕様を満たしているか調べます。

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上記のテストを実施し、成果物に問題がなければ検収書に押印をおこない、システム開発会社に提出します。

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